ファンタジーRPGは幼稚?

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45山犬。
>42
なんだかカッコイイね
「おとなしくてしとやかな貴族娘を、遠くから見るだけの世界」

個人的に,恋愛調のゲーム展開の際は,気恥ずかしいので朗読調。
そしてヒロインNPCの台詞は少なめにする,違和感は少なめにしたい。
その代わり情景描写に力を入れる。
PLの時は女性PCは演じない,が,GMの時は要望があればやぶさかではないので。

(シナリオ)
借金の代価として,政略結婚を余儀なくされることになった貴族の娘。
その婚礼先までの護送任務に雇われるPLたち。
自分の責任と運命を受け入れているヒロインは,望まれて嫁ぐ,幸せで明るい
娘を演じている。しかし,その笑顔の裏にある哀しさに,ある事件をきっかけに
PLたちは偶然にその真実に気が付く。
そしてある夜,もっとも彼女の心に近づいたPCは……
46山犬。:2001/01/09(火) 02:36
(シーン・夜の湖畔)

PL・A「じゃ,彼女を口説きます」
GM・俺「どうやって?」
PL・A「えーと……彼女の両肩をつかんでこっちを向かせて……,
     で,正面から見つめて『好きだ』という」
GM・俺「じゃ,君の決死の告白を,彼女は言葉を聞いているのかいないのか,
     君の視線から逃れるようにうつむき加減で足元を見ている。沈黙が落ちる」
PL・B「失敗か?」
PL・A「痛たぁー」
GM・俺「君の両手には,柔らかく暖かな彼女の肌の感覚が伝わって来る。
     と,気がつくと,彼女の髪の間から見え隠れしている耳は真っ赤だ。
     君の両の手のひらが熱い,彼女の体温が上がっているのだろうか。
     そして,彼女が何か微かに呟いたことに気がつく」
PL・A「聞き耳を立てますっ!」
PL・B「おお?」
GM・俺「君が,少し身を乗り出すように彼女の声を追いかけると,彼女は
     『いたいです…』と呟いていた。考えてみると,いつの間にか手に力が
     入っていたかもしれない」
PL・B「馬鹿ぢからー」
PL・A「手を離しますっ! 謝ります『すなまい,悪かった』と言いますっ」
47山犬。:2001/01/09(火) 02:37
GM・俺「君が慌てて手を離そうとすると,何時の間にか,君の右手には
     彼女の右手が重ねられていた,びくり,と身体が反応する,動きが止まる」
PL・B「ヒロイン素早えぇ」
PL・A「黙ってろっ,でGM,続きは?」
GM・俺「彼女はまっすぐに君を見ている。月明かりに照らされて,彼女の肌はいつもどおり
     いや,それ以上に白く見える,彼女の耳と,頬だけが微かに紅に染まっている。
     彼女の黒い瞳が潤み,くしゃっと泣き笑いのような表情になる。そして,
     彼女のくちびるが震え,微かに音をつむいだ,『うれしい,です』」
PL・B「おぅ」
PL・A「……」
GM・俺「次ぎの瞬間,君の両腕の中には暖かく柔らかいもので充たされる。
     彼女が倒れこむように君に抱きついた。いつもまっすぐに背筋を伸ばして
     歩く彼女が,これほど小柄だと言うことに,君は始めて実感として気がつく,
     小動物のような震えが彼女にある」
PL・A「……しっかりと,抱きしめます」
GM・俺「君の両腕に抱きしめられ,しならくすると彼女の震えは治まった。
     と,君の顎下の位置から,彼女が見上げるように君を見ていた,彼女は
    『ありがとうございます』と言った後,ちいさな声で『私も……』と呟いた」
PL・B「ひょぅー♪」
PL・A「……」<照れている
48山犬。:2001/01/09(火) 02:38
後はご自由に,ご随意に

男性的妄想と要望バリバリ。
しかし,私はGM,それを望むニーズが在る限り,それを望むPLがいる限り,
力の限りやりましょう,やらせていただきましょう。

俺はやりたいだけでわって?……そうとも言う。