【なりきり】なんだかTRPGっぽいスレ【キャラ萌え】
そろそろリーダー召還の儀式を…(以下略
弓を女に突き付けて、決めゼリフとともにヘラルド登場!
で、レディが何かでオトすってのを期待してたんだが…。
ヘラルド忙しいんかな?
940 :
リオン:2006/01/26(木) 22:03:03 ID:???
仮説1…パソコンが壊れた。
仮説2…まさかとは思うがシーズン的にそれどころではない。
「知ってる、本を持ってること!それは自らを滅ぼしかねない両刃の刃だ!
特に力に溺れるような奴はな!」
そういえば、一週間以上姿を見ていない・・・。
どうしたんだろ?
もうマターリビーム当てたり剣スパッとやったりしないから見捨てないでくれーっ!
〜メンバーの一人と連絡が取れない場合、すべきことは、
いつ来ても大丈夫なように環境を整えておくことである〜
by某コテハン
ゴッドワルドが放ったカマイタチよって傘は折られ、女は天井からまっ逆さまに落下!
したたかに腰を打ち付け転がり悶え苦しんだあと、それでも何とか立ち上がり逃げようとしたところで、足元に突き刺さる光の槍!
レイリスに冷たく言い放たれ、おまけにリオンが剣を抜いて向かってくるのを確認した女は、観念したのか両手を上げる!
「…ちょーサイアクー! なんか負けたしー、しんじらんなーい!」
「大丈夫かい!?」
ラインハットが、倒れたゴットワルドに駆け寄り、心配そうな様子で話しかけている!
部屋の中央では、(多分)元の姿に戻ったオリマがうつ伏せに倒れているぞ!
「…確かに本は読ませたけどさー、アタシが読ませたわけじゃないしー。
本自体もー、もう持ってないしー。とっくに持って行かれたしー。
詳しいことだってー、ぶっちゃけ知らなーい!」
女はふてぶてしく(腰をさすりながら)答えるぞ!
「なんだ?折角待ち伏せ掛けてたのにもう終わりか?」
遅れてノコノコ出てくるヘラルド。
ヘラルドがこのスレの最初の方で出した手紙の内容は
『山中の遺跡出口にて捕り物の機会。腕に自信のある冒険者は参加されたし
特に疾風のアラハッド、黒刃のシャラックは久しぶりに会いたいので
来るように。後、リオンのお仲間も呼んでやれ。神殿再建の機会だ。
到着から1日経っても誰も出てこないようなら突入されたし』
と言う単純な待ち伏せ依頼だったりする。
出口の待ち伏せは連中に叩いてもらって、中での待ち伏せは
後を突いて貰おうと言う単純な計画。
945 :
リオン:2006/01/28(土) 00:32:02 ID:???
「本当に持ってないのか!?」
剣をしまう。
「一つだけ言わせて。ヘラルドはオッサンじゃなくてお兄さんだ!よーく覚えとけ!」
ゴットワルドを治療している所にヘラルド登場。
「ヘラルド、無事だったんだ!ゴットワルド君が大変…!」
今日誰も来てないのですべりこみっ!
誰か本を持っていったのが誰なのかとか聞いてくれー
つい勢いで聞くのを忘れてしまいました(爆)
手紙かあ、すっかり存在忘れてたw
947 :
レイリス:2006/01/29(日) 15:18:39 ID:???
女を見張りつつ、【ディスペル】で【スリープ】を解除する。
「で、この女どうする?
このまま、ほっとくわけにもいかないし・・・」
そういった後
「他にも聞きたいことはあるしな・・・
まず、誰が本をもっていったんだ?
知らないとは言わせないぞ」
と、女に詰問する。
ぬ、いかんな。
ラインハットの前で無防備な姿を晒してるじゃないかW
それはそれとして。
ブルドックが心配そうに覗き込み、カワウソが首筋の
紋様の妙な脈動を感じ取り、あたふたと踊りだすのであった。
その時、ゴットワルドの意識はというと奇妙な光に満たされた宙空に浮いていた。
(僕は…我輩はどうしてしまったのか…。)
《ゴットワルド、君はマタァーリは好きかマタァーリ?》
(マタァーリ…? あなたはいったい何なのだ?)
949 :
リオン:2006/01/30(月) 15:32:16 ID:???
未だ意識が戻らぬ少年に語りかける。
「起きてよお…王都にいったらみんなで枕投げするんだから…」
ラインハットは意味ありげだよな。そういえばレディは置いて来たまま!?
