-R DLも+R DLも、記録面の品質はそれぞれの1層メディアと同等と考えていい。
(ただし、この品質がピンキリなんだけど。)
問題は1層目から2層目に切り替わる、レイヤーブレイクポイント。
一瞬止まったり、うまく切り替われなかったりする2層メディア再生時のトラブルは
ほとんどがこの部分。
市販の2層DVDにも当然それはあり、コピーものも、オリジナルと同じ箇所で切り替わるのが
ベストだと言われているが、市販DVDのそれは常に1層目を目一杯記録した箇所とは限らない。
+R DLなら、1層目の途中(オリジナルと同じ箇所)にレイヤーブレイクを設定できるが
-R DLは仕様上、1層目を目一杯使うようになっているため、
レイヤーブレイクを無視して1層目を目一杯使ったり、1層目の余った部分に
ダミーデータを書き込んだり、(これはライティングソフトによって、どちらになるか分かれる)
とにかくオリジナルと同じ箇所にならない事がトラブルの原因になりやすい。
よって、+R DLはオリジナル通りに記録でき、さらにブックタイプも変更できるドライブもあり、
再生互換性の面では、-R DLより優れていると言える。
ちなみに、レコーダーでTV番組を録画する場合は、どちらも1層目を目一杯使うため問題無し。
記録面の品質は三菱シンガポール製2.4xが、1層-Rの誘電並みと考えればOK