シーン制システム運用技術交換スレ2nd

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はじめまして。私はTRPGとシミュレーション・ウォーゲームを半々くらいでやっている者です。
・・・面白そうですね。こういう技術論的な話題は好きです。
最近良く遊ぶTRPGは「N◎VA-D」と(「シーン制TRPG」ではありませんが)「ガンドッグ」です。

「映画的なリアリティ」と「実際の軍隊などにおけるリアリティ」は、以前このスレで、ダガー+和らぎサプリ氏が紹介されていた、「外科的処理」と「網羅的処理」の違いに、ちょうど対比できるんじゃないかと思います。
例えば・・・の話をします。
「N◎VA-D」の場合、カット進行と言えば、1シーンの中に包含されてしまっていることが多いと思います。
ところが「カブキ」のスタイル特技、〈BGMチェンジ〉の判定に成功すると、カット進行中でも「場の雰囲気がガラリと変わって」、そのままシーンだけが変わってしまうのです。
この考え方を逆用し、カット進行中、例えば「キャストが死亡した」「敵に援軍が到着した」「誰かが神業を使って印象的なプレイをした」など、「場の状況がガラリと変わった」とルーラーが判断した時にシーンを変更する、というのはどうでしょうか?
実際の戦闘でも、指揮官の戦死、援軍の到着、一人の人間の英雄的行動といった出来事が、両軍の兵士の士気に影響を及ぼし、戦場全体の空気の流れを変えることがあります。
だからと言って、「キャストが死亡した」「敵に援軍が到着した」「誰かが神業を使って印象的なプレイをした」場合に杓子定規に適用するものでもありません。
カット進行中のシーン変更は、1シーン間だけ有効な装備や特技の効果(複数回の使用で効果が累積するものを含めて)をすべてリセットするので、それ自体がブレークスルーをもたらすことがあると思います・・・それゆえに濫用は禁物です。

なんにせよ「他人を納得させ、理解させ、合意させること」も大切ですが、「積極的に合意すること」もまた「N◎VA-D」におけるテクニックと呼んで差し支えないのではないかと思います。