950 :
NPCさん:2006/01/30(月) 19:35:01 ID:???
板移動および次スレの準備をどうぞ。
ぐあー、950ジャストで言われちまったー!やはり移動したほうがいいのか!?
まあラノベ好きか電源RPG好きが参加してくれるかもしれないから移動するのも悪くはないかも。
ただし問題はぴったり合う板が無いことだ…。
次スレは、此処でいいと思うね。
早く立てて変に荒れてもなんだから、立てるにしても980近くになってからでもいい気がするンさ。
《マタァーリはいいねぇ、君もそう思うマタァーリ。》
(我輩もマタァーリは好きではあるが…で?)
《元の姿も今の姿でも、これから色々不便だと思うマタァーリよ。》
(うむ、敵に大分知られているようだからな。)
《いい感じにマタァーリしとくからマタァーリの姫巫女を護るマタァーリ。》
(いや、ちょっとまて何を…てもしや貴様ッ!?)
その時、現実世界から少年の姿が怪しげな光に包まれ掻き消えたのだった。
《君、マタァーリの力と本にまつわる魔力でホブゴブリンからホブ=サピエンスになるマタァーリ。》
(何ィッ、こら待て、貴様ッ全てマタァーリで済ます気だなぁ………
「パシリに持って行かせたに決まってるじゃーん?
あとさー、あんまり詳しいこと聞いても多分意味無いっていうかー。
ぶっちゃけ、重要なことは話せないように呪い(カース)かけられてるし〜。
当然だよねー。だからムダムダ〜! キャハハハハ!」
やたら燗に触る声で女は話すぞ!少なくとも嘘は言っていないだろう!
ちなみに、レディはまだ姿を見せていない!
さてと。このスレもついに950を超えたな! 大したもんだ!
新規参加者のことを考えて、次スレは切りの良いところから始めるべきだな!
このスレで迷宮編を終わらせるぞ! 各人やりたいことはやっておくように!
とりあえず決めて欲しいことは、
・女をどうするか?
・ヘラルドは
>>932でジィールをどうしたか?
だな! あとはレディに少しネタバレの独白をしてもらって締めるとしよう!
次スレは定石通り、
>>970を超えてから立てるぜ!
954 :
リオン:2006/01/30(月) 23:52:27 ID:???
「どうしてそんなに無茶するの…?
あの時直接追うなんて言わずに一緒に来てればよかったんだね…」
不思議な光に包まれる少年。
「!?」
触れようと伸ばした手は虚空をかいた――。
「…っ、うそ…嘘だっ…こんなのないよ!」
開き直った女につかみかかる。叫ぼうとするも出るのは震えた途切れ途切れの声。
「罪も無い人を怪物にして…襲わせて…
笑ってたよね、ゴットワルド君が痛めつけられるのを見て…
どうして…っ!? こんな…の…いや…だよ…」
そのまま崩れるように座り込む。
955 :
レイリス:2006/01/31(火) 11:07:38 ID:???
「ちっ・・・」
予想はしていたが、女の態度が気に食わないのか、思わず舌打ちする。
と、いきなり女につかみかかるリオン。
彼女の言葉に、振り向く。
彼女のいた場所にいたはずの少年の姿は、どこにも見当たらない。
「・・・!?まさか・・・!!」
行き場のない思いに駆られ、女に殴りかかろうとする。
しかし、行動に移す前に、それは止められる。
(わかってる・・・。これじゃあ、なにも変わらないこと・・・。
私は、あの時・・・)
「リオン・・・」
座り込んだ彼女にかける言葉を、彼は未だに見つけられずにいる。
んぬぅ、内外さんはヘラルドの手紙をどうするんだろうね?
取り敢えずゴットワルドは、迷宮編後のために異空間で仕様変更中なンさ。
因みに謎の声は、モララーかその使いってことでひとつw
そういう訳でゴットワルドはタイミングをみて登場するよ。
{ビィヨル、ゴットワルドさんが消えてしまったゴブよッ!?}
ブルドックがヒソヒソとカワウソに囁く。
{…気配はまだ微かに感じるリンね?}
仕様変更!? どーなるどーなる!?
ジィールとオリマの感動の再会希望!
女はひっ捕まえて連れて行って
王都のモララー神殿本部のマターリルームに入れるといいと思います!
