【デュエリスト】ハ・ジウォン3【茶母】

このエントリーをはてなブックマークに追加
273魅せられた名無しさん
何だか酷評だな
ttp://movie.maeda-y.com/movie/00713.htm
 韓流ブームが去り、本来公開されるはずもなかった、ゴミのような韓国映画の消化ゲームがはじまっている今日この
頃であるが、この『デュエリスト』もその他の例に漏れず、年間MVP級のダメ映画である。

 やたらと気の強い女が、イケメンで穏やかで中世的な男と、会うたびに殺し合いながら、そのうち恋をするというお話だ。
ハ・ジウォンは、どこからどうみても時代劇の登場人物には見えず、外見もふるまいも現代人そのもの。何もかもわざとら
しくて、叫んでばかりのダメ演技で、かわいらしさもゼロ。始まって5分でこちらは脱力である。

 アクションも、一日10時間練習したらしいが、それが本当だとしたら、気の毒だが才能がないというほかない。剣の戦い
においては、振り付け自体もいまいちで、ただその場で回っているだけといった、実戦性ゼロのもの。みてくれ重視のアク
ションが悪いわけでは決してないが、この映画の場合、そこにある種の様式美などが感じられず、安っぽいだけ。これは、
アクションコーディネーターの責任か。

 編集もぶった切りで、話の流れが非常にわかりにくい。どうしてこんな切り方をするのかと不思議に思う。そのくせ、ワイ
プや意味不明のズーミングなど、行き当たりばったりで特殊な演出技法を多用するものだから、うっとうしくて仕方がない。

 しかし、そんな事よりもっと重大な問題がある。それは、この映画はとにかくやたらと、スローモーションを使いすぎ、とい
うことだ。韓国映画はただでさえこいつが大好きだが、この映画の使い方はほとんど常軌を逸している。とにかくバカのひと
つ覚えみたいに、ひまさえあればスロー、スロー。全体の9割くらいはスローモーションじゃないのかね。

 それにしても、たまの映画鑑賞でこんな作品にあたってしまったら、それはもう不幸以外の何ものでもない。一年に50本
見る人なら、笑い話のネタですむが、本気で迫力のあるアクション映画+泣けるラブストーリーなんぞを期待していく人がい
たら、正直、シャレにならない。まあ、ここまで読めばさすがに心の準備はできているだろうから、問題ないとは思うが……。