MTG Sideboard Online 日本語版: 4th Edition

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612獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.

              地区予選に向けてのデッキ構築
             ━━ ステロイド&サイカトグ ━━
                                       by Kai Budde

もうすぐ地区選手権(Regionals)のシーズンだ。
国別選手権(National Championship)への切符を手にするために地区選手権に
参加する人も多いと思う。オンスロートが解禁になってからというもの、
スタンダードの大きなイベントはシカゴのマスターズのみしか行われていない。
先週の記事では、私がマスターズに持っていったウェイクの解説とマスターズを
通しての所感を述べてみた。その後、私はMOでかなりの量プレイテストを
していたが、そろそろウェイクは旬が過ぎたと痛感した。と、言うのも
Jeff CunninghamとPeter Szigetiがマスターズ後に書いた記事の中で
「UGマッドネスはメインに《天啓の光》を、サイドに《激動》を入れるべきだ」
と述べたことが原因だ。そんなことでMOではウェイクでもうマッドネスに
勝てなくなってしまった。元凶は激動だ、最悪だね。
現在のMOのメタはこんな感じだ。

ランクA
1.サイカトグ
2.マッドネス
3.ステロイド
4.サイクリング

ランクB
1.黒コン
2.スライ
3.BRリアニメイター
4.リス対立
5.ビースト
613獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:21 ID:Inwbb73w
そういえば、イカれた数人がターボランド(Tight Sight)をマスターズの
ゲートウェイに持ち込んだそうだ。ターボランドは青緑の2色の《未来予知》を
軸としたデッキで、《早摘み》や《予報》や《クローサ流再利用》でコンボを
決めて勝つプランだ。このデッキは、DCIポイントを配るのが趣味な人や
基地外マニアの人はぜひ試してみて欲しいデッキだ。もちろん普通の人には
オススメできない。この記事の目的は、そんな弱いデッキの紹介ではなく、
地区選手権を勝ち抜くための真に強いデッキの紹介だ。

『もし明日が地区選手権なら、私はステロかサイカを持っていく』
                               ━━ Kai Budde

私はMOにおいて、十中八九は前述のランクAのデッキと対戦してる。
ランクBに挙げたデッキと当るのはかなり珍しいことだ。ここでMOと地区
選手権のフォーマットには少しだけ違いがあることに注意されたい。それは、
MOではあと2週間しないとレギオンが手に入らないということだ。
幸運なことに、レギオンは殆ど環境に変化をもたらさないセットだと思う。
何人かに聞いた話だと《墓生まれの詩神》と《萎縮した卑劣漢》を使った
黒単ビートダウンというのもあるらしい。実際にプレイしたわけではないが、
現段階では良いデッキだと思うけど、強いデッキだとは思わない。
まず、サイクリングの《稲妻の裂け目》はこのデッキには重大な問題となる。
ステロイドの《炎の稲妻》《癇しゃく》、そして《激発》はクリーチャー主体の
デッキには脅威だし、更に《たい肥》を張られたら、これらの火力が全て
キャントリップになってしまうのだ。

もし明日が地区選手権なら、私はステロかサイカを持っていく。
両方とも非常に絞り込まれた良いデッキだ。サイカには絶望的なマッチアップは
存在しないが、ステロには若干ある。ステロはサイクリングも苦手だが、本当に
恐るべきはビーストだ。しかし、ステロなら対サイカと対マッドネスでは好勝負が
期待できる。そして、スライにも有利だし、何よりリス対立に圧倒的に強い。

マスターズに際してDirk BaberowskiとMarco Blumeの両名がかなり早い段階から
集中的にステロをプレイテストしていた。最終的なレシピは以下の通りだ。
614獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:22 ID:Inwbb73w

   〜ステロイド〜
----------------------------------------------------------
 Dirk Baberowski PTシカゴ・マスターズ
----------------------------------------------------------
 ━━ 土地:22 ━━
 2:蛮族のリング、2モスファイアの谷、4:カープルーザンの森
 4:樹木茂る山麗、6:森、4:山
 ━━ クリーチャー:22 ━━
 4:日を浴びるルートワラ、4:渋面の溶岩使い、4:ラノワールのエルフ
 4:野性の雑種犬、2:シートンの斥候、4:獣群の呼び声
 ━━ スペル:16 ━━
 4:象の導き、4:炎の稲妻、4:癇しゃく、4:激発
 ━━ サイド:15 ━━
 4:罠の橋、4:たい肥、3:沸騰、2:帰化、2:幻影のケンタウロス
----------------------------------------------------------

