>535 対初音
(足を踏み入れると巨大な糸の柱が現れる
中には核となる蜘蛛が見受けられる)
「ククク・・・見つけたぞ!これでここを取り囲む結界を無に帰してくれる・・・」
(腕を巨大な蜘蛛の爪へと変化させ『核』へと手を伸ばす)
>666 >668 >675
反撃を――!
その言葉を聞いて、反射的に胸の拘束端子を見下ろした。デュラピッドは残り5。
余裕は――全く、ない。
そして、壁を作っている女の表情にも、同じように余裕など微塵もない。
迷っている時間も、無い。
「――――やるか」
決断する。レイオットはスタッフ操作。無音詠唱と共に、補助呪文(ブースタースペル)詠唱。
「我・法を破り・理を越え・破軍の力・ここに得んとする者なり――
爆炎よ・猛煙よ・荒ぶる火炎よ・焼却し・滅却し・駆逐せよ・我の戦意を持って・敵に等しく滅びを与えよ――
我求めるは完璧なる殲滅!!」
スタッフの先端に魔法陣出現。四重の同心円が相互反転しながら回転し、破裂寸前の心臓のように、目まぐるしく明滅している。
照準は。目の前の空間全て!!
「<マキシ・ブラスト>――イグジストッ!!」
世界の色彩が、反転する。
>670>672>674ヴァチカン大混乱
一瞬視界が白く染まった。わたしは、咄嗟の判断で机の陰に隠れ、爆風と破片から自らの体を守る。
急激な気圧の変化に耳鳴りがしたが、それほどひどいことにはならなかったようだ。
ハインケルは変わらぬ姿でそこにいた。ただ、榴弾の破片に切断された首から上だけが本来ある
べきところを離れ、床に転がっている。うつろな目はいまごろ天上の神を見ているのだろうか。一瞥を
くれるとわたしは立ち上がった。彼女に神のお恵みを。
ナルバレックがこちらに向かって突っ込んでくる。彼女の斬撃を刀で受ける。なんてバカ力だ。こいつ、
クスリでもやってるのか。
罵ってやりたいが余計なことを話している暇はない。刀を傾け力を横に逃がし、切りつける。刀は確かに
彼女の右わき腹のあたりに吸い込まれていった。……あれ、なぜわたしの体は傾いている?
ナルバレックの刀がわたしの身体を右から袈裟懸けに切り裂いたことに気がついたのは、体が床と接吻
した後のことだった。そのまま意識が暗転する。わたしも神の御元に召されるのだろうか。
「あの糞野郎ども、みんな地獄に堕ちるがいい」
>678vs銀
(銀が要蜘蛛に手を伸ばした瞬間、教室の天井が崩れ。巨大な蜘蛛が
飛びかかる)
「しろがねぇぇぇぇぇ」
(鉤爪を銀の腹部へと突き刺し、さらに肩口に牙を突き立てる)
>672>674>680 ヴァチカン大混乱
ハインケルの放った対戦車榴弾か、彼の意識は虚空を彷徨っていた。
しかし、鍛え抜かれ強化された肉体は闘争を、戦いを、敵を殲滅する事を
忘れはしなかった。
ナルバレックの回し蹴りを腹筋で受け止め
剣の一撃で斬り割かれ、斜めにずれる身体を片手で支える
「A m e n (エ イ メ ン)!!!!!!!!!!!」
由美江に斬りかかったナルバレックの背後からその後頭部を鷲づかみにすると
祈りの言葉と共に床に叩きつける。
しかし、そこに有る物は床だけでは無かった。
切り裂かれ、下半身から泣き別れた由美江の遺体…
そして、その由美江が持っている刀が獲物を待っていたのだ。
その刀に向かい、ナルバレックが叩きつけられる!?
