苦境にたたされるDVD+RWアライアンス?
http://www.zdnet.co.jp/news/0307/29/cjad_redwave_2.html また、これと同じ理由で、現在のところCPRMのようなコンテンツプロテクション技術が
採用されていないDVD+RW/R規格は、少なくとも民生用のレコーダーの世界では苦しい立場に
追い込まれてしまう。
もっとも分かりやすい解決策は、CPRMに対応することだが、これはDVD+RWアライアンスに
とっては苦渋の決断になるかもしれない。理由は、現在DVD+RWレコーダーで採用されている
DVD+RW Video Recording Format(DVD+VR)が、DVD-Video互換形式であるため、ビデオモード
でCPRMを使って記録したときと同様、再生できないDVDプレーヤーが多くなってしまい、
せっかく策定したDVD+VRの優位性が失われてしまいかねないからだ。
では、違うコンテンツプロテクションを――とやっても結果は同じだ。意地の悪い言い方
をすれば、「だったら、最初からDVD-VRで記録すればよいではないか」――ということに
なりかねないのである。
現状のDVD+RW/Rレコーダーは、コピーワンスコンテンツであることを検出すると録画が
ストップするように設計することで、何とか対応しているという状況。DVD+RWアライアンスは、
この問題をどのように解決するのか。コピーワンスコンテンツの増加は、こんなところでも、
新たな対応を迫っている。