(・∀・)←こいつに変なことを言わせろ @卓ゲ

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718NPCさん
(・∀・) < 有斐閣Sシリーズ『歴史学入門』(浜林正夫・佐々木隆璽編)の75・76頁より引用。

「1.日本最初の歴史書は律令国家が作成した

『古事記』・『日本書紀』をとりあげる意味

日本の歴史思想の源流と呼べるものをさぐるには、やはり、『古事記』・『日本書紀』(以下では記・紀と略称する)をとり上げるしかない。(中略)
とはいっても、記・紀が日本で書かれた最初の歴史的記録というわけではない。それ以前、天皇家の祖先や各地の首長(豪族)が伝承や記録を残していた。
それらは「帝紀」や「旧辞」(皇室の系譜と物語)などで、記・紀から推定されるが、現物は失われて今では読むことができない。
さらに各地で「風土記」もつくられたが、多くは散逸してしまい、今、五国の「風土記」が残されているのみである。
これらが保存されていたら古代のことがもっとよくわかっただろうと悔やまれるが、いまさら手のうちようがない。」
719NPCさん:2005/06/11(土) 22:08:17 ID:qoL4qKiz
(・∀・) < 某大学の指定市販本(2004年度)文学部
 科目:日本文学作品作家研究(中世) 履修学年:日文3年〜 『日本文学新史』小山弘志著 至文堂、H2、定価4800円
 科目:日本文法論 履修学年:日文2年〜 『ここからはじまる日本語文法』森山卓郎著 ひつじ書房、2002、定価1800円
 科目:漢文学 履修学年:日文3年〜 史3年〜 『漢文を読む本(国語教育叢書10)』安藤信広著 三省堂、1989、定価1650円
 科目:史学概論 履修学年:史3年〜 地理3年〜 『歴史学入門』(有斐閣Sシリーズ)浜林正夫・佐々木隆璽編 有斐閣、1992、定価1900円
 科目:西洋史概説 史2年〜 地理3年〜 『西洋の歴史(古代・中世編)』山本茂、藤縄謙三、早川良弥、野口洋二、鈴木利明編 ミネルヴァ書房、2002、定価2400円
 『西洋の歴史(近現代編)』 大下尚一、西川正雄、服部春彦、望田幸男編 ミネルヴァ書房、1998、定価2400円
 科目:キリスト教史 履修学年:史3年〜 『キリスト教を知る事典』高尾利数著 東京堂出版、H8、定価2500円
 科目:経済地理学 履修学年:地理3年〜 経済3年〜 『経済地理学を学ぶ人のために』辻悟一編 世界思想社、2000、定価2300円
 科目:人文地理学特講 履修学年:地理3年〜 『南北・南南問題(世界史リブレット56)』室井義雄 山川出版社、2001、定価729円 『民族の世界地図(文春新書102)』21世紀研究会編 文芸春秋、2000、定価750円
 科目:地誌学通論 履修学年:地理3年〜 『自然環境と文化』山本正三、内山幸久、犬井正、田林明、菊池俊夫、山本充共著 大明堂、2001、定価3000円
720NPCさん:2005/06/11(土) 22:55:56 ID:WJltgArn
(・∀・) < 某大学のレポートの設問と解答例(東洋美術史/2003年度)

後漢時代の画像石と壁画に見られる神仙世界:
後漢時代の古墳壁画と画像石には、崑崙山および天上の神仙世界を描写する画像が多く残っている。
当時の人々に信仰された神々が、同時期の人の手によって描きだされ、仏教伝来と道教誕生の時期における東洋人の精神構造を研究する貴重な資料となる。
文献記録に基づき、画像資料を分析し、自分の意見を述べなさい。

1.はじめに
後漢時代の古代壁画と画像石には、崑崙山及び天上の神仙世界を描写するものが、多く残っている。
これを見ていくうち、私はある種の違和感を覚えた。その違和感とは、画像石等に彫られた仙人の姿である。
現代に生きる人々が仙人と聞くと、思い描く姿とはまったく違う、
その仙人の姿を通して、仏教伝来と道教誕生の時期における東洋人の精神構造を考察してみたい。
(中略)
3.まとめ
以上、仙人の姿の変遷から、漢代の来世観が乱世によって崩れ、それと共に現世的欲望のなかに、かつて神仙世界におかれていたものが紛れ込んだという可能性を考えてみた。
現代においても、神話などに出てくる生き物が、現代風にアレンジされて書かれるわけだから、あながち突飛な考えとはいえないだろう。

参考文献
林巳奈夫著「石に刻まれた世界」東方書店 西暦1992年 小南一郎著「中国の神話と物語」岩波書店 西暦1984年 林巳奈夫著「漢代の神神」臨川書店 西暦1989年
721NPCさん:2005/06/12(日) 00:10:34 ID:Uma2r982
(・∀・) < 某大学におけるレポートの設問と解答例(東洋史概説/2003年度)

漢民族と遊牧民の対立・抗争の例をあげ、中国史の特徴を論述しなさい。

「中国史における、遊牧民との対立・抗争を、明代(1368〜1662年)の土木の変(1449年)を取り上げて見ていきたい。
遊牧民たちは英雄がでると、あっという間にまとまるのはチンギス・ハーンの例をあげるまでもない。
1439年から、父の後を継いだオイラートのエセンは、東方では満洲のジュシェン人を服従させ、西方ではモグリスタン・ハーン家を制圧し、シバン家のアブールハイル・ハーンを撃破した。
こうしてモンゴル帝国の再現をも思わせるエセンは、当時中国を支配していた明との交易を拡大しようとしていた。
(中略)
さて土木の変は、遊牧民と漢民族の違いを示した、端的な事件であった。
遊牧民たちの社会システムは個人に頼るシステムであり、指導者の優劣で遊牧民たちの栄華が決まるものである。
例えばモンゴル人の家系図が、ほとんどの部族でエセンの時代をさかのぼらぬという事実は、エセンによって、モンゴル社会の大規模な再編を行われたのだと解されている。
さて、漢民族の社会システム、特に明代のそれは、乱世の指導者でもあった太祖洪武帝や成祖永楽帝といった一部の例外をのぞくと、システムそれ自体の優劣で漢民族の栄華が決まるようになっていた。
これは成祖永楽帝没後、「仁宣の治」によって、漢民族の伝統的王朝への回帰がおこったためである。これによって内閣大学士の地位の向上がおこり、文人官僚が政治の中枢をしめるようになった。
それによって科挙が漢民族社会に占めた伝統的地位も復活した。文人官僚の思想、つまり儒教のそれが、皇帝ですらも取替えのきくシステムの一部としたのである(後略)

参考文献
杉山正明著「遊牧民から見た世界史」日本経済新聞社 1997年 岡田英弘著「モンゴル帝国の興亡」筑摩書房 2001年 宮脇淳子著「最後の遊牧帝国」講談社 1997年
学研編「グラフィック戦史シリーズ 戦略戦術兵器事典7 中国中世・近代編」 1999年 愛宕松男・寺田隆信著「中国の歴史 第6巻 元・明」講談社 1974年 寺田隆信著「物語 中国の歴史」中公新書 1997年」