>677 ランドー・十六夜・ウピエル
気配を見失う心配は無かった。どうやら奴はこちらを誘っているらしい。
しかし、気配がどんどん遠ざかっていくのも確かだ。
(タクシー拾うってわけにはいかねえな、どうしたもんか)
そこまで考えて、京也はビルからたたき落とされたはずの男が
平気な顔で立っているのを見つけた。
思わず目が合う。
辺りには血臭が漂っている。
この男も人間では無いことはわかりきっている。
しかし、気にした風もなく京也は声を掛けた。
「よう、ウピエルとかいったな。あんた免許持ってるよな?」
・・・その言葉を後悔することになるのに3分もかからなかった。
風切り音の中で必死に声を上げる。
「おい!奴の気配はつかんでるからスピードを押さえろ!!」
>681 対初音
(初音の爪が腹部を突き抜け、牙が肩へと切り裂いていく)
「グッ!・・・・グハァ・・・き・・・貴様ァ・・・ガアァァァ!!」
(かなりの重傷を負いながらも蜘蛛『初音』を壁へと力いっぱい突き飛ばす)
「ハァ・・・ハァ・・・グフッ・・・き・・・貴様・・・許さぬ・・・ただでは殺さぬ・・・
嬲り、引き裂き・・・食ろうてくれるわ!」
(金色の眼の輝きが光を増す・・・徐々にからだが異形の者へと姿を変えていく)
(執拗に傷口からは傷が吹き出していく)
685 :
アンデルセン(大殲) ◆eyXzKtSc :02/01/08 02:21
>674 >682 ヴァチカン大暴走
ナルバレックが妙な動きを見せた。
懐から取り出したのは──注射器?
ドーピングか!
アンデルセンですら追いきれない素早い斬激が放たれた。
流石にこれを喰らうのはまずい。
全身の力で後ろに飛び、剣の軌跡から逃れる。
その結果再び壁に衝突することになったが、そんなのはたいした事では
ない。
顔を上げると、もう一人の自分がナルバレックを掴んだところだった。
「まとめて地獄に落ちるがいい。Amen!」
残っていた左手だけで二本の鎖斧を投げつける。
狙いは鎖による二人の拘束。
>684 銀 vs 初音
「…ぁ…ね、ねえさまっ!」
(結界の要蜘蛛の柱陰に隠れていた奏子だったが、
思わぬ衝撃に初音の蜘蛛の姿も構わずに駆け寄る)
「だ、大丈夫ですか?」
(ふと振り向き、変貌してゆく銀に、はっ、と息を飲む)
レイオット&タバサ&エレジー一行VSアルトルージュ&アドルフ・ヒトラー
>666 >668 >675
気に食わなかった。
ふがいないデビルたちが気に食わなかった。
相手の力量が想像を超えていたのが気に食わなかった。
突然乱入してきた優男が気に食わなかった。
黒い鎧に助けられたのが気に食わなかった。
闘争がいつのまにか自分を置いてけぼりにしているのが気に食わなかった。
そして、なにより
闘いの最中に目を閉じてしまった自分が気に食わなかった。
「くっ・・・油断が過ぎたな・・・」
「ちっくしょう・・・ひでぇ目にあったぜ・・・」
ゾウリムシの呪文によって回復したアスモデウスとデモゴルゴンが立ち上がる。
「・・・あなたたち、愚痴ってるヒマはないわよ」
「御意!」
「おうさ! んのままじゃあ終わらせねぇぞ!」
そういった瞬間
>679
優男と黒い女の周囲に、すさまじい閃光と衝撃音をともなった爆炎が巻き起こる!
まただ。今日は本当に訳のわからない事だらけだ。
だが、そんな彼女とは対照的に、デビルたちは素早く的確に行動していた。
「勝機!」
「行っくぞぉおらぁッッ!」
2体のデビルの動きが同調し、再び闇の奔流が形を取り始める。
「・・・!」
緑色のデビルが、呪文を唱える際に特有の震えを見せる。
「「<シャドーブレイク>ッッ!!」」
「・・・!(<ポイズマ>!)」
怒涛のごとき闇と、対象に猛毒をもたらす魔法の波動が、爆発の中心にいた2人に襲い掛かる!
