ソードワールドRPG228

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938NPCさん
>>907
ソードワールドでの話だよ。いつものように怪物退治を引き受けたパーティなんだけど、
どうも敵は墓場に現れるアンデッドらしいんだ。
いろいろ調べてみて、相手がスケルトンらしいぞっていうところで
とつぜんシーフが何気なく口にしたんだ。
「スケルトンって、目もないのにどうやってものを見てるんだ?」
「ああ、このゲームでは知覚・擬似となってて、目がなくても目があるのと同じように
ものが見えるんだ。だから問題ないよ!」
「よーしっ、じゃあ目つぶしも効くってことだな。オレはスケルトンにとびかかって、
頭に袋をかぶせるぞ!」

ムチャなことを言い出したシーフにマスターも大弱り、かと思ったんだけど、
そこは百戦錬磨のゲームマスター、こともなげにこう言い返したんだ。
「残念でした。そのスケルトンは問題なく君たちを追ってくるよ!」
「おい、頭はすっぽり覆ったんだから、前は見えないはずじゃないか!」
「それがねえ、こいつはスケルトンはスケルトンでも、生前妖怪手の目だったやつの
骨からできてるんだ。だから、目玉も手のひらにあるってわけなのさ!」
「そ、そんなバカな敵をだすなああ!」

(Go!イラストで:戦士「ようし さいしょは グーだぜ」 手の目骨「わしゃ パーしか ださんっ」
魔法使い「だめだ 手の内を 見すかされてる」)