…約束、だよ。(Kanon総合#4)

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>951
秋子さんが2度挑んで2度負けたから、もうさすがにそれは収まっていくと思われ。
まあ、舞や名雪あたりがまた挑むのなら話は別だが
庵が飽きたら今度は京でも出てくるのか?
>952
……私は、行かない。来ても、相手にしない。
……秋子さん、「力」で傷だけは治しておいた。あとは体力の回復を待つだけ…
>舞
そうした方がいいよ。死ぬには、まだ早過ぎる。
956北川 潤 ◆4XXTSnow :02/04/28 03:02
おう、おばんでやす。
休み頭だと言うのに、寝て過ごしてしまったぞ。

>945 遠くから見守る者
色々、試行錯誤して行くものなんだろうな…SSって。
俺は、よく判らないけど、下書きみたいなもの、書いてから仕上げると良いらしいぜ。
お、鯛焼き…ありがたく頂戴するな。

>946-953
うーん、俺もイマイチよく判らんのよ。庵ネタ。
まぁ、楽しんでいる方々が居るなら、良いんじゃないかな。

>948
あゆちゃんに何か用事なのか?

>954 川澄先輩
俺も、行かない方が良いと思うな。
無理に戦いを挑まずとも…ね。
あゆあゆいないの…寂しいの…
回線切って首吊るの…
>957
回線切って首吊る前にたい焼きで釣ってみたら?
SS読み漁ってたらこんな時間になってしまった………

最近気づいたんですが、クロスオーバー系SSには、大きく分けて2種類あるみたいですね。

1、Kanonの世界に別作品のキャラを登場させるSS
2、別作品のキャラにKanonのキャラを宛がうSS
(分かり易く言えば、Kanonのキャラをキャストに別の作品を作るようなものといったところかな?)

ちなみに、今漏れが作ってるSSは1に分類されます。
そういえば、Kanonのクロスオーバー系SSって、なぜか特撮ヒーロー物との合成が多い…

あゆタン降臨を願ってまたたい焼き買って来ました。これもおすそ分けします。
960美坂香里 ◆kaORinVs :02/04/28 13:02
みんな、お久しぶり。
早寝するようになってからネットに繋がなくなっちゃって、足が遠のいてたの。
だいぶレスが溜まっちゃったし、なんかいろいろあったみたいだけど……
取りあえず、質問への回答を中心に、レスしていくわね。

>763
川澄先輩の身の上については何も知らないの、ごめんなさい。
ところで、声は誰がやってるかって言われても、それはご本人じゃないの? 普通。

>768
そうね、4月とはとても思えないくらい暑い日々が続いてまいっちゃうわ。
栞なんか典型的な寒冷地仕様だから、暑気あたりの犬みたいに舌出してへばってるのよ。
この調子で夏になると、平均気温が40度くらい行って、あの子溶けちゃうわね、きっと。

>772
…毎度毎度、よくそういう想像力に富んだ設問を思いつけるわね、感心するわ。
どっちも束縛された状態で、どうやって甲乙を決するのやら。

>786
北川君の犬耳って、なんかもの凄く腑に落ちる絵だわ。
尻尾なんか振ってると、きっと本職も真っ青ね。
でも、やっぱり天野さんの猫耳の方がいいわ。
北川君のはハマってるとは思うけど、可愛いとは思えないし。

>795
あたしが設問に入っているから、回答はパスさせて貰うわ。
でも、ガタリンピックって楽しそうよね。
こう見えても小さい頃はよく泥んこ遊びして、服汚して帰って怒られたクチだから、
おおっぴらに泥まみれになってもいい、ってシチュエーションは望むところよ。

>796
スポーツニュースで名前を聞いたことあるような記憶があるけど…
ダイエーの投手だったかしら?

>798
…名雪のお母さんの考える事って、昔から名雪以上に謎なのよね…


取りあえず、一旦切るわね。
961美坂香里 ◆kaORinVs :02/04/28 13:03
それじゃ、800番台へのレス行くわ。

>834
今さら答えてもしょうがないけど、あの特殊なキャラクターについていける人ってそういないと思うわ。

>843
…相変わらず決勝基準がよくわからないけど、吊されたアゴの相沢君の方が笑えるわね。
悲壮感がかけらもないし。

>862
月宮さんって、可愛いからどういう仕草でも「ちゃーみんぐ」に見えるのよね。
あたしがやっても、「アホか?」の一言で片づけられるだけだから、ちょっと妬けるかも。

>866-867
結局、元の鞘に収まって何よりだったわね。
アゴの相沢君が消えて、久瀬君が登場したのがちょっと不安だけど。

>874
リアルタイムで見てたら、追随してたところよ。

>878
お帰りなさい、今後ともよろしくお願いしますね。

>881
前者はキャラはともかく年齢に問題があるけど、後者は名字以外合ってないし。
どっちかしかないと言うのなら、やっぱり前者じゃないかしら。

>882
お疲れさま……と言うのは早計なのね。
自ら好んで火中の栗を拾いに行くなんて、あなたも相当な物好きね、北川君萌えーなところ含めて。

>883
あたしたちの学園の生徒会長よ。あんまりいい噂は聞かないけどね。

>887
ええ、「オースチン・パワー」と呼ばれているわ。奇跡の合い言葉は「HELL YEAH!」よ。

>894
胸囲といわゆるスリーサイズの「バスト」は別の測度よ。
だから平均胸囲が79cmの場合、平均バストは82cm以上あると見ておいた方がいいわ。
そういう意味じゃ、栞のはデータとしては、平均以下と言うことになるけど……
でも、栞って小柄な方だから、全体のバランスとして見れば「ちゃんと出るところは出てる」のよね。
いいかげん、単独の数値に一喜一憂する国民性は治らないものかしら?

>899
…ごめんなさい、元ネタがよくわからないから、パスさせて貰うわね。


ここで、もう一度切るわ。
あ、あゆあゆっ
やっ焼きたてじゃないけど焼きたてのたい焼きだよっ
ほら…つ、釣られてぇぇぇ



鬱打氏脳
963美坂香里 ◆kaORinVs :02/04/28 13:27
900番台へのレス行くわね。取りあえず、今日はこれでおしまいにするわ。

>901
そうね、倉田先輩のお弁当って相沢君から聞いたことはあるけど、食べたことないから
そっちでお願いね。

>902
…イナゴのジャムって、言い方変えただけで結局佃煮のことだと思うわ。
それにイイチコってなに? あたしが知っているのは、焼酎の銘柄ってことだけなんだけど。

>912
それ以前に、次スレ立てるのは950の人で決まったのかしら?

