GURPSガープス全般 第55版【P-Ups4: Enhancements】

風霊作成があり、被造物でも知的生物ならば儀式魔法に上限100点のエネルギーを供与できる。

↑の世界観の地球なら、今日と明日の大気の不安定は魔術師一人がどうこうできる。
今週は数千棟の家々を救えたし、逆にもし敵側の魔術師の所業ならこれがいつまた起きるかわからない。

聖職者階級がLv6あれば、人数は寡頭でも京阪奈の上流社会に根を張れるし地位レベルも２に達する。
そもそも、風霊作成を使うための環境を維持するため聖職者同士で小さくまとまってるに過ぎない。
まだ電力会社の筆頭株主(自治体など)の長の方が、総じて地位レベルが高いぐらいだ。
そして本物の魔術師の何倍もの、巧妙な偽者が善悪や動機はともかくひしめいてる。

窓から街を見下ろしながら、少しイメージしたらガープスはそれを落とし込ませてくれる。
わくわくしてくるだろ。オンセがしたい、あの情熱を思い出せ。
今の僕らには、スカイプ会議があるし蛸とわかればソッコーで遮断できるだろう。
しかも、参加者に顔出しを課すことだってできるんだぜ。

動力系呪文と言っても、Ｅパック相当のバッテリーを建てるのも電力を送るのも電力会社だからな。
そう考えると、高位の魔術師と言っても地位レベルは決して青天井にならない。
むしろ、古い時代からの因習でダム関係の権力者たちに頭が上がらない状態かもしれない。

ガープスのシステムって、気づけば整合性とれてるから飽きないよな。
いつでも魔王になれるレベルの人間でも、世界観を崩さずに存在できる妙味。

聖職者階級で面白いのは、潜在的有利な特徴と潜在的不利な特徴だ。
こういう自然災害が起きたとき、責任とって人柱になる高位の聖職者が必要になるとしたら。
その人柱が、ＰＣ自身だったとしたら。これは、冒険のタネになるよね。
魔術師の占める割合が低いほど、魔術的には何でもないヤツを人柱にすることが珍しくなくなる。

マーシャルアーツの達人技能は、けっこうゲームバランスが取りやすい。
いろんな分野の出身者が共演していくようなシナリオが、一番煌びやかだろうね。