自民党の安倍晋三幹事長代理は3日夜、埼玉県所沢市内で講演し、
次期衆院選に向けた取り組みに関し「次の戦いは政権をかけた決戦になる。
民主党のように安全保障、社会保障政策もいいかげんな政党に任せるわけにいかない。
しっかり勝ち抜くことができるように必ず党改革を実行する」と表明した。
自民党各派の意向を無視する小泉純一郎首相の人事手法を念頭に
「首相は破壊力がすごい。だからいろんな人が怒っている」と述べ、
今回の内閣改造、党役員人事で党内に不満が残っていることを認めた。
一方、対北朝鮮政策に関しては「(幹事長から)幹事長代理になると
警護官がいなくなって、自宅の(常駐警官用の)ボックスがなくなるが、
脅しには屈してはならない。もし、私に何かあったら誰がやったか明確だ」と述べ、
強い姿勢で臨む考えを強調した。
衆院選勝利へ党改革、安倍幹事長代理が意欲を表明
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20041003AT3K0302I03102004.html