306 :
NPCさん:
『古城の秘密』は本質的に前のレスでも語られていた
「ハンドアウトの不要なシナリオの例」
として書かれた部分があるリプレイなんだよな。
あの手紙には、GMとPLのイメージの刷り合わせという意味でのシナリオハンドアウトとしての機能は一切ないといっていい。
あれは雰囲気作りのための「小道具ハンドアウト」にすぎないんだよ。クトゥルフとかでよく使われている新聞記事のコピーとかのアレね。
ガイダンス的にはPLのモチベーションをあげるテクニックとしての小道具の使用の提案とも言える。
あのリプレイの意図には「イメージ共有ができるならばシナリオハンドアウトなんていらない」という”気づき”を誘導させることはあるんだが、ここらへんについてテキスト担当のかわたなの補足が足りないので、逆にわかりにくくなってる気もする。
ハンドアウトに形式はないのでこのリプレイのように変わったものでもいいよとは書いてあるんだが、ハンドアウトが必要ないなら使わなくてもいい、って言い切れてないんだよな。かわたなは。
だからあのリプレイは下手すると「ハンドアウトのいらないシナリオであっても、無理して”紙片”みたいなのをつくらなきゃいけないのか?」みたいにリプレイが本来言いたかったことと真逆の印象を読者に与えてしまう可能性も内包している。
つか俺もあの当時は初心者だったのでそう感じたんだよね。
金澤GM的には「いわゆるシナリオハンドアウトはいらないシナリオなんだけど、ハンドアウトつながりのネタで雰囲気作りのために小道具ハンドアウトをつくって見た」ってだけで無理してるわけじゃないと思うんだけどね。
ハンドアウト不要の方向性を具体的に提示すること自体はまたいつか何かのシナリオとかリプレイとかガイダンスとかでやって欲しいな。