>914
…おばさま、もう無茶なことはしないで下さい!
以前交通事故に遭われたとき、名雪がどれだけショックを受けて苦しんだか、忘れたんですか!?

>923
あたしも、後者はよくわからないけど。
月宮さんには悪いけど、パニくってる感じがよく出てる「はわわーっ」なんか、似合ってそうね。

>925
……そういうよくわからない屁理屈で、うちの妹に無理難題を押しつけないでちょうだい。

>928
……その珍妙極まりない対決の賞品って、ひょっとして相沢君?
まあ、立場上、名雪には悪いけど、栞の応援ってことにしておくわ。

>932
……お願いだから、これ以上おばさまを煽らないでよね。

>940
多分スレ違いじゃないかしら? 他を当たってみた方がいいと思うけど。

>942 北川君
あら、北川君も風邪? 実はあたしも喉やられちゃって、ここ数日つらかったわ。
お互いしっかり養生した方がよさそうね、お大事に。

>953
正直、あたしもその手の人たちにはご遠慮願いたいところよ。
なんて言うと、美坂姉妹は揃って「自治厨」なんて言われるのかしらね。

>955
川澄先輩、ありがとうございます……
ついでに、おばさまがこれ以上謀反気を起こさないよう、厳重に見張ってて下さい。

>957
ほら、月宮さんにだって都合ってものがあるだろうし……
あんまり彼女を悲しませるようなことは、冗談でも言わない方がいいと思うわ。


……まとレスって、厳選したつもりでもかなり重労働になるわね。
なるべくまめに来たいところだけど、学業との折り合いがなかなかつきそうもないから、
次はいつになる事やら……
じゃ、またね。
>>美坂先輩
だって…鬱なんだもぉん(うるうる
自治厨な美坂姉妹(;´Д`)ハァハァ…
966月宮あゆ ◆xTaiYakI :02/04/29 00:00
遅くなって、ごめんね、残りも少ないから、少し(かなり?)飛ばすよ。

>舞さん
ありがとう、戻ってきてくれたんだ…。でも、迷惑じゃなかった?
人のこと言えないけれど、また頑張ってね。でもあんまり無理しないでね。

>897
うんっ!ボクのこときちんと少女って…少女?うぐぅ…。
なんか複雑だよ…。ボク、あんまり漫画とかアニメは見ないんだけど
登場人物がみんな、普通の人で、悪い人居なかったらつまらないと思うよ。
でも、ボクが悪人だって肯定するわけじゃないよ。
ボク、たまたまお財布忘れただけだもん。
967月宮あゆ ◆xTaiYakI :02/04/29 00:00
>948 
ん?君は誰なのかな?ボクの名前に「様」なんてつけるひとなんか
初めてだよ。もしかして人違い?

>957
うぐぅ…、自殺なんて良くないと思うな。でも、ボクがそこまで追い詰めたのなら
本当に謝るよ…。ごめんなさい。でも、首を吊るなんて駄目だよ。
生きたくても、病気で普通の生活が出来ない人がたくさん居るんだから…。

>たい焼きを、ボクにくれた皆さん
うぐぅ…山盛りのたい焼き!本当にボクがもらっていいの?ありがとう。
でも、せっかくの焼き立てのたい焼き食べられなかったのは残念だよ…。
こんどからできるだけ早く来るから…。
せっかくあゆあゆを釣っておきながら、追っかけのヤシ、自分も吊ってしまったか?


午後 10時30分

祐一が佐祐理と1度別れて北川の家へ向かっていた時、舞は屋上に身柄を拘束されていた。
「さて、あと30分で約束の時間ですね」
久瀬がそう言うと、その横にいた大柄の男が口を開いた。
「で、時間になっても来なかったらこの女はどうすんだ?」
「そうですね。私の仲間が数人いますから、彼等に任せるとしますか」
「ほう、つまりそれはその連中に犯らせるって事かい」
「ま、分かり易く言えばそうなりますね」
久瀬の横にいた大柄の男。
身長は2メートル以上、2メートル50センチ近くあるだろうか。
その肉体はまるでボディビルダーの様に鍛え込まれている。
服装は、赤の長袖のシャツに青のツナギ、頭には「M」の文字の書かれた赤い帽子。
その男の名は、マリオ。
と言っても、皆がよく知っているあのヒーローとは、かなり体つきが違うが。
その右手には、重さ100キロはろうかというハンマーが握られ、
背中には、一振りの剣を鞘に収めて背負っている。
「フッ、そん時は俺も混ぜてもらおうか」
「まあ、いいでしょう」
久瀬は、今回の計画を成功させる為、強力な助っ人を呼んでいたのだ。
「で、この女はこれからどうしとくんだ?」
「そうですね、そこに磔にでもしておきますか」
こうして、舞は屋上の時計台の上に立てられた十字架に磔にされるのだった。


夜の商店街。
そこにならんでいる店のほとんどが、今日の営業を終え、人だかりはなかった。

そこを、1人の男が歩いていた。
赤い髪、黒のチョーカー、白のシャツに黒の上着。
ズボンの右膝と左膝をつなぐベルト、上着の背中には三日月の刺繍が施されている。
その男の名は、八神 庵。格闘家の間では知らぬ者無しと言われている人物である。
なぜ彼がこのような場所を歩いているか、理由は簡単である。
彼の元に、1通の手紙が来たのだ。送り主の名は草薙 京である。
その手紙には、こう書かれていた。

今夜12時に、○○町の、時計台のある場所で、ケリをつけてやる。
首を洗って待っていやがれ! 八神!

