793 :
NPCさん:
のび太「決めたよドラえもん、出来杉を殺す」
ドラ「なんだって……っ!?」
のび太「どのみちしずかちゃんを奪い合う運命なんだ、だったら先に仕掛ける」
ドラ「愚かな……っ!貴様……正気か……っ!?」
のび太「もちろん証拠なんか残さないよ。ただその為には君の力が必要だ」
ドラ「なるほど……だが……っ!」
ドラ「断固拒否だ……っ!」
ドラ「貴様の、力を貸して欲しいという願いに対し……」
ドラ「私は絶大なる覚悟を持って断らせてもらおう……っ!」
のび太「なんで?」
ドラ「なんたる愚問……っ!答える気力など一切沸かない……」
ドラ「圧倒的愚問……っ!」
794 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:29:34 ID:???
のび太「ぐもんってなに?」
ドラ「本気か……?本気なのか……っ!?」
ドラ「コイツ本気でわかっていないのか……っ!?」
のび太「で、手伝ってくれると?」
ドラ「……貴様は出来杉を殺す手の内を私に晒さずに協力を申し出るのか……?」
ドラ「貴様だったらどうなんだ……?勝算のないギャンブルに手を出すのか……っ!?」
ドラ「ありえない……微塵の欠片も……っ!」
ドラ「だがそれがセオリー……っ!それが通常の思考回路というもの……っ!」
のび太「バカだなぁドラえもんは」
ドラ(……っ!?)
のび太「勝ちが見えているギャンブルなんて……」
のび太「何も燃えやしないよ」
795 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:31:16 ID:???
ドラ(…………っ!…………っ!)
ドラ(不覚……っ!)
ドラ(今まで私はコイツを……見下していた……っ!)
ドラ(ジャイアンにイジメられ……スネオにも蔑まれ……っ)
ドラ(女であるしずかに同情されるという醜態……っ!)
ドラ(俺がコイツなら……)
ドラ(間違いなく死を選ぶ……っ!)
ドラ(恥ばかり晒し……情けない……っ!)
ドラ(生きている価値など見い出せない……っ!)
ドラ(それを私は半ば嘲笑し……哀れんでいた……っ!)
ドラ(私の道具もまともに扱えない愚図……っ!)
ドラ(何ど過ちを繰り返しても学べない、この学習能力の無さは……っ)
ドラ(生きるにおいて最も……致命的……っ!)
796 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:32:33 ID:???
ドラ(だから私は諦めていた……っ!)
ドラ(コイツの未来は変えられない……っ!)
ドラ(どんな道具を駆使したところで……皆無……っ!)
ドラ(そして勝手に想像していた……っ!)
ドラ(コイツのなれの果て……何も変わらず、落ちぶれていく姿を……っ!)
ドラ(そして今……私のその誤った未来像は……っ)
ドラ(幻覚……虚像と化した……っ!)
ドラ(もはやそれは期待にまで至る感情……それもまた……)
ドラ(見事な迄に裏切られた……っ!)
ドラ(しかしこれは嬉しい誤算……っ!)
ドラ(私にとってこれ以上ない転機が訪れた……っ!)
ドラ(今思えばあの時も……否、全ての失敗に納得がいく……っ!)
ドラ(布石……っ!)
ドラ(もしコイツがあらゆる場面を想定しての……道具本来の使い方とは別の……っ!)
ドラ("別の目的"の為の失敗だとしたら……っ!?)
ドラ(あ、あぁ…………っ!!)
ドラ(繋がる……っ!全ての辻褄が合う……っ!)
ドラ(全てはこの時為……っ!壮大なる……)
ドラ(圧倒的計画……っ!)
797 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:39:36 ID:???
のび太「僕の話に乗ってくれる気になってきたかな?」
ドラ「く……っ!(どうする……、どうする……っ!?)」
のび太「じっくり考えていいよ。時間はたっぷりあるし」
ドラ(違う……ないんだ……っ!)
ドラ(コイツは……出来杉の恐ろしさを知っている……っ!)
ドラ(無論、私だって……っ!)
ドラ(下手をすれば……この情報は既に奴の耳元まで届いている……っ!)
ドラ(私は今決めなければならない……っ!)
ドラ(今が決断の時…………っ!!)
ドラ(過去を捨て、全ての事象を無に戻す格好の機会……っ!)
