■千影のミステリーツアー■

>537
・・・面白い事、か・・・兄くん。いいよ、話してあげるよ、私と兄くんとの
前世の話をね。・・・・

・・・？この話は嫌なのかい？・・・・私と一緒に居た事を思い出すのが
そんなに嫌なんだ・・・残念だよ、兄くん・・・・

・・・そう、兄くんは、私に聞くのではなく・・・・自分で思い出してみたいから
聞きたくないのか・・・・
・・・判ったよ、兄くん。私はその時まで待つことにするよ・・・・・
・・兄くんが、自分で思い出してくれた方が・・・・私も嬉しいからね・・・・

>538
・・・・・血の繋がりか・・・・それはある意味特別な物だけど・・・・・・
・・・現世では、必要のない、只の足かせ・・・・・
・・・・でもね、兄くん・・・・これからの私達には、まるで関係の無い話なんだよ、
それは。・・・だって私達は・・・・二人だけの世界にいって・・・・

・・・そこで、結ばれるのだからね・・・・

>539
・・・フフッ、言ってる事が支離滅裂だけど・・・・面白いよ、電波を感じ取る事が
出来るなんてね。・・・・今度私の実験に協力してもらえないか？・・・
・・・たいした実験じゃないんだ、そんなに不安がる事も無いよ・・・・
・・・・命の保障は出来ないけどね・・・・フフッ、冗談だよ・・・・

>540
・・・・このタイミングで、ageの呪文を見るとは・・・意外だったよ・・・・
・・・兄くんは、この時間には寝ているはずなんだけど・・・・
・・・まだ起きていたなんて、一体何があったんだろうね・・・・・
・・・だけど、そんな時間にageの呪文を使ってくれて、嬉しいよ・・・・
・・・・今度・・・私の部屋で、一緒にageの呪文を唱えてみないか、兄くん・・・