マターリルーム…一週間も入れば敬虔なモララー信者になって
出てくるという恐ろしい…いや、素晴らしい部屋
958 :
リオン:2006/02/01(水) 14:44:19 ID:???
−リオン、ゴットワルドはホブゴブリンにしとくのは
勿体ないからゴジャースにバージョンアップするモラ!−
「!?」
その声に耳を澄ます。微かなオーラを感じる。
「生きてるの!?どこ?どこに…いるの?」
モララー神の遣いは(・∀・)ジサクジエンだったりして。
しっかし一番大したものなのはナイスガイだな。
959 :
レイリス:2006/02/01(水) 22:17:08 ID:???
マターリルームってまさか、モララー神殿洗脳部屋のことかっww
いっ入れてみたい・・・(マテ)
いい感じにマタァーリ・・・そして、バージョンアップ・・・
たのしみだなぁww(*^ω^*)
「?!」
リオンの言葉と同時にアホ毛がたつ!
オーラの位置を感知しようとする。
「近くにいるはずなんだ・・・
まさか、別の空間軸・・・?
ここであり、ここではない場所・・・?」
なんか最近黒くなってる気がする・・・(汗)
960 :
リオン:2006/02/02(木) 00:38:55 ID:???
女に向かって言う。
「さっき…呪いかけられてるって言ったよね。
仲間にそんなのかけれるはずない!利用されてるだけなんだよっ!」
(リムーブカース…ギリギリで使えるか使えないか…。)
印を結びつつ呪文を紡ぐ。何とか発動はした。しかし…
「……。ダメだ効かない」
起こったことは高度な術を使ったための精神疲労のみ。
「ごめん、オレには無理だった。でも神殿長なら、その呪いを解けるはずだ。
一緒に王都に行こう!」
そしてそのままマターリルーム行きにする作戦w
961 :
レイリス:2006/02/02(木) 15:08:04 ID:???
(この人にも何か理由があったのかもしれない・・・)
と、思い直す。
「そうだな・・・」
とか、いいつつ分化を解く。
「さっき、腰を打ったよな?」
そして、女に向かって話しかけ、体に手をかざす。
その口調には、さっきまでの冷たさはない。
(時間はかかるが…これぐらいなら、再分化する必要はないか…。
それに連続分化は体が持たない…)
「ところで、名前聞いてなかったよな…教えてくれるか?」
ヒーリング(弱)をかながら、女に問いかける。
「私は…レイリスだ。
あと…さっきは、きつく言い過ぎたな・・・」
マターリルームキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
はたして、女はマターリするのか!?(焦点が違う)
あと、ヒーリングは、通常ヴァージョンでもかけられるけど、
実戦に使える性能じゃない(時間かかる・回復力低い)ってことで…
つい、演出でつかってしまった…(滝汗)
ここで空気を読まずヘラルドは唐突に行動に出る。
いきなりゴス!っと女の首筋に手刀をかまして気絶させる。
「リオン、縄でグルグル巻きにして猿轡噛ませておけ」
歩き出そうとした所でふと止まる。
「おっと、忘れる所だった。裸にして身体検査を・・・」
ちょっと固まった後
「ふむ・・・・・・むー・・・・やっておいてくれ。終わったら布か何かで巻いて
猿轡を噛まし服は着せるな。何か仕込まれてるかも知れんし逃亡防止になる」
と言ってレディを迎えにスタスタと歩いて行く。
963 :
リオン:2006/02/03(金) 21:50:49 ID:???
ぱたっ
( ゚д゚)ポカーン「あ」
「や、やっといてって…へらるどのスケベ〜」(><)
といいつつも恐る恐る身体検査にかかります。
「うう、目が覚めたら大騒ぎするんだろうな…
服脱がすのなんて慣れてないのに…」(←慣れてたら怖い)
今だ、ゴットワルド、登場するのだ!w
そういえばジィールはどうしたの?感動の再開でOK?
964 :
レイリス:2006/02/04(土) 14:36:02 ID:???
しばらく、呆然とした後、リオンの近くで、身体検査をてつだう。
「あれ?」
と、彼は自分の身に起きた異変に気づく。
何故か鼻血がっ!
「・・・
うわぁぁああぁぁああぁあぁぁ!!何故だぁぁぁぁぁ!!
こっこれは誤解だ!誤解なんだぁぁぁぁぁぁ・・・!!(半泣き)」
(゚Д゚;)ノ
いまこそ、降臨の時か?!(わくわく)
965 :
リオン:2006/02/04(土) 22:47:54 ID:???