休日。買物客で賑わう郊外のショッピングモール。
その裏手。
顔の至る所にピアスを着けた黒いスウェット姿のチンピラ風の男と、
白いスーツに眼鏡をかけた、インテリ風の男が肩を並べて歩いていた。
「なー、兄ちゃん。本気でこんな仕事やらなきゃならねーのか?」
「フッ。これも実験だ。ただのくだらん、普通のな」
「フン……実験ねぇ」
ピアスの男が指を鳴らす。
男達の背後に止められていたバスから、数十人の人影がゾロゾロと降りてきた。
全員がジュラルミンの盾と警棒を手にしている。
姿からして機動隊員の様ではあるが、その挙動はどこかぎこちない。
「まぁ、なんでもいいや。くだらねぇ、くだらねぇ。俺達にとっちゃあ、
人殺しができて生き血がすすれれば、なんでもかまわねーや」
ピアスの男は両手にサブマシンガンを構えると唇を歪ませた。
「ネイティブアルターだかなんだか知らねーが。
カズマだかカズヤだか知らねーが、ブッ殺してやらぁ!」
ショッピングモール店内
「えーっと、後はトイレットペーパーと…」
「お〜い、まだ買うのかよ」
前が見えなくなるほどの荷物を抱えながら、カズマは心底情けない声をあげた。
「もぉ〜。しょうがないなぁ」
かなみが振り返った瞬間。階下で銃声と、悲鳴が巻き起こった。
銃声と悲鳴は暫く鳴りつづいた後、不意にピタリと止んだ。
「……カズくん…」
カズヤは既に荷物を放り捨て、かなみを庇うように立ち、周囲を警戒する。
買物客は何が起きたのかもわからず、ただ呆然とするだけであった。
奇妙な静寂が店内を包み込んだ。
そしてそれを、間の抜けた店内放送のコール音が破った。
ピンポンパンポーン
しかしその後にスピーカから流れてきたのは、喋り慣れた案内の女性の声ではなく、
どこか、粗野な感じのする若い男の声であった。
「アーアー、ただいまマイクのテスト中ー。買い物中のミナサマ、聞こえますかー。
どうしょうもないロクデナシで甲斐性無しのカズマくんもきいてますかぁ?
僕様チャンたちの名前はバレンタイン兄弟――――ッ。弟のヤンで――す。
初めまして―。よ―ろ―し―く―ね。
こちらはただ今遅めの昼食の真っ最中ゥ。一階のお客様達を美味しく頂いてま―す」
男の声に混じり、僅かながら何かを咀嚼する音がスピーカーから溢れてきた。
「今からブッ殺しに行くぜ。
小便すませたか? 神様にお祈りは?
部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」
その放送に合せるように、階段からどこかぎこちない動きをする機動隊員の一団が
ゾロゾロと姿を現した。
バレンタイン兄弟+グール軍団vsカズマ 闘争開始
>680
「さようなら。あなた、なかなか、良かったわ」
((腹の傷は……。痛みを感じないけど、確実に重傷ね))
>682
(頭を捕まれ、床に投げ飛ばされる)
「くっ……、何!?」
(剣を持った右腕ですっぱり切断される。血が勢いよく吹き出る)
>685
(拘束されるが、力任せに引きちぎる)
「……アッハッハッ、やっぱり命を賭けたゲームはこうでないとね!」
(残った左腕で最後の概念武装・メギドファイアを取り出す)
「さあ、幕を引きましょうか!」
(発砲)
(トリップ判定
SATUZINの大文字・小文字含めていずれかの文字が3文字以上、
はいっていれば必殺。そうでなければ、回避成功。
反撃でナルバレックを必殺)
>684>686 vs銀
(殺意と痛みで正気を失った状態、さらに攻撃を加えようとするが
そこにかなこの声が)
「かっ・・・かなこ・・いや・・みないでぇぇぇ」
(人間状態へと戻ると、かなこに背を向け逃げ出す)
>683 ランドー・十六夜・ウピエル
スピードを抑えろ、と言う声を俺はあっさり無視した。そんなつまらねェ事が出来るか!
