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『ちょっちミニチュアのすすめでも書くかの』
『「D&Dユーザーはどうしてブラッドウォーを使うべきか ―イセリアルマローダーマジくぁわいい― 」
先月初旬、日本では10月末にD&Dミニチュアの新しいセットが発売された。ブラッドウォーである。
これは60種類からなる標準的なセットで、レアが24、アンコモンが24、コモンが12という構成になっている。
もちろん知っての通り、このセットではいくつかの目玉とも言えるミニチュアがある。ピットフィーンドを筆頭に3種のデヴィル。
凄い顔のマリリス、サキュバス。あるいはギスヤンキレッドドラゴンナイトのように。しかしこれらのいずれもレアであり、
すなわち手に入れようと思えばそれなりに買わないことには難しいことは明白だ。
だが、あえて目を向けてもらいたいのは、もっと手に入りやすいアンコモンで、とても素晴らしいフィギュアがあるという事実だ。
そのなかでも白眉といえるものを挙げるとすれば、それはこの3つになるのではないだろうか?
すなわち、ミディアムカッパードラゴン、アースエレメントガーゴイル、イセリアルマローダーである。
ミディアムカッパードラゴン。この立ち上がり翼を広げたドラゴンは、中型の土台に収まることを拒否しているようにすら思える。
塗りに若干の不満を覚えることはあるかもしれないが、この中型のドラゴンはD&Dのプレイにおいて、トリックスターの味方として、
統率力での部下として、あるいはPCとして、そしてエベロンが出た今となれば敵としても使うことが出来る。素晴らしい。
アースエレメントガーゴイル。あまり一般的ではない次元界の書からのテンプレートによる強化を施したガーゴイルであるが、
その姿はガーゴイルに求められる姿としては間違いなく正しいままだ。翼を広げ、ひざを曲げて襲い掛かる時を待つ…
あるいは単なる石像なのかもしれないが、冒険者は決して油断することは出来ないであろう。隙を見せた瞬間、
その翼が生物のように滑らかに動くとも限らないのだから!
そして―イセリアルマローダー。
口をかぱっと広げ、三つの牙があり、三つのつぶらな瞳を持ち、そしてタメを作った足運び。
これはモンスターマニュアルのイラストレーションの完全な立体化に成功していて、追随するものはほかにない。
これらはいずれも、最近のセットにありがちであった全くなじみのない新しいサプリからのモンスターばかりといった批判に答えるものだ。
この3つのモンスターはいずれも間違いなくMMにあり、一般的なDMが使おうと思うに足る連中だ。
ミディアムカッパードラゴン、アースエレメントガーゴイル、イセリアルマローダー。
こいつらのおかげでブラッドウォーは私がD&Dプレイヤーに最も勧めるセットとなった。
是非君もブラッドウォーを手に取り、感動を共有して欲しい。
P.S.真に蛇足ながら、アンコモンにはこの三つにはわずかに劣るものの、お勧めしたいものはまだある。Maugなどが。
また、定番のゴブリン、コボルドもコモンとして入っているので、安心していただきたい。』
『長すぎて分割する羽目になった』
『コラムの翻訳っぽい感じが出ていれば幸いである』