                        京

「フッ……貴様の方から誘って来るとはな………
 いいだろう。その時計台のある場所が貴様の死に場所だ、京」
微かに笑みを浮かべながら、庵は時計台のある場所へと歩いて行った。
この街に時計台がある場所は、学校しかなかった。
京は、決戦の舞台に学校の校庭を選んだのだった。
学校の校庭くらいの広さがある場所ばら、思う存分戦う事が出来るからだ。

午後 10時 45分

庵は決戦の舞台となる、学校の校庭に到着した。
しかし、庵はここで思いもよらない光景を目の当たりにする。
時計台のある校舎。その上に立っている、丸太を十字型に結びつけた十字架。
そして、そこに磔にされている1人の少女。
赤のワンピースに白のケープ、3年生である事を示す青のリボン。この学校の制服である。
黒く、長い髪を青のリボンで結んだその少女・川澄 舞は、意識を失ったままだった。
「…………………」
時計台の上の十字架に磔られている舞の姿を見ても、庵は全く冷静さを失わなかった。
ただ、庵は、自分が京と戦う前に、ここで何かが起こると悟った。
「よお、こんな所に何の用だ?」
校舎の中から、数人のガラの悪そうな男が庵の前に現れた。
この数人の男は、久瀬が呼び寄せた男であり、そのいずれも舞のその魅力的な肢体が目的であった。
「……何だ、貴様等は」
「もしかして、上の女を助ける為に来たのか? だったらここで潰させてもらうぜ!」
「フンッ、雑魚共が……俺に勝てるつもりか?」
庵にとって、舞の事などどうでも良かった。
ただ、京との戦いの妨げになる連中がいるなら潰す。それだけだった。
「何だと!? おい、女を犯る前に、こいつを殺っちまおうぜ!」
「いいだろう……かかってくるがいい……だが、生きては帰れんぞ!」
庵の右手に青紫の炎が灯った。そして、手にナイフやバットを持った数人の男が、庵に向かって突撃していった。
ようやく特別出演キャラが出てきて、特別出演Verらしくなってきた……
このSS、前のよりも大分長くなる可能性がかなり高いので、GW中に終わらせる事が出来るやら……

そう言えば、最近、ゆーいちや久瀬が来ない……忙しいんだろうか…
今日は香里とあゆタンが来たけど……

今日は栞タン降臨を願って、アイスクリーム買って来ました。
そういえば、香里の好きな食べ物って、何だろう………

あ、ちなみに、このSSに登場するマリオは、↓のマッチョな奴です。悪役にはピッタリだったので……
http://www5c.biglobe.ne.jp/~muscle/Illustration1.html
このスレには120辺りに登場してました。
あ、あゆあゆ…(うるうる
973北川 潤 ◆4XXTSnow :02/04/29 21:21
はぁ、いきなり家族旅行は辛いぞ。
温泉地って奴は、良いよな。

>957 :
おいおい、いきなり何を言い出すんだよ。
此処で待っていれば、あゆちゃんは来てくれるぞ。

>959 :遠くから見守る者
ヒーローモノとの合成か…もちろん、俺は出てくるよな…?
と言いたいのだが、何故か俺はヤラレ役…

>960-963 ;美坂
久しぶりだな…早寝か……早寝は健康に良いからな。
俺の犬耳…そりゃ、みっし…天野さんの猫耳には、敵わないぞ。
可愛くないと思う所は、俺も200%同意する…
所で、風邪は良くなったのか?俺はバッチリ健康体だぞ。

>962 :
すまん、俺も鯛焼きに釣られてしまったぞ。
あの餡子…美味いんだよな…

>964 :
鬱かよ…鬱な時はな、一日寝る!コレが一番良いぞ。

>965 :
おいおい、美坂と栞ちゃんでハァハァかよ……………お、俺も少し…かなり……
………いや、滅茶苦茶その気持ち判るぞ。

>967 :あゆちゃん
お、久しぶりに見た顔だな、元気していたか?
相沢の奴、結構心配していたぞ。

>968 :
うーん、それは避けたいよな…救出は未だ間に合うかも。

>969-970 :
お、庵?と京?って奴がゲストか?なかなか楽しそうだな。

>971 遠くから見守る者
そう言えば、最近は見かけないな…それよりも、新スレ立てなきゃいかんよな。
俺、立てられたら立てておこうかな…

>972 :
おいおい、泣くな泣くな。あゆちゃんが悲しむぞ。
あゆあゆ…あゆあゆ…(なでなで
しばらく見ないうちに相当危ないスレになってますが・・・・。
ここってこんな嗜好のスレだったっけ?
場の流れなんてのはその時々でどうとでも変わるわいな。何言ってんだか。
977以上、自作自演でした。:02/04/30 00:03
どっちの料理ショー

佐祐理の弁当 VS 栞の弁当

分量が多いのはどっち!?
ところで、次スレどうなってんの?
979ゆーいち ◆zIPRVIzw :02/04/30 03:45
ふぅ……。ここ三日間、ちょっと旅……もとい、修行にいっきた。
帰ったのがつい一時間前だぞ……。明日、絶対休んでる
とりあえず、レスは少し(だいぶ)飛ばすぞ

>東原ののみ
そうか……、悪い。 お前って重い過去があるんだな……

>舞
そっか、秋子さんもう大丈夫か。ご苦労様だ
……けど、まだナースルックだったんだな

>遠くを見守る者
また長いSSをありがとうな(笑  オレはちょっと出かけていただけだぞ
しかし……。佐祐理さんのあんな姿,初めて観た

>北川
ほら、お土産の「かに味噌缶詰」だ。美味いぞ。酒の魚にぴったりだ。
けどお前って風邪ひいてたのか。いかんぞ、腹出して寝てたら。
まあ香里に知らせておいてやったから、もうしばらく大人しく寝てろ(笑
……ところで、温泉いってたのか。土産は?

>香里
お、噂をすれば。 生活習慣がよくなったのはいいことだけど、レス溜めすぎると大変だろ
まあ全部じゃなく、ある程度は自分あての質問とかだけでもいいと思うぞ
ところで、バストとカップの違い……。そうだったな、バストの数値だけじゃわからないんだった。
オレとしたことが迂闊だったぞ

>あゆ
だいぶコンパクトに省略したな(笑
あゆの背丈並だぞ

>972
嬉しそうだな……。あゆ好きか?