「レイリス大丈夫!?」
モララー鞄に手を入れる。
しゅぽーん!(ナゾの効果音)
「AA教特製ポケットティッシュ〜〜!」(←ド○えもん風に)
966 :
レイリス:2006/02/05(日) 00:12:02 ID:???
「うぅ・・・ありがとう・・・」
AA教特製ポケットティッシュを受け取り、鼻を押さえる。
それと同時にある光景が頭を過ぎる。
近所の子供「レイリス兄姉ちゃーん。両刀遣いって本当?」
レイリス「なっ!!断じて違うぞ!!私はアレルギーで…」
子供「だって、噂になってるよ〜」
レイリス「なっ何だってー!!」
〜帰宅後〜
レイリス「じじい・・・私、もう外にでないから・・・」
じじい「なっ何があったんだ・・・!?
って、ヒッキーになるつもりか!きさま!!」
ぱたんっ(ドアが閉まる音)
「あははははは・・・・。嫌なこと思い出しちまったよ・・・」
少し乾いた笑いを浮かべる。
(まだ、精神的にも未分化なだけなのに・・・ors
しかも、元ヒッキーだったってか・・・。
思い出さないほうが幸せだったかもしれん・・・鬱だ・・・)
モララー鞄=四次元鞄説を押したい(マテ)
そんな或る意味惨劇の最中、リオンのモララー鞄の蓋がガバッと開いた。
ウニウニワキワキ
男の物と思われる腕が宙を泳ぐ。
『…ここからは出れないか。』
そんな声が漏れると、直ぐに腕は引っ込むのだった。
…それに驚く二匹。
『バウッ!』『…キュウ。』
内外さんの出方を待ってたんだけど、もしかしてこちら待ちかな?
968 :
リオン:2006/02/05(日) 15:22:55 ID:???
「あれ? 何か言った?」
きょろきょろ。びくっ。
「うわあああっ!今手が出てたよ!」
と、レイリスにすがりつく。
「動物も反応してるってことは…心霊現象!?怖えええぇ!」
969 :
レイリス:2006/02/05(日) 17:46:02 ID:???
「え?手が生えてる・・・?」
引っ込む瞬間の手を直視。
Σ(゚д゚lll)。〇(なっ何だあれはっっっ!)
リオンの背中をなでながら、
「あはっ・・・私は何も見なかったぞ・・・。
ああ、何も見なかったぞっと・・・ははははは…」(遠い目)
>>961のレイリスに対する女の反応!
し! _ -── ‐- 、 , -─-、 -‐─_ノ
超 敵 // ̄> ´  ̄  ̄ `ヽ Y , ´ ) 同 え
甘 に L_ / / ヽ 情 |
チ 同 / ' ' i !? マ
ャ 情 / / く ジ
ン す l ,ィ/! / /l/!,l /厶,
だ る i ,.lrH‐|'| /‐!-Lハ_ l /-!'|/l /`'メ、_iヽ
よ な l | |_|_|_|/| / /__!__ |/!トi i/-- 、 レ!/ / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
ね ん _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ ,イ ̄`ヾ,ノ!
l て 「 l ′ 「1 /てヽ′| | | 「L! ' i'ひ} リ
ヽ | ヽ__U, 、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ, ヾシ _ノ _ノ
-┐ ,√ !  ̄ リ l !  ̄  ̄ 7/
レ'⌒ヽ/ ! | 〈 _人__人ノ_ i く //!
人_,、ノL_,iノ! /! ヽ r─‐- 、 「 L_ヽ r─‐- 、 u ノ/
/ / lト、 \ ヽ, -‐┤ ノ ア 了\ ヽ, -‐┤ //
ハ キ { / ヽ,ト、ヽ/!`hノ ) マ |/! 「ヽ, `ー /) _ ‐'
ハ ャ ヽ/ r-、‐' // / |-‐ く | > / / `'//-‐、 /
ハ ハ > /\\// / /ヽ_ ! イ ( / / // / `ァ-‐ '
ハ ハ / /! ヽ レ'/ ノ > ' ∠ -‐  ̄ノヽ /
{ i l ! / フ / -‐ / ̄/〉 〈 \ /!
ゴス!
女は首筋に手刀をかまされて気絶したぞ!
とっぺんぱらりのぷぅ!
