トニー★レオンpart60

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197魅せられた名無しさん
アジア一ホットな男性芸能人である彼は、天性のスターだ。
たとえ自分を包み隠し、隅に引っ込んでいても、やはり光を放ってしまう。
自然な現代性、抜きん出た気質、満ち満ちた男らしさ。
彼はビオテルム・オムのイメージを完璧に表現した。

だが、公衆の視線のもとにさらされ、無数の人から人とは思えぬ美しさと驚かれても、
やはり逃げだし、できるだけ自分を隠していたいのだ。
人の注目を集めるのが一番怖いのである。
彼は世を騒がせる容貌の持ち主なのに、わざとデカダンに装ったり、
ときにはひげを生やしたり、ルンペンのような格好をしたりする。
クールで静かであることで、内心のはにかみを隠すのである。

この憂愁は生まれつきのものだ。
あらゆることが疑わしく、持てるものにも確信がもてない。
彼は男でもあり、少年でもある。普段は成熟し、しっかりとして、
女性にとっては最も頼りになる支えであり、どんな風雨からも守ってやれる。
だが、またあるときは、デリケートでもろく、温かく抱擁された保護と休息が必要だ。

彼がもたらす苦しみは、快楽を上回るが、誰もそれから逃げたいとは思わない。
彼を愛する女にとって、幸せとは一生かけてこの夢を見守り続けることなのだ。
だが、この謎の男はそばにいるときも、遠く手の届かぬ存在であり続ける。(続く)