▼卓上ゲーム板用語辞典 第2巻▼

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34NPCさん
病院カレー【PBM】
正確には「病院でカレーを食う」。
初期の遊演体ネットゲームにおいて、ストーリーに影響を与えないような、
採用されにくい悪いリプライ(次回行動申請)の見本として例文に書かれていたもの。
本来の意図は目的と行動が一致しない例として書かれていたものと思われるが
(病院は怪我の治療や患者の見舞いに行く場所でカレーを食いに行くところではない)、
ネットゲーム91「那由他の果てに」において、
あるマスターが悪ノリして毎回のようにこれをネタにした
リアクション(行動結果文章)を返したことから、半ば定番のネタ行動として定着する。

行殺【PBM】
PBMの行動結果文章においてPCの出番が一行しかなく、しかも死亡シーンであること。
ネットゲーム93「夜桜忍法帖」のグランドマスターであった甲斐甲賀の得意技で、
ゆえに行殺マスターとして恐れられていた。
(夜桜では各マスターに毎月のPC死亡ノルマが与えられていたほど)
最近ではPCの位置付けがゲームとしての駒というよりもキャラロールに比重が移ってきたこと、
事務処理の負担増を避けることも含めておいそれとPC死亡を出せなくなったことからか、
単にリアクション上でPCの出番が一行だけで処理されることも行殺というようになった。
たいてい行殺されるのは、行殺されるPCの行動があまりに自己中心的であったり、
他のPCの行動と絡めにくい行動だったりと、PCの行動がへっぽこである場合が多い。

遊演体がネットゲーム98「星空までは何マイル?」を最期にネットゲーム事業から撤退し、
路頭に迷った星空めてお、高尾登山、睦月たたらなどのスタッフ・マスター陣は
エロゲ業界に活路を求め、ライアーソフトを設立する。
その第二作である「行殺☆新選組」のヒットによって、
主に遊演体のネットゲームで使われていた「行殺」という言葉が、
一般ヲタク層にまで浸透することになる。