ダブルクロス49

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846NPCさん
しずか「のび太さん!」
のび太「しっ!静かに」
しずか「どうしたの〜いきなり?宿題したいんだけど……」
のび太「君を護れるのは僕しかいないんだ!」
しずか「なに言ってるの?」
のび太「ごめんよ、説明してる時間はないんだ」
しずか「変なのび太さん……」

のび太(とりあえずスペアポケットは取って来たけど)
のび太(パパとママ……殺されちゃったかな?)
のび太(相手は出来杉だぞ?殺されてるよ絶対)
のび太(どうしよう……僕のせいだ……!)
のび太(僕さえいなかったら……パパとママは……)
のび太(パパ、ママ。ごめん)
のび太(それでも僕は、しずかちゃんと居たいんだ!)
847NPCさん:2008/02/17(日) 09:48:25 ID:???
出来杉『……この町は狭い』
出来杉『僕の顔、性格、素性……』
出来杉『僕の存在を知る者は全て抹殺してやる』
出来杉『……クフフ』
出来杉『しかし……お楽しみは最後までとっておかなければな』
出来杉『どうせ彼女はのび太くんといるだろう……』
出来杉『しばらく君達は泳がせておくよ……だから』
出来杉『束の間の幸せを存分に味わうがいい……!!!』

出来杉『……さてと』
出来杉『邪魔な害虫は駆除しないとな』
出来杉『あ、たけしくん曰く僕が虫だったっけか』
出来杉『……クフッ、クフフフフフフ……!』
出来杉『まぁ……虫にもなれるんだけどね』
出来杉『この道具さえあれば……』
出来杉『見つからないなぁ僕が負ける可能性が』

出来杉『クフッ、クファ、クハハハハハハハハ!!』
848NPCさん:2008/02/17(日) 09:50:12 ID:???
ジャイアン「……なぁDRA様、あれから2日経ったけどよぉ」
ジャイアン「出来杉の野郎……何も手を出してこないぜ」
ドラ「私にもさっぱりわからない……奴の考えは……っ!」
スネオ「ねぇ帰っていい?」
ジャイアン「けどアイツ仲間とかいねぇハズなのに、何で先生が……」
ドラ「……っ!貴様まだ心残りがあるのか……っ!?」
ジャイアン「ち、違ぇよ!!何でもかんでも怒らないでくれよ」
ドラ「嫌いなんだよ……っ!過去も……過去にこだわってる奴も……っ!」

ジャイアン「けどよぉ……敵の攻撃を知るってのは、大事な事だと思うぜぇ?」
ドラ「一理ある……が……っ!」
ドラ「少し見当違いというか……着眼点はそこではない……っ!」
ドラ「無駄なんだ……知っても……っ!」
ドラ「知ったところで奴の攻撃は防ぎ様がない……っ!」

ジャイアン「はぁ?よくわかんねぇよ」
ドラ「いや……悪かった……私の説明不足だった……っ!」

ドラ「奴の攻撃の正体……っ!パパとママを殺し、先生までを犠牲にした悪魔は……っ!」
ドラ「私が……私が落とした道具の一つなんだ……っ!」
ジャイアン「マ、マジかよ!!するってぇとなんだ、その……」
ドラ「ハッキリ言っていい……っ!全ての原因は……私だ……っ!」
ジャイアン「それは違うぜぇ!!どんな道具でも、使う奴次第で良くも悪くもなんだろ!!」
ドラ「ぐぅ……っ!」
ジャイアン「まぁ、俺が言えた事じゃねぇけどよぉ……」

スネオ「ねぇ帰ってい〜い?」
849NPCさん:2008/02/17(日) 09:51:59 ID:???
スネオ(なになに?なんなの?)
スネオ(別に僕ここにいなくていいじゃん)
スネオ(ジャイアンも案の定映画モード入ってるし)
スネオ(僕に残ってるのは何かの操縦か微妙なヒントを発見するぐらいじゃん)
スネオ(今回に限ってはそれも無理そうだし)
スネオ(と言うより勝てないよ、どう考えても)
スネオ(既に人3人死んでるんだよ?)
スネオ(僕まだ小学生だよ?)
スネオ(心の病気になってもおかしくないっつ〜のっ!)

スネオ(大体いつもそうなんだ……)
スネオ(のび太やドラえもんの出した道具のせいで、僕まで巻き込まれるんだ)
スネオ(この際のび太なんてど〜でもいいや!)
スネオ(……そうだよ、コイツだよ)
スネオ(ドラえもんさえいなければ……!)

スネオ(ドラエモンサエイナケレバ!!!)

ジャイアン「スネオ、顔色ワリィぞ」
スネオ「(コイツモイラナイ)……えっ!?ややややだなぁジャイアン、僕はなんともないよ〜!」
ジャイアン「そーかぁ?ならいいけどよぉ」
スネオ「あ、ああ〜でもでも、少し気分が悪いかもなぁ〜!ハ、ハ、アハハッ!」
ジャイアン「おーい大丈夫かよぉ?何か飲むかぁ?」
スネオ「だ、だ、大丈夫だよ!僕少し散歩してくる〜」
ジャイアン「なんだぁ、アイツ……」
ドラ「……」
850NPCさん:2008/02/17(日) 09:52:52 ID:???
スネオ「なんだよ、クソッ……心配なんかしてないくせにぃ」
スネオ「いつもいいところだけ格好よくなってさ!」
スネオ「あぁ〜ムカつくなぁ」
スネオ「ドラえもんもジャイアンも消えちゃえばいいのに……」
スネオ「ついでに……僕に文句言う奴も全部っ」
スネオ「みんな消えちゃえばいいんだ」
スネオ「消えちゃえ……消えちゃえ、消えちゃえ消えちゃえ」
スネオ「消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ」

出来杉『そんなに消えて欲しいんですか?』

スネオ「消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ消えちゃえ」

出来杉『やれやれ、人の話はちゃんと聞くものですよ』
出来杉『それとも』
出来杉『喋れなくなりたいのかな?』

ゾォッ……

スネオ「消えちゃ……え……い……いひゃ、出来杉……くん……!」
851NPCさん:2008/02/17(日) 10:07:27 ID:???
出来杉『大丈夫です、敵意なんかありませんよ』
スネオ「ごめんなさい……ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい」
出来杉『んー、やっぱ使えないかな?』
出来杉『君にピッタリの道具をあげようと思ったんですけどねぇ』
スネオ「ごめんなさいごめんなさいごめ……え?」
出来杉『みんなに消えて欲しいんでしょう?』
スネオ「き、消えて欲しい!」

出来杉『クフフ。だったらこれを差し上げますよ』
スネオ「こ、これは?」
出来杉『独裁スイッチです。ただし、以前の商品は絶版となったのでいくらか改良されていますが』
スネオ「ど、どこが改良されたっ……んですか?」
出来杉『クフフフッ。そんな畏まらなくてもいいんですよ』
スネオ「だったらッ!早くッッ!教えてくれェッッッ!」
出来杉『なぁに……規模が小さくなっただけです。一度に消せるのは、一人だけ……わかりますか?』
スネオ「一度に……一人……」
出来杉『……クフッ!わかったようですね』
スネオ「一度に……一人……」

スネオ「殺 せ る」