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魅せられた名無しさん:
ドラマの歴史認識
韓国のテレビ局が中国と共同制作したドラマで、中国人の登場人物が「韓国は中国の属国だった」との
セリフを語ったため韓国の視聴者が反発し、ひと騒ぎということがあった。中国側ではなく韓国側の製作者
が「配慮が足りなかった」と視聴者に謝罪(?)して一段落した。しかし韓国(朝鮮)が中国の属国だったか
どうかの歴史認識をめぐって韓中の意見が一致したという話はまだない。
このドラマは現在、韓国で放映中の連続ドラマ「北京わが愛」。韓国のKBSテレビと中国のCCTVという
両国のいわば国営放送同士による合作で、韓国男性と中国女性のラブロマンスになっている。韓国の製
作陣は、問題のセリフはその後に「そんな小さな国が今や十三億の人口の大きな国に影響を与えている」
とあるから問題ないと弁明したが視聴者は納得せず謝罪となった。KBS側は中国での放映分についても
削除を求めるという。
韓中の過去しについては韓国の権威ある歴史事典には「服属」とある。しかし先年の日韓歴史教科書問
題の際、韓国政府は日本の教科書にある「服属」は“歴史歪曲”だとして日本政府に訂正を要求している。
「属国」あるいは「服属」だったかどうか、当事者の韓中で決着をつけてもらおうではないか。できれば国営
テレビ同士で討論番組を制作してほしいものだ。(黒田勝弘)
ソウルからヨボセヨ(もしもし)2004年6月12日付け産経新聞紙面より