>974
お前もあゆ好きか。……まあ、撫でたくなる気持ちはわかるぞ
あゆの頭は撫でるのにちょうどいいからな

>975
……まあ、それが時代の流れってもんだ。多少(ひょっとしたら結構か)主旨とはずれてる気もするが
とりあえず暖かく見守ってくれると嬉しいぞ

>976
つまりまあ、そういうことだ(笑

>977
分量なら絶対に佐祐理さんの方が多いぞ。……栞のも結構あったけどな

>978
オレは知らないぞ。無責任な発言に聞こえるかもしれないが、その通りだからしょうがない
まあオレは、なるようになれ、と考えているからな

……ふぅ
寝る,寝るぞ。名雪よりも深く……
980月宮あゆ ◆xTaiYakI :02/04/30 04:42
ごめんね。独断で次のスレッド作ったよ…。

http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1020109130/

溜まってるレスのほうはまた今夜ということで許してね。
あゆあゆ…好き…
最近たい焼き見ない…もう春
春嫌い…秋も嫌い…
好きなのは…夏と冬…
すべてが凍り付く冬が好き…
だって寒ければ…楽しい事あるから
だからあゆあゆ…好き

吉野家コピペ一周年記念、一週間同じ時間に同じ吉野家の同じ椅子で
「大盛りネギダクギョク」を頼むスレ
只今企画進行中
982月宮あゆ ◆xTaiYakI :02/05/01 01:04
>972
うぐぅ…ごめんね。帰ってきたから泣かないでね。
いっぱい心配させて悪かったよ…。
ハンカチ貸してあげるから、涙ふいて、ね、笑ってよ。

>973
うん、元気だったよ…。でも、ここに来れないのはつらかったんだよ…。
祐一君や北川君たちにも迷惑かけたよね…。
でも、もう大丈夫だから。勝手に次のスレッド立ててよかったかな?
準備してたならごめんね。これからもよろしくね。

>974
えっ、あっ…、うぐぅ…くすぐったいよ…。…もしかして子ども扱いしてる?
でも、今日だけは…このままでも…いい…かな。

>981
なんだか、不思議な雰囲気の文章だね…。ボクも冬は好きだよ。
寒い冬に、温かいたい焼き食べるのって最高だよね。
でも、ボクは春も嫌いじゃないよ。春にも楽しいこと、いっぱいあると思うよ。


「ん?校庭がさわがしいな……」
久瀬がそう言って校庭を覗くと、そこには久瀬が予想していなかった人物が立っていた。
「あ、あいつは……八神庵! 何故奴がここに……?」
「あ? 知ってんのか?」
マリオが久瀬に訊く。
「ええ、格闘界で知らぬ者無しと言われた実力者ですよ。」
「ほう、そいつは面白そうだな」
マリオが不敵な笑みを浮かべて言った。

午後 10時 55分

祐一、佐祐理、北川の3人が息を切らしながら学校へ辿り着いた。
そして、3人はそこで思いもよらない光景を目の当たりにする。
校庭に倒れている数人の男。その周りに散らばっている数々の凶器。
そして、その中心に立っている、赤い髪の男。
3人はここで何が起こったか理解できず、ただ黙り込んでいた。
やがて、北川の口が開いた。
「なあ、あんた、八神庵だろ。TVでKOFを見た事あるから分かるが、なんでこんな所にいるんだ?」
庵が北川の問いに答える。
「ここで京と決着をつけるためだ。あそこの女とは知り合いか?」
「え……?」
庵が指した方向へ目を向けると、そこには、十字架に磔にされた舞の姿があった。
「舞!」
祐一が舞の名を叫ぶと、屋上から久瀬とマリオが姿を現した。
「ようこそ。相沢君、倉田さん、北川君。」
3人は、久瀬の横に立っている大男の姿を見て、驚愕した。
「な、なんだあの大男は!?」
「はえ〜っ」
「あれか?川澄先輩とも渡り合えそうな奴というのは?」
「くっくっくっ、とんだ邪魔が入りましたが、まあいいでしょう。川澄舞を助けたければ、屋上まで上がって来たまえ。」
不敵な笑みを浮かべて久瀬が言う。
「よし、佐祐理さん、北川。行くぞ!」
「はい。待っててね、舞。今助けに行くからね」
「そうだな。川澄先輩を助けて、久瀬のヤローをぶん殴ってやるぜ!」
こうして、3人は校舎の中へと入っていった。


祐一、佐祐理、北川の3人は、舞を助けるべく、校舎の中へ入った。
途中、舞が落とした剣を拾って、3人は屋上へと急いだ。
そして、屋上に着くと、そこで久瀬とマリオがそこで待ち構えていた。
舞を磔ている十字架が、舞と3人が向かい合うように向きが変えられていた。
「よくここまで来ましたね、相沢君、倉田さん、北川君」
久瀬がまるで客人をもてなすかの様に言う。
「舞を返してもらう前に聞きたい事がある」
「何かね?」
「何故、北川を連れて来させたんだ?」
祐一が当然の疑問を久瀬にぶつける。
「フフフ……別に北川君でなくても良かったんだよ」
「………どういう事だ?」
祐一の疑問がますます深まっていく。
しかし、久瀬はそんな疑問などお構い無しと言わんばかりに言葉を続ける。
「目的は、君が約束の時間に遅れさせるためだよ。僕が川澄舞を拉致した理由は、彼女にお仕置きするためだったんでね」
「お仕置き?」
「彼女が君と恋仲である事は知っていたよ。だから、最も効果的なやり方をとったまでさ」
「……まさか!」
「気づいたようだね。お仕置きとは、川澄舞を、親友の倉田さん、恋人の君の目の前で、校庭にいる連中に陵辱させる事だったんだよ。
 しかし、君は約束の時間に間に合ってしまった上に、彼女を陵辱させる為に集めた男は、八神庵によって倒されてしまった。
 まったく、草薙京の奴め、こんな時に決着をつけようとするとは……
 まあいい。彼女を助けたければ、この僕達を倒してみたまえ」
「まさか、川澄先輩を、相沢と倉田先輩の目の前で犯すために俺が利用されるとはな……」
北川が半分呆れたような口調で言った。
「まったく、お前にとってはどんだとばっちりだな、北川」
「久瀬さん、舞を返してもらいますよ」
3人が久瀬、マリオと対峙する。
「それじゃ、佐祐理はおっきな男の人の相手をしますね」
「え?だ、大丈夫かい、佐祐理さん?」
「はい、佐祐理はこれでも魔法使いなんですよーっ」
「確かに、俺達より戦力になりそうだな。よし、久瀬は俺が相手するから、相沢は川澄先輩を頼む」
「分かった。無理するなよ、2人とも」
「おう!」
「はいっ!」
こうして、3人は3手に分かれた。 
10

