>>532 ・ナゴヤABFRY△▼(エビフリャー)
災厄時に起きた地殻変動により極端な地殻変動を起こし完全な陸の孤島と化した名古屋。
過酷な環境、特に深刻だった各種資源・物資の不足に対処するため
旧名古屋市民は極端な二つの派閥に分かれてコミュニティを形成する。
ひとつは徹底的に残存物資と残り人口の割合を計算し、ミリグラム単位で物資を管理する事で
物のように捉える事でより効率良く人類を生き残らせようとした「チカガイ-♂CHI(マンチ)」
もうひとつはとにかく物理的な欲は度外視し、自らの内面世界と対峙し続けることで
精神文化を豊かにして少しでも現実の悪夢から遠のこうとした「ビルヂング-FU♀(フレディ)」
災厄から数年後、日本が大断層を乗り越えて名古屋復興に動こうとした時は
既にこの二つの集団は狂信的カルト集団として成立しており
旧名古屋ドームを改修した要塞内に立て篭もり
災厄後に支援にこなかった日本に対して敵対行動を取るようになる。
混乱を恐れた日本政府はこの新たなる二つの名古屋の併合を放棄し
見捨てられたこの土地の人々はその狂信ぶりをますます深めていった。
現在、新たに設定された新名古屋市の住人は旧名古屋の
猜疑心に凝り固まった住民達の居住区をこう呼ぶようになった。
「話の通じない、まるで聖書のBABELのような奴らだ」と。