イノセンス

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731名無しさん@トグサは無職
人の体をなしてはいないけれどもゴーストが宿ってる時点で人間って解釈だとして
ネットと融合している素子も
脳とわずかな細胞しかないバトーも
ゴーストダビングされたハダリも人間って事なのかな。
違いは魂の入っている器が人間の形をした肉の塊じゃないって事だけ。

ゴーストダビングされたハダリ=女の子の分身、女の子をコピーした人間って事で
事件 (問題) をおこして処分される (廃棄、消滅) させられるために
生まれた命 (決められた人生) なら"人形も人間になりたい"とは思わないだろって...
バトーは命の無い人形がかわいそうだと言う事じゃなくて、無理矢理に作られたとはいえ
自分自身の分身 (人間) のハダリがかわいそうだと思わなかったのかって事のかな。
それにしてもSACのバトーとは趣がチョット違うよね。犬を大事にしているし。(オシイさんじゃんw)
素子がいなくなった事で心のよりどころを犬に求めたのかもしれないけど。

結局、この作品の核心にかなり近いキーワードは
"イノセンス それはいのち"
"生死去来 棚頭傀儡 一線断時 落落磊磊"
なのかな。

作品の中で終始、格言や発言の引用しながら、いのちや人について語っているし。
オシイさんは"人間が人として希薄になっていっている事"に警鐘を鳴らしたかったのかな?