俺と十六夜京也と言うガキは一時的に手を組む事にした。
ハッキリ言えばこいつも気に入らない。最初俺のことをつけまわしてたのはコイツだ。
だが、それ以上にあの片目ヤロウは気に食わねェ。
このガキが魔術の類に強いというカンはアタリみたいで、片目野郎の気配を追えるらしい。
なら、優先順位は決まっている。ヤツを殺したあとで、このガキを殺す。
それだけだ。
コイツは「免許を持っているか?」なんて言うくだらねェ質問をしてきた。
――非合法な手段で手に入れたものだが、本物の国際免許を持っている――
だが、今はその質問がいかに下らなかったかを身をもって知っているだろう。
その辺に止めてあったバイク、その中でも特に大きなバイク(ヴァルキリーだ)をかっぱらい、タンデム。
スピードは200km/hを軽く越えている。俺には普通の速度か少し遅いくらいだが、コイツはカーブや追い越しのたびに情けない顔をする。
「ハァァァッハハハハハァハハァァァハァァァ!!」
俺本来のスピードには程遠いが、それでもハイになってくる。
犬歯、いや、牙を剥き出しにして、奇声のような笑い声を上げた。
方向の支持はコイツに従っているんだ。スピードまでこいつの指図を受けるいわれはねェ!!
車の通りが増え、人通りが増えてくる。前方の視界の隅に、片目野郎の姿が映ったような気がした。
>691 対初音
(血を吹き出しながらの変貌・・・周りの状況が判らないまま)
「グッ!・・・・ガァァ!・・・殺す!殺す!殺す!」
(人の姿が徐々に白く巨大な蜘蛛へと変わっていく)
>692 ランドー・十六夜・ウピエル
訳が、わからなかった。
今日の彼女とのドライブ、実にイイ感じになって、ひょっとしたらホテルに行けるかな……
と思っていたはずなのに。
何故彼女は、助手席でヒタスラ耳障りな金切り声を上げているのだろう?
何故僕は、アクセルを踏み続けて、馬鹿みたいな速度で車を飛ばしているのだろう?
思い出す。
車と併走する、黒い影。
思い出す。
こつこつと窓を叩いた後、窓を割らずに『貫通』し、延びてきた黒い腕。
思い出す。
頭を捕まれた後で聞いた、やけにはっきりとした台詞。
「呪的逃走……というわけじゃ」
……何故、僕の体はさっきから思うように動かないのだろう?
「あははははっははははあははははっはははっははぁ!」
「ひぃぃぃぃいいいいいぃいいいいいいい!」
一個の弾丸となったスポーツカーが逆走を開始した。
周りで避けようとした車が一台、車線を割って壁に激突、炎上する。
その炎を背景に、「正面からぶつかれ」というランドーからの命令を果たすべく、
不幸な男はハンドルをきった。
>668>675>679>687
レイオット&エレジー一行&タバサVSアルトルージュ&ヒトラー
戦術魔法士の魔法が、世界を白色に染める。
その白色の世界をまっすぐに突き進んでくる、闇の奔流。
一人であれば、空間を渡って逃げることが出来た。
しかし、黒の姫君がいた。
彼女を連れて空間を渡るには遅過ぎた。
「見事だ、諸君」
賞賛の言葉を紡ぐ。この絶体絶命の窮地にあって、なお自信とカリスマに満ちた声。
白と黒が身体を覆い尽くし、避け得ない破壊がもたらされる瞬間。
まるで、映画のフィルムが巻き戻されるように、時間が逆行した。
白い爆炎は戦術魔術士のスタッフへと戻り、闇の奔流は二体の悪魔のもとへ、魔法の波動は少女に抱かれた緑の悪魔のもとへと、戻った。
一瞬の空白。
その一瞬に、黒の姫君を右腕一本で抱きかかえ、戦術魔法士の背後へと跳ぶ。
着地と同時に、後頭部目がけて蹴り上げる。
そのまま、空中に残った足の軌道を変え、横にいるタバサに向けてかかとを落とす。
空いた左手で空間を操作。『虚空』を生み出し、召喚師の少女目がけて発射。
「くはぁっ、はぁっはぁっはぁっ・・・」
時間支配に空間支配、それに加えて限界を超えるような肉体の酷使に思わず膝をつく。
(これで・・・どうだ?)