「愛について語ろう。この物語のテーマもまた、そうだと私は思うから」
閉じられた扉の向こう側から、レディの声が聞こえてくる。
扉に背を預け、座り込んでいるのだろう。
「私にとってのこの冒険は、一年前から始まった。
今、私たちから本を奪おうとしている連中―――『敵』は、
当時ひとりで冒険者をしていた私を捕虜とした。
その期間、私は『敵』と共に行動していた。
私の持ってきた“本”も、実は『敵』の住処から盗んできたものなのだよ。
・・・協力していた理由は簡単。“二度と”死にたくなかったからだ。
彼女の視線は、ただ一点に注がれている。
同じ部屋にいるピースはもはや見ているだろう。
手袋を外した彼女の手に、指輪がはまっていることに。
「この指輪だが。これは、人を生き返らせるなどという大層な代物ではない。
単なる、“知能を持った死体(ブアウ・ゾンビ)”の効果を持つだけだ。
・・・私はもう、一年も前に死んでいるのだよ。
「この指輪をはめられた死体は、生前の知能を有したまま行動することができる。
もちろん後遺症が無いわけではない。
私は殺されてすぐに指輪をはめられたおかげで、これといって不便なところは無いが・・・。
まあ、多少不器用になった気はする。注意力や集中力、記憶力も怪しいかもしれないな。
「後遺症としての例は、アーサーとベン・デンナーだな。
アルトリアがモヒカンに手を出されそうになったときに、アーサーはなんの躊躇も無く一刀両断にしただろう。
生前の『アルトリアを守る』という想いが、よほど強かったのだろうな。
その想いだけで身体が動いてしまったわけだ。言葉も話せなくなっていたようだが。
あとはベン・デンナー。彼はアルトリアの護衛として雇われていた。
本人は気が付いていなかったようだが。
アルトリアの親が、駆け落ちして冒険者となった娘のことを心配して、内緒で雇っていたのだろう。
死んだ彼に指輪をはめたのは私・・・1つだけ予備として『敵』から貰っていたものだ・・・だが、
さすがに時間が経ちすぎていたようだな。
『護衛』という仕事を果たすことしか覚えていなかったようだ。
「・・・しかし、ここで面白いことが起きただろう。
ベン・デンナーは、アルトリアだけではなく、アーサーも守ろうと動いたようだった。
これはつまり、アルトリアの親が、彼を雇うときにそう頼んでいたのだよ。
使用人のアーサーも守るように、と。・・・結局、親は二人の関係を認めていたわけだ。
・・・どうだね、ヘラルド・マリガン。どちらも、美しく儚い愛の物語では無いかね?
苦笑しているような声が、扉の向こうから聞こえてくる。
「私が『敵』から本を奪って逃げたのは、研究して指輪の魔力を増やすためだったのだが・・・。
もしかすると、死ぬ直前に君に会いたいと強く願ったからなのかもしれないな。
・・・実際そうだったかどうかは、覚えてないがね。
「・・・さて、随分と眠たくなってきた。先ほどから、身体が重くて仕方なかったしな。
指輪の魔力が切れてきたようだ・・・。
「はっきり言って、私は死にたくない。
一年も前に死んだ身体を蘇生させることは不可能だ。
だから、指輪の魔力を切れさせない方法を探そうと足掻いたんだ。
“ゴブリナの萌える書”なら、それができると思った。
だから、集めるために君たちを利用したのだよ。護衛もかねて、ね。
「だが・・・。
私を追ってきた連中が山に火を放ったのを見て。
君が死体に指輪をはめることを拒んだのを見て。
兄を助けるために他者を殺したジィールを見て。
思ったのだよ。
私がしていることは、単に自分が生き残るために、他の人を殺してまわっているだけではないのか、と。
「もうわからなくなってしまったのだよ、ヘラルド・マリガン。私はどうするべきなのか。
・・・だから、君に選んでもらうことにした。
この扉の下には隙間がある。指輪くらいなら通るだろう。
私をまだ生かそうと思うのなら、君が持っている指輪をこちらに送ってくれ。
そう思わないのなら、立ち去るだけでいい。もうじき、私のしている指輪の魔力は切れるだろう。
「・・・選んでくれ、ヘラルド。
私と冒険者として生きてくれた唯一の人よ。
恨みも妬みも、後悔も非難も、そして泣きもしないことを誓おう。
私は死んだ。
身体は滅びに向かっている。
答えを出せるのは君だけだ。
君の選択だけなのだ。
君の選択こそが物語を変えるのだ。
「何この悦に入った文章、ふざけてるの?」と思われるかもしれないが、
これは某TRPGの前書きのパロディのつもりだから勘弁な!
