ス夕ンダードTRPG議論スレ162

このエントリーをはてなブックマークに追加
594NPCさん
最新号ドラマガより。

この自由騎士にとって、ヴァンが鍛えた武具一式は、最愛の女性との絆なのだ。
(それは簡単に渡せないだろうな)
リウイは深く納得した。
「そういうことなら、オレは受け取るわけにはゆきませんよ……」
リウイはパーンに笑いかけた。

「ファーラムの剣か……」
パーンは聖剣の名をかみしめるようにつぶやいた。
「あなたが、その剣を求めていることは分かった。しかし、その剣を一体何のために使われる? 残念ながら、剣というものは斬る相手がいてこそ、役に立つもの。その聖剣で王子は何を斬ろうとしている?」
パーンは静かに問いかけてきた。
リウイの言葉から、本質を見抜けばこその問いかけだった。
(この騎士に嘘はつけないな……)
それに、この男ならば、これから話す内容を受け止めることができるだろう。
「オレが……いや、オレたちが斬ろうとしているものは、アトンというんです……」
リウイは静かに一部始終を語り始めた。

二大英雄そろいぶみの震えるほどにカッコイイ場面。この後二人の英雄は夕陽の中で固く手を握りながら、再会を誓うのだった。
FEARゲーにこういう場面一つ一つが名画になるような、ベストセラー小説があるのかい?