>691 >693 銀 vs 初音
「お待ち下さいっ! どんなお姿であろうと姉様は姉様です、私には関係ありません!!」
(言葉と同時に初音を追う奏子)
「だから…、だから、もう一人にはしないで下さいっ!」
(>693には気付かず)
>685>690 ヴァチカン大混乱
まだ気を失ったままのアンデルセンがナルバレックと共に鎖に捕われた
が、しかし
ナルバレックが鎖を強引に引き千切ったせいで、再び解き放たれた。
アンデルセンはまだ朦朧としている。
だが、危険に対し身体は即座に反応していた…
(トリップ判定中)
>688-689
「カズくん…」
おびえるかなみに向かってカズマは叫ぶ。
「かなみっ!俺が良いというまで隠れてろ!いいな、俺が良いというまでだぞ!!」
「うん………」
かなみをできるだけ安全な場所に逃し、二人で脱出する。
それがカズマにとっての最善策。
すでに、パニックに陥った買い物客が溢れ返っているが構わない。
「…っざけやがってぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!」
カズマの周囲のフロアや投げ出された荷物が緑がかった光とともに
砕けていく。
アルター能力発現に際して行われる物質の分解現象。
その光はカズマの差し出した右腕と背中に集い、ひとつの形を成していく。
融合装着型のアルター・シェルブリッド。
「上等だぜ、てめえら…全員ぶん殴ってやるっっっ!!」
買い物客を思うさま鉛の雨でなぎ払った機動隊員が一斉に銃口を向ける。
カズマは右拳でフロアを叩き、その反動で高く舞い上がる!
「衝撃のぉ……ファーストブリッドォォォッ!!」
三枚ある背中の羽根の一つが砕け、推進力を生み出す。
カズマの拳ははまさしく「弾丸」と化し、機動隊員の縦列編隊に向かっていく!
>675 >679 >687
「………!?」
駄目だ、もうかわせない!?
私はその瞬間、己の死を覚悟した……
>695
「えっ……!?」
何が起こったか理解できなかった。
いつの間か、戦術魔法士の後ろに私とヒトラーがいる。
ヒトラーが彼らに反撃を行うと同時に、その場に膝をついた。
何かよく理解できないけど、助かったのは彼のおかげらしい。
「本当に頼りになるね……。もうすぐ、プライミッツマーダーが再生するわ。
あなたはあっちで休んでて」
(ヒトラーを片手でつかみ、遠くの茂みに投げ飛ばす)
「……もう、余力をきにする必要もないね」
(全ての力を使っての空想具現化。アルトの前方の空間全てが不自然に歪む。
無数の『空間の断裂』が、レイオットたちに襲い掛かる!)
>690 >697 ヴァチカン血風録
ナルバレックの銃を撃つ。
だが、鎖を引きちぎるその僅かな時間の間に、アンデルセンは十分接
近することができた。
射線の下にもぐりこみ、下から斧を振り上げる。
ナルバレックは股から顔面までを抉り取られ、血と内蔵を撒き散らしな
がら後方へ倒れこんだ。
さて、残るはもう一人の自分のみ。
振り上げた斧を、そのまま叩きつける!
