【おりこ☆マギカ】美国織莉子と呉キリカは薔薇4本目可愛い
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『魔法少女まどか☆マギカ』のスピンアウト作品『魔法少女おりこ☆マギカ』に登場する主人公の白い魔法少女美国織莉子と愛棒の黒い魔法少女呉キリカ
「私の世界を守るため よ」
「だって 愛は無限に有限だよ」
>>950を踏んだ人が次スレを建ててください
無理ならすぐに代役を指名すること
関連スレ
【かずみ】 魔法少女まどか☆マギカ シリーズ統合スレッド34 【おりこ】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/comic/1338691349/ 魔法少女まどか☆マギカ 第3087話
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1339082634/ 【おりこ☆マギカ】千歳ゆまは猫耳可愛い4匹目
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1325490621/ まとめwiki
http://www22.atwiki.jp/madoka-magica/ 過去スレ
【おりこ☆マギカ】美国織莉子は無限に有限可愛いに1呉キリカ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1315090743/ 【おりこ☆マギカ】美国織莉子と呉キリカは身長差可愛い2
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1322307171/ 【おりこ☆マギカ】美国織莉子と呉キリカは角砂糖3個目可愛い
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1329876532/
番外編はタイトルからして
マミあんゆまがメインっぽいね
ほしゅ
例え今回はマミ杏ゆまメインだとしても、アンケ書いてリクエスト送れば
いつかおりきりメインの話も来るハズ
おりマギ外伝で単行本一冊にまとまめられるくらい、描いてくれると嬉しいなって
単行本出さないと、雑誌単品ではなんだかんだで利益が苦しい
ハノカゲのは出すだろうから、おりマギも外伝が連載なら出せるんじゃないの
ムラがフォワードと並行して連載持てるかとかいろいろあるけどね
>>6 なんか絵柄がなまちゃさんに似てる気がする。
別名義?
>>6 まだ様子見かなぁ
この手の「ほむら」の物語は多いけど、「織莉子」の物語って少ないよね
ウメス風キリカちゃんきゃわわ
でも、一話から織莉子キリカゆまも杏子も一コマだけとはいえしっかり登場させていて
しっかりと登場させたいんだっていう意志は感じるな。
活躍できるかは様子見かもしれないけど
おりキリ敵対ネタはもう沢山だ。
みんながなかよく暮らしてる世界があってもいいじゃないか!!!!!!
ああ、おりキリ虐殺ネタは別腹ですから。
12 :
Fate☆マギカ:2012/06/13(水) 00:12:32.22 ID:V5GFBJhJ0
杏子「さてと、残るはまどかだけか」
さやか「そうだね。でも、まどか相手ってのはちょっとやりにくいな……」
杏子「この前ちょっとやりあったけど、あいつは大分手ごわいぜ」
さやか「でも、二人がかりなら……」
杏子「多分、あいつとやりあったら、二人がかりでもあたしはやられる」
さやか「ちょっとちょっと、随分弱気じゃない。あんたらしくない」
杏子「あたしは実際やりあったから、分かるぜ。
なあ、さやか。今、あたしと勝負してくれ」
さやか「な、何よ。いきなり」
杏子「あたしはさ、さやか以外に負けるのは嫌だ。そして、さやかがあたし以外に負けるのも認めない」
さやか「えっと……。想ってくれてるって事だよね。ありがと」
杏子「それにさ、さっき織莉子から聞いたんだ。もう、時間がないんだ」
さやか「時間?」
杏子「じきに『ハロウィン』が来る。そうなれば……」
さやか「そっか、なら仕方がないね。早く決着をつけないと」
杏子「じゃ、行くぜ。さやか」
さやか「いつでもどうぞ」
剣と槍で切り結ぶ二人。杏子が一方的に押しているようだが、さやかは防御・回復に優れているため実際はこれで拮抗状態だ。
杏子「思い出すな」
さやか「ああ、そうね」
杏子「初めて会った時を」
さやか「あたしが思い出したのは、あんたとの特訓だけど」
杏子「あのときのボンクラが、ずいぶん強くなったもんだぜ」
さやか「あんたの特訓の御蔭だよ」
一旦離れて、距離をとる二人。
杏子「お互いこのままじゃ埒が明かねえ。次で決めるぞ」
宝具『紅蓮の槍』を発動。紅いオーラに包まれた槍を構える。
さやか「そうね」
腹部のソウルジェムが青く輝き、剣を構える。
杏子「くらえ!」
二人とも互いに向かって突進、そして衝撃。
さやか「チェックメイト」
杏子の喉元にさやかの剣が突き付けられる。
杏子「ええと、こういうのを『出藍の誉れ』っていうんだろ? さやかは青だからぴったりだぜ」
さやか「違うよ。これは宝具の性能……多分、相性の問題だよ。
あたしの宝具はこのソウルジェムで、能力は『無敵』。大抵の攻撃も魔法も防げるし、防げなくても、すぐに回復できる」
杏子「いいや。やっぱりさやかの実力だよ。
あたしもさやかも、宝具の性能は今までの能力の延長上にあって、十分予想の範囲だ。だから条件は同じ。でも、さやかは勝ってあたしは負けた。
やっぱり、さやかの実力だぜ」
杏子の槍は、さやかの左胸を貫通していた。しかしさやかは平気でいる。
杏子「痛覚遮断に、生命維持、あと再生か」
さやか「うん。この槍をあと十発……、ううん、五・六発くらったらやばかったよ」
杏子「よく言うぜ。そうさせないために、わざと一発食らってから傷を塞いで、次の攻撃を防いだんだろ?」
さやかは槍が貫通したままの傷口を塞ぎ、そこに障壁を張り、杏子の槍を抑えつけていた。杏子の槍の能力は『絶対貫通』、だからそれは引き抜く役には立たない。
杏子「ああ、降参降参。あたしの負けだ」
さやかは剣を納め、槍を根元の方から引き抜く。
さやか「で、優しいさやかちゃんとしては、杏子にもマスターの願いをかなえるチャンスを与えたいんだけど」
杏子「それなんだけどさ、あたしの力じゃマスターの願いはかなえられない。
だからさ、さっき織莉子に頼んだのさ。ついでにあたしのマスターの願いも伝えてくれってな」
さやか「でも、マスターと最期の挨拶くらいはしたくない?」
杏子「そうだな。それくらいはしたいな」
さやか「じゃ、行きなよ」
杏子「サンキュ、恩に着るぜ」
13 :
Fate☆マギカ:2012/06/13(水) 00:13:28.97 ID:V5GFBJhJ0
杏子が立ち去ると、物陰からまどかが出て来た。魔法少女のコスチュームで弓を手にしている。
さやか「悪い、待たせたね」
まどか「ごめんね、もうちょっとくらい待ってあげたかったんだけど、もう時間がないから」
さやか「わかってるよ。それじゃ、はじめよっか?」
まどか「休んだりしなくていいの?」
さやか「心配御無用。このさやかちゃんの回復力は、人一倍だよ。
言っとくけど、まどか相手だからって手加減はしないからね。
今のあたしは、杏子やキリカさん、織莉子さんの想いも背負ってるんだから」
まどか「うん。あたしも手加減するつもりも、してもらうつもりもないよ。ほむらちゃんや、マスターの願いがあるんだから」
まどかは弓を構え、光の矢をつがえる。
まどか「じゃ、行くよ。あたしの宝具は『無限の神弓』。能力は『不可思議の矢』」
さやか「はん? マジカルアローとかミラクルアローとかいうつもり?」
まどかとさやかの距離は20mちょっと。飛び道具の距離のように見えるが、さやかのスピードなら一瞬だ。
だが、まどかは既に弓に矢をつがえている。さやかが駆け出すと同時に彼女は射た。
まどかは円環の理の女神だ。その魔力から放たれる攻撃力は推して知るべし。さやかは防御用障壁で全身を包む。攻撃をそらすために、障壁は横倒しの円錐型にする。
桜色の光の矢は、弓から放たれると瞬時に膨らむ。否、分裂したのだ、無数の矢に。
不可思議=10^64
さやか「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!」
それが全方位から同時にさやか包み込む。一発一発が、巨大な魔獣すら撃破する必殺の矢。あのワルプルギスの夜すらも、瞬殺できたろう。
まどか「ごめんね、さやかちゃん」
爆煙が収まったあとに、さやかは無傷で立っていた。
さやか「ふう、死ぬかと思った」
まどか「え、さやかちゃん。平気なの!?」
驚きつつも、まどかが第二矢をつがえた。
さやか「降参、降参」
あっさりと認める。
さやか「いくらあたしでも、あれをもう一回くらって無事ですむ自信ないわよ」
あの矢を防ぎきったのではない。最大限の障壁を展開してもなお、さやかの体はミンチになり、それから即行で再生しただけだ。
さやか「ついては、あたしもマスターに最後のお別れついでに、ちょっとした願いを叶えてあげたいんだけど、行っていいかな」
まどか「いいよ。行ってらっしゃい。ただ、時間がないから早めにね」
さやか「サンキュ、まどか」
さやかはマスターの元へと走り去る。
14 :
Fate☆マギカ:2012/06/13(水) 00:18:13.05 ID:V5GFBJhJ0
市長の執務室隣の仮眠室。
眠っていた市長に不意に声がかけられる。
「マスター、起きてください。マスター」
「ん……、何だね織莉子君? ……まさか!」
「申し訳ありません、マスター。敗れてしまいました」
「私がついていながら、申し訳ない」
二人のサーヴァントは手を付いて、深々と頭を下げた。
「……そうか」
ベッドから起き上がった彼は、陰鬱な表情をしていた。
「せめてもの代わりに、マスターのためにこれを用意しました」
執務室から持ってきた、プリンター用紙の束を差し出す。
「私たちの最期の力を費やして、未来を念写したものです」
「マスターやこの街の周囲で、これから起きる事件・事故・災害・その他諸々を写したものだ」
「きっと、マスターの願いを叶える力になるでしょう」
「……そうか、ありがとう」
「ただ、厚かましいのですが、一つお願いがあります」
「何かね? 私にできる事なら、聞こう」
「はい。実は、今以上に児童福祉に力を入れて欲しいのです」
「親の居ない子、親の虐待にあった子、そんな不幸な子供達が幸せになるようにして欲しいんだ」
「……それが、君たちの敵が猶予を与えた条件かね?」
「いいえ、私達の親友の、心からの願いです」
「……わかった。叶えよう。それもまた、この市の繁栄と幸せの一部だからね、私にとっても望む事だよ」
「ありがとうございます。マスター、これで心置きなく消える事ができます」
「……実はね、織莉子君。私の聖杯に託したい願いは、もうずいぶん前から市の安寧と繁栄ではないんだ」
「どういう事です? マスター」
「そんな願いは、聖杯なんぞを使わなくても、私自身の力で叶える事も可能だろう。
私が今聖杯に託したい願いとはね、織莉子君、キリカ君、君たち二人が再び人間として現世で生きる事なんだよ」
「私たちが?」
「ああ、私は早くに妻を亡くし、以来独身で子供には縁がなかった。そんな私にとって、君たち二人が、こう何というか、娘のように思えてきたのだよ。
はは。まあ、娘とはどんなものかよく知らないのに、おかしな話なんだが……」
織莉子は太陽のような笑顔を浮かべて、市長の手を握った。
「いいえ、おかしくなんかありません。ありがとうございます。お父様」
織莉子の姿は急速に薄れ、僅かばかりの光の粒子となって消滅した。
残ったキリカは跪く。
「ありがとう、マスター。我が主、織莉子に代わり、心の底から礼を言おう。
織莉子は生前、とある政治家の娘だったんだ。だが彼女の父親はつまらない脱税で失脚し、政治生命を絶たれて自殺してしまったんだ。
遺された織莉子の悲しみは如何ほどのものか。彼女は単に肉親を失っただけではなく、今まで尊敬する立派な父から裏切られたようなものだ。その時の落胆ぶりは見ていて本当に辛かったよ。
そんな織莉子にとって、貴方は理想の父親像だったのだ。
貴方は、本気で世のため人のために尽くそうとしている人だ。確かに清廉潔白ではないが、それも結果的には多くの人の幸せにつながるという、確固たる信念を持って行動している。
そんな貴方に娘と言われて、きっと織莉子は幸せの中で消えていけたのだろう。
もう一度言わせてもらおう。ありがとう、マスター。貴方がマスターで、本当に良かった」
キリカの姿も薄れ、そして光の粒子になって消え去った。
二人が消えて、部屋が急に空虚になった。
地の底の暗闇に横たわる者が、二粒の涙を流した。
15 :
Fate☆マギカ:2012/06/13(水) 00:20:52.88 ID:V5GFBJhJ0
翌朝、市長の執務室に書類を届けに来た女子職員が尋ねる。
「あら、市長。姪御さん達はどうされたんですか?」
「ああ、あの二人なら、実家の都合で昨夜急に呼び戻されたよ」
「全く残念ですよ。この忙しいときに、折角有能な秘書でしたのに」
元々の秘書が、市長の脇の机で書類の山に埋もれつつ言う。
「ほんと、残念。それに、楽しそうな二人だから、もうちょっといろいろお話したかったのに」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。二人も、再開発計画の完成に立ち会えずに残念がってたよ。
さて、彼女たちの欠けた分を埋めるべく我々も頑張ろうじゃないか」
そう、市長は笑った。とても寂しそうな笑みだった。
同じ朝。
とある児童福祉施設では、昨夜のうちに急に実家に帰ったアルバイトのポニーテールの少女に、子供達が残念がっていた。
またとある病院では、奇跡的に末期癌から回復した医師が、生きながらえたその命を病魔と闘うために使う決意を固めていた。
市街地から外れたとある山。その山頂には霊験あらたかな寺があり、そこはこの地の中でも最も霊力が集まる場所でもあた。
その麓に近い、人払いの結界をで隠された洞窟、そこへまどかは入っていく。彼女は魔力で作った明かりを携え、奥の広場へと辿り着いた。
そこにあるのは、この数日間ほむらと過ごした生活の跡――寝袋と食事の空き袋などのゴミ――、そして石の祭壇に一人横たわる一人の中年女性。
まどかはその傍らに立ち、呼びかける。
「聖杯戦争は終結しました。起きて下さい、マスター。いえ、ゆまちゃん」
ようやく規制解除。約一月ぶりか。
乙、全方位バビロンは…まずい…
次号きららマギカのおりマギ描き下ろしと書いてあるが、別にVo.3に続いてしまっても構わないのだろう?