3手に分かれて、北川は久瀬と対峙していた。
「よくもまあ俺を利用してくれたもんだな」
「フフフ……別に君でなくても良かったんだがね…」
「うるさい! お前は、この手でぶん殴らないと気が済まねえ!」
そう言って北川は、右手に持っていた金属バットを投げ捨てた。
「いくぜ! うおおおおおおおぉぉぉぉ!!!」
「フッ…かかって来たまえ」
北川が右手をきつく握り、大きく振りかぶって久瀬に向けて繰り出す。
しかし、久瀬は北川の渾身の力を込めたパンチをあっさりとかわし、空いた腹部にカウンターの左パンチを叩き込む。
「ぐっ………」
北川は体をくの字に歪ませるが、すぐに体勢を立て直して久瀬との距離をとり、ファイティングポーズをとる。
「こいつ、想像以上に強い!」
北川は、久瀬の予想以上の強さに戸惑いながらも、再び拳を久瀬に向けて放った。

一方、佐祐理は、身長2メートル半近くあろうかというマリオと対峙していた。
「フッ…まさかこの俺の相手がこんな小娘とはな……」
「佐祐理は負けませんよ。舞を助けないといけないんですから!」
「まあいい、かかって来な。魔法使いさんよう!」
佐祐理が目を閉じて精神を集中する。
すると、佐祐理の右手に握られたステッキの先端が赤く光り出した。
「ファイア!」
佐祐理が黒魔法・ファイアを唱える。
すると、赤く光ったステッキの先端から火の玉が、マリオ目掛けて飛んでいった。
「しゃらくせえ!」
マリオが左手から、得意のファイアボールを、佐祐理が出した火の玉目掛けて飛ばした。
そして、佐祐理のファイアとマリオのファイアボールがぶつかり合い、爆発を起こした。

祐一は、北川と佐祐理が戦っている間に、十字架に磔にされている舞のもとに辿り着いた。
舞は、十字架に磔にされながら意識を失ったままだった。
「今助けてやるからな、舞」
意識を失って眠っている舞にそう言うと、祐一は舞の両手両足に縛られた縄を解く作業に着手した。
祐一の手元には、ここに来る途中で拾った、舞が愛用している剣がある。
それを使って、舞の手足を傷つけない様に、細心の注意を払って縄を切っていく。
両手の縄を切ると、祐一は舞の上半身を抱きかかえながら、最後の、両足の縄を切る。
両手の時と違い、舞の両足の間に剣を挟みこんで切ればいいので、楽に切る事が出来た。

全ての縄を切り終えると、祐一は舞の体を抱きかかえ、そのままゆっくり床に寝かせた。
そして羽織っていたコートを脱ぎ、それを舞の体に被せた。
11

祐一が舞の救出を終え、後ろに振り向いた瞬間、祐一は驚くべき光景を目の当たりにした。
それは、左手で首を掴まれ、そのまま締め上げられている佐祐理の姿だった。
「…う………あ………あ……」
首を締め上げられ、苦しみに表情を歪めながらも、必死に振りほどこうと抵抗する佐祐理。
しかし、マリオのその人並み外れた怪力の前では、佐祐理の力など赤子同然だった。
「佐祐理さん!!」
祐一が叫びながら、佐祐理を助けるためにマリオに駆け寄る。
「邪魔だ!」
マリオがそう叫び、右手のハンマーを横に振るった。
「なっ!? うわああぁぁぁぁ!!!」
マリオがハンマーを振るった次の瞬間、突然、突風が襲い、祐一をさっきいた場所へ戻していた。
そう、祐一は、マリオのハンマーの風圧によって吹っ飛ばされたのだ。
「相沢! 倉田先輩!」
北川が叫びながら、マリオの元へと駆け出そうとする。
しかし、久瀬がその隙を突いて北川にボディブローを叩き込む。
「ぐっ!……」
北川の体がくの字に歪み、さらにそのまま真後ろに吹っ飛び、屋上の柵に叩き付けられた。
「がはっ……」
北川の体がその場所に崩れ落ちる。

祐一、北川がやられても、佐祐理はなおも抵抗を続けていた。
マリオの握力なら、佐祐理の首の骨など容易くへし折る事が出来るが、マリオはそれをしなかった。
「くっくっくっ……女の苦しむ顔ってのは、いつ見てもいいモンだぜ」
「……あ……………ま……い……」
佐祐理が声にもならないような声で舞の名を呼ぶ。
マリオがあえて佐祐理の首の骨を折らなかったのは、佐祐理の苦しむ表情が見たかったからである。
そして、佐祐理が意識を失った時、超至近距離からファイアボールをお見舞いする算段だった。

「(舞………ごめんね…)」
自分の死を悟った佐祐理が心の中でそう呟いた時、佐祐理の右手からステッキが離れ、床に落ちた。
「さあ、いっそ一思いにトドメを刺してやるぜ!」
「佐祐理さん!!」
祐一が佐祐理の名を叫んだ次の瞬間、祐一の目の前をあるモノが舞った。
「な…これは……」
それは、祐一が舞に羽織ったコートだった。
そして、そのコートが祐一の視界から消えた次の瞬間
「ぐおっ…」
マリオの低い声が聞こえた。
そこに目をやると、そこには、マリオの左手首を、北川が投げ捨てた金属バットで叩き付ける舞の姿があった。
あゆ…あゆ…
12

マリオの左手から佐祐理の体が離れる。
佐祐理の体が重力に引かれて床に崩れ落ちるが、それよりも先に舞が佐祐理の体を抱きとめた。
「舞………」
「佐祐理………ごめん……私がもっとしっかりしていれば、佐祐理がこんな目にあわずに済んだのに…」
舞の目からは涙が溢れていた。自分がふがいないばかりに、佐祐理、祐一、北川が苦しんでいるんだと。
「そう自分を責めるな、舞。 お前が悪いわけじゃないんだから」
「祐一……」
「ほらよ、舞」
祐一が舞に向けて剣を投げる。
舞は、それを取ると、溢れ出る涙を拭う事もせず、マリオに向けて剣を構えた。
「よくも佐祐理を…………許さない!」
「ほう……今度はお前が相手かい。 いいぜ、かかって来いや!」
マリオは右手に持っていたハンマーを捨て、背負っている剣を抜いた。
それは、舞が持っている、まっすぐ伸びる両刃の剣ではなく、ゆるりと弧を描く片刃の剣。
つまり日本刀だった。ただし、そのサイズはマリオの体躯に合わせてあり、かなり巨大なものだった。