(ナルバレック退場。アンデルセン(SSS)vsアンデルセン(大殲)に)
>693>696
「かなこ・・・・・」
(立ち止まり振り帰る、かろうじて人型を保ってはいるが
その身体は体液に塗れ、蜘蛛脚が露出している)
「こんな・・醜い化物の私でも・・・・・いいのかしら?」
(初音の瞳から涙があふれる)
>702 対初音
(完全に蜘蛛の姿へと変貌、血の吹き出しは止まっている)
「グッ・・・ク・・・ククク・・・何処へ逃げた初音ぇぇぇ!!・・・」
(辺りを見回し八つの金色の眼が怪しく輝く)
「この・・・血の臭い・・・そこかぁぁぁ!!」
(ドスドスと音を出しながら部屋の窓から身体を乗り出す)
>702 >703 銀 vs 初音
「…勿論、です…。私を救ってくれたのは『比良坂初音』という存在で、
最初から『人』ではない事は分っていました。
…だから…、だから姿形なんて、私にとっては本当に些細な事なんですっ…」
(初音に駆け寄り、その胸に顔を埋める)
(そして蜘蛛脚ごと、その身体を抱きしめる)
>703
(背後から銀の声を聞きビクッ、と身体が震える)
>701 アンデルセン(SSS)vsアンデルセン(大殲)
アンデルセンは危険を察知していた。
正確にはアンデルセンの身体がだが、それはどうでも良い。
重要なのは唯一つ。
アンデルセンは危険を回避する為に行動したという事だけだ。
自分に振り下ろされる斧を回避し受け止める為に手近にあったモノを掴みあげる。
手近に有ったモノは、その中に残っていた内容物である腸などの内蔵をぶちまけ
そのモノの中で一番固い頭蓋で斧を受け止めた。
「ゲヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハーッ!!」
そして獣じみた笑を上げ、そのモノ…由美江の上半身で殴りかかった。
>703>704vs銀
「ああっ・・・・かなこっ・・・かなこ」
(かなこをきつく抱きしめる、が、その時、銀の咆哮が)
「かなこ・・・・・あの教室まで逃げるわよ」
(かなこの手をしっかりと握り、ひとまず逃走)
>706 対初音
(初音の姿を見つけると巨大な蜘蛛が追いかける)
「何処へ逃げる!!初音ぇぇぇぇ!!!」
(廊下、壁、天井を構わず初音を追う、そのスピードは尋常ではない)
「無駄だぁ!その早さで私から逃げられると思うなぁ!!」
(暗闇をものともせず初音に近づいている・・・しかしまだ距離がある)
>705 ヴァチカン黙示録
もう一人の自分が変わり果てた由美江の体で殴りかかってきた。
「何をしている・・・」
アンデルセンは押し殺した声で呟いた。
「何をしているか! 貴様、死者を冒涜するつもりか」
由美江の体を抱きとめる。
全身に血が飛び散るが、そんなことは関係ない。
「異端共がいくら死のうが知ったことではない。だが、我らが同胞が死すと
きは、皆の涙と共に手厚く埋葬されるべきだ」
右足を蹴り上げる。
「貴様は何だ? 本当に私なのか? 私に残っていた邪悪なる魂なのか?
それとも私の姿を借りた化物なのか!?」
ズボンの裾から、銃剣が飛び出した。
>706 銀 vs 初音
「はいっ」
(返事と共に、初音に手を取られ駆け出す奏子)
(奏子に迷いは無い。ただ信じる者に付いて行く)
>707
(その背後から迫り来る銀)
(爆風に吹き飛ばされ死んだふり)
((まずい、このままでは……。ハインケルと由美江も死んだし、
ナルバレックも……。神よ、私は何か悪いこと、しました?
まだ、車のローンも残っているんですよ?))
>706>709vs銀
教室へと逃げこんだ初音は、かなこをかばうようにして糸に覆われた教室の
最後列へと立つ
(この策が・・・・あいつに通用するかどうか・・・・)
銀の叫びが聞こえる。
「初音ぇ!どこだぁ!」
(やるしかないわね・・・・・・・・)
>708 ヴァチカン黙示録
もう一人のアンデルセンが由美江だったモノを抱きしめ何かを叫んでいる。
だが、彼は…鏡から現れたアンデルセンは、その言葉を理解出来なかった。
だから―――
彼は奇声を上げ、由美江の身体を奪い返す
しかし半分だけ。
拮抗する力に引き裂かれた由美江の上半身の更に半分…
もはや武器として使えない上半身の更に半身を塵のように捨て去り
変わりに袖から銃剣を取り出した。
彼は走った、狭い室内をもう一人のアンデルセンに向かって…
奇声を上げ…
目を血走らせ…
涎を垂らしながら…
もう一人のアンデルセンの首に銃剣の刃先を打ち付け、くびり殺す為に…
(トリップ判定 勝てば(大殲)の首が飛ぶ。 負ければトドメは任せる、続けて書いて頂こう)
>711 対初音
(教室に入る初音を確認する)
(教室入り口の閉じかかった扉をぶち破り侵入)
「追いつめたぞ!初音ぇ!貪り喰ってくれるわ!」
(初音にもの凄い脚力で飛びかかる)
(´-`).。oO(おお、これで無事生還できるかもしれない。
よく考えたら、ハインケルたちの生命保険の受取人は私だ。
生還できれば、ウハウハかっ!?)
