2ちゃんねるの発信者情報開示命令

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117名無しさん@お腹いっぱい。
 インターネットの電子掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた発言でプライバシーを侵害されたなどとして、
京都市内の医療法人と同法人の男性役員(41)がプロバイダー責任法などに基づき、掲示板の管理運営者を相手に、
発言者の情報開示と慰謝料など計200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、大阪地裁であった。

 森宏司裁判長は「発言内容は侮辱的で、公益を図る目的がないことは明らか」として、情報開示と請求全額の
支払いを命じた。ネット上の発言を巡り、管理運営者に賠償が命じられるのは珍しいという。

 判決によると、同法人は京都、大阪両市内で歯科診療所を経営。同掲示板に一昨年から昨年ごろにかけ、
役員の個人情報や診療内容などに関する発言が計24回、公開されていた。

 森裁判長は判決で、「発言内容は役員に精神的打撃を与え、法人の経営にも重大な影響を与えた」とし、
「管理運営者は発言を削除する義務に違反した」と賠償責任を認定した。また、役員や法人は発言者への
損害賠償請求を準備しており、「情報の開示を受ける正当な理由がある」と判断した。