【シーン制】
1:80年代にアメリカのTRPGで提唱された概念。これまで時間軸を「ゲーム内時間」や「スクエアタイル」
などで管理していたTRPGを、映画や演劇と同様「シーン(場)」「チャプター(幕)」などで表現しようとする
もの。キャラクター達は「酒場のシーン」「酒場で悪漢と殴り合うシーン」「留置場にブチ込まれるシーン」などを
移動し、シーンとシーンの間については考察しない。
2:FEARが開発したトーキョーN◎VAを祖とする、「1」をさらに押し進めた考え方。シーン(舞台)に
「舞台裏」の概念を持ち込み、キャラクターは「舞台裏」から「シーン」に「登場」する。登場するためには判定や
リソースを必要とし、ヒロイックな展開が可能になる。反面、混乱するプレイヤーも多く、批判意見も数多い。また、
「PCが誰も登場しないシーン」がプレイ可能なことも大きな特徴である。ショッカー大首領が作戦を説明するシーン
や、(PCが救出に“登場”することを前提に)美少女が暴漢に襲われているシーンも演出可能なわけだ。通例、2ch
で【シーン制】と言う場合、こちらを指すことが多い。