メインはかなりシンプルな造りだと思う。
とりあえず、《激発》と《獣群の呼び声》を使ってる限りは、土地を22枚以上
にすべきだ。プレイテスト段階で《無謀なる突進》を試したこともあったけど、
最終的にはあまり良くないという結論に達した。想定されるほぼ全てのデッキに、
充分な数のブロッカーかインスタント除去のいずれかが含まれているので
《突進》が強い瞬間があまり無かったのだ。その代わり《象の導き》が素晴らしい
カードだということも判った。2ターン目《雑種犬》・3ターン目《導き》と
展開したらそれだけで勝ってしまうことが多々あった。このカードはマッドネスとの
1ゲーム目には特に重要で、もしデッキのメインに《罠の橋》を入れていないなら
《尊大なワーム》や《ワームの咆哮》トークンへの唯一の解答に成り得る。
615獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:25 ID:Inwbb73w
《シートンの斥候》は、土地以外で唯一の非4枚カードなので目を引いたと思う。
明らかにこのカードはあまり良くないが、2ターン目にアクションを起こすには
《雑種犬》4枚では不足だったので採用した。ステロにはあまり2マナ域が不足
しているので、もう諦めてこのスロットに《焦熱の火猫》を入れるプレイヤーもいる。
しかし、レギオンが入ってやっとまともな2マナ域クリーチャーが登場した。
そう、《スカークの匪賊》だ。@Rで2/1は及第点だし、モーフで出せば中〜終盤に
かけて追加のダメージを叩き出してくれる。メインでの主な変更は以上だ。

サイドボードには大幅な変更が必要だ。マスターズにはサイカが相当数いることが
解っていたので、DirkとMarcoはそれをメタってサイドを構築した。地区選手権の
段階では、そんなに対面メタする必要もないだろう。私個人としては、サイカ対策に
あまり多くのスロットを裂くべきであったかすら疑問だ。もしサイカ相手に9枚も
サイドインするなら、サイドアウトも9枚する必要があり、ステロならそこまで
しなくてもサイカに勝てるはずだ。《沸騰》は絶対に必要というわけではない。
せいぜい破壊できる島は3枚くらいだろうし、コイツを撃ち込むために5ターン目
以降はテンポが悪くなる。しかも島以外の土地が2・3枚出てたら、殆どゲームの
趨勢には影響しない。もし4マナ域のカードでサイカ対策をしたいなら、断然
《幻影のケンタウロス》の方が良い。もし《ケンタウロス》が通ったのなら、
後はエディクト系にだけ気を付けて殴り続ければゲームが終わる。

もう一つ、サイカ対策として効果的なカードがある。それが《たい肥》だ。
殆どのサイカは、《燻し》と《チェイナーの布告》に最低でも4枚ずつスロットを
裂いているし、更に追加で《無垢の血》や《恐ろしい死》を使うこともあるからだ。
《たい肥》を使う上で注意すべきなのが、もしコレが通ったならプレイングを
変える必要があるということだ。《たい肥》が張ってないなら、火力は全力で本体に
叩き込んでアタッカーはそのまま《サイカ》に突っ込ませるのが正しいプレイングだ。
支援げとらふーー!1
617NPCさん:03/02/22 14:27 ID:???
支援かもしれない
618NPCさん:03/02/22 14:27 ID:???
けこーん
619獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:30 ID:Inwbb73w
しかし、《たい肥》が張ってあって相手のハンドも墓地も少ないなら、火力を
《サイカ》に撃ってしまうのも一計だ。対戦相手は《サイカ》が死んでワンドロー
されるか、《サイカ》を守るために手札を窮屈にするかの2択に迫られるだろう。
《たい肥》を張ることで火力は全てキャントリップ化し、消耗戦を有利に進めること
ができる。もし、《たい肥》があるのにこの戦略を取らなかった場合、対戦相手の
ライフは削れるだろうが、結局《激動》を撃てるマナまで土地が伸びてしまい、
たとえ《たい肥》で1・2枚ドローしても、結局それを張ったメリットが生かせない。

