書き込み型DVD比較総合スレッド Part43

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DVDフォーラム規格
DVD-R
 まとまったデータの一括保存用。オリジナルDVDの作成や大容量バックアップ等に最適。
 最も普及し、互換性も初期のもの以外ほぼ全てのDVDプレーヤーで再生可。
 追記は可能だが、ドライブによっては読めなくなる場合があるので注意。
 メディア単価は現在最安。書き込み速度最高4倍速。色素変化記録方式
DVD-RW
 まとまったデータの一括保存用。データの長期保存やDVDオーサリング試し焼き用。
 追記、編集できるが、制限がいろいろあって少し複雑。
 パケットライトソフトは、他の書き込みソフトとの競合に注意。
 1000回書き換え可。書き込み速度最高2倍速。相変化記録方式
DVD-RAM
 データをHDDのように扱える(焼きソフト不要)のでPCとの親和性が最も高い。
 読み書きが遅く互換性も一番低いが、耐久性・信頼性があるのでこまめな
 バックアップに向く。家庭用DVDレコでのシェアが最も高い。
 10万回書き換え可。 2倍速と3倍速がある。相変化記録方式
 ハードウェアによる自動ベリファイがあるため実質の書き込み速度は1倍速/1.5倍速程度になる。

+RWアライアンス規格
DVD+R
 性能はDVD-Rと同等。追記は容易で、追記時の互換性はRより高いらしい。
 DVD-RAM系のドライブではメディアIDで弾かれる場合がある。「ROM化」という
 書き込みでIDを偽れば互換性は高いが、できない・しない場合は互換性は低い。
 価格は下げているがまだ高い。書き込み速度最高4倍速。色素変化記録方式
DVD+RW
 書き込みにソフトは必要だが、追記が比較的容易なためPCで使いやすい。
 パケットライトソフトは、他の書き込みソフトとの競合に注意。
 1000回書き換え可。速度は最大4倍速。相変化記録方式
31:03/06/27 09:39 ID:GyutehDK
歴史

1995年
標準化団体であるDVDフォーラムが発足しDVDの基本方針が決定。
そして最大のコンテンツホルダーであるハリウッドが参入し、規格策定した。
1997年
追記型3.95GBのDVD-R規格と2.6GB書き換え形のDVD-RAM規格(松下・東芝・日立)が誕生。フォーラムの認可を受ける。
ソニー・フィリップス・HPが独自の3GB DVD-RAM (DVD+RWあるいはPC-RW)を提唱するも、すぐ消える。
1998年
NECが独自の5.2GB DVD-RAM 「MMVF」を提唱するも、すぐ消える。
DVD-audioが規格策定され、フォーラムの認可を受ける。
1999年
書換え型の4.7GBのDVD-RW規格とDVD-RAM規格が誕生。フォーラムの認可を受ける。
ソニー・フィリップスがDVD-audioに対抗する、SACDフォーマットを立ち上げ。
2000年
4.7GBのDVD-R規格が誕生。フォーラムの認可を受ける。
2001年
リコー・フィリップス等のDVDアライアンスが結成され、DVD+RWが誕生。
ハリウッドらのコンテンツホルダーは規格策定に参加せず。
2002年
DVDアライアンスによるDVD+Rが誕生。
※第1世代のDVD+RWドライブは、ファームのアップグレードによって
DVD+Rの使用が可能だと述べていたが、実際は白紙撤回された。
2003年
ソニーが世界初のBlu-rayレコーダを発売。
2003年
ソニーが業務用記憶装置としてBlu-rayドライブを発売
±R/RW、全規格対応ドライブが発売。各社必死の総力戦の時代へ。
41:03/06/27 09:39 ID:GyutehDK
規格