「はああああぁぁぁっ!!」
舞が掛け声とともに大きくジャンプし、剣を大きく振りかぶる。
そして、渾身の力を込めて振り下ろす。
しかし、舞の渾身の一撃を、マリオはその刀で容易く受け止めた。
「フッ、甘いぜ!!」
舞の剣とマリオの刀が離れる。
そして、舞が着地した次の瞬間、マリオの左手から舞目掛けてファイアボールが放たれた。
「くっ!」
舞はとっさに剣でそれを防ごうとしたが、舞の剣に触れた瞬間に起きた爆発によって吹っ飛ばされた。
舞の背中が床を滑る。
しかし、すぐに置き上がり、マリオに向けて再び剣を構えた。

床に崩れ落ちていた北川が、ゆっくりとその体を起こした。
「フッ、川澄先輩も目覚めたみたいだな」
「どうやらその様だね。 戦力的にはこっちがやや不利になったか」
「いくぜ!」
北川が渾身の力を込めて右の拳を繰り出す。
久瀬がそれをかわすと、がら空きになった北川の胴体目掛けて左拳を繰り出す。
「同じ手を何度もくらうか!」
久瀬の左拳が北川の胴体に当たる直前、北川がその体を左に回転させ、左の裏拳を久瀬の顔面に叩きこんだ。
「なっ……」
久瀬の体がよろける。
そのスキに北川が右の中断蹴りを放つが、久瀬は後ろに下がってそれをかわした。
そしてファイティングポーズをとった。
989美坂 栞 ◆KanonXJM :02/05/03 21:00
          ||
        -‐-  ||    先生スレのせ・ん・せ・いより拝借
     , '      ヽ    
    i イノノノリ)))〉     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    !  | ( i] i]`|l. l ./ < はしょり女王とか言う人嫌いです。せめて王女に…これはこれで嫌いです。
    !l l ゝ" ' /!iリ/   \_____
      /^〔)ロ(l ((ァi.  _____________
    /  |〈,|!〉/`/   \>650 そ、そうですか?ありがとうございます!
.   `7^ス. l|「、,/      |>658 あ、お姉ちゃん!あ、違いますよ。私は前のお姉ちゃんが
  __ / //  |!|.        |    お姉ちゃんらしくないと思ったんです。あ、あの…し、下の方のネタを
 `つ,》ノ i  l| |. _E[]ヨ_|    普通に淡々と言ってましたから…。
      |__/l__ゝ  ̄ ̄ ̄|>666 えっと…ダミア…あ、えーっと、はは…なんでもないです。
      | .| .|       |    『奇跡』ですか、基本的には有り得ない事、おきない事と思ってました。
      「~^|''~|       .|    でも…私、嘘ついちゃったみたいです。
      |  ll  !       |>674 えっちなのはいけないと思います!
       |  ||  !        |>792 えっと、ちがいますよ、『かのん』って読むんです。
       |  |.!  ! . ___|>796 あ、えっと…知らないです。ごめんなさい。
.     F⌒Y⌒)     .|>894 わ、わ(かーっ)、そ,そ,そう言ううこといいい言う人、大っ嫌いです!!
       ̄ ̄ ̄       .|>898 …はは…思わず笑ってしまいました…。
 __________|    あの血液型占いは胡散臭いので嫌いです。
>941 この板の特性上、名無しさんや原作と関係ない方がスレを立てるのは好まれないみたいなので、
    そう言う風習はないみたいですね。だから安心して950取ってくださいね。…ってもう遅いですけど。
>965 そ、そんな事でハァハァする人嫌いです!
>977 わ、何か、対決内容がおかしいですよ、でも倉田先輩のとどっちが多いんでしょうね。
>980 あゆさん、お疲れ様です。よい感じに出来てますよ、捻りがないなんてとんでもないです。
    私はもう少し様子見てから、そちらに行きますね。

それではこのレス以降はSSの為に置いておいてください。
あとsage進行でお願いしますね。
それではおやすみなさいです。
13

「フッ、なかなかやるじゃないか、北川君」
久瀬が不敵な笑みを浮かべながら言う。
「へへっ、そりゃどうも」
北川が返す。
久瀬と北川の実力はほぼ五分と五分だった。
つまり、一瞬の気の緩みが、勝敗を左右する事になりかねない状況であった。

舞がマリオと対峙していた時、祐一は佐祐理の元へ駆け寄っていた。
「佐祐理さん、大丈夫?」
「は、はい、大丈夫です……はあっ……はあっ…」
佐祐理はまだ息が少し荒かった。
ついさっきまでマリオに首を締め上げられ、ほとんど呼吸が出来なかったのだから、それは仕方がなかった。
「佐祐理さんはもう少しここで休んでて。俺は舞に加勢するから」
「舞を……お願いします」
「ああ、分かってる」
そう言い残し、祐一は舞に加勢するべく、マリオの元へと駆け出していった。
その途中で、武器を木刀から金属バットに換えた。
巨大な日本刀を持つマリオの前では、木で出来た木刀など無いのと同じだからだ。

「たあああああ!!!」
祐一が絶叫しながら金属バットを繰り出す。
それは、マリオの胴体を狙った横薙ぎだった。
「けっ、しゃらくせえ!!」
マリオが右手に持った日本刀を下から上に振り上げる。
それが祐一の金属バットとぶつかり合い、その自慢の怪力でそのまま祐一の体を弾き飛ばした。
「うわっ!」
祐一が驚愕の声をあげる。
祐一の体が、マリオの人並み外れた怪力によって弾き飛ばされ、床の上を転がった。
受身をとる事が出来なかったため、祐一は大きなダメージを負った。
「ぐうっ……」
痛みをこらえながらゆっくりと祐一がその体を起こす。
そして、バットを構えた。
14

