シャドウラン世界の火星探索(2050年代まで)
2001年のNASAによる無人機での火星探索で、火星の表面に巨大なピラミッド状の物体や大型
生物の骨格と思われる物体が発見されました。ダンケルザーンの遺言状に添付されたピラミッ
ドや骨の写真がその証拠です。それに対してNASAと国防総省は、それを最高機密として隠蔽し
て秘密組織<ヴェール>を設立しました。
2011年、火星の秘密を扱う秘密組織<ヴェール>とNASAは、念願の有人火星探索計画<オペ
レーション・ディスカバリー>を実行します。ところが、火星を出発する直前の2011年12月24
日に宇宙船のシステムが故障し、パイロットの一部は救出されたものの機体が火星に墜落しま
した。
やがてNASA自体はアレスに買収されましたが、この件はヴェールによって隠蔽され、アレス
には知らされませんでした。そして2042年、アレスは独自の火星探査計画<オペレーション・
キドニア>を実行しますが、探査機からのデータは改ざんされました。ダンケルザーンの遺言
状に添付された火星のUFOの写真がその一例です。これは、墜落した宇宙船が発見されて<オペ
レーション・ディスカバリー>が露見することを恐れたヴェールによって仕組まれたものです。