DVDフォーラム (DVD-R/RW/RAM) http://www.dvdforum.gr.jp/
 CDフォーラムから続く規格団体。DVD-Video,DVD-ROM,DVD-Audio,DVD-Rなどを策定。
 DVDといえば正式にはこちらのこと。松下・東芝・NEC・日立LG・パイオニアなど
+RWアライアンス (DVD+R/+RW)
 DVDフォーラムの利権に漏れた会社が規格を乱すために立ち上げた後発の規格団体。
 DVDの読み込みもできることから頭に"DVD"と付いている。ソニー・I/Oデータ・リコーなど

次世代規格(参考)
BRD (Blu-ray Disc) ソニー・松下・日立LG・パイオニアなど
 DVDでは規格が混乱したので今度こそ統一しようと企画されたが、東芝とNECが離脱。
 コピー防止のため、同じBlu-rayでもAV用レコーダーとPC用ドライブでは互換性がない。
 カートリッジ入りで、PC用Blu-rayは「5インチMOの後継」としている。
 松下はDVD-RAMもサポートするとしているが、ソニーは2003年3月に発売したBlu-ray
 レコーダーでDVD+R/+RWをサポートしていない。
AOD (Advanced Optical Disc) 東芝・NEC
 DVDフォーラムは次世代規格ではこちらを後継と認定。現行DVDと互換性が高い。
 PCドライブとAV用レコーダーで同じ規格を使用。
 カートリッジ不要で、傷などによるエラーに強くしてある。
 フォーラム認定のため、DVD+R/+RWよりはDVD-R/RWの方がサポートされる可能性は高い。
51:03/06/27 09:40 ID:GyutehDK
ビデオフォーマット

DVD-VF
DVDフォーラムで採択された再生専用ディスクの
映像記録用ファイルフォーマットであり、
レンタルなどで借りられるDVDビデオに採用されている。
中を覗いてみると.IFO.VOBなどのファイルがある。
すべてのデータを一つのストリームとしてDisc上に配置する必要が
有り、本来再生専用の規格として策定されている。
そのため追記や書き換えなどのことは、一切考えられていない。
民生機では、DVD-R/RWで採用されているがRWで記録し追記する場合には
ファイナライズしないことが条件となり、その場合ファイナライズ
するまでは記録した機器でしか再生できないため
DVDビデオとの互換性というメリットが生かせない。
一般には民生機のRWでも後述するDVD-VRフォーマットで記録することが多い。
ピックアップさえ対応していればR/RW/RAMの全てがDVD-Videoフォーマット
での書き込み・再生することが出来る。
61:03/06/27 09:40 ID:GyutehDK
ビデオフォーマット2

DVD-VRF
DVD-Video同様DVDフォーラムで採択された、再生・録画を
念頭に置いた映像記録用ファイルフォーマットであり、
多くの民生機のDVD-RW/RAMで採用されている。
DVD‐Videoフォーマットと異なり、データを一つのストリームとして
Disc上に配置する必要が無いため、ランダムアクセスによる書き込み
が可能であり、録画用のファイルフォーマットとしてアドバンテージがある。
中を覗いてみると.IFO.VORなどのファイルがあり、この点でいわゆるDVDビデオ
と互換性が無いと言われるが、採用されているデータフォーマットはDVD-Videoと
同様であり、DVD-VRF→DVD-Videoの変換は民生機でもPC上でも容易に出来る。
民生機ではRW/RAMで採用されているがDiscの性質上RAMの方が親和性が高い。

DVD+VRF
基本的にはDVD-Videoと同様のファイルフォーマットである。
本来は追記編集は編集ソフトの裁量でどうとでもなる問題であるが、
何故かDVDアライアンスによって提唱された。
そりゃあもちろんDVD-Videoとの互換性は保っている。
編集された場合その性質上フラグメントの問題が残っており、
デフラグをしなければ空き領域を一つのまとまった領域として
使用することができず、DVDのdiscとしてのメリットが生かされていない。
DVD+RWで初めて採用されたが、もちろんロスレスリンクを備える普通の
RWでも使えるフォーマットである。