祐一が弾き飛ばされた直後、舞が横からマリオに斬りかかった。
「はああああっ!!」
舞が右手にもつ剣で斜め上に薙ぎ払う。
「チイッ!」
マリオがとっさに後ろに下がってかわす。
しかし、かわしきれなかったのか、左頬に赤い線ができ、そこから血が滲み出ていた。
「てめえ!!」
マリオが日本刀を右上から左下に振り下ろした。
舞はとっさに身を引いたが、かわしきれずに左上腕部をすこし斬られてしまう。
「くっ……」
舞が苦痛の表情を浮かべる。
斬られた部分からは赤い鮮血が流れ出していた。
鮮血が舞の制服の白いケープの一部を赤く染め、また、舞の左腕を伝って床に落ちていた。
「舞!!」
バットを構えた祐一が舞の名を呼ぶ。
すると、舞は祐一のいる方向に振り向いた。
「……大丈夫。傷は浅いから」
「そうか、無理するなよ!」
「……分かってる」
「よし、行くぞ!」

祐一と舞が同時に走り出す。
「くらえ!」
マリオが左手からファイアボールを飛ばした。
「うわ!」
マリオの左手から放たれたファイアボールが祐一の足元で爆発する。
その爆発で祐一は再び吹っ飛ばされるが、すぐに起き上がり、再び走り出した。

マリオが舞に向けて刀を振り下ろす。
舞がそれをかわし、マリオの懐に入ることに成功した。
間合いはマリオの方が圧倒的に長かったが、1度懐に入ってしまえば、その長い間合いが仇となる。
舞はマリオの間合いの内に入ると、すぐさま剣をマリオの胴体目掛けて横に薙いだ。
「ぐお……」
マリオが苦痛に表情を歪める。
しかし、その鍛え込まれた筋肉の壁が鎧となったため、傷は浅かった。
「てめえええ!!!」
マリオが1歩下がって刀を横に薙いだ。
とっさに舞は剣で受け止めようとしたが、マリオの方が力は圧倒的に強かった。
舞の手から剣が離れた。その圧倒的な力によって弾き飛ばされたのだ。
さらに、マリオの怪力は舞の剣を弾き飛ばしただけでなく、舞自身の体勢をも大きく崩していた。
「……!!」
舞が驚愕の表情を浮かべる。
「死ねやああ!!!」
マリオが右手を1度引き、そして前に出して突きを繰り出した。

15

マリオの凶刃が舞を目掛けて突き出される。
「舞!」
佐祐理が叫ぶ。
「(……殺られる!)」
自分の死を覚悟した舞が、その目を閉じた。その直後。
ズブッ、という、刃が肉体に刺さる音がした。
しかし、舞は痛みを感じていなかった。
不思議に思った舞がその目を開く。
すると、そこにはマリオの刀に刺さって、腹部と背中から赤い鮮血を流している祐一の後ろ姿があった。
祐一は、舞をかばって、その凶刃の犠牲になったのだ。
「………ゆ……ゆう…い……ち…」
舞が途切れ途切れに祐一の名を呼ぶ。
「祐一さん!!」
「相沢!!」
佐祐理、北川も祐一の名を呼んだ。
「よう……大丈夫か…舞………」
祐一がそのままの姿勢で舞に話しかける。
しかし、舞は声をあげることもできなかった。
「チイッ、邪魔だ!!」
マリオが刀を祐一の体から抜くことなく振り上げた。祐一の体は刀から離れ、柵を越えて校舎の外へ落ちていった。
「祐一!!」
舞が祐一の名を叫び、校舎の中へ入っていった。
そこから、階段を降り、校舎を出ると、すぐそこに、祐一が仰向けになって倒れていた。
「祐一! 祐一!!」
何度呼んでも返事はない。
舞は、仰向けになって倒れている祐一の胸の上で泣くことしか出来なかった。
その様子を見て、マリオはチャンスとばかりに柵を飛び越えた。
「死ねえええぇぇぇ!!!」
マリオが宙を舞い、祐一と舞に襲いかかる。
祐一は動かず、舞は祐一の上で泣き崩れていた。
「舞! 祐一さん!」
佐祐理の脳裏に絶望感が漂った、その時だった。

祐一と舞、マリオの間に1人の赤い髪の男が割って入っていた。八神 庵である。
「……死ぬのは貴様だ」
庵が両腕を顔の上で交差させ、体勢を低くすると同時にその両腕を振り下ろす。
すると、庵の前方から、直径数メートルにもなる、青紫色の火柱が発生し、マリオの体を包み込んだ。
「な!? ぐおおおおおおぉぉぉぉ!!!!」
宙を舞い降りていたマリオの体が再び宙を舞い、重力に引かれて地面に叩きつけられた。
マリオは、辛うじて生きてはいたが、体を動かすことは出来なかった。
16

「な!? あのマリオがあんなにあっさりと……」
庵の一撃であっけなく倒れたマリオを見て、久瀬が驚愕の表情を浮かべた。
「流石はKOF優勝候補の1人ってとこだな」
「くっ、仕方が無い、ここはひとまず退散するか」
久瀬が屋上の柵を飛び越える。それを見た北川は驚きを隠せなかった。
久瀬は、万が一の時の為に、地面に分厚いマットを敷いていたのだ。久瀬がそこに着地し、そのまま逃げる。
「なっ!……って逃がすか!」
「北川さん! それより、祐一さんを!」
佐祐理が北川を止める。
「そうだな、今は相沢の方が心配だ。行こう」
北川と佐祐理が校舎の階段を降り、祐一と舞のいる場所へ向かう。
そこには、仰向けに倒れている祐一と、祐一の胸の上で泣き崩れている舞、その2人を見下ろす男の姿があった。
祐一はそこを動かなかった。
祐一の周りの白い雪が、血で赤く染まっていた。
「その男はまだ生きている」
庵のその一言に、舞が顔を上げる。
「死なせたくなければ、早く病院にでも連れていく事だ。でなければ手遅れになるだろう」
「本当だ! 相沢、まだ生きてるぞ! 救急車だ!」
北川が携帯を取りだし、119番通報する。
約10分後、救急車が到着し、祐一が運ばれる。
その救急車に舞、佐祐理、北川も乗り込み、学校には庵だけが残った。