>>15、乙
>>16 むしろおりキリのイチャイチャだけで単行本一冊出るくらい勢いであってほしい、と思うのは欲張り過ぎですかね?!
ムラ先生の体力がマッハだが
見滝原食べ物巡り-定職編- -甘味編-みたいので構いませんねッ!?
定職かあ
織莉子さんはスチュワーデス
キリカちゃんは婦警さんがいいなあ
ミニスカポリスのキリカちゃんとご飯食べたい
織莉子ちゃんは学者(理数方面
キリカちゃんは弁護士あたりがいいなぁ
本スレがまた織莉子ちゃん達の風当たり強くなっとる
ここの住人どこ行ってもうたのやら
フェイマギの人乙です
本スレとかもう1年は見てないが、本スレ常駐してるのっておりまぎ嫌いそうなイメージしかないな
本スレキチガイしかいねーわ
実に気持ち悪い
外伝出ないなら映画に期待したって意味がないのは自明の理だろアホなのか
>>26 現行本スレがまさにそうだよ
ボッコボコだよ
そっかー、ハノカゲほど要所だけ纏めても本編で補填できたり、平松&天杉みたいに月刊でじっくり進行とか出来なかったからなぁ
もともとムラさん好きなのもあっただけに、評価の割れ方が偏ってて残念だな
本スレ初めて見たけど色んな意味でカオスで引いたwww
おりこフルボッコはレスの流れを見た感じ普通の反応だな
あの織莉子押しの本スレ民に喧嘩売ってた人って常駐してるんだろうか…
ああいう人のせいで読んでない人からの評判まで悪くなったらやだなあ
今だから言うけどあれ俺なんですわ
叩かれたのが今でも解らない
キャラやストーリーの好き嫌いなんて人それぞれなわけだし
嫌いな人は嫌いだし、好きな人は好き
で、本スレにはおりこ嫌いな人が多いっていうただそれだけの話
なら「好きになれーっ」って押し付けた所で好きになるどころか余計嫌いになるのが関の山
バッシングしてくるようなら反発するのも良いけれど、こちらから喧嘩売るのは得策ではないかと
あんまり暴れると織莉子ちゃんに「めっ!」されちゃうぞ!
ざっとその時のログ見たが下手に動いた
>>32が悪いとしか言いようがないなあ…
まどかちゃんが殺されるからおりマギに価値がない
その主張と何ら変わりないことに気づいた
やらかしたな
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
織莉子ちゃんの頭に顔を埋めてくんかくんかしたいよぉぉぉぉっ!
恥ずかしがって「やめてください//」て言う織莉子ちゃんを思いっきりハグしたいよぉぉぉぉぉっ!
やめてくださいの後にドグチヤァァッ!みたいな効果音がつきそうな気もする
おりキリ(あとマミ)はセルフぱい舐めできそうだな。
おりキリの場合は、どっちの乳首でも一つの乳首を二人で舐めるなんてプレイが出来るんだろうな。
大おりこ玉を魔女に向けてダンクシュートする織莉子ちゃんを幻視した
アグレッシブに動くおりキリが見たいなぁ
お布団で寝ててなんか股間が気持ちいいなと
めくってみたらキリカちゃんに凄い勢いで○ゃぶられてた
という淫夢を見た
普段は憮然としてる癖に年下のお口で簡単にイっちゃうんだねなシチュですね、このHentai…ッ!
遅延魔法によりゆっくりと快感が後から襲ってきます
ふう…
つまり「イかせてあーげない♪」ってできるわけだな…
おりキリのえっちな絵はまだですか?
>普段は憮然としてる癖に年下のお口で
つまりは家主ってわけか。
キリフェラにオリホールか…
素晴らしすぎるだろこの時間軸
キリカちゃんにお口でしてもらう時は、注意するように伝えないとね。
犬歯の八重歯とか、マジ凶器。
そういや最近、家主シリーズがないな……
もっと欲しいね。
そういえば線画投下してた人も見ないな…
線画の難しさは異常
フニャフニャしちゃうから未だに出来ない
>>50 マ莉子さん・・・
織莉子さんが踊り子のほうの服かよ!みたいなコメントをするべきがしないほうがいいべきかずっと迷っている
とりあえずアンケートはキリカちゃんにも1着買ってあげよう一択でした
そういえば踊り子姉妹の妹は占い師だったっけ
キリカって中三なのかな?
はい
キリカって厨二なのかな?
はい
実際に、愛情の注がれない碌でもない家庭に育ってたとしたら、ああいう厭世観に溢れた子に育っても仕方ないとも思うけど
次号のきららマギカで愛情あふれまくるキリカちゃんファミリーとか出てきちゃったりしてなw
まぁ、キリカはいい厨二だと思うよ。うん
織莉子ちゃんも厨二っちゃあ厨二だが……
生育環境からこの子の言動は敢えて「詩的」と表現したいところ
きっとキリカに会うまでマンガも読んだことなかったんだろうな
別に小難しい単語使ったら厨二ってわけでもないと思うが
>>60 だってナチュラルに「救世をなしとげる」とか言っちゃう子だし、傍から見たら間違いなく厨二
でも当人の意識からしたらそんな意識微塵もないんだろうなぁ、と思ったから詩的と表現したんだ
何が言いたいかというと、キリカからマンガ借りてド嵌りして、どんどんそっち方面にサブカル漬けになっていく織莉子ちゃん可愛い
織莉子「織莉子だにゃん♪」
キリカ「き、キリカだにゃぁ…///」
ゆま「萌えです!」
タイトルだけ見た時はまどっちやかずみみたいに少しはロリ寄りな主人公かと思った
お姉さん派としては織莉子ちゃんで正解だけど
>>61 そうは言うがな、大佐
しょっぱなに見たのが人類崩壊させる(クリーム的には救済)ビジョンだからな
気分は王様の話を聞きにいったらあと数週間で隕石が落下してきて人類は死滅するッ! ΩΩ Ωッ!状態だしね
救世という単語もそれほどあれだ、大げさでもないよねってばってことで
1巻の頃は依存度キリ>おりだと思ってたけれど
実際はおり>キリだったおりキリかわいいよ
キリカの家族とかどうしてんだろうな。
学校行かなくなったり家に帰ってこなくなったりして
実は大騒ぎとか?
