「テラ・ザ・ガンスリンガー」では、大陸を横断する大鉄道が走ってるということになってるんだ。
それに乗り込んだ流れ者が、行く先々でいろんな事件にまきこまれるっていうのが
基本の冒険スタイルなんだよ。普通は一時停車した街なんかでの冒険なんだけど、時には
列車の中、なんてこともあったりしてなかなか面白いんだ。この時も、やっぱり列車の中で
事件は起こってねえ、快適なはずの鉄道の旅は一転、地獄絵図と化してきて…!
保安官:おい、どうもおかしいぞ。さっき魔物を倒してから数シーン、かれこれ1時間半になる。
これじゃもう列車は魔物でいっぱいのはずだ。倒しても倒してもきりがないじゃないか。
神父:こりゃあ魔物が増える速さのほうが速いみたいですねえ。乗客もどんどん食べられてるみたいですし。
メイジ:くそっ、魔力が足りなかったか。神父、こうなったら全部ターンさせろ。
神父:またむちゃな。このゲームにはそんなルールなんてないんですぞ。
保安官:前回も出てきたよな、こいつ。生き残りがまたこんなに増えるなんてなあ。
記者:全部倒したはずなのに列車に乗り込んでいるとはなあ。GMの陰謀を感じるね。
あっ、そういえば、前回のやつとおんなじなんだったら、ひょっとして汽笛を鳴らせばそっちに
引き寄せられるんじゃないかな。あとは弱点の冷却水でいちころだよ。
保安官:よーし、それだ。みんな、機関室のほうに向かって走るぞっ!
走る一行は途中で駅員とおぼしき男を捕まえて機関室に急いで案内させた。でも、実はこれこそが
GMの仕掛けた罠。機関室へのドアはすでに魔物でいっぱいだったんだ!
駅員:機関室のドアまでもうすこしでづだ。
保安官:おい、機関室はすぐそこかもしれないけど、魔物でいっぱいじゃないか。これじゃ通れないぞ!
駅員:ちゃんとドアはあったでしょうが。天国への扉がね!お前らは俺のあやつる魔物の手にかかって
ここで死ぬんだよ!
サムライ:この魔族め、はかったな。たたっ斬ってやる。
なんと駅員だと思っていた男は、魔物をあやつっていた魔族が化けていたんだ!
とうぜん一行は戦おうとするんだけど、後ろからは魔物の群れが迫ってるし、前には
黒幕の魔族が魔物を支配して待ち構えているし、どうみてもちょっと勝ち目の薄い、大ピンチってやつだ。
メイジ:なーに、戦いにならんよ。あたしはそのボスにテレポートを使うぞ。
スチームメイジは判定のカードを出した。カードはA。ボスを列車の外に放り出すのに充分な威力だ。
GM:ボスの魔族は列車の正面に飛ばされて、はねられてしまった。
保安官:よし、残りの魔物も皆殺しだ。
記者:大勝利だ。最後につじつまが合ったな。
GM:(くそ、展開が予想外だった)それじゃどうする。暴走する列車は次第にスピードを落として、
次の駅に停まろうとしているよ…。
まあこんな調子だね。いつの時代でも、たくましいプレイヤーってのはいるものなのさ。
470 :
NPCさん:2006/08/31(木) 21:48:31 ID:???
テラガンに詳しくないのでいろいろ間違っているかもしれません。
脚色のために元の話と大きく変えたりしています。
今回よく分かる本ネタを多用しています。
困ったちゃんスレ111の225-226さん、勝手にネタを流用したことお許し下さい。