ドラ(言うなればこれが……っ)
ドラ(ラストチャンス……っ!)
798 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:40:58 ID:???
のび太(……ククク)
のび太(やっぱりバカだなぁドラえもん)
のび太(こんな薄っぺらい言葉に感化されちゃって……ww)
のび太(僕は知ってるんだよ。君も僕を見下している事を)
のび太(始めから僕に味方なんていない)
のび太(己意外は全て敵!!!)
のび太(だけど利用できる物は利用させてもらうよ)
のび太(使えなくなったら捨てちゃうけど……www)
のび太(さてと……)
のび太「どうするの?」
ドラ「……っ!わかった……っ!」
ドラ「私は押し負けた……っ!貴様のその圧倒的自信に……っ!」
ドラ「貸してやる……っ!私のこの力…………っ!!」
のび太(フフフ……フフフフ……アーッハッハッハッハッハッ!!!)
のび太(ちょろいなぁ22世紀の"失敗作"は……ww)
のび太(だけどその"失敗作"に頼らなきゃならない僕も……)
のび太(……違う!僕は無力じゃない!)
のび太(僕は利用する側の人間なんだ!それをコイツで証明してやる!)
のび太(そもそも出来杉さえいなければ……僕はこのままで構わないのに)
のび太(出来杉ィィ……)
のび太(し ず か ち ゃ ん は 渡 さ な い ! !)
799 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:41:49 ID:???
のび太「作戦を説明するよ」
ドラ「早く……、早くしろ……っ!」
のび太「焦んないでよ。心配しなくても部屋の盗聴機類は全て取り除いたから」
ドラ「……っ!(コイツ……気づいていた……っ!)」
ドラ(いや……っ!やはりと言うべきか……)
ドラ(この部屋は監視されていた……っ!)
ドラ(おかしいと思ったんだ……っ!まだ真っ昼間だというのに、この薄暗さ……っ)
ドラ(コイツは外から見えぬ様、カーテンを閉めきっていた……っ!)
ドラ(しかも私が気づかない内に……当然の様に……っ!)
ドラ(ごく普通の日常と変わらぬ仕草で……っ!)
ドラ(コイツ……読めない……っ!)
ドラ(いつの間にこんな……底が見えない……っ!)
ドラ(コイツは一体誰だ…………っ!?)
800 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:43:09 ID:???
のび太「驚く事はないよ、相手は出来杉なんだから。このくらい当然さ」
ドラ「あ、あぁ……そうだな……」
のび太「じゃあ続けるよ。とりあえず君には味方を増やして欲しい」
ドラ「なるほど……一見当たり前の事だが……」
ドラ「対出来杉に関しては最も合理的……っ!」
のび太「彼は天才故に馴れ合いを嫌うからね」
ドラ「そこから貴様が選び抜いた結論は……質より数か……っ!」
のび太「卑怯だと思うかい?」
ドラ「いや……他にない……っ!」
ドラ「これが最低レベル……だが最良の策だ……っ!」
ドラ「結構……大いに結構……っ!」
のび太「じゃあ決定だね。」
ドラ「一つ!質問していいか……?」
のび太「なんだい?」
ドラ「必要なのは……100人……200人……?何人だ……っ!?」
のび太「2人でいいよ」
ドラ「…………っ!?」
のび太「ジャイアンとスネオだけでいい」
ドラ(馬鹿な……、馬鹿な……っ!)
ドラ(2人……だけ……っ!?)
ドラ(ありえない……コイツの考えている事が理解できない……っ)
ドラ(コイツには閃いているのか……?)
ドラ(私の想像を遥かに超越する圧倒的打開策……っ!)
ドラ(ない……見えない……コイツには見えているであろうビジョンが……っ!)
ドラ(苦策か……奇策か……どちらにせよ……っ)
ドラ(望むところだ……っ!)
ドラ(結構……大いに結構!!!)
801 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:45:08 ID:???
スネオ「ジャイアン、そろそろそのゲーム返してよ〜」
ジャイアン「うっせーなぁ!!今いいとこ何だよぉ!!」
スネオ「もう帰らなきゃママに怒られちゃうよ〜」
ジャイアン「なーんーかー言っーたーかぁーぁ?」
スネオ「……んもぅ〜!」
ジャイアン「あぁっ!!クソォッ!!死んじまったじゃねぇかよぉ!!」
スネオ「ぼぼぼ僕のせいじゃないでしょ〜?」
ジャイアン「スゥーネェーオォー!!」
ドラ「ヤメロ……っ!」
ジャイアン「あぁ?ドラえもんかよぉ、邪魔すんなっつーのっ!!」
スネオ(助かった……かな?)
