MtG実戦情報実戦情報(Extended)4st Edition

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436獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.

  《銀騎士/Silver Knight》って良いねってお話

《銀騎士》についての世評を見てみると「エクテンじゃ強いね」とよく書かれてる。
実際んとこ、どやろ? この2マナ域生物がエクテン環境でどれほどやりおるか、
検証してみたい。

   〜 サンプル・白ウィニー 〜
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 ━━ 土地:23 ━━
 4:あふれかえる岸辺、4:アダーカー荒原、14:平地、1:島
 ━━ 生物:26 ━━
 4:ルーンの母、4:レイモス教の兵長、2:熟達の刃の精鋭
 4:銀騎士、4:鞭縄使い 、4:翻弄する魔道士、2:波止場の用心棒
 2:賛美されし天使
 ━━ スペル:11 ━━
 4:渦巻く知識、3:聖餐式、4:パララクスの波
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とりあえず↑に挙げたレシピは、昨シーズンの標準レシピをちょっとイジって
《銀騎士》を押し込んだものである(微妙なチョイスは漏れ好みなのでツッコミ不可)。
437獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/05/18 08:43 ID:???
まず、銀騎士のメリットについて考えてみたい。
 ・2マナ2/2と、標準的なサイズ
 ・プロ(赤)
 ・先制攻撃
とりあえず、プロ(黒)な《白騎士》よりはプロ(赤)な《銀騎士》の方が、
対スライで強いのは間違いない。実際、対スライで2ターン目にコイツが出てきたら
たとえ後手であっても安全圏なライフをキープできるだろう。スライで《銀騎士》を
除去できる可能性があるカードは《のろ巻》《蛮族のリング》だけで、除去される
頃には場が固まっているはずだ。《銀騎士》があるだけで、対スライの勝率は
3割はアップするだろう。
また、2/2先制攻撃は、対ストンピィ・スーサイドにも重宝するスペックではある。
序盤の接触戦闘さえ押し込まれなければ、《バラ波》《鞭縄使い》《賛美されし天使》と、
後半で盛り返すカードは多い。たとえスーサイドに《燻し》撃たれて除去されたり、
ストンピィに《巨大化》で押し潰されたとしても、確実に相手のテンポは失わせている。
すなわち、《銀騎士》を採用するなら「メタがウィニー(特にスライ)に寄ったとき」
ということだ。

ところで、前にも述べたが「白ウィニーを使うメリットの6割は《ピキュラ》」だと
漏れは考えている。GPランスで登場した《ピキュラ》《真実の信仰者》8枚体制の
白ウィニーはコンボキラーとして恐れられた例もある。白ウィニーを使うメリットは、
コンボ系の台頭と共に高まってくるとも言える。
ここで、昨今のエクテンでは「コンボ→コントロール→ウィニー→コンボ→・・・」と
いうループをしている周知の事実がある。で、そのウィニーの急先鋒がスライだ。
なので《ピキュラ》と《銀騎士》が共存した白ウィニーは「ウィニー→コンボ」の
過渡期において、非常に有効な可能性がある。
438獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/05/18 08:43 ID:???
ちなみに、昨シーズンよく使われた白ウィニーのスライ対策に《絶対の法》がある。
これと《銀騎士》を比較するとどうだろうか? 多分、《銀騎士》を採用したら
サイドには《絶対の法》は積まないと思う。二者択一ならどっちが有効だろうか。
漏れなら《銀騎士》を押す。Kai Budde氏の引用から、
 >>スライに当たった時「2T目に《絶対の法》、3T目に《天使》をモーフでプレイ、
 >>4T目に裏返す」って展開で 1回くらいは勝てたるしれない。
 >>しかし、これだけ引きに恵まれても、鬼回ったラッキースライ相手に絶対勝てる
 >>とは言い切れない。4ターン目の時点で、ブロッカー1体と+4ライフでは
 >>《群衆追い》と その他のゴブリン達に太刀打ちできないだろう。
(ソース:http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/strategy/20021213a
という状況を鑑みるに、対ラッキースライのキモは2ターン目。《絶対の法》を
張ってブロッカー無しという状況と、《銀騎士》というブロッカーが居るのとでは、
受けるダメージ量に天と地ほども差がある。また、対RDWでも《焦熱の火猫》が
貫通する《絶対の法》と、シャットアウトできる《銀騎士》では、後者の方がGODだ。

とまぁ、色々述べたが結論である。


  今日の結論:「銀騎士? うん、エクテンじゃ強いよ」