失敗してるけど!上手くいかなかったよちくしょう!
もちろん、他の人に意見求めても構わないよヘラルド!
975 :
ピース:2006/02/05(日) 22:47:57 ID:???
「…レディさん・・・」
彼女の肩にとまったままかける言葉も無く…。
(対アンデッド部隊…
リオンがいつもしてた事ってこんなに悲しい事だったのかな…?)
切ないっ!!切な過ぎるよナイスガイ!(>_<)
「また何か隠してると思ったがそんな事だったか」
扉の向こうのレディを透かす様に見る。
「・・・可能性は低いが想定はしてたよ。あの二人の件からな」
目を細め呟く様にボソリと言った。
「一つだけ言っておこう。お前は一つ勘違いをしている」
クシャクシャになったタバコの箱から一本タバコを取り出す。
それを口に咥え、その後ポケットから指輪を取り出す。
「選択するのは俺じゃない」
指輪を片手で弄ぶ。
「ケリは自分でつける物だ そいつはお前が決める事だレディ」
ヘラルドは親指で指輪を弾いた。
弾かれた指輪は扉の下にきれいに入る。
「自分で決着をつける気がないなら受け取らずそのまま眠れ
俺が代わりにつけてやる」
ヘラルドは扉に背を向ける。
「俺は冒険者の流儀にしたがってケリをつけてくる」
そして出口に向かって歩き出した。
977 :
リオン:2006/02/06(月) 14:17:19 ID:???
恐る恐るモララー鞄を覗き込む。
「…なーんだ、何もないよ」
と油断して中に手を突っ込む!
ヌゥ、忙しくて見れないうちにスレが随分
伸びたなと思ったら、内外さんの連続投入かッ!
ラインハットの記述は…無いよね。
単に書き忘れたのか、既に姿が無いのか判断に迷うところだな。
レディは、ドジッ娘転じて悲劇のヒロインとはな。
やるね内外さんw
真面目な話、こっちもレディをどうにかする手段は有るけど、どうするかなぁ。
まあ、取り敢えずは
その時、動きを止めていたゴブリナ・ゴーレムが突然動きだした。
激しく震えながらソレは皆の処までやってくると、ビシビシッと音をあげヒビが入り…。
崩壊した。
『…やってくれたなモララーめ。』
そして残骸の中心には、深紅の長い髪をした15・6歳の少年が立っていた。
979 :
リオン:2006/02/07(火) 15:27:17 ID:???
ずぼっ
「あれ、この鞄底が無い!?」
そんなことをやっているうちにゴブリナゴーレムの中から少年が現れる。
「!!」
鞄から手を引っこ抜いてゴジャースに仕様変更したゴットワルドにかけよる。
「キミだよね?ゴットワルド君だよね…?」
いつものように抱き枕状態にしようとして腕の中に入りきらない事に気付くのであった。
「良かったね…大きくしてもらって。モララー様、ありがとうございます!」(>_<)♪
寝込んだんじゃなくてなによりです
身体検査の時ラインハットいたのかなあ?w
ピース経由で向こうの事を感知しようか迷い中。
980 :
レイリス:2006/02/08(水) 21:24:03 ID:???
ぐはっ!
レディさんが・・・レディさんが・・・(涙)
最後の最後でどんでん返しがっ・・・!!
あと、あの女には懐柔策(違)はきかんかったかw
ゴブリナゴーレムから現われた少年。
彼が何者なのかに気づき微笑みかける。
「ゴットワルド君・・・だよな?
しばらく見ないうちに急成長したみたいだが・・・
まあ、なんにせよ無事でよかったよw」
ラインハットがあの場にいたら大問題だよな…(笑)
床に転がってきた指輪をレディは見つめる!
そうして、ヘラルドの足音が聞こえなくなった後しばらくして、
レディはこう呟いた!
「…ずるい」
「ずるいずるいずるいずるいずるいずるいぞヘラルド!
いつもそうじゃないか! 私に対して容赦が無さ過ぎだ!
言っただろう! 女性にはもっと優しく接するべきだ、と!」
乱暴に指輪を拾い上げ、指にはめながら言うぞ!
