1.エラーレートは、絶対値ではない。
読み出し時にどれだけエラーが出るかなので、読み出さなければ解らない。
2.1.故に、例えば読み出し速度によって大きく数値は変わる。
3.1.故に、ドライブ種&個体差により、エラーレートは変わってくる。
4.読み出し(測定)ドライブは、最大速度で読み出す事が出来れば正常である。
「読み出せる=訂正できる範囲内にエラーレートがおさまっている」である。
極端な話、あるプレスDVDに対してのPI Aveが10のドライブと100のドライブがあった
場合、両方とも良品である。そのレベルの品質管理&調整でも工業品としては問題ない
と言える)。
5.焼きドライブ、読みドライブともメーカーによりターゲットとしている中心が異なる。
例えばターゲットベータなどはメーカー毎に、どれが読みやすいと判断しているかは
まちまちである。
(CD-ROMの場合を例に取ると、CD-Rドライブが最近はマイナスベータ方向に偏っている事を
考慮して−寄りにセッティングしているメーカーもあれば、規格に従って0〜+寄りにセッ
ティングしているメーカーもある)。
ターゲットが異なる焼きドライブ+測定ドライブの組み合わせでは、ターゲットが同じ焼き
ドライブ+測定ドライブの組み合わせと比べてエラーレート的には不利。ただし実用上問題
が出るほどの差は出ない。
6.結論。KPROBEの場合、PIエラーの10や20の差を論じることに意味はない。
ましてや他人の結果と比べて10や20の差を論じるのはもっと意味がない。
ドライブの種類が異なれば、それ以上に意味がない。
KPROBEはより大きな差、全体的な傾向を見る事にこそ大きな意味がある。