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◎データの読み方、理解の仕方
以上のように森メディアでは、読み込み時の相性問題が比較的ないため
均一なデータを取得することができましたが、たとえ国産メーカー製でも
北野エンジニアリングや三菱化学のメディアでは、測定データの食い違いが
起こるので、出た結果を完全に信じるべきではないでしょう。
日立LG製ドライブについてのデータもこれらと類似します。記録品位は
高いのですが、Plextor製ドライブ(三共のピックアップ)では、日立LG製で
記録したピットが読みづらく非常に悪く見えてしまうのです。むろん
業務用検査装置で測定した結果、日立LG製では悪くない結果が得られました。
『PlexTools』はやはり、Plextor製ドライブの特徴が強く出てしまうため、
仮にとても作りのいいドライブで記録したとしても、悪く評価されてしまう
場合があるのです。Plextor製ドライブとの相性を見る場合には、『PlexTools』
はたしかに絶対的な測定ツールなのですが、メディアの品位を知りたい場合
には、『PlexTools』のほか、Plextor製とは相性のいいメディアが異なる
PioneerやNEC、日立LGのドライブを用意して『nero CD-DVD SPEED』や
『DvdInfo Pro』といった、最低2本で評価する必要があります。