◆◆TRPG雑談スレッド◆◆

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2NPCさん
拙者らは1が何故かようなスレッドを屹立せしめたのかという
疑問を解決するため、一の故郷である津軽藩へと向かい申した。
「まだ大和にかようなところが御座ったのか…」
思いもよらず拙者の口から出たその言の葉、
無礼千万と同行した御主君にお叱りを受け申し上げ候。

小人が住むような小さき家、ツギハギだらけの着物をまとう民百姓、
そして彼の者ども、他藩者にて公儀の紋所をまといし拙者らを、驚き畏れ平伏し候。
関が原の戦いだの、鐘銘問題だの、幕府開闢だのと浮かれ申しあげていた拙者ら、
重ね重ね民草の現状を噛みしめ、その心持ちあたかも冥府魔道に落ち行くが如きに御座候。

襤褸屑のごときその家屋に居たのは年老い朽ち果てし母親一人、
拙者らを見るなりその全てを悟り、袖を濡らしつ。
「此度はわが息子が」とて拙者らを前に切腹し申し上げ候。

拙者らはこの時初にして一を特にさし許すべしと存知奉り候。
誰があしきにはあらず、ただ民草の貧しさ荒れ野の如し。
拙者らは一の母親の御首級を手に、
うなだれつ大江戸への帰路へつき次第に御座候。