ステロイドのサイドで最も大事なカードは《罠の橋》だ。
この小さな宝物は、マッドネスとの相性を互角から圧倒的有利というところまで
引き上げてくれる。多くのプレイヤーはステロ相手に《帰化》をサイドインしないし、
もしサイドインしても、君は《象の導き》をサイドアウトしている上に《罠の橋》を
絶対に引くという保証はないので、《帰化》が手札に腐ってしまう公算が高い。
《罠の橋》を張れたら、対戦相手は迅速にこのカードに対処する必要があるが、
ステロなら対処される前に相手を焼き切ってしまうことができる。
620獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:31 ID:Inwbb73w
サイクリング対策のサイドボーディングは困難を極める。
私達は、《略奪》《石の雨》を入れて、対戦相手が《神の怒り》《ティーロの信者》
《賛美されし天使》に到達するのを妨害しようとしたが、サイクリングデッキには
軽量サイクリングが多数入っているので効果は薄かった。次に、こちらも《裂け目》を
使ってしまおうと考えたが、まるで役に立たなかった。サイクリングが《新たな信仰》
を撃ち、《信者》《神の怒り》と展開して粘り、CWW揃えて《天使》につなぐまで
の間、ステロ使いはただ椅子に座ってボーっとしてることしかする事がない。
エンチャント除去を大量に放り込んでも、同様の理由で効果が薄い。《神の怒り》と
ライフ回復と《天使》で殺されるのがオチだ。しかし、レギオンで素晴らしい回答が
登場した。《鉤爪の統率者》だ。このカードの良い所は、《神の怒り》《めった切り》
といった全体除去や《裂け目》に耐性がつくことだ。このカードはサイカ相手に
サイドインしてもせいぜい1体トークンが出るだけが、対ウェイクや対サイクリング
では凄まじい効果を発揮することだろう。残り2枚のスロットは《帰化》に充てた。
これは《霊体の地滑り》を壊すのに重宝するし、対ウェイクにも、赤いデッキが使う
《罠の橋》にも効く。緑を使っているのに2枚以上の《帰化》を用意しないのは
ありえない選択だ。

それでは、ステロイドの最新版をお見せしよう。
621獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:31 ID:Inwbb73w

   〜地区選手権用ステロイド〜
----------------------------------------------------------
 ━━ 土地:22 ━━
 2:蛮族のリング、2モスファイアの谷、4:カープルーザンの森
 4:樹木茂る山麗、6:森、4:山
 ━━ クリーチャー:22 ━━
 4:日を浴びるルートワラ、4:渋面の溶岩使い、4:ラノワールのエルフ
 4:野性の雑種犬、2:スカークの匪賊、4:獣群の呼び声
 ━━ スペル:16 ━━
 4:象の導き、4:炎の稲妻、4:癇しゃく、4:激発
 ━━ サイド:15 ━━
 4:罠の橋、4:たい肥、3:鉤爪の統率者
 2:帰化、2:幻影のケンタウロス
----------------------------------------------------------

そうそう、補足しておこう。
アンガーステロもまた、パワフルなデッキだ。絶対2ターン目に《雑種犬》を
キャストできるなら、まず負ける気がしない。しかし、2ターン目にキャスト
できなかったらホントに紙の束だ。4ターン目に《憤怒/Anger》、5ターン目に
《尊大なワーム》なんてデッキは何がしたいか解らない。
622獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:32 ID:Inwbb73w
さて、それでは私のお気に入りのデッキ、サイカトグについて解説しよう。
私がシカゴに持っていったバージョンは、今となってはもう役に立たない。
これは《行き詰まり》と《蒸気の連鎖》を詰め込んだレシピで、メインでは
1枚しか《強制》を入れていない。対ステロになら強いが、ただそれだけだ。
これはDirkやMarcoのステロを意識しすぎたのが原因だ。マスターズでは、私の
お眼鏡に適ったレシピが3つあった。 Ben StarkとNeil Reevesが使ったレシピが
その一つで、実際Benはこれでゲートウェイを抜けている。このレシピで使用した
カードには全く異論がないが、難点を挙げるとすれば、土地は24枚じゃなくて
最低でも25枚以上だろうということだ。また、ドロー・アドバンテージ手段も
《綿密な分析》3枚だけではかなり乏しいように感じる。私の考える理想形は
Dave Humphreysののレシピと、Antoine&Olivier Ruelのレシピだな。