俺はスポーツドリンクのボトルを片手にベンチへと座り込んでいた。気温は相変わらず高いが、木陰とそよぐ風のお蔭でそれなりに涼はとれている。
平日の真昼間に、サングラスをかけた大の男が人気のない神社のベンチでふんぞり返っているなど、下手をすれば警察に連絡されかねないことだったが、俺は部屋に戻れない理由があった。
そのものずばり、Gのせいだ。
あくたむし、と敢えて古語で表現させてもらいたいソイツらは、俺が実家に帰省している間に部屋のどこかに苗床を獲得したのか恐るべき増殖を遂げていたのだ。
それは俺の想像の余地をはるかに超えていて、室内のそこここから"かさかさ"という笑えない雑音が響いてくるほどだった。
俺はその場で右足を軸に華麗な半回転をすると、残暑厳しいこの最中を全力疾走して駅まで向かった。
元来汗っかきな俺はたったそれだけのことで滝つぼで心身を鍛える修験者のような水ぬれ状態に陥ってしまったが、やつらがのうのうと群れ暮らしているあの部屋にいる事の方が数十倍も恐ろしい。
もし1カ月の間あくたむしと一緒に暮らせと言われたら、100万円積まれたって俺は断るだろう。――1,000万円なら少しは心動くかもしれないが。
それでも、あの部屋に遊びにくる奴らの事を考えると、やはり金の問題ではなくGどもは排除されて然るべき存在なのだ。俺は知っている、キリカって案外虫に弱いんだぜ。
そういうわけで、俺は部屋全体にはびこる脂光りする蟲たちを排除するべく動き出すことにした。
駅のコインロッカーに荷物を預け、最寄りのホームセンターでバ○サンを購入し、部屋の隙間を目張りして、買いたての最終兵器を起動させたのだ。
俺がこうやって神社で涼をとっているのは、今現在バル○ンが室内でもうもうと煙を噴出しているからで、きっと中ではあくたむしどもが阿鼻叫喚の地獄絵図を展開していることだろう。
していなかったら、困る。
神社の中心には、きっと古くからこの地を見守ってきたのだろう鎮守の樹がでーんと座り込んでいて、俺と言う部外者に無言の圧力をかけてくる。どことなく尻の座りが悪いのはきっとこのためだ。
俺はそれほど熱心に不可思議なものを信じる性質ではない。
だがこうやってナニカを感じる以上は、不可視の神性というものがこの世界のどこかに存在していて、俺たち一般人の眼には届かない所で好き放題しているかもしれないのだという可能性自体を否定するつもりもなかった。
そういえば、と思い出す。1月3日の夜、正確には1月4日に差し掛かった時間帯に、アイツらが突然に訪れた事を。
なんだかんだと忙しく二年参りにも初詣にも行けなかった二人は、ちょうど良い機会だと深夜にこの神社へと向かったのだという。
そしてこれからの自分たちに幸あれという願いを込めて五円玉を賽銭箱に放ると、ついでに俺の部屋へと押しかけたのだ――片や白い振袖で、片やふりふりのメイド服で。
その時の俺の驚きようといったら、到底言葉で表せるものではなかった。だって、あのキリカがだぜ?それも実用的な使用人服ではなく、某東京の聖地にある喫茶店あたりのウェイトレスが着ていそうなブツだ。
紺を基調ワンピースに、ひらっひらのフリルのくっついた純白のエプロン。
ワンピースの裾にもエプロンと同じく純白のフリルが盛大にあしらわれていて、やはりひらっひらだ。
本来髪留めとして機能するべきカチューシャは装飾の方にその役目を傾けているらしく、てっぺんにはでかい白リボンが仰々しくくっついて猫耳のようにぴんと立っている、どんな材質で出来ているのだろうか。
腰にもやっぱりでかいリボンがくっついていて、却って動きを阻害しそうな有様だった。
キリカがあたふたとして釈明したところによると、正月三が日が忙しすぎて臨時のお手伝いさんとして美国邸を走り回ったキリカは、着替えるのを忘れてそのまま神社に行き、そしてその勢いのまま俺の部屋へとやって来た、ということらしい。
俺が顎を撫でながら、似合ってるぞ、と端的な感想を述べると、キリカにしては珍しいことに顔を真っ赤にして縮こまっていた。
「あんまりじろじろ見ないでよぉ……」
若干涙目になって抗議するキリカに、俺は翌日の天候をひどく気にしたものだ。珍事件の後には、得てして天気が乱れる。
実際にしてその次の日、正月の真っただ中だというのにどういうわけか雨が降ったのを、俺はよく覚えている。織莉子は終始、恥ずかしがるキリカを見てにやにやしていた。舌なめずりする"けだもの"の笑みだった。
結局のところ二人は、俺が実家から強制的に持ち帰らされたきんぴらごぼうと栗きんとんをたらふく食らい、お神酒(と称した俺秘蔵の八海山・大吟醸)を一口飲み、お年玉をせがんで帰っていった。
おおみそか、実家近くの神社で賽銭勘定のバイトをして得た俺のなけなしの臨時収入は、泡沫へと消えたのだった。
蝉が鳴いている。きっと、残された生命を精いっぱいに燃やして、最期の叫びを上げているのだろう。
神社の中心、つまり鎮守の樹、から少し外れたところに、地上3メートルばかりの簡易式の櫓が建造されている。辺りに鉄骨と白い張り布が配置されているところから鑑みるに、近日中に祭りでもやるのだろうか。
思えば俺は、所詮は仮住まいのことと決め込んで地区の行事やなんかに参加したことがなかった。今年くらいは参加してみようか、面倒くさがってないで。もし、祭りが終わってなかったら、の話だが。
そんなことを考えていると、腰に付けたポーチが鳴動した。見ると、奴――呉キリカからのメールだった。
From:呉☆おりこラブ☆キリカ
Subject:今どこー?(´・_・`)
Text:今日帰ってくるんだったよね?σ(^_^;)
部屋に鍵掛かってるんだけど(>_<)
説明すると、この登録名はキリカから連絡先を受け取った時のものをそのまま使っているのであって、俺があれこれ付け加えたわけではない。
当時の俺も、このミドルネームは何だと問い詰めたものだが、キリカはしれっとして笑いながら、
「だってその通りだもーん。あ、心配しなくてもおにーさんのことも大好きだからね?もちろん、織莉子が一番ではあるんだけどね!」
そんなことを言ったものだ。いろんな意味で二の句が継げなかった。
俺は○×神社、とだけ打って、返信キーを押す。アイツにはこの程度で十分だ。Gの大量発生と、それを駆除するために今こうして部屋を空けているのだという事実は、直接会って説明しようと思う。
キリカの慌てふためく様が目に浮かぶようだ。アイツら、とりわけキリカの奴にはいつも迷惑かけられ通しなわけだし、このくらいはしたってバチはあたらないだろう。
俺が悪意に満ちた笑みを浮かべていると、早くもキリカからの返信メールがきた。
From:呉☆おりこラブ☆キリカ
Subject:りょうかーい( ̄^ ̄)ゞ
Text:そっち行くから待ってて(^з^)-☆
これが女子中学生のメールなのだろうかと思うとげんなりする。齢80を超えた祖父がガンガン絵文字つきのメールを送ってくるからだろうか、俺はいまひとつ顔文字というモノにピンときていない。
そのせいで、周囲からは「お前のメールは淡白だ」と悪評たっぷりだ。他人に強制するものではないと思うのだが……
俺は空になったペットボトルをゴミ箱に捨てると、大きく伸びをして、再びベンチに腰かけた。なんだかんだ言って九月だ、もう秋なのだ。風は、あの暑苦しい日々と比べるとやっぱり涼しくなっていた。
足音がする。アイツお気に入りのブーツが、地面を蹴り石畳を踏んづけた時に立てる音だ。
「やっほー、おにーさーん!」
さあ、おいでなすった。二次性徴未満の少年滲みた声を出しながら、静謐な神社にとたたと足音を響かせながらキリカが現れた。もう足音だけで特定できてしまうというのは、喜ぶべきか、悲しむべきか。
「ひっさしっぶ……」
「ああ、ひさしぶり」
俺はキリカに顔を向けた。活動しやすい半ズボンに、黒のタンクトップ。肌の見えている場所は須らくこんがり小麦色に日焼けしていて、この夏を大層に満喫していたのは明らかだ。
お前中学三年生だろ、受験生じゃなかったのか。
だがどういうわけか当のキリカは、手を尻尾のように振りながら走ってきたのだろう姿勢を維持しながら、遥かなるアイスエイジの時代に氷漬けにされたマンモスのように固まってしまっていた。
そして若干引いていた。さらに顔は引き攣っていた。
「なーに固まってんだ、おまえ」
「それは、ないよ……」
「……は?」
俺は眉間にしわを寄せてキリカに疑問の声を呈した。いったい、なにが"ない"と言うのだろう。
俺の服装はシンプルなデザインの、言っちまえばいつも着ているような地味路線を驀進するものだった。
財布やなんかの貴重品を入れるバッグだって、東京某所の免税店で買ったシックなやつだ。
違いを強いて挙げるならば、それは俺がサングラスをかけていることくらいだ。
かつて二人を連れて室内プールに行った時、俺は腹立たしい事に二人の父親に間違われた。
それも何人かの節穴のような眼を持った奴らにではなく、当時プールにいた人間全体によるマクロなものだった。俺は深く傷ついてげっそりとした。
それを見かねた織莉子が、俺にサングラスをかけるようアドバイスをくれたのだ。
確かに、昔見たドラマやハリウッド映画なんかでは、カッコいい俳優たちがイカしたグラサンを付けて銃をばんばんぶっ放している。
ターミ○ーター(初代)などでは、州知事扮する殺戮マシーンがカッコよく極めていた。
作中でのそれはカメラアイを覆う生体組織が失われてしまったがための苦肉の策だった。
だが、それにしたってカッコいいものはカッコいい。
そうして俺が買ったのは、あ○ない刑事に出演していた舘ひ○しや柴田○兵がかけていたのと同じタイプ。
ウェリントン型と呼ばれるタイプのサングラスだ。
どうやら近年流行りはじめたモデルらしく、雑誌に紹介されており「これなら俺も……!」と思い購入に至ったわけだ。
サングラスに合わせて髭も伸ばした。
織莉子の勧めがなかったら、きっと俺にはサングラスを買うような機会は一生涯なかったことだろう。
今度会ったら、改めて感謝の意を示したい。
「だって、明らかに堅気の見た目じゃないよ、それ……絶対に、外した方が良い、そのサングラス!」
「なに〜?俺は織莉子の勧めでサングラスかけてるんだぜ、この老け顔を晒すのはご免だしな」
「に、したってそれはない!今の方が格段に悪いよ、まるでマフィアじゃないか!」
「……そんなにひどいのか?」
「うん、そりゃあ、もう」
「…………」
俺は悩んだ。キリカは得てして、歯に衣着せない物言いをする。そのせいで俺はしばしば心抉られる思いをするのだが、逆に言えばそれは忌憚なき意見でもあるわけだ。
であるならば、俺の今の外見は腹立たしいことに堅気のそれではないというわけで、出来る限り早急に髭を剃り眼鏡をかなぐり捨てるべきなのだろう。
道行く人がぎょっとした顔をして俺から離れて歩こうとするのも、致し方のないことだったのだ。
だが、こと俺の頭を悩ませているのはそこではない。それが100円ショップで買ったようなサングラスであれば俺は廃棄に躊躇をしなかっただろう。
だが基本的に安物買いの銭失いを恐れる俺は、買うと決めた物はそれなりに良いお値段の品を選ぶことにしている。
このサングラスもそれなりに値が張っていて――実の所2万円近い。
一般庶民たる俺の感覚から言って、それだけのものを易々と手放そうとは到底思えないのだ。
だから俺は、
「……もう少しだけかけていようと思う」
「……まじで?」
「これ高かったんだよ……もったいないじゃないか、まだ実家にいる間にしかかけてなかったってのに」
「おぅふ……実家ではずっとそれかけてたんだ……」
憐憫の情に溢れた視線を送るキリカに、俺はやりきれなくなった。
ああ、もう、俺の馬鹿野郎が。もっと自分の容姿を、客観的に慮って然るべきだったというのに。
堪らなくなった俺は、話題を変えることにした。後悔で胸が張り裂けそうになったからだ。
「と、ところでだな。この神社には、なんだか櫓やなんかの用意があるようだが、近々祭りでもあるのか?」
「えーっと……そうそう、おにーさんの顔のインパクトで忘れるところだったけど、まさにその通りでさ。
実は今日の夜に今年最後の夏祭りがあるんだよね。それで、織莉子がこの区を代表して挨拶をすることになったんだ。
で、せっかくだしおにーさんも一緒に出店を巡らないかって、誘おうと思ってたんだ。……でも、そのグラサンかけてる間はご遠慮願おうかなぁ」
まじか、そんなにひどいのか。
「だからそう言ってるじゃないかって。ーー黒スーツ着てボディ・ガード風なら、まぁ、なんとか?」
俺はサングラスを外す決心をした。
深々と溜息をつき、天を仰ぐ。弦に指を掛けて、払うように外す。
整えてあるとは言え髭面の俺は、きっと外見年齢5割増し以上になっていることだろう。
外したサングラスをキリカに押し付けて言う。
「これ、やる」
「へ」
意味が分からない、といった体できょとんとした顔になるキリカ。
「俺がそいつをかけてると、外見がろくでもない事になるってのは良く分かった。だがそいつはン万円した代物でな、そうそう廃棄もできないんだよ、もったいなくて。だからお前に押し付けちゃる。
なんなら織莉子の方でも良いが、まぁなんか機会があったらかけてくれ。何であれ、俺よりは悪くなることはないだろう」
「……良いのかい?高いというのなら、そうポンポンと他の人にあげちゃって良いもんでもないと思うんだけど」
「……俺も変わったのさ」
俺は隣に座るキリカから、敢えて視線を外した。遠くを見るような目をして、
「始めは迷惑でしかなかったお前らが、今ではひどく身近だ。こんなにお高い買い物でも、お前らにならあげちまっても良いんじゃないかって考えられちまうくらいにな」
その言葉を噛みしめるように眼を閉じ俯いているキリカの肩に、俺はぽんと手を置いた。
「ま、ガキはガキらしくありがたがってプレゼントを受けとりゃ良いのさ」
「またそうやって子ども扱いするぅ!」
ほっぺたを膨らまして抗議するキリカの頭を、俺は出来る限り豪放に笑いながらわしゃわしゃと撫でた。
まだ夏の気配を残す日差しを受けた黒髪の熱さも、今日ばかりはとても心地いいものに感じられた。
「――ありがと」
小さな声だった。
だが、キリカの発したそのお礼の言葉は、俺の耳には確かに届いたのだった。
以上、前編でした。
悩んだ結果、家主にはサザエさん時空に入ってもらうことになりました。
おりキリが高校生になっちゃうと、他の同学年の子との繋がるが生まれて、多分家主は役割を終えますから。
乙です
隣に引っ越してきました(きたよ!)とかでもないと、顔を会わせるにも時間帯が違いそうだしねぇ
おりキリも双樹みたいなDSG(ひとつの身体にふたつの魂)が出来ると
爪(速度遅延) + おりこ玉(予知)で織莉子さんがサポートメインに回ると持ち味を殺さない強力な固体になるよね(妄想)
難点は魂の入ってない身体がとんでもなく無防備になるってことで
っW
いつからDをダブリューだと思っていた?デュアルだよ! とかいったら劉鳳さんがきそうだな…
JKおりキリが見たかったなァ
VIPのキャラスレ覗くと偶にJKネタ使ってる人いるよね
家主の方、グッジョブ、ナイスジョブ、ゴッドジョブであります。相変わらずキリカちゃんがええのう。
>サザエさん時空
どっかで、黒髪の美少女がバックラー弄ってたりして……
ところで、Gと言えば油虫とか、歌にある金持ちの黄金虫とかいう別名もあるそうですな。
あれは蚊や雀蜂や蝿やダニよりも実害は少ないのですが、そのザイズにより大分ワリをくってる、ある意味哀れな奴です。
とは言え、私も大嫌いですけど。ただ、作品のネタとしちゃ面白そうではありますが。
79 :
Fate☆マギカ:2012/06/20(水) 00:49:22.47 ID:QpOhGaJW0
前日譚。スレ違いの内容は百も千も万も承知です。
夜、ロンドン郊外、とある瀟洒な住宅を中年となったゆまは訪れる。迎えに出たのは、家の主である白髪ロン毛の長身痩身の老人。老齢にもかかわらずその眼光は鋭い。
「Ah……」
たどたどしい英語で話し出したゆまを、彼は日本語で制す。
「日本語で構わん。あちらでの暮らしは長かったのでな」
老人に通された応接間、そこには幾多もの古びた絵画やタペストリー、あるいは彫像などが飾られていた。ある物は歴史的価値のある本物、あるものはそのレプリカや写真。その総てが古代の覇王をモチーフにしたものである。
彼は現チャールズ王から名誉騎士の叙勲までを受けた高名な歴史研究家であり、その研究テーマこそその覇王であった。
「さて、早速だが本題に入ろう」
紅茶を勧めたあと、老人は切り出した。
「例のアウタービーイング……地球外生命体は連れてきておるかな?」
ゆま首に白い襟巻きのように巻き付いていたキュゥべえが、テーブルの上に降りる。
「やあ、初めまして。僕の名前はキュゥべえ」
「ふむ、これがアウタービーイングか……」
見つつ、手を翳す。
「魔力の波動は感じられん。……いや、痕跡はある。ある種の魔力炉のような物があるのか、ふむ」
老人は目を瞑り、魔力の痕跡を探り、解析する。
「ここまで異質とはな。やはり文明の方向性や精神の形式の違いか……。次は、レディの方を拝見させていただこう」
ゆまは、自らのソウルジェムを指輪から卵型宝石に戻してテーブルの上に置く。
老人はそれをそっと摘み上げると、掌の上で眺める。
「ほう、これは魔力炉と魔力回路を兼ね備えた、魂の座か……。ふむ、貴重な物を見せてもらった。それから、レディの覚悟の程もわかった」
そは魔法少女の魂、それは即ち心臓を差し出すに等しい行い。
「では、レディに魔術の真髄を伝授しよう」
老人は旧型のスマホとAR(拡張現実)用のバイザー型端末を取り出す。テキストやノート、黒板の代わりらしい。
「意外ですね。魔術師が魔術の場で近代文明の利器を使うなんて」
老魔術師を紹介した日本の女魔術師から、魔術師とはそういうものだと聞いていたが、この老人はそれには当てはまらないようだ。
そもそもキュゥべえによれば、隠匿を旨とする魔術師が、同じ魔力を扱うものとはいえ魔法少女と関わること自体が異例のことらしい。
「なに、世の魔術師どもが伝統的だからと利用するものとて、我が偉大なる王の御世にはなかった新しい技術だ。それに、私の趣味は日本のテレビゲームでな」
どうやら彼は、相当規格外の存在らしい。
「では、ユマ=カノメよ。まずは魔術の弟子入りのための儀式、イニシエーションを行おう」
バイザーを通した応接間には、ARで簡易な魔法陣や儀式の道具が出現する。手抜きというか異端と言うか、逸脱が甚だしい。しかしだからこそ、ゆまの弟子入りと認めたのだろう。
召喚術の奥義たる英霊召喚、それを会得するためにゆまはその魔法陣の中へと歩み入った。
おう、しまった。「ユマ=カナメ」だった。やはり、般若湯は注意力を低下させる。
これからしばらく、ゆまの過去話になるんで、なんとか省略しておりキリの出番になるようにします。
濁点がつづくのがなんとも攻撃的でよろしくないイメージを与えるのかもしれない
そういうことで物体Gのことを「せせらぎ」と爽やかなイメージで呼ぶのはどうだろう
おりこちゃんで抜いてしまった…
Gの話題はやめよう
想像しただけでorz
割と都市っぽい所住みで自然を味わった事のないおりキリと、山でキャンプしたい
バンガロー借りてBBQとかしたい
肉ばっかり食べるキリカちゃんの皿に野菜を山盛りにしたり、蚊に刺されてぷっくら腫れた織莉子ちゃんの二の腕にキンカン塗りたい
>>82 その報告はいいです
契約後のキリカちゃんはGごとき素手で掴んで外に逃がすよ
BQB
burning QB
BBQB
ゆまちゃんたかいたかいする織莉子ちゃんキリカちゃん
イナフ!!!
今日も今日とて、渋でタグ付けの日々。
作者の方々、どうか適切なタグをつけてください。
外伝キャラだからって、おり・キリ・ゆまのタグを付けない人が多すぎる。
相変わらずおっきかった(小学生並の感想)
あの人はある程度ペアが決まってるみたいだけど、たまにはおりキリで描いて貰いたいものです
>>90(くれ)get
>>89 書いて欲しいね
あと、やっぱりみんなの共通認識として、織莉子ちゃんはファザコンなのねw
いやぁ、織莉子ちゃんは可愛いなぁ
キリカちゃんを可愛く書きたい。
家主に甘えるところなんてとてつもなく可愛いわけだが、そういう可愛さを再現することができない。
二次創作の時点で厳密には別人みたいなものだけれど、あまりに離れすぎて別人すぎね?とダイレクトに突っ込まれるのは辛い話だよな…
キリカっちかわかわ
いつも思うけどキリカちゃんの変身後のあのふりふりの袖邪魔じゃないのかな
そんなこと言ったらチャームポイントの眼帯も
戦闘時だと邪魔でしかないでしょ
血継限界なんだろ
orinoco flowをOricono flowと空目してから同曲が織莉子ちゃんのキャラソンにしか聞こえなくなった
旅の歌なんだけどな
きららマギカの読み切り発表も…再活性化に一役買ってくれたって感じかな、最近の動きを見てると
ガチで出てくれるのを願うばかり
絵を描く人が増えるよ、やったね織莉子ちゃん!
とりあえずTOUGHBOYを二人で楽しそうにデュエットしてるおりキリ絵をですね、誰か
まどか義姉さんが円環の理を作り出したのは、丁度私が美樹家に引き取られたのと同じ三十八年前だった。彼女はその代償として総ての魔力を失い、ただの少女になったかと思われた。
しかし三十三年前、その魔力が一時的に蘇り、彼女が女神の姿になった事があった。
最初の大規模ハロウィン、その際に多くの魔法少女を救った魔法老女達を看取ったとき、彼女は一時期的に女神の姿となった。
そして十三年前の二度目の大規模ハロウィン。キュゥべえによればそれはおおよそ二・三年続く長期のものだという。魔法少女協会初代会長である織莉子さんは、多くの魔法少女が死んだり導かれたりする未来を予知した。
幾多の思考錯誤――作戦を立ててその結果を予知するため――の結果導き出された唯一の希望は、再びまどかを女神化させる事。ただし、それは円環の理に導かれる少女が出るということ。
いわば生贄ともいえる役目を買って出たのが、常勝無敗の金色の女神(ニケ)と呼ばれたマミさんだった。
「誰も死なせたくないから」そう言って魔力を使い果たした彼女は消えていった。
続くハロウィンの度に、創立メンバーが一人ずつ消えていった。
キョーコは「なるべくなら、家族が居ない奴の方が、悲しむ奴が少なくてすむだろ」と言って、
さやか姉さんは「他の皆にはまだやることがあるから」と言って、
キリカさんは「織莉子、悪いけど先に逝くよ。二人には家族がいるし、君はまだ協会を率いなければならない」と言って、
織莉子さんは良恵を後継者として教育して「これでキリカに会えるわ」と言って、
ほむらさんは「私はもう、十分に幸せを味わったもの」と言って、
次々と消え去って行った。
ほむらさんが導かれるのと一緒に、まどかさんも世界改変後の余剰魔力が尽きて、自身が導かれて消えた。
あたしは、一人ぼっちになった。
「ゆまさん。あなたを魔獣退治の任から開放します。緊急時以外での魔獣退治は行う必要はありません。
勿論、必要なグリーフシードは提供しますし、これからも協会の役員として力になってください」
十年前、現会長良恵とゆま以外の主要メンバーは、全員一致で彼女の魔獣退治を禁止した。
「創立の八人は、もうあなた一人だけです。これ以上、失いたくはないんです。それにこれ以上、美樹家と鹿目家の人々を悲しませたくもありません」
ほむらは消え去る直前、かつての恋敵であるゆまに夫であるタツヤを頼むと言い残していた。そして妻を失って傷心の彼を慰めるうちに、ゆまはタツヤの後妻となる事が決まっていた。
ゆまは結婚後、出産・育児に忙殺されて協会に顔を出すことが少なくなり、気づいたときには大量の離反者が出ていた。
良恵や古参仲間の亜季は自分達の不甲斐なさのせいだと言ったが、ゆまもまた、他の七人から協会を託された一人だ。
ゆまの探索が始まった。
十年後に来るハロウィンの対策のため、ゆまは様々な調査を行った。魔獣の効率的な対処方法や確実に身を護る方法、その発生を縮小したり遅らせる方法、そして女神を再臨させる方法。
とくに最後については、交霊術や悪魔召喚などを研究するうちに一つの当たりを引いた。キュゥべえ起源の魔法少女とは違う、地球人独自の魔術の存在である。
それについて調べるうちに、とある地方都市に住む女性魔術師とコンタクトが取れた。
「女神の降臨ね、人間の魔術じゃ難しいと思うわね」
還暦近い彼女はそう前置きをしつつも、一つの提案をしてきた。
「ただ、召喚術の奥義を利用して、万能に近い力を得る方法があるわ。試してみる?」
ゆまは応じ、彼女の師匠筋にあたるイギリスの老魔術師へと紹介してもらえる事になった。
家主のTOUGHBOYを楽しそうにデュエットするおりキリ…だと…!?
はよ、はよ
oh sorry.
Orinoco Flowを案の定Oricono Furoと空目した件
Let me see,let me see,let the Oricono Furo.
見せて見せて 織莉子の生入浴シーンをこの目に焼き付けて!
ごちそうさまでした。
原曲はいい歌だよ
PSPでおりこたちって出番なかったけど
もし出てておりこ&キリカルートとかあったら
どんな感じに魔女化ルート化あったんだろうかねえ?
キリカはおりこ原作ルートでOKだろうけど
おりこが予想つかん
後、番外編がものすごく笑えることになりそう
織莉子ちゃんの絶望が見えない
おりキリが出会うのを阻止すれば…あるいは…
絶望は難しいけど一人で魔女退治しながら計画進めてユウリあいりみたいに魔力切れとか
ゲーム的に考えたら
ほむらがキリカとの遭遇フラグを潰して一人で戦っていくことになった織莉子
予知でまどか魔女による世界滅亡を防ごうとしても好転しない状況
そして襲撃してくるほむらに戦う織莉子だがついに力尽き私の生きる意味って
なんだったのかと思いながらジェムが濁って魔女化か
逆に魔女化回避ルートは原作マギカ組と共闘していくことになる感じか
でも、最後はワルプスに全滅させられて終了
おりキリの出会いは絶対。
たとえマギカカルテットやムラ天帝が認めても、出会わない時間軸・愛し合わない時間軸なんて、そんなの私が許さない。絶対にだ。
あれ、日付が変わってないのにIDが4pwAQMx80から変わってら。
そんな事もあるんだね。
某所で最新絵を発見。早速一件めの評価と不足タグを残していった。
noisy citrineという副題を眺めながらキリカの目の色って金目だったかなぁと思っていた……勝ったぞKirei この戦い、我々の勝利だッ!
citrineをレモンちゃんと訳すか黄水晶と訳すか
まぁ折角のおりこ枠なんでおりキリ寄りの話にして欲しいという願望込みの解釈なのでなんとも
おりこ→かずみ→おりこの交代制で外伝連載ならそれはとっても嬉しいなって思ってしまうのでした
あの予告(おりキリのツーショット)でマミ杏ゆまの後日談だったら、詐欺も良いとこだろww
いやまぁそれはそれで美味しくはあるんだけれど
やっぱり主人公とその愛棒に出張ってもらいたいなぁ
お願いしますよ、芳文社さん!
どこ情報よ
>愛棒
ラブ・スティック……
このスレははじめてか? 肩の力抜けよ…
2人とも女の子なのに「愛棒」ってのもおかしな話だけどなw
初代スレの
>>1からの伝統だな
双頭バイブじゃね
キリカ「いや!道具を使うなんて邪道だ!」
そして魔法でお互いの遺伝子が入った双頭生バイブを錬成するキリカ
キリカちゃんが背中に致命傷負ったのに、ベッドに仰向けで寝かせる織莉子ちゃんはおっちょこちょい可愛い
それとも、背中のアレはソウルジェムに直撃しただけで肉体は大したことなくて、脚の傷の方が重篤だったのだろうか
足のほうは結構な大きさで貫通してたしね、どうだろう
深く考えてな(ry
やはり、公式から燃料を補給できないと、だんだんと衰えてくる。
もうおりキリのいちゃいちゃが思いつかん。家主の人の作品を見て楽しむぐらいか。
そして他キャラとカプらすという悪食に陥るわけだが
まどほむあんさやも公式からの否定で一気に冷めたものな
カップルといっても友情くらいのと口と口の啄ばみ合いさせるのから幅広いからな
「カップルっつたら肉と肉とぶつかり合いだろ!」のタイプには許せない話なのか、でもそういうのって公式見解とかどうでもいいタイプだよね
>>125 4月くらいには人の居ない状態になるかと予想してた自分としては
十分に保っている状態だな…
おりキリはガチレズから友情、共依存の相互ヤンデレまでなんでもこなせるオールマイティなカップリングだと思う
>>127 燃料投下告知のお陰で、8月までは頑張れる
おりキリ出なかったら絶望で魔女になるかもだが
今日は暑いな……
織莉子ちゃんキリカちゃんのおでこの汗をペロペロしたい
あの「待望の描き下ろし」の所にすごい狭い範囲の待望だよなぁ…と思っていたが
そうか本編only向けの内容の可能性もあるのか…いや…しかし…
だから織莉子軸の本編組だと何回言えば
希望を持っても打ち砕かれるだけやで
>>126 ほむ→まどはまだしも、
まど→ほむとか、あんさやとかをガチカプと見なすのは元々ただの妄想の産物じゃないか
公式が認めるから、認めないからどうだとかいうのは、
元々そのカプに対する思い入れがその程度だったってこと
妄想といえばおりこちゃんって不倫とかおっさんに弄ばれそうな気がしないでもない
キリカは意外と健全になりそうだが
男に騙されて借金を背負い、キャバクラで働くアラサーおりこ
お金も貰えて優しくされるからキリカは援交にハマりそう
逆に織莉子は潔癖症
織莉子さんと出会えず高校生になったら、私モテっぽい思考と行動をするキリカもいいよね…ッ
>>130 だから副題訳からの推測とブルドック以外のソースをですね
>>126 >>131 こんな辺境まで来てほむまど、杏さやdisとはご苦労様です
こちとらそもそも「公式本当にこっち認識しとるんかいな」ってレベルなんで…
また頭のおかしい子だな
他所のカプ話ここでされてもなぁ…良くも悪くもおりキリは他キャラとの接点薄いし
キリカがマミと、おりこがほむらと多少接点ある位で
ただのかまってちゃんでしょ
キリカはだいたい150台の前半…152cmくらいがマイベストでぇ〜す、小さい先輩には夢がある
生徒会探偵…いや何でもない
>>141 まどかと同身長ってのは流石に低過ぎるww
個人的には、キリカ154-156、織莉子166-168だなぁ
これだと織莉子ちゃんが高身長だし、キリカちゃんも程よく低身長だし、良い塩梅になるんじゃないかと
しかし近接型魔法少女で低身長って、リーチ的に結構大変じゃね?と思わなくもない
リーチはマジカルな力で割りとなんとかなるかもしれない
キリカは関節を外して射程を延ばすズームパンチを体得してるからね
爪に蛇腹関節付けてアームウィップにするって手もあるか
ウイグル獄長のアレみたいな
別に使い捨て投射しても構わないのだろう?
かずみ組のみなさんとか普通にビーム撃ってるし、おりキリだって他にも色々出来そうなんだよなぁ
が、この二人には王道から少し外れたゲテモノ方面への武装の進化を期待したいw
武装の進化はともかく、まどポみたいに技が多数欲しいなぁと思わなくもない
キリカの速度遅延で、斬撃を遅延→何本も被せて解除したのをぶつけるとか面白いかも。
平たく言うと、カイザのスラッシュ技とか牙狼に登場するゼロの技みたいな感じの……。。
完全停止じゃないとタイミングが難しそうではあるけれど、アバンストラッシュα β クロス!みたいなのだというのはわかった
まずは斬撃を飛ばせるようになる必要があるな
そこはマジカルな力でなんとかしよう
おりキリの合体技とかないんですかね
おりこ玉に爪を2枚つけて回転させながらアタックとかでもいいですか
鉄壁魔法「ゼノンのパラドックス」
織莉子の予知とキリカの停滞で、降りかかる危険を総てくい止める。
ようは、特定の危険物のみに限定した「凍てつきし時の鎧」。
双樹みたいに一つの体に二つの魂が出来れば戦闘力は飛躍的にあがりそうではある
そういえば今回はおりキリの出番ないけどまどTASの更新きてるね
話の筋は出来上がったらしいから、更新速度あがるとかなんとかで楽しみだ
たゆまぬ努力四季おりおりキリキリ舞い!
>>156 それはそれでカッコ良いんだけど、この二人の能力の特性上、技が防御系統に偏るのがなぁ…
能力重視なせいで武装に魔力が割けない→低火力になりがち、という事になってるし
それこそ、魔女/魔獣を千切っては投げ千切っては投げできるような必殺技()みたいなのが欲しいなぁ、と思ってしまうのでした
イメージしろ…イメージするものは常に最高のおりキリだ
おりこちゃんのブースト
キリカちゃんでアタック!
>>160 攻撃技もあるよ。
「スフィア・オブ・ルーイン(破滅の球体)」
キリカが後ろに控え、織莉子が前に出て戦うという技だ。
「ドゥーム(凶運)」
通常は織莉子が単独で出来ることだが、キリカが加わることにより速度の向上などの効果がある。
詳細は後日。
織莉子ちゃんまじメインヒロイン、キリカちゃんprpr
書き込むスレ間違えた
問題ないけど
問題ない、続けろ…
「スフィア・オブ・ルーイン(破滅の球体)」
織莉子の予知に基づき、キリカが事前に球状の強力な停滞空間を設置する。
あとは織莉子が自ら囮になって敵をそこへ誘い込み、ほぼ停止状態の敵に対して無数の織莉子玉を全方位から叩きつける。
Fate☆マギカにおいてランサー杏子には通用しなかったことから、防御力に秀でた相手には通用しない。
「ドゥーム(凶運)」
織莉子の予知を利用して作るトラップゾーン。単体の攻撃力は小さいものの、予知により常に意表を付く形での攻撃になる。
機械的な罠のほかに、隠していた織莉子玉やキリカのピンポイント停滞魔法で止めておいた射出物などを使用する。
同上の理由から、防御・回避力の異常に高い相手には通用しない。
マギカ作品キャラ全体通して楽器できるのがひよりと仁美と恭介だけなのは寂しいと思う
織莉子ちゃんもピアノ弾けるに違いない
まだ久臣氏がご健在の時は学校の合唱コンクールなどで弾き振りとかしてたに違いない
違いない…
(´;ω;`)ブワッ
ゆまだってカスタネットならできるよ!!
ほむらがピアノを弾いてる公式絵があった気がする
後、案外さやかちゃんとか地味にピアノ弾けたりしそうな気がする今日この頃
キリカちゃんはベースあたりをかじってそうな感じ
たしかにピアノが弾けるといわれたら弾けそうなイメージはあるね
さやかなら、バイオリン齧ってるかもしれない。
キリカは、小・中でやったリコーダーくらいじゃないか?
弾き振りとか学校のコンクールってレベルじゃない件
キリカちゃんはサックスのイメージ
>>174 織莉子ちゃんのお嬢様スペックならば、それくらいは
帰りにステージから降りる階段踏み外して転ぶようなポカはやりそうだけども
キリカに楽器ができるとは思えないなぁ
なんとなく後ろの方でトライアングル叩いてそうなイメージが……w
弦楽器だと
>>171と同じくベースが似合いそうだな
織莉子ちゃんがキーボード、キリカちゃんがベース
あとはギターとドラムを連れてくればバンドが組めるな
情熱カスタネット
久しぶりに読んだらキリカちゃんがかわいすぎてしぬのがつらい
ドラムはカオルちゃん
ギターは…
うーん
8月マダー?
ドラム…髪の色が明るめ
キーボード…お嬢
ベース…黒髪で大人しめ、きょぬー
これもう完全に某アニメじゃないか!!
つーわけで残り二人のギターはアホとツインテだな
「マスター。願いを」
最後に残ったサーヴァント、まどかは問う。
「あたしの願いは、すべての魔法少女を救うこと」
そのマスターであり、聖杯そのものであるゆまは、そう答える。
まどかはゆまに弓を手渡した。ゆまは天空に弓を射ると、八色の矢が放たれた。
その夜、魔法少女や魔法使い――少女とは呼べない歳――達は危機に瀕していた。
魔獣の大量発生ハロウィン。まどかによる世界改変や見滝原魔法少女協会発足以来、魔法少女が死ぬことはなくその人数は史上類を見ないほど多くはなっていたものの、それでもハロウィンには太刀打ちできない。
基本戦術は、集団発生した人気のないところにおびき寄せて放置、あとは後日人里に彷徨い出てきた小集団を個別に狩る。
正面から戦うわけではないとはいえ、おびき寄せる役の魔法少女達は、圧倒的な数の魔獣に苦戦してしていた。
中でも見滝原の八人の薫陶を受けた魔法少女は果敢に戦い、そして散ろうとしていた。
そこへ無数の矢が降り注ぐ。
赤・青・黄・紫・白・黒・桃。それらの矢により次々と魔獣は撃ち滅ぼされていく。
撤退の殿を務めて重症を負った亜季は、降り注ぐ黒い矢に黒衣眼帯の魔法少女の姿を幻視した。
かつて杏子とさやかによって、魔獣の襲撃から救われた元レディースの魔法少女達は紅と蒼の矢の雨の中に二人の姿を。
砂漠の国の三人の巫女は、降り注ぐ紫の矢に天駆ける天使の姿を。
魔獣は総て滅んだ。だが、負傷しあるいは魔力を使い果たした魔法少女達は、最後のときを迎えようとしようとしていた。魔法少女協会二代目会長である良恵もまた、限界以上に予知能力を駆使して消滅しようとしていた。
「ゆまちゃん。魔獣は全部やっつけたよ。これでお別れだね」
「ううん、お別れじゃないよ」
ゆまのソウルジェムは、この聖杯システムを動かすためにすっかり濁りきっていた。まもなく、円環の理に導かれるだろう。
「ううん。お別れだよ。だって、私達の願いがまだ残ってるもの」
ゆまとまどかの周囲に、六つの影が現れる。それは消え去り、聖杯たるゆまに吸収された六人のサーヴァント。
七人が唱和する。
「総ての魔法少女に救済を!」
全世界の魔法少女達に、緑の矢が降り注ぐ。それは傷ついた心身を癒し、濁りきったソウルジェムすらも完全に浄化しきる。
もちろん、ゆまも例外ではない。
「ゆま、よくやったな」「ゆまちゃん、頑張ったね」「ゆまちゃん、お疲れ様」
そういった言葉を残して、ゆまの七人の姉達は消え去った。
ゆまが深夜バスで明け方の見滝原駅にたどり着くと、そこには夫であるタツヤが待っていた。
「亜季さんに聞いたんだ。ゆまは必ず戻ってくるって」
タツヤの車で魔法少女協会本部に戻るゆま。そこは煌々と明かりが灯っていた。
中には、全国から集まった魔法少女達。離反したり協会に加盟してなかったりした者達も含まれる。
皆は口々に礼を言い、かくして見滝原魔法少女協会は、往年の活気を取り戻したのであった。
22世紀初頭。大規模ハロウィンにおいて、全世界の魔法少女達は見滝原からの支持で儀式を行う。
そして……
砂漠の国では、三人の老婆によって己が命と引き換えにより呼び出された天駆ける天使が翼を広げ、砂漠の魔獣たちに立ち向かう。
フランスでは、癒しの泉から現れた少女剣士が魔獣を撃ち滅ぼし、傷ついた者たちを癒す。魔法少女達はジャンヌの再来と呼んだ。
北欧では槍を構えた赤い戦乙女が、北米では無数の魔銃を操る金色のワンマンアーミーが、モスクワの旧市街では冬の女王のような冷静で威厳ある少女が的確な指示で魔法少女を統率する。
リオデジャネイロのビル街では鉤爪を持つ黒いジャガーのような少女が魔獣を屠り、中国奥地の都市では緑の猫女神の元で多くの魔法少女が無敵の戦いっぷりをしめした。
そしてエアーズロックに集った多くの魔法少女により女神が現れ、全世界の魔獣を滅ぼすために天空に矢が放たれた。
<了>
なんで双璧双乳の話題が出ないんだっ!?
フェマギ乙
朝起ち家主の現場を目撃してマドマギしちゃうおりキリゆまはよ
昨日のふたばのログを見てたら
織莉子さんの手書きおっぱい絵があって
もう嬉しくて感動で・・・ふう
おっぱい絵というかおっぱいだけじゃねぇか!みたいな
おりキリニストの俺ならこのおっぱい絵だけで妄想全開出来る
妄想で何とかなるけど全体絵もみたいなー
おりキリゆまニーに余念がないで御座る
おっぱいとおっぱいの間にスカーフが通ってるだけで全然余裕だ!とか へ、変態―――ッ!
ちだまりSA山3におりこアフターの第一話がががががががあg
織莉子とキリカの出番は少ないなー続きまだかな―
珍しくノックなどして玄関から入ってこようとしたアイツは
「やあ おにーさん、いきなりで悪いんだけれどこの子にミルクをあげてくれないだろうか」
ちんまくてモコモコした子猫を抱えてやってきた
「窓からの出入りの方が私としては都合がいいのだけれどね、ほら なにぶんデリケートなモノを抱えていてね」
といい子猫をかるく持ち上げるアイツ、つられてにゃぁだか なーだか主張をする子猫
扉から出入りする概念はあったんだなという軽い驚きは口に出さないでおこう、改善されるわけでもあるまいし
「ついでといってはなんだけれど私も何か飲み物が欲しいな、この時期に晴れ間があるのはよいことだけれど
汗もかきやすくなってしまうのも困りモノではあるね ああ、氷は3個で割合は1対1のカルピスだと嬉しいな」
などと講釈をたれいけしゃあしゃあと要求をしてくる、笑顔で いつものことなので聞き流しながら用意はするわけだけど
みたいのを想像した、個人的に猫っぽい子が猫をつれている図をなんとなく想像してたらこうなった
>>193 おりキリのえっちぃ本はありましたか…?(小声)
>>194 良いなぁ、それ
小動物が小動物連れてくるってシチュエーションは
その後に織莉子ちゃんが白猫連れて来て、
「この仔にミルクを分けてくださいませんでしょうか」
とか言ってくるんですな
b.
俺が部屋に戻ると、中は死臭で満ちていた。言わなくとも分かるだろうが、それというはアレ――Gの放つ臭いだ。
きゃつらは相当に悶えたのか部屋のあっちこっちで無様にひっくり返っていて、俺はその惨状に思わず眩暈がした。
一匹が居ればその十倍はいると言われるあくたむしどもだ、目に見える場所以外にもたっぷりと潜んでいらっしゃっるは明らかだった。
俺は大よそ考えられる、押し入れや台所の棚などといったほの暗く湿り気味な場所を開け放って、箒やはたきで掃き出した。
きっと脳にフィルターをかけていたからだろう、どれくらいの数を始末したのか、どれだけ黒々とした光景が広がっていたのか、ありがたいことに俺はそれを記憶してはいなかった。
キリカはといえば、俺が部屋にGがいると宣告したところ、GOKIBURIの二文字目の子音部分で脱兎のごとく駆けだし逃げていた。
清々しいくらいの逃走っぷりで、あれなら秋の体育祭の短距離走でも上位に食い込めること間違いないだろう。
一切の始末を終えた俺は、改めてキリカに電話連絡を入れた。
ワンコールでげんなりとした声を発して応対したことから、随分と退屈しながら待ちわびていたらしい。
『……終わった?もう、私がアイツら苦手なこと、知っててやっただろう!』
『ああ、もちろん』
『あああぁぁ……アイツらが居たってだけで怖気がする!もう、おにーさんの馬鹿!』
『だがこれで俺ん家に出入りする気は少なくなったろ?俺の食費も浮くってもんだ』
『うぅん、全然?』
『……』
『そんなことより、私、お昼ご飯まだなんだ。そっちでおごってくれないかな……なんて』
『……チキンラーメンで良いなら』
『やったー!おにーさん大好き!』
電話口からでもアイツの表情が良く分かる。良く動く口から八重歯を覗かせて、満面の笑みを浮かべているのだろう。
ころころと表情が変わるのはアイツの特徴だった。
俺もつくづく甘い、食費が浮くと皮肉を言ってやった直後に飯を奢ってやろうと言うんだから。
お蔭で俺の台所には対になった食器が二人ぶん余分に常備されているし、飯を食った後すぐに歯磨きする奴らの生活習慣から歯ブラシも3本置いてある。
知らない人が見たらいったいどんな反応をするだろうか。
「来たよー!さぁ、ご飯だ!」
こいつ、電話から二分経たずに来やがった。もしかして知ってて待機してたのか。俺は溜め息を吐いて湯を沸かし始めたのだった。
俺は即席ラーメンの封を切ると最寄りのスーパーで買って来た8玉99円特化の卵(Mサイズ)を一つ割り、真ん中に成形された窪みに落として、その脇に湯を注ぎ入れた。
蓋をしてキッチンタイマーを3分間だけセットする。
キリカは既に蓋をして両手を擦り合わせながら待っている。携帯のタイマーで時間をコンマ一秒ごと計っていることから、随分と腹を空かせているようだ。
……もっとも、これはいつも通りのこと、いやしんぼ――特に甘いものに関しては――というのは、俺のキリカへの評価の主な部分だった。
ずるずると威勢よく汁を飛ばしながら、キリカは麺を啜る。口いっぱいに頬張って、もくもくと柔らかな音を立てつ咀嚼する様はまるでお子様そのものだ。
織莉子だったら間違いなく「お行儀悪いわよ」と注意を促すことだろう。
一方で、お齢を召したエアコンのお蔭でお世辞にも快適とは言えない温度の室内で、玉のような汗を掻きながら熱いラーメンを食べる少女という図はどことなく官能的なものを持ってもいた。
目の遣り場に困った俺は、自分の食べるどんぶりに意図的に視線を下げることにした。タイマーは残り30秒であることを告げている。
俺が食い終わった頃には部屋に備え付けられたオンボロ空調機もだいぶ本調子になってきたと見えて、キリカの汗ももう随分と引いていた。
途中タンクトップを脱いで下着になりそうになった時には流石の俺も狼狽えたが、必死の説得でどうにか止めてくれて胸を撫で下ろした。
代わりとして、タンクトップの首回りを摘まみあげ、そこに団扇で風を送り込むという頭の痛くなる事態も起きてしまったのだが。白い当て布がちらりと見えて、俺は慌てて視線を外した。
「ごちそうさまでした」
「お粗末さまでした!」
「……お前が言うな」
そんなこんなで、だいたいいつも通りの俺たちの食事は終わったのだった。
「そう言えば、今日の祭りって何時からなんだ?」
飯を食い終わり、持参したプリンを突いているキリカに俺は尋ねた。
少なくとも祭りへ参加する意思は固めたものの、元来からして騒がしいのが苦手な俺は祭りの中心部分で盆踊りを踊る気などさらさらなかった。
端っこのほうでワンカップでもちびちびやり、気が向いたら綿あめの一つでも買ってみようか、といった程度の意識だ。
「んーとね、6時から9時まで。出店はもうちょっとやってるっぽいから、人が居なくなるのはもう少し遅くなるかな?その後から片付けだから、最終は10時をまわるかも」
「で、織莉子はラストまで?」
「まっさかー!中学生をそんな遅くまで残しとけるわけないじゃん!私たちは9時ごろにはアガリだよ――ま、その後はおにーさんとこ寄らせてもらうけど」
もう途中から話の流れが見えていた俺は、やっぱりかと天井を仰ぎ見た。顔で全身全霊の諦念を演出しつつ、一応訊いてみる。
「……なぜ俺の部屋に寄る?」
「何故って、せっかく久々に会ったんだし、二人揃ってお泊り会と洒落込みたいじゃないか。織莉子だって今日を楽しみにしてたんだよ?」
飄々とキリカが答える。補足すると、月に1〜2度くらいの頻度で、コイツらは俺の部屋に泊まりたがる。と言うか実際に泊まる。
それは二人が酒をかっ喰らって泥酔したあの日に始まりそれからなし崩しに習慣化されたもので、俺たちの年齢を勘案するにあまり褒められた行事ではないことは明らかだった。
俺は俺たちに生じ得る風評についてとくとくと語り、それがいかなる被害を齎すかについて説明したのだが、二人は頑として応じようとはしなかった。
その後に、俺の好きに甘えろ宣言やプールの一件から若干絆が深くなってしまって、3回ほど説得したところで俺は完全に諦めてしまったわけだが。
「それに、今日は織莉子は祭りの準備で出ずっぱりだしね、骨休めをするのにここほどぴったりの場所はないよ」
「気を遣わないか?仮にも他人の家だろう、ここは。
自分の家でゆっくりと休めばいいじゃないか。……追い出すつもりで言ってるんじゃないぞ、ただ俺の場合には、誰かの家に泊まるよりも自分の家で過ごす方が休んだ気になれるだけで――」
「うん、もちろん知ってるよ。おにーさんに他意が無いことくらい。……まぁ、知ってて触れないでいてくれてるんだろうけれど、織莉子は今天涯孤独の身なんだ。
私にしても似たようなものでね、気の置ける男の、"大人"の人と一緒にいるっていうのは、実はとっても安心した気持ちになれるんだよ。なんだか守られてるような気がしてね」
俺は何も言う事が出来なかった。未だ人生経験の浅い学生身分の俺が、唐突にこんなヘヴィーな話題を切り出されて褒められた反応を返せるはずがない。
さらりとこんなことを告白しやがって、俺は恨みがましい気持ちになった。
「そういうわけでね――泊めて、もらえないだろうか……?」
そう言われてしまったら、流石に泊めないわけにはいかなかった。俺だって何だかんだ言いながらも、コイツらが可愛い、もうすっかり情が移ってしまっている。
こうまで乞われてそれを断れるほど、俺は人間が出来てはいないのだ。――本当はいけないことなのだろうが。
「……仕方ねぇ、俺も前に"もっと甘えて良い"とか言っちまったしなぁ。ま、今日は泊めてやるよ。
ただし、着替えとタオルは自分で用意しておけよ。この部屋にはそんな気の利いたものはないからな」
「もっちろん!ありがとう、おにーさん!やっぱりおにーさんは話が分かるなぁ、すぐに織莉子に連絡を入れるね!」
さっそくメールを打ちはじめるキリカを見ながら、俺は腕を組んで鼻から深く息を吐いた。
きっと俺は良い父親にはなれないのだろう、現にこうしてコイツらに甘く接することに喜びを見出しているのだから。
リスがクルミを齧るような手つきで携帯をいじるキリカを見ながら、俺は今夜コイツらに出すことになるだろう夜食のメニューを考えたのだった。
乙。
ZABADAKの夏日記が脳内で流れた
乙であります。
>端っこのほうでワンカップでもちびちびやり、
おっさんや。顔つきだけじゃなく、中身までおっさんや。
それにしても、相変わらず家キリはええのう。
あと、
>>194の展開ってのも面白そう。
以下愚痴
Fマ清書したいが気力がわかん。刺激になるかもとF/S見出したのだがさっぱりだ。
なんかこう、刺激になるもんはないもんか……
織莉子ちゃんのみるくてぃ飲みたい
織莉子ちゃんにお茶をたててもらいたい
和服も似合いそうだし
髪を後ろで結って、もみじ柄のあしらわれた和服着てるんだぜ
うなじのラインとか想像するとたまらんなぁ
じゃあ中間をとって抹茶ミルクにしましょう
194の展開、キターーーーーーッ!!!
暑い時期になってきたし、こんな日はおりキリと木陰で抹茶ラテを飲みたい
汗掻きながらぐび飲みして、無自覚なエロさを放つ二人にセクハラされたい
家主のアパートで、平気でスポーツブラ+パンツ姿になるキリカちゃん。
「暑いし、水着とかわらないよ」
突然の夕立に降られて飛び込んでくるキリカっちとかでも全然構いませんねッ
名前の最後が「か」だとかわいいとかかっこいいが繋ぎやすくていいなと思ってしまうのでした
二人が入浴中とは知らず乱入する家主
お互いがお互いの…を見ちゃうという展開
どちらかというと脱衣所で服を脱いでたらキリカが入ってきて
「どうやら俺のドッキリイベントだったようだな」な展開でも構わないのだろう?
突然の雨にびしょ濡れになったキリカが家主宅来訪
風呂を貸し、服が乾くまで家に置くことになり、ナチュラルに「これ、洗っておいてね(はぁと」と服(含下着)を押し付けてくる
気合いで洗ってくると、家主のだぼだぼの服着てソファで寝てました(勿論ノー下着)
無警戒過ぎて、怒るどころか心配になる家主が見えた
無毛だったりしたら滾る
>>215 キリカちゃんああ見えて15歳(今年からハイティーン)だし、生えてないわけないだろうw
……え?
僕は剛毛派です
キリカちゃんは今年度からJKじゃなかったか
そりゃ、生えてるだろう
でも生えてないのを気にするキリカとかいい
反対に織莉子は結構生えてそうなイメージ
織莉子さんの下の毛の色はどうなっているんだろう…
銀色か白色かどっちにしても控えめでイイですね
織莉子はニオイが凄そう
昂奮するわ
織莉子さんがワキガだったら興奮する
匂い嗅ぎながら突きまくりたい
そこはまず脇のペロペロからだろ
脇ペロされて爆笑しながら突かれてる織莉子さん想像したら
意外と有りだと思った
イきまくって笑いまくって泡と潮吹いちゃう織莉子ちゃんまじかわゆす
お風呂で洗いっこは間違いなくしてるな、おりきりは。
織莉子さんに背中におっぱい押し付けられながら
身体を洗われて赤面してるキリカちゃんを幻視した
かずみ関連グッズの惨状を見てると
ロックマンXが羨ましいわ。
コミカライズ版の顔のフィギュアや、
コミカライズ版で登場した小道具付きの
フィギュアが十年以上経った今になって
発売されだしたんだから。
つかかずみ勢もグッズ無いだろ
>>230 いやいや、ここは、おりキリスレだから、
かずみスレの誤爆かなと思ったんだ。
絵描きやSS書きにすら外伝の認知度が低いのだから仕方ないといえば仕方ない
なのできららマギカの描き下ろしはサプライズ過ぎた、芳文社出版の雑誌ならではだな…
あとまぁアラサーマミさんがゆまとか「かずみ」の立花さんとか外伝ネタ出してるから
アラサーおりキリの登場に期待してもいいかもって位かね。正直想像付かんが
あの漫画も変な粘着に付きまとわられて大変だなぁ
アラサー織莉子ちゃん→ザ・淑女
アラサーキリカちゃん→角が取れて丸くはなったが、今も変わらず元気
この二人を嫁にできる奴はとんだ果報者だな(除:ガチレズだった場合)
三十路になった織莉子ちゃんは大人の色気がやばいだろうな
宅配便の受け取りに出たら、「奥さん!」とか言われてその場で配達員に押し倒されそうな勢い
まぁ、そんなことしたらその場でぶっ飛ばされるだろうけど
わりとエプロン着た織莉子さんがそういう展開になる薄い本は見たい気もする
キリカは身長が伸び悩んで150台でストップしたのに、娘は縦の発育も良くて身長抜かされそうなんだよねーと軽く愚痴る姿などもうたまらない
アラサーの人はカップリングに命を賭ける層から面倒くさい非難されるくらい男×女の構図にしてるから
そこら辺の心配はいらなさそうだけれど
仮に登場したとして、妙な性格にされてるとそのなんだ…困る
アラサーの人は芳文社のエース候補、とまでは言わないが、まんがタイムの短期連載といい、チャンスもらってるんだよなぁ…
外伝勢に配慮を欠かさないのが良いのかもしれんw
アラサーのおりキリはわからんが、ゆまは活躍するだろう、てかゆま成分頼む。
おりこは牛木がまどかアンソロで描いて以来の出番か…
ズワルトの単行本作業もあるしムラ女史大丈夫かな
>>236 母親似で八重歯までそっくりなのに高身長ボンキュッボンなキリカ娘に見下ろされるちまいままのキリカさん(3X歳)とか……
なんて萌える母娘w
>>238 ちょっと前に仕事量1.5倍ってTweetがあったな
>ムラ先生
ツイッターじゃ体調悪いみたいな事言ってたし、無理はしないでもらいたい(これからもおりこを描いてもらうためにも)
そういや、まどマギの同人書いてるねことうふさんってきらら系の漫画家だったんだ。
今後描いてくれんかな。
おりにゃんこ
狼キリカちゃん
>>240 あの人は杏さやが書きたい人で
他の要素があってもそのオマケだからなあ
まあ百合カプに理解があるって意味ではいいかもだが
きらマギのアンケートの〆切は18日
おりこ好きは芳にプレッシャーをかけとこう。
毎号連載希望とか
接近ver織莉子さんで水晶剣(片手)・おっぱいアーマー・マントとか想像したけれど特に問題はないですね
お「きゅぅ…」
ほ「…ガンナー装備で接近戦は無謀だと言ったでしょうに」
モンハンはやったことないけどアスール装備ですね、わかります
織莉子!胸(なか)に出すぞ!
恋するキリカは切なくて織莉子さんを想うとすぐオナニーしちゃうの
そういや家主の名前って決まってないんだっけ?
もともとが「キリカを相手にする俺」なんだから、今後もなさそうだな。
issonokotomaturigototokanishitemiyoukana
ところで、ショタ家主をやったんだから爺家主なんてのもやってみたいね。
老人になった家主が、目を血走らせ、
若い女の子が沢山いるところで、銃をぶっ放したり爆弾を爆発させたり、
そんな話を書いてみたい。
まどTAS新しいのキタね
しかし、原作でおりこが契約したのってやっぱりキリカと出会う前だったんだろうかねえ?
元々はおりキリを外的観察する為の、というかキリカの猫みたいな生態を観察する名無しのお兄さんだったからね
窓から入ってくるのも表札を見ないため みたいな設定がですね
性別転換でありがちな並男⇔美女になってきゃっきゃモノでも一向に構いませんよッ!
プロットが完成したから後は作るだけと言ってただけに早いね、愛してる
織莉子さん、お父さんが自殺した後もある程度は学校に通ってたっぽいからどうだろうね
おりキリのファーストコンタクトとセカンドコンタクトにもいくらか間があいてるだろうし
家ゆまとか見てみたい今日この頃
ノックの音がした。
ここは彼の住む安アパート、時間は日没から間もない頃。この状況で来るのはただ二人。
家主である青年は、早速窓の鍵を開ける。
「とりっく・おあ・とりーと」
すると可愛らしい声、ついでに窓を開けて黒衣眼帯の少女が入ってくる。
「こらこら、まだハロウィンじゃないだろ……」
言いかけて言葉が詰まる。
「……まさか、“ハロウィン”なのか」
「ええ、そうです。お兄様」
今度は凛とした気品のある声の主が、玄関から入ってきた。それはウェディングドレスとも思えるような白い衣装の少女。
ハロウィン。それはかつて二人から聞いた事がある、魔獣の大量発生の日。年単位の周期で発生するそれは、西洋の百鬼夜行の夜にかけて冬季の訪れの祭りの名でそう呼ばれるのだと言う。
「だいじょーぶだよ、おにーさん。今夜のはそう大したものじゃないし、なんたって頼れる仲間がいるんだから」
「ええ。キリカの言うとおりです。私にも、無事に勝利する未来が見えます」
「でもさ、ちょっとしたご褒美があると、より頑張れるんだけどなぁ〜。たとえばあま〜いココアとか」
「私は紅茶かしら。ティーバッグでかまいませんけど」
青年は軽く溜息をつく。
「ああ、わかったわかった。ついでにケーキもつけてやる」
これから死地に赴く二人に対して、魔法の使えない彼にできるのはせいぜいこれぐらい。
「うわーい。ありがとうおにーさん!」
「ありがとうございます。お兄様」
二人の無邪気な歓声を聞きつつ、彼は深刻さを表さないよう努めていつものように苦笑いを浮かべてやる。
「じゃあ、気をつけるんだぞ」
「うん。終わったらまた来るよ」
キリカは既に窓枠に足をかけ、出発の体勢だ。
「そうね……終わるのは午前一時頃かしら」
戸口に立った織莉子は、しばし目をつぶってから言う。
「わかった。それまでに準備しておくよ」
彼が茶と菓子――ちなみに自作だ――の用意しようと立ち上がると、二人が部屋の中に戻る。
「あ、おにーさん。忘れ物」
「私もです」
「え?」
二人は確か、何も持ってきた様子がなかったはずだ。怪訝そうに振り返る彼に、二人は身を寄せる。
「えっとねえ、ココアのお礼と言うか……」
「勝利のおまじないです」
彼の唇に立て続けに柔らかな感触が二つ――ちなみに、キリカはいつの間にか部屋の隅から踏み台を持ってきていた――。
「な、な……」
「じゃ、いってくるよ」
「行ってきます」
耳まで真っ赤にして立ち尽くす青年に声をかけ、二人は悪戯っぽい笑みを浮かべてそれぞれの出口から出立した。
彼がようやく動き出すまで、おおよそ三十分の時間を要したという。
踏み台に乗るキリカちゃんは小動物かわいい
>>256 乙っす
キリカちゃんは小動物可愛い!
織莉子ちゃんは身長は高いけど、やっぱり小動物可愛い!
>>254 俺の中では、セカンドコンタクトの前に織莉子っちは契約済み
この辺り漫画じゃ明かされてないから、人によって見解ががらりと変わるよね
……前スレでおりキリセカンドコンタクト話を投下してれた人、続きは……
朝起きたら美女になっててパニックに陥る家主
それを意に介さず、むしろせっかく同性になったんだしと一層のスキンシップを計るキリカ
諌めるどころか悪ノリし、キリカと一緒になってセクハラをはたらく織莉子
中身は男なので反撃も出来ずされるがままの一日に、家主は疲れ果て寝てしまう
翌朝には男に戻ってて、あれは何かの間違いだったのだと心に折り合いを付けるも、それから周期的に女体化する日が出来てしまい、
その日限定で猛威を奮う二人のセクハラに、頭を抱える家主であった
あれ、これじゃただの家主TS話じゃん
これも全部魔獣って奴の仕業なんだ
魔女「何だって!?それは本当かい!?」
魔女になっちゃうおりこちゃんが見てみたい
おりこ絵が増えてるよ!やったね 織莉子さん
ほむらちゃんを誘うキリカちゃんのSSを読んじゃったから
そこまでショックじゃなかったぜセフセフ
クソッ
やっぱり見るなら幸せなおりキリックスが見たいかな、俺は
SSじゃあの後魔女化してたけど、きっとこの後には織莉子ちゃんによる優しい愛撫が待っている筈
キリカNTRか…ふう
NTRはちょっと……
俺としてはおりキリで幸せにちゅっちゅしててもらいたいなぁ
前半も大概ひでーなwww
乙。
おりキリ両方と性的関係になった家主。
もちろん、双方共に公認で二人とも子供(女児)を産む。
ただし、日本では一夫多妻は認められてないので、法律的には未婚のまま。
そんな未来を書いてみたい。
ネタはあるんだけどな。
待ってるよ、家主-織莉子はイメージないけど待ってる
それにしてもきらマギVol2が楽しみだ
描く人も増えそうだけどまた昔みたいなどうでもいい議論で湧くかもしれないがそれも込みで楽しみだ
>>270 書いてください、お願いします
おりキリを外部から観察したり振り回されたりする妄想の具現化が家主なんで、人の数だけ家主はいると思うんです
>>271 昨日VIPに織莉子スレが幾つか立った時も、織莉子ちゃんを叩く声がちらほら湧いてきたし(擁護する声もあったけど)
盛り上がるのも良いし論争も結構なことではあるんだけれど、それでこのスレが荒れるのは勘弁してもらいたいなぁ、と個人的には思うのでした
このまったりな雰囲気を荒廃させたくないんだぜ
昨日の織莉子ラッシュはいったい何だったんだろうか
ムラ女史、ズワルトはさすがにもう入稿しているだろうが
外伝は大丈夫なのかな・・・。
まどマギ前号ではページをもてあまし気味の人もいたし
32ページは描いて欲しいんだが。
今日はかずみんラッシュが来たりしてね
匂いフェチに目覚めるかずみとか、ユウリ様と対話の機会をもとうとする聖団だって!?
かずみはむしろ被害者
変身を強要され、後書きの天杉サキさんに脇をペロペロされるのがありありと見えた
夏場では織莉子ちゃんも相当危険だよな、厚着的な意味で
衣服には露出の少ないのを着用してそうだし
でも舐めたいのはキリカちゃんの脇prpr
せめてドラマCDとかならないかな
やっぱりキリカの声はキタエリか
何がやっぱりなのか説明してくれてもいいんだよ
そもそも声優名で言われても声優オタ以外はさっぱり分からん
さやかと描き分けができてないって嫌味では
あれから五年が経った。
青年は大学を卒業し、親のコネで地元の企業になんとか就職し、じきに親元から離れて安アパートで一人暮らしをするようになった。つまりは大学時代と似たような生活環境だ。
もっとも、違う点はいくつもある。
まず挙げられるのは時間の無さ。学生時代の講義と違い仕事にかかる時間は長く、そしてフケることもできない。
次に挙げられるのは裕福さ。学生時代の親の仕送りと学業の合間のバイトでとは比べ物にならない金額を手にできる。もっとも、全部が全部自由にできるわけではないが。
自分で払う保険料等とか、学食より高い昼食代とか、私服よりはるかに高いスーツ代とか、仕事のための勉強用の書籍とか、とにかく支払う額も増えた。
そういった各種の違いのなかでもひときわ大きいのがあの二人、すなわちキリカと織莉子の存在である。
なんせ見滝原から遠く離れた土地だ。今までのように週に六日とかの頻度で来れるはずもない。多くても月に二回が限度で、ときには二・三ヶ月姿を現さないときもある。
ただしその分、メールは頻繁に来たりもする。
高校を卒業して短大に入りそろそろ成人だというのに、二人の性格には五年前と変わるところがあまり見られない。いや、多分普段はそれなりに――とくに織莉子は――成熟しつつあるのだろうが、気が緩んで羽目を外すと地が出てしまうのだろう。
人知れず命がけの日々を送っている風変わりな美女――少の字をつけるのはそろそろキツイ――二人に、そういう気を抜ける場所を提供できるというのは、ある意味とても喜ばしいことだ。
とある晩、事前にメールで知らされた通りに約一月ぶりに二人がやってきた。
お気づきになられましたか
子供おりこさんをかわいいかわいい言いながらぎゅっとするキリカを誰か書(描)いてくれてもいいんですよ
一応おりこ☆マギカはおりこが主人公なんだよな…
お気づきになられましたか
線画の人いなくなったのか
うそだろkwsk
291 :
名無しかわいいよ名無し:2012/07/21(土) 23:20:03.36 ID:EmH+G93C0
一応って言うなよ、一応って。
確かに一巻の表紙ハブられて、主人公なのに大のために小を切り捨てたり、
外伝の主人公だけど本編の主人公殺したり、作者からラスボス主人公って
確か言われてたり、魔法少女狩りの黒幕だったりと下手な悪役よりも外道行
為しているけどさあ……
そんなおりこだけど自分は好きだぜ
ラスボスみたいな主人公ならアーカードとかが居るし、ダークヒーローは好みが分かれるがそれだけに魅力もある
本編の主人公って言ってもまどかは結構特殊だしね(魔法少女になるならないが一番大事なわけで)
そういう意味で、そのまどかと関わるキャラクターなら特殊化しても当然ではある
そして織莉子ちゃんかわいい
かずみ衣装おりこさんが線画の人かなとも思ったけど、間が空いてるから完全に別人とも断定できず
とりあえず描く人が増えているのはそれはとっても嬉しいなって
長針短針イイネ
結構出始めた頃に痛カーあったね、そういえば
やっぱり白黒コンビはかっけーですわ
C82におりキリ本若しくは織莉子キリカが登場する本はあるのか・・・
たゆまぬ努力四季おりおりキリキリ舞い
最近、とうとう本編組オンリーのネタが枯渇してきたのか、おりキリの存在が周知されてきてるようで嬉