ボコッ!!
スネオ「いったぁ〜い!」
ジャイアン「もう少しでクリアだったんだぞコノヤロォー!!」
スネオ「うわぁ〜はぁ〜ん、ヒドイよジャイア〜ン」
ドラ「聞こえないのか……っ!?ヤメヤガレ……っ!」
ポチッ
ドラ「動け……っ!」
ジャイアン「……!!な、なんだぁー!?」
スネオ「ぼ、僕たちいつの間にか縛られてるよ〜!」
ドラ「ザ・ストップウォッチを使った……っ!」
ジャイアン「ザ・ストップウォッチィ!?」
スネオ「ママ〜〜〜!」
802 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:47:08 ID:???
ドラ「止めるんだよ……時を……っ!」
ドラ「その間僅か9秒……っ!だが私にとってはほんの9秒弱でも……」
ドラ「貴様ら相手なら一生の地獄を味わせる事も可能な9秒間……っ!」
ジャイアン「なぁーんだよーぅ、そこまでしなくてもいいじゃんかよぅ!!」
スネオ「……(返事がない、(ry )」
ドラ「貴様ら次第なんだ……私が貴様らをどう扱うかは……っ!」
ドラ「何故気づかない……っ!?ここまで追い詰められないと分からないのか……っ!?」
ドラ「やはりゴミか……所詮は貴様らも……っ!」
ドラ「私が仲間にするに値しないと判断すれば……」
ドラ「貴様らを処刑する許可を得ている……っ!」
ドラ「私だ……っ!今この時を支配しているのは……っ!」
803 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:55:02 ID:???
誤字ぐらいチェックしてから書き込めよ
804 :
NPCさん:2008/02/16(土) 16:57:36 ID:???
コピペ嵐乙。
805 :
NPCさん:2008/02/16(土) 17:00:10 ID:???
コピペ荒らしもまた住人なり
806 :
NPCさん:2008/02/16(土) 17:06:15 ID:???
ジャイアン「……ちょっと待ちな、仲間がなんだって?」
ドラ「話しを聞きたいならまずその役立たずを起こしてもらおう……っ!」
ジャイアン「起きろスネオ!!」
ガッ
スネオ「イデェッ!」
ジャイアン「起こしたぜ」
ドラ「良かろう……話してやる……っ!」
ドラ「これが……のび太の圧倒的計画だ……っ!」
ジャイアン「こ、これはぁ……!!」
スネオ「え?なになに?」
ドラ「どうする……?これはチャンスだ……っ!」
ジャイアン「チャンス……?」
ドラ「毎日飽きる事なく空き地に入り浸り……隣のガラスを割り……っ」
ドラ「誰に何度叱られようが懲りる事なくくだらないいたずらばかり……っ!」
ドラ「恥ずかしくならないのか……っ!?」
ドラ「今まで貴様らがしてきた事は全て無駄の塊……っ!」
ドラ「変わるんだ……っ!今こそ……っ!」
ドラ「下手くそな意思表示ではなく……明確な目的を持ち……っ」
ドラ「それを実行し実現する力を手に入れるんだ……っ!」
807 :
NPCさん:2008/02/16(土) 17:07:31 ID:???
ジャイアン「……俺に人の下につけって言うのか?」
ドラ「強制はしない……だが貴様自身が既に気づいているハズ……!」
ドラ「大切なのは己の意思……っ!本能に従え……っ!」
ドラ「自分に正直になるんだ…………っ!!」
ジャイアン「……面白ぇじゃねぇか」
スネオ「ねぇ何の話してるのさ?」
ジャイアン「お前……いや、あなたの事はDRA様と呼ばせて頂く」
ドラ「好きにしろ……っ!だが忘れるなよ……」
ドラ「従うべき王は……のび太だ……っ!」
ジャイアン「さぁのび太の……我が主のもとへ……!!」
808 :
NPCさん:2008/02/16(土) 17:38:19 ID:???
コピペのくせに長い…