学生の中には韓国のナショナリズムに拒否感を示す人は多い。
韓国大好き派と二分している感じ。主に女性に多いが、 人も食べ
物も大衆文化も好きだ、と。これに対して男性に多いのは、韓国
のナショナリズムは嫌だ、韓国人は自己主張が強くて暑苦しい、と。
実際の韓国人と直接接触できる女性はごく一部だが、大衆文化で
「キャー、ステキ」という層は多い。男にとっては、ハリウッドと
違って、自分と同じような顔をしている対象に回りの女性たちが熱
狂していくのは相当な圧迫感になっている。しかもマスメディアが
韓国の男は優秀だというイメージを増幅している。
今でさえ、日本の女性は物足りなくて結婚に踏み切れず、結婚年
齢が高年齢化している。自分のやりたいことがあるだけではなくて、
これだという男性が回りにいないことがある。そこに頼もしい男性
像としてアジアの男性が出てくるのは大変なことで、それで漠然と
した恐怖感を韓国のナショナリズムや韓国人に持つようになっている。
NHKハングル講座講師 小倉紀蔵
http://www.onekoreanews.net/20030815/bunka20030815002.htm