720 :
NPCさん:
【16】
■ウォーゲーム・シミュレーションゲーム総合76■に次のような書き込み(以下引用文)
142 :NPCさん:2010/02/27(土) 23:04:07 ID:CX4AH2TX
論点を少し整理してみた
【1】 パウル・カレルの著書の「資料的価値」について
大木毅の主張: 資料的価値はまったく無い(全否定)
「今後カレルの著作を資料として用いることはない・・・・いや、できないだろう」
「一部の政治的意図を有するものを除けば、知識階級に属する人間で、
カレルの著述を真実であるとみなすものは、もはや誰もいないであろう」
(ソース:いずれもコマンド第87号27ページ)
異論: 欧米日の権威ある研究者・研究書が現在もカレルの図書を参考にしている
(ソース:
>>58-59、
>>91、
>>134)
【2】 ドイツ公刊戦史はパウル・カレルの著書を認めているか
大木毅の主張: まったく認めていない(全否定)
「『ドイツ国と第二次世界大戦』全13巻中には、カレルの著作を歴史家として評価したところなど、
ありはしないのである。」 (ソース:
>>48の転載文)
異論: ドイツ公刊戦史はカレルの著書を第8巻第6章第4節脚注の参考図書として挙げている
(ソース:
>>47-48の転載文、
>>92-93)
この二点とも大木毅の「パウル・カレル全否定論」を根底から覆しうる重要な論点だよ
研究発表者である大木毅は、コマンドの読者に対して何らかの説明を行う責任があると思う
721 :
NPCさん:2010/03/15(月) 02:36:33 ID:ZGahBFOR
【17】
■ウォーゲーム・シミュレーションゲーム総合76■に次のような書き込み(以下引用文)
134 :NPCさん:2010/02/27(土) 15:10:45 ID:???
>>129 カレルはナチ擁護のバイアスがかかっているいるとか、細かな内容が間違っているとかの理由で、
全否定している大木氏の意見に反論しているだけだと思うよ。
カレルのことは海外のBBSで昔から結構議論されているから、今更言うことでもない。
むしろそれを知っていてカレルを引用する戦史研究家も多いという事実を直視しないとね。
日本でも、ラスト・オブ・カンプフグルッペの著者の高橋慶史氏やアーマーモデリング誌
でドイツ軍車輌関連(パンツァーブラット)の連載をしているきたむらひろし氏は
参考文献の一つとしていまだに引用している。
両氏ともBAMA(ドイツ公文書館)から直接一次文献を取り寄せて執筆する日本の
ドイツ軍研究の第一人者であり、客観的事実を追求する真の研究者だよ。
高橋氏はドイツに留学していたし、ドイツの研究家とも深い親交関係がある。
きたむら氏は最近のロンメル関連の本で、カレルの本(名前は伏せているらしい)を
価値のないものだとその本の参考文献ページで書いた著者を激しく批判していた。
もちろん、きたむら氏はカレルも著者の名前も書いていないが、どの本のことを言っているか
明らかにわかる書き方だった。詳しいことは、アーマーモデリング誌先月号を参照してほしい。
実は俺はここの住人じゃない。大木氏のカレル批判の全文章を読んでいない。
だから、全否定という情報が間違っているなら素直に謝る。
722 :
NPCさん:2010/03/15(月) 02:38:12 ID:ZGahBFOR
【18】
■ウォーゲーム・シミュレーションゲーム総合76■に次のような書き込み(以下引用文)
209 :NPCさん:2010/02/28(日) 23:51:29 ID:gtJP0wIT
マストアタックの老兵日記の転載文? を改めて読み返してみたけど
読めば読むほど新しい発見があって楽しめるよ
例えば、大木毅はパウル・カレルに不利な点を論証するために
>>43でカール=ハインツ・フリーザー大佐(文学博士)のドイツ語原文を
わざわざ全文打ち込んで、さらに自分の「試訳」まで併載している
これを読めば確かに読者は実際にどのような記述があるのか知ることができる
実に配慮の行き届いた「検証」だと言えよう
ところがゲルハルト・シュライバー退役中佐(文学博士)のところ(
>>46)では
どういうわけだかドイツ語原文の引用も自分の「試訳」もまったく載せず
ただ「質的にはさまざまであるが(die qualitativ unterschiedlichen)」
という(自説に有利な)言葉だけドイツ語の原語と対訳を載せているが
あとは自分の主観を大きく介在させた「要約」だけで問題を説明している
これでは読者は実際にどのような記述があるのかをまったく知ることができない
つまり実際には何の「検証」にもなっていないのに「検証」したように見せかけている
ここで挙げられている「通俗的なものを含む15冊ほどの文献」の残りのタイトルも
なぜか一冊も挙げずに「必ずしも学術的でない読み物などもある」という
自分の(自説に有利な)主観的評価だけを添えて、結論へと論理を飛躍させている
723 :
NPCさん:2010/03/15(月) 02:39:04 ID:ZGahBFOR
【19】
■ウォーゲーム・シミュレーションゲーム総合76■に次のような書き込み(以下引用文)
210 :NPCさん:2010/02/28(日) 23:53:32 ID:gtJP0wIT
大木毅がゲルハルト・シュライバー退役中佐(文学博士)の脚注も全文掲載して、
自分の「試訳」を併載して、残りの14冊?のタイトルと著者名も列挙していれば、
読者は実際にどういう文脈でパウル・カレルの著作『砂漠のキツネ』の名が
出ているのか知ることができるが、大木毅はそういう形式の検証をしていない
カール=ハインツ・フリーザー大佐(文学博士)と
ゲルハルト・シュライバー退役中佐(文学博士)の二人がパウル・カレルに言及していて
前者が否定的論調、後者が肯定的論調で名前を挙げていることは
一連の転載文から読み取れるが、大木毅は両方とも否定的論調のように見せかけている
>以上、カレル信奉者の詐術を暴いてきた。
>なんとも悪質なやりようである。
>なんとも、戦史ファンを馬鹿にしたやり口ではないか。
>自分に具合の悪いところをネグレクトし、都合のいい部分をフレーム・アップするのは、
>まさにパウル・カレルのやり口である。信奉者は、師匠に倣うということであろうか。
こういう感情的な罵倒表現が多用されていること自体、これが冷静な分析でないことを
物語っているとも言えるけど、マストアタックの会員には論理的で頭のいい人が
たくさんいるという、きわめて重大な事実を見落としてしまっているようだね
「詐術」「悪質なやりよう」「戦史ファンを馬鹿にしたやり口」を駆使して
「自分に具合の悪いところをネグレクト」しているのは、本当は誰なのかね?