【進撃の巨人】クリスタ・レンズスレ4

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127名無しかわいいよ名無し
>>121
この間心理学を専攻してる友人と飲んだ時に進撃の巨人の話になった
曰く進撃キャラの心理は考察しがいがあるらしくライナーとかミカサについても色々語ってたけど、半分以上はクリスタについてだった
彼自身はミカサスキーらしいけど研究者としてはクリスタの境遇が最も興味そそられるらしかった

うろ覚え(軽くメモっておいた)だけど

・存在を否定(児童虐待の法的定義としては”心理的虐待”とよばれる)されて育つと自己否定や自己破壊衝動、破滅願望を持つようになる
・周りから否定される人生に絶望して悲観的になり、悪い自分を消してしまいたいという心理プロセス
・クリスタの場合はさらに進んで、自己破壊まで含めて「良いこと」だと考えてる節があるので、症状がより深刻である
・その理由は「悪意の程度が酷かった」「悪意の発信源が多かった」など色々あるだろうけど、やはり「実際の殺害未遂」と「名前と戸籍の剥奪」が止めになったのではないか
・つまりそれまでの精神上の存在否定に実質的な存在否定(排除)が加わったことにより、より強固で完成度の高い状態になってしまった

あとよく言われる、親からだけは愛情を向けられていたという可能性に関しては正直懐疑的にならざるを得ないとも言ってた
・親の愛情の影響力はとても大きく、心のゆりかごやエスケープゾーンのようなもので、たとえそれが記憶上のものでしかなかったとしても十分に機能する
・もちろん甘えられる存在を失ったことで絶望し、死を選ぶケースはあるが、それは自己否定によるものではなく世界を否定した結果なので、構造が似て非なるものであり、
 ましてや「褒めてもらえる条件」の中に「死」が含まれているクリスタのケースとはほど遠い
・記憶という逃避先、もとい精神の拠り所がある人間が、クリスタのような精神状態にまで追い込まれるのは考え辛い
・ただし記憶にはないだけで親の愛情そのものはあったかもしれない(愛情を向けてくれた母親とは物心がつく前に離別し、父親は立場上優しい顔を向けることは出来なかったが内心愛していたというパターン)
 しかし実際がどうあれ記憶になければエスケープゾーンは作られないので、それを知るまでは存在しないのと同じである

他にも色々話してくれて、かなり興味深かった覚えがあるんだけど思い出せないから、そのうちまた書くかも
あとクリスタは人間不信かもしれないとも言ってた(これも被虐待児がよく陥る状態らしい)