・厚生労働省の「平成17年市区町村別生命表」によると、男性の長寿日本一は高級住宅地で
知られる横浜市青葉区の81.7歳だったことが分かった。逆に平均寿命が最も短いのは、
労働者の街で有名な大阪市西成区の73.1歳だった。
行政さえ分析不能なランキングの謎について、同区に住む著名人に頭をひねっていただいた。
生命表によると、長寿は2位が川崎市麻生区の81.7歳。3位は東京都三鷹市の81.4歳。
一方、短命の西成区には、北国の青森県板柳町、鰺ヶ沢町(いずれも75.2歳)が追随した。
青葉区在住歴40年という作家の阿川弘之さん(86)は、次のように分析する。
「ここは今から40年前に開けた住宅地だから、ここで生まれて育った人が長寿というわけ
ではない。つまり、入ってきたとき年配者で僕みたいに生き残っちゃってるので、長寿なのでは
ないかな」
漫画家、しりあがり寿さん(50)は「何なんでしょうね。コンビニとか多いと、奥さんとかあんまり
世話してくれなくても男でも生きていけるのかなあ」と首をかしげる。「年寄りの一人暮らしは
あまり聞かない。お年寄りの孤独死がないのかもしれない。ここなら子供たちも通勤圏だから、
二世帯にしている可能性もある」と推測した。
月刊「WiLL」編集長の花田紀凱さん(65)は「電車は込むしそんなに住みやすいところでは
ないが、郊外で、緑は多いし空気はいいのでまあそういうところがいいのかな。最初のうちは、
一生懸命働いて戦後の日本を復興してきた団塊の世代の一つ前の世代が、リタイアして
住んでいるケースが多かった。そういう連中がやっぱり丈夫なんですね」。
青葉区は高額所得者が多く、医療費も潤沢とみられる。さらに、高齢者用老人ホームが多く、
住民票を移すケースも多いという。
一方、西成区を抱える西成区保健所では「中高年の男性の方の死亡数が区内で多いという
ことは把握しているが、なぜそうなのかということを科学的に分析したことはないので、何とも
いえない」と話した。(一部略。ソース元にランキングあり)
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008050738_all.html