   〜サイカトグ〜
-------------------------------------------------------
 Dave Humphreys PTシカゴ・マスターズ
-------------------------------------------------------
━━ 土地:27 ━━
4:孤立した砂洲、3:ダークウォーターの地下墓地
4:地底の大河、4:汚染された三角州、8:島、4:沼
━━ クリーチャー:3 ━━
3:サイカトグ
━━ スペル:30 ━━
4:対抗呪文、4:堂々巡り、4:燻し、4:チェイナーの布告
1:恐ろしい死、1:ゾンビの横行、2:激動、1:枯渇
3:強制、4:綿密な分析、2:集中
━━ サイド:15 ━━
4:強迫、3:恐ろしい死、2:説得、1:仕組まれた疫病、1:迫害
1:影魔道士の浸透者、1:サイカトグ、1:ゾンビの横行、1:激動
-------------------------------------------------------
623獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:32 ID:Inwbb73w

   〜サイカトグ〜
-------------------------------------------------------
 Antoine Ruel PTシカゴ・マスターズ
-------------------------------------------------------
 ━━ 土地:26 ━━
 4:孤立した砂洲、2:やせた原野、2:セファリッドの円形闘技場
 3:地底の大河、4:汚染された三角州、7:島、4:沼
 ━━ クリーチャー:4 ━━
 4:サイカトグ
 ━━ スペル:30 ━━
 4:魔力の乱れ、4:対抗呪文、4:堂々巡り、4:燻し
 2:チェイナーの布告、2:恐ろしい死、2:激動
 4:綿密な分析、2:集中、2:狡猾な願い
 ━━ サイド:15 ━━
 4:強迫、2:仕組まれた疫病、2:消えないこだま
 2:占骨術、1:ルーンの解読、1:枯渇、1:棺の追放
 1:恐ろしい死、1:チェイナーの布告
-------------------------------------------------------

Antoineのレシピで一番気に食わないところが、フランス人特有の奇怪な土地構成だ。
サイクリングランドは悪くないが、明らかに多すぎだろう。《セファリッドの円形
競技場》にも疑問を感じる。おそらく《円形闘技場》から受けるダメージはあまり
気にならないと考えて、《サイカトグ》のパンプのためにこの土地を入れてみたの
だろう。しかし、《地底の大河》《汚染された三角州》《綿密な分析》と痛いカードが
目白押しで、どこかで歯止めをかけなければならない。その点Daveのレシピはかなり
好感が持てる。しかし、一箇所だけ修正したいのが、《狡猾な願い》を使わないで
《願い》で持ってくるべきカードをメインに入れてしまっていることだ。一方、この
レシピの優れている点は《強制》を採用しているところだ。《強制》は現在のメタでは
かなり有効なカードだ。サイカとの同キャラ対戦で、《強制》を一方的に張れたら、
事故らない限りはまず負けないだろう。
624獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:34 ID:Inwbb73w
○マナ基盤
私の考えでは、3枚のサイクリング・ランドを含む26枚の土地が適正だ。こんな感じだ。
 3:孤立した砂州
 2:ダークウォーターの地下墓地
 4:地底の大河
 4:汚染された三角州
 9:島
 4:沼

○クリーチャー除去
 4:燻し
 3:無垢の血
個人的には《布告》より《無垢の血》の方が良いと考えてる。
ここ最近《布告》をFBで撃ったことがないし、1マナの差はとても大きい。

○クリーチャー
 3:サイカトグ
《サイカトグ》を3ターン目にキャストする必要があるケースは
対ステロと対スライくらいのものだろう。ステロもスライもメタの中心
という程ではないので、《サイカトグ》4枚目はメインには必要ない。