「…今回のこれも借りにしておいてやる! これで二つ目だっ!
すぐに返して、おまけに感謝感激で頭を下げさせてやる! それが私の流儀だ!
指輪をはめてくれと泣いて頼み込むくらいまでにしてやるからなっ!」
そうして、立ち上がって服の袖でごしごしと頬と目元を擦った後、きびすを返して扉に手をかける!
「…いつか絶対に、そっちからこの指に指輪をはめさせてやるっ!」
さて、すっかり空気な存在になっていたラインハットだが、行動はリオンと大差無かったぞ!
倒れたゴットワルドのことを心配して、姿が消えたことに動揺して、生きていることを知って安堵していた!
女を脱がすときには、
「女性に手荒な真似をするのは好ましく無いのだがね。まあ、仕方ないか。
流石にこの場にいるわけにはいかないな。席を外させてもらおう」
と言いつつ、部屋から出ていったぞ! まだ戻っていない!
廊下にいるはずだから、ヘラルドと鉢合わせするだろう!
(ところでレイリスは普通に部屋にいたみたいだけどいいのかな?いいのか。いいな)
はてさて、それでは誰かに、この迷宮編を完結させる一言をお願いしようかね!
もちろんやりたいことはやっておいてな!
983 :
リオン:2006/02/08(水) 23:42:55 ID:???
今までに感じた事の無い胸騒ぎを覚える。
(この思考は…ピース…?何を見たんだろう…?)
それを振り払うように二人に笑いかけ、モララー鞄を背負う。
「行こう、王都はすぐそこだ!」
胸元のモララー刺繍に手を当てる。
「敵がたとえどんなに強大だったとしても…負ける気がしないんだ。
キミ達と一緒なら!」
女はジャランに乗せるの?w
「何だか知らんが盛り上がってるな。外に知り合いの冒険者が待機してる
筈だ。そいつらに連れて行かせよう。とりあえずラインハットが担いでくれ
俺はドラゴンキラーを担いでるからな」
後を振り返って大声を張り上げる。
「レディ!外に出るぞ! ほら急げ!」
ゴットワルドは喋らない。
…濃い血の色をした豪奢な紅い髪の少年は、己の身体を戸惑いつつも確認していた。
(体格は181cm83kgといったところか。)
(首から背中肩にかけてと、ふくらはぎが良く発達してるし全体の筋量も十分だ。)
(…それと氣の流れもよし…ん、なんか変な感じがする…
って耳が垂れた犬耳に成ってるッ!!)
(猫耳は拒否した気はするが、だからってモララーよ。)
少年は、どうにか自分の内で折り合いをつけ皆と供に前を行くリオンの笑顔を見つめる。
『マターリの姫巫女か、どうやら巻き込んだはずが巻き込まれたのは俺の方らしい。』
ブルドックとカワウソは、その独白を不思議そうに聞いていた。
{リオンにはまだ本の事以外何かある…それは王都で何かはっきりする。}
ちょっと意味深な無茶振りをしてみたW
犬耳キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
外見15〜16歳で181cm83kg!? 大きいなあw
リオン(160ちょい?50kg前後)と同じぐらいかと思ってたw
今までは見下ろしてたのが一気に見上げるようになったのか。
美味しいネタ振りをありがとう!w
いよいよ次スレだね。あとはナイスガイさんの降臨を待つのみ!
そうだ、レイリスもなんか一言どうぞ!
987 :
レイリス:
「・・・ああ!」
リオンの言葉に対し、笑顔を返す。
(それにしても・・・)
さっきの女の言葉が頭を過ぎる。
(甘チャンか・・・たしかにそうかもしれんな)
ずきん
そう思ったとき、少し頭痛がした。
浮かぶのは、血にまみれた黄金の目の何者か。
さっきよりもはっきりとしている。
(またか・・・)
そして、そのわずかな痛みのたびに思う。
昔の、記憶を失う前の自分もこうだったのだろうか?
もしかしたら、思い出さないほうが幸せなことなのかもしれない。
それを思い出したら、何かが壊れそうな気がする。
(少し怖いか・・・?いや・・・取りもどさないとダメだ。
たしかにあの時、私はつかみかけていた・・・この体を治すすべを)
そして、みんなの顔をみて思う。
(それに・・・私は一人じゃない。
だから・・・きっと大丈夫だ)
意味もなく長文になってしまった・・・。
獣耳大万歳!!