【秘密】TRPGネタバレスレ その2【厳守】

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ダブルクロススレより。
アルターラインのレビューです。

226ページ、3000円。ステージ+データで140ページほど。


●ステージ解説:平安京怪異録

平安時代の京を舞台に、怪異物語を再現。当時の呪術や魔術などはすべてエフェクトで、物の怪はジャームだったとする。時代設定は10世紀〜11世紀の好きなときを選べる。
平安京の設定紹介としては、マップがなかなか役立つ。まあ、細かい建物などがかかれていつわけじゃなくて、旧DCのデモンズシティマップみたいなノリなのだが、路の名前と何丈あるかが網羅してあるんで、
「五条坊門小路で鬼がでた」とかそういう平安文学な雰囲気の解説がGMのときにできる。
あと、938年〜1046年までの西暦←→和暦対応表、官位表、十二支など。用語集もあり。
庶民の生活にはさらっとしか触れておらず、どちらかというときらびやかかつどろどろしていた平安貴族たちと宮中のありかたを中核にしていた。平安京マップとは別に「平安京内裏図」あり。
DX用特殊設定として「検怪異使」というものがある。天皇直属の怪異調査機関でUGNの相当品のような組織である。
なお、物の怪はただのジャームでなく、少し特殊な解釈がされている。それにともない、ワーディングの解釈/演出は平安京では現代のステージは若干異なり、「百鬼夜行」という怪異と「見鬼」の能力によって解釈される。

ワークス表は平安用で、かなり特殊な職業も多いので職業解説もある。生まれ表、経験表、覚醒表も平安用。

また、「平安京専用エフェクト」が9つ。これはシンドローム関係なく誰でも習得可。「平安京専用アイテム」は21個。

パーソナリティは10世紀〜11世紀の京の超有名人勢ぞろい。映画に小説に漫画に大忙しの陰陽師とかそのrライバルとか、人魚の肉食ったあの女とかもりだくさん。
年齢は設定されていおらず、生没年が表記されている(年代設定が自由に行われるため)

平安オーガナイゼーションやエネミーもあり。秦氏とか陰陽寮とかもあるぜよ。

対応シナリオは一本。
●ステージ解説:デモンズシティ

旧DCとほとんどかわらず。変化としては、一部のパーソナリティぐらい?
平安京やロストエデンと違って追加エフェクトはなしでした。
対応シナリオは一本。これは完全新作。


●ステージ解説:ロストエデン

MMORPG「ダブルクロス」にアクセスしたレネゲイドウィルス保持者(覚醒してなくてもよい)は、意識不明になってしまう場合がある。ただ、意識不明になっても、なぜかゲームのキャラだけは動き続ける。
その原因は謎だが、こうなるとそのゲームキャラがゲームクリアしないと、PCの意識はめざめない。
「プリズナー」となったPC(のゲームキャラ)たちはゲームクリアのためにギルドから与えら「クエスト」をクリアして命の泉の探索をしなくてはならない・・・・というもの。

TRPG「ダブルクロス」のゲーム用語とMMORPG「ダブルクロス」のゲーム用語が同時に飛び交う、ある意味かなり難解なステージ。

キャラクター作成が特殊で、TRPG「ダブルクロス」ののPCでなく、MMORPG「ダブルクロス」のPCが作成される(以後、MMORPGのPCを「オーキィ」と呼ぶ)。
ワークスはオーキィの「クラス」になり、ファイター、シーフ、セージ、ウィザードとかそういうもの。
で、選んだ「クラス」ごとに「特殊能力」を習得できる。たとえばファイターなら《マイティストライク》という特殊能力が習得できる。この特殊能力はエフェクト扱いになる。

経験表も少し特殊で、オーキィはまず「PCの経験」として、DX2付属の経験表をふり、次に「オーキィの経験」として、ロストエデンの経験表を振ることになる。

ロストエデン用アイテムは、ROやFF11がイメージソースのようで、なんか、まんまアリアンロッドっぽい感じです。、

パーソナリティは複雑で、オーキィやらゲーム内NPCやら・・・・ 基本的に、ロストエデンクリアに必要なクエスト関係の人が多い。

ロストエデン自体の設定はシナリオフックなみにすげぇ薄いのだが、一方で「サーバを移動する」とかの解釈とかがあって、MMOの記号論を理解してないとはじめはわかりづらい内容かも。
少なくとも、単純に「ファンタジー世界でDX」な感じではないのは確か。

対応シナリオは一本。
●リプレイ2本:
これは、再録なんで詳細はパス。でも、プレイエイドとしてはかなりおすすめ。
ドゥームズデイの魔獣は、プレイエイドとしては「もう2nd発売から一年以上たった今より、もっと早めに再録すべきだったのでは?」という印象もあるが、
「煉獄と呼ばれた街」はデモンズシティという違うステージのリプレイなんで、ドゥームズデイの魔獣との比較によって「ステージを変えたら何が変わるか」がよくわかるようになっている。


●追加シンドローム:バロール

「魔眼」と呼ばれる黒い球体を中空につくりだす能力。この「魔眼」は重力や事象を操るブラックホールのような存在で、攻撃をおしつぶしたりはじいたりと攻防ともに優れている。
また、物質の重量そのものを操れるため武器を使用した攻撃と相性がよい。
あげくのはてに、時間や空間まで重力でゆがめてしまう。

正直、「魔眼使い」というイメージをこんな形で表現するとは思ってもいなかったんでびっくり。