>>266 1:「身につけているものを全てとり、生まれたままの姿になるのです。」
あなたは手早く女神の命に従う。ここは神殿。他人の目を気づかう必要はない。
58:あなたは恐る恐る鏡に近づいた。鏡の前に来ると、鏡は今そこにいるあなたの姿ではなく、別の映像を映し出す…。それはあなたに似た、生まれたままの姿の少女であった。そしてその少女にまとわりつく黒い影。
影は少女の身体をいやらしく這い回り、少女は快楽に身を任せる猫のような表情で影のなすがままにされている。鏡の中は、あらゆる欲望が渦巻く世界であった。
エレキシュガルは言った。「その少女こそ、おまえの本当の姿なのです」
67:あなたが引き受けると言うと、獣人はニヤリと笑ってあなたを抱き止めた。(中略)おまえは俺様の闘士となって、ラマッスの闘士を打ち破らなければならん。よいな」
そう話している間じゅうずっと、パズズの手はあなたの身体をいやらしく這いずり回っていた。
186:このままでは風邪をひいてしまうと思い、とりあえず小屋の中で雨がやむのをまつことにした。(中略)ふと盲目の男がつぶやく。
「何かいやな予感がする」
あなたは気にせずだんろにまきをくべ火をつけた。ついでに服を脱ぎ、よく乾くようにだんろのまえにならべる。わきにいる男は盲目なのだから、はずかしがることはない。
204:剣の切先が、胸元をかする。男は衣服の切れ目から見えるあなたの肌に舌なめずりをしているようだ。震えが走る。あなたは思わず、バビリムで待つ恋人の名を叫んだ。
287:「その衣服を私たちにお預けください。それがあのお方の御意志なのです」(中略)
「この門は、何人たりとも生まれたままの姿でくぐらなければならないのです」