(・∀・)←こいつに変なことを言わせろ @卓ゲ

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722NPCさん
(・∀・) < 某大学におけるレポートの設問と解答例(指・史学概論/2003年度)

ウォーラーステインの世界システム論について、新従属学派との関連をふまえつつ、その特徴を述べなさい。

「(前略)
3.反システム運動
この資本主義という世界システムに抗するため、労働・社会主義運動とナショナリズムが勃興するが、どちらとも国家権力を奪取しても、世界システムに抗するという方向性を多少なりとも放棄せねば、あまりにも制約が多いことを認識させられることとなる。
それゆえに、これらの運動に参加していた者は、既存のヒエラルキーの中での各個人の上昇を志向することとなり、結局は資本主義という世界システムに組み込まれていくのである。
そのため、これらの反システム運動は、最終的に資本主義という世界システムの改良に寄与していたのである。

4.まとめ
さて、こうした反システム運動すらもシステムに組み入れていった、資本主義という世界システムは、中核と半辺境、辺境を移動させつつ、矛盾をも飲み込む混沌としながらも合理的なシステムであり、
おそらく今後も変化しつつ存在するとウォーラーステインは説いている。
これに関して、なるほどど頷く点が多いと言わざるをえないだろう。
しかし、中核と半辺境、辺境の移動がどのようにしておこるのかを、もう少し秩序だてて説明していかねば、矛盾をも飲み込む混沌としながらも合理的なシステムの解明ではなく、ただ歴史の表面、混沌の表面をなぞるだけにおわりかねないだろう。

参考文献
I.ウォーラーステイン著 川北稔訳「史的システムとしての資本主義」岩波書店 西暦1997年
I.ウォーラーステイン著 川北稔訳「近代世界システム」1、2 岩波書店 西暦1981年」