その約20分後、学校に1人の男が現れた。
「……来たな、京」
「てめえの方が先に来てたとはな……八神」
その男は、庵が待っていた男、草薙 京であった。
その姿は例年の黒い学ラン姿ではなく、
青いジーンズ、黒い長袖のシャツ、そして白い上着を羽織った姿であった。
「俺がここに来る前からハデにドンパチやってたみたいだな」
「フッ、貴様を殺す為の準備運動をしてただけだ」
「てめえらしい回答だな」
京の右手に赤い炎が灯る。その輝きは、天に輝く日輪を思わせるほどに鮮やかだった。
「ケリをつけようぜ……八神」
「貴様の死をもってな」
庵の右手に、ゆろゆろと燃え立つ青紫の炎が灯る。
そして、次の瞬間、京は赤い炎を纏った拳を宿敵、庵に向けて放った。

その後、校舎の辺りから赤や青紫の火柱が立ったという目撃証言が相次いだという。
17

学校の校舎で草薙 京と八神 庵が戦っていた頃、祐一は病院で緊急手術を受けていた。
手術室の前には、舞、佐祐理、北川、そして連絡を受けて駆けつけた名雪、秋子がいた。
やがて、手術室のドアの上の「手術中」と書かれたランプが消え、手術室のドアが開いた。
「祐一!」
最初に声を上げたのは舞だった。
祐一は眠ったまま、担架で緊急病棟へと運ばれていく。
「ご家族の方はどなたですか?」
「はい」
医者の問いかけに、秋子が答える。
「命は取り止められましたが、まだ予断を許さぬ状況です。意識が戻れば……」
「そうですか、分かりました」
医者の説明に、秋子は頷いた。
「祐一……」
名雪が心配そうに、祐一が運ばれていった方向を見つめる。
「大丈夫だって。相沢もすぐに目が覚めるさ」
北川が名雪の肩に手を置いて言った。
「北川君…」
「北川さんの言う通りですよ、名雪。だから、名雪は先に家に帰っていなさい。明日も学校なんでしょう。
 祐一さんの看病なら私がしますから、みんなも家の人が心配するから、早く家に帰った方がいいですわよ。」
「そうですね、じゃあ、俺も帰ります」
「いや……祐一の看病は私がする。…しばらく、2人っきりでいさせて欲しい」
「舞……」
佐祐理には、舞の気持ちが痛いほど分かっていた。
「そうですね。じゃあ、祐一さんの看病は舞ちゃんにお任せします。名雪、帰りましょう」
「あ、うん、お母さん」
秋子も舞の気持ちを汲み取り、名雪と共に病院を後にした。
「それじゃ、俺達も帰りましょうか、倉田先輩」
「はいっ。舞、祐一さんのこと、お願いね」
北川、佐祐理も病院を後にした。
「……みんな………ありがとう」
舞がそう言い残し、祐一の運ばれた病室へと足を向けた。

舞が祐一の看病してから、夜が明けた。
舞は、祐一が重傷を負ったのは自分のせいだと思っていた。
自分がふがいないばかりに、佐祐理が苦しんだ。
自分が油断したがばかりに、祐一が傷ついた。
舞は祐一が眠るベッドの横で、ずっとそう思っていた。
「……祐一、ごめん………私がふがいないばかりに…」
舞の瞳からは涙が溢れていた。
「…………そう自分を責めるなって」
「……え…」
舞が驚きの声を上げる。
涙でかすんだ視界に、ベッドから上半身を起こした祐一の姿が写った。
「祐一!」
舞が、上半身を起こした祐一の胸に飛び込んだ。
18

「……祐一……よかった…」
舞が祐一の胸の中で泣いていた。
「おいおい、まだ腹が痛むんだって」
「………ごめん」
「…でも、こういうのもいいよな」
「……うん」
舞の両腕が祐一の背中に回っていた。
それに合わせるように、祐一も舞の背中に両腕を回す。
そんな状態が数分間続いた、その時
「あらあら、朝からお熱いんですね、2人とも」
病室のドアの方から声がした。
声のした方向を見ると、そこには、左手を頬にあてて2人を見ている秋子の姿があった。
「あ、秋子さん!?」
祐一は驚きを隠せない。
一方の舞は、頬を赤くしてうずくまっていた。

夕方になって、北川、佐祐理、名雪、香里が見舞いにやって来た。
「相沢君、入るわよ」
「ああ」
香里が病室のドアを開ける。
そこには、ベッドから上半身を起こしている祐一と、その祐一の膝元で眠っている舞の姿があった。
「あら、川澄先輩、眠っちゃってるわね」
「あははーっ、きっと徹夜で看病して疲れたんでしょうね」
「多分、そうだろうな」
「ねえ、祐一の方は大丈夫?」
「ああ、まだ結構痛むけどな」
「そう、でも良かったよ。お医者さんが言ってたけど、雪がクッションになったおかげで助かったんだって」
名雪がそう言って笑顔を見せる。
「あ、祐一さん。これ、指し入れです。よかったら、舞といっしょに食べてください」
そう言って佐祐理が出したのは、いつもの大きな弁当箱だった。
中身は舞の大好きな牛丼弁当だった。
「ありがとう、佐祐理さん。舞が起きたら2人で食べるよ」
「それじゃあ、私達もそろそろ帰りましょうか」
香里がそう言うと、みんなで病室を後にした。
「じゃあね、祐一」
「相沢、またな」
「祐一さん、では、また」
「おう、みんなありがとうな」
4人が去ると、祐一も眠り始めた。

夜、舞と食べた牛丼弁当は格別に美味かったという。



                                END
CAST

主演

相沢 祐一
川澄 舞


倉田 佐祐理
北川 潤
久瀬
水瀬 名雪
水瀬 秋子
美坂 香里


特別出演

マリオ(スーパーマリオシリーズ)
八神 庵(KOFシリーズ)
草薙 京(KOFシリーズ)

997美坂 栞 ◆KanonXJM :02/05/05 10:28
SS終わったみたいですね。お疲れ様です。
あと少しですから、私が埋め立てますね
998美坂 栞 ◆KanonXJM :02/05/05 10:29
はは…とは言っても書く事がないですね…どうしましょう。
999美坂 栞 ◆KanonXJM :02/05/05 10:32
とか何とか言ってるうちに999ですね・・・。

では次の言葉で締めくくろうと思います。
1000美坂 栞 ◆KanonXJM :02/05/05 10:34
>1001
そう言うことばかり言う人嫌いです。
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。