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名無しさん◎書き込み中:
日立マクセルが台湾でDVD生産、年内にも一部移管
(日本工業新聞 2003/2/4)
日立マクセルは、国内で行っているDVD(デジタル多用途ディスク)の生産の一部を、
年内にも台湾に移管する方針を固めた。生産を委託する台湾メーカーの絞り込みに
着手しており、近く内定する。データ記録型のDVDは同社のほか、TDKや太陽誘電
などが生産しているが、海外に生産委託するのは日立マクセルが初めて。
同社はDVD−R(追記型)、DVD−RAM(随時書き込み可能読み込みメモリー)の
生産をつくば事業所(茨城県)で行っている。月間生産能力はDVD−Rが200万枚、
RAMが50万枚。最近では記録速度の倍速、4倍速タイプなども生産している。
記録型DVDの大手メーカーは、レコーダーの市場が国内に偏っており、市場規模が
小さいことなどから、ほぼ全量を国内生産している。一方、世界需要は2002年が前年
の5.6倍の6870万枚、03年には1億9200万枚に急拡大すると予想されている。
日立マクセルでは、市場拡大とともに価格競争が加速すると判断。他社に先行して
台湾への生産委託に踏み切る。
台湾は、CD−R(追記型コンパクトディスク)などの一大生産地となっており、同社も
CD−Rの生産を台湾企業に委託している。DVDでは、CDと同じ設備が使えるものの、
品質管理が難しい面があることから、高度な技術力のあるメーカーに委託する。