>711 銀 vs 初音
「…姉…様……」
(初音の背に守られながら、ポツリと呟く)
(奏子は感じていた、自分の無力さを。
ただ守られるしか出来ない、自分の不甲斐無さを)
>714
(そこに、凶暴さを剥き出しにした蜘蛛の姿の銀の侵入!)
(…奏子は何も出来ずに、唇を噛み締め見守るしかできなかった)
717 :
アンデルセン(大殲) ◆YI4sdNuc :02/01/08 03:58
>712 ヴァチカン狂想曲
奇声をあげながら、獣のように飛び掛るアンデルセン。
奥歯を噛み締め、銃剣を抜くアンデルセン。
血走った目で、銃剣を振りかざすアンデルセン。
神への祈りを捧げながら、腰に銃剣を構えるアンデルセン。
そして、ふたりがぶつかった。
(トリップ判定)
(´-`).。oO(待て、よく考えたら、生還できても、私の管理責任が問われるぞ。
……火あぶりにされても、文句いえんぞ。やばい、やばいすぎるっ!)
>711>716vs銀
銀が教室へと踏みこみ、初音へと飛びかかった刹那
初音は渾身の力で足下の糸を操る。
その瞬間、巣そのものが1本の長大かつ頑丈な斬糸、いや、剣へと変化し
1本の白い光、遠心力が加わった超音速の刃が銀の胴体を真っ二つにする
さらに、衝撃波が銀の残った身体をもバラバラに引き裂き、砕いて行く
(´-`).。oO(……どうなるんだ、私は?
1.ハンサムなマクスウェルは突如、ナイスアイデアを閃く
2.生き残ったアンデルセンが全て罪をかぶってくれる
3.弾劾裁判で死刑。現実は非常である。)
(3.だ。マクスウェルよ・・・・)
>717 ヴァチカン沈没
(トリップ判定 O>Y)
一瞬、振り下ろされる銃剣の方が早かった。
突きを繰り出そうとしていたアンデルセンの首が飛ぶ。
「クカカカカカカカ・・・ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
血に塗れた神父は狂った笑い声をあげ続ける。
そして・・・
部屋に突入してきた騎士団は悪夢を見ることとなる。
悪魔の鏡から這い出た神父、彼は文字通りヴァチカンを脅かす悪魔と
しての活動を開始した・・・。
>エピローグへ
>719 対初音
「な・・・・に!?グッ・・・グアァァァ!!!」
(狂気と正気が混同している状態で一瞬の事に気が付かなかった
刹那、身体が切り裂かれ断ち切られていく)
(残った上半身の一部が人の形へと戻っていく)
「グッ・・・は・・・初・・・音・・・グフッ!」
「私が・・・負ける!?私が死ぬ!?・・・・ククク・・・」
(死に際に不適な笑いを浮かべている)
「そうか・・・私が死ぬのか・・・そう・・・だな・・・これを・・・待っていたのかもしれん・・・
私を殺せるのは・・・初音おまえだけだ・・・私は死を望んでいたのかもしれん・・・
これを望んでいたのかも・・・しれんな・・・フフフ・・・」
(狂気も殺気も消え初音を見つめている、
その眼差しは初音と共に過ごしたわずかな時間
その銀の眼になっていた)
「さらばだ・・・・・・・」
(銀の身体が消滅していく・・・・その場所には白蜘蛛の亡骸を残して・・・)