○カウンター
 4:魔力の乱れ
 4:対抗呪文
 4:堂々巡り

○汎用・ドロー呪文
 3:強制
 2:狡猾な願い
 3:綿密な分析
 2:集中
 2:激動
625獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:38 ID:Inwbb73w
《綿密な分析》4枚体制は同キャラでは有効だが、その他の対戦では《集中》の方が
優れている。《激動》《願い》《強制》と言ったマスト・カウンターとそれに対する
カウンター呪文を全部カウンターする必要がある以上、ドロー呪文なんてカウンター
するゆとりは無いはずだ。実際、Carlos Romaoがドロー呪文を全部スルーする戦術で、
世界チャンピオンまで登りつめた話は有名だろう。

○サイドボード
特定のマッチアップで有効なメインのカードは、4枚目をサイドに置いとくのが
常套手段だ。とりあえずこれらは必要だろう。
 1:綿密な分析
 1:強制
 1:サイカトグ

それと《願い》のためにスロットも裂くべきだ。
 1:枯渇
 1:恐ろしい死
 1:現実の修正
 1:好機
 1:蒸気の連鎖

あとの残りのカードは以下の通り。
 4:強迫
 2:チェイナーの布告
 1:迫害
626獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:39 ID:Inwbb73w
《分析》と《強制》は同キャラ・黒コン・サイクリング対策。《恐ろしい死》は《願い》
経由で手に入る軽量除去スペル。《修正》は《たい肥》対策。《蒸気の連鎖》はリアニ
対策としてかなり使い易いだろう。《棺の追放》でも良かったが《連鎖》の方が色々な
局面で使うことができ、リアニメイトされた後に《願い》を使っても大丈夫だという
点で優れていると思う。

2枚の《布告》のスロットは《布告》《無垢の血》1枚ずつで割っても良いと思う。
しかし、《布告》をサイドインするマッチアップにおいて対マッドネス以外は、
4枚目の《サイカトグ》もインするだろう。そうすると、3ターン目に《サイカトグ》を
キャストした後に《無垢の血》を引いてしまった場合に無駄カードになってしまう。
別の選択肢として、更なる《恐ろしい死》を入れることも考えられる。
だが、ひょっとしたら前述のような黒単ビートダウンが居るかもしれないので私は
《布告》がベストな選択だと思う。《強迫》は1・2ターン目にクリーチャーを出さない
全てのデッキに対しサイドインする可能性がある。《迫害》は時に軽い《激動》として
機能する良いカードだ。同キャラ戦でコレが炸裂すれば、ゲーム・セットだ。

《迫害》は《分析》と同じ4マナ域なので、相手がタップアウトで《分析》をキャスト
した返しで《迫害》を叩き込めることが多々ある。《迫害》はまた、黒コン対策にも
なり得る。特に、黒コンがマスカンを手札に貯め始めた時に撃つと効果絶大だ。
もっとも、そんな良いタイミングで《迫害》を引いたらの話ではあるが。

最終的なデッキレシピはこうなった。
627獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv. :03/02/22 14:40 ID:Inwbb73w

   〜地区選手権用サイカトグ〜
-------------------------------------------------------
 ━━ 土地:26 ━━
 3:孤立した砂洲、2:ダークウォーターの地下墓地
 4:地底の大河、4:汚染された三角州、9:島、4:沼
 ━━ クリーチャー:3 ━━
 3:サイカトグ
 ━━ スペル:31 ━━
 4:魔力の乱れ、4:対抗呪文、4:堂々巡り
 4:燻し、3:無垢の血、2:激動
 3:強制、2:狡猾な願い、3:綿密な分析、2:集中
 ━━ サイド:15 ━━
 4:強迫、2:チェイナーの布告、1:恐ろしい死
 1:枯渇、1:現実の修正、1:好機、1:蒸気の連鎖
 1:サイカトグ、1:綿密な分析、1:強制、1:迫害
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今回は以上だ。諸君の地区選手権での健闘を祈る!
もちろん、どんなデッキを持って行くにしろね。


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   翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり
   原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります
   原文との併読をオススメします。原文はこちらです
   http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/strategy/20030220a
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>>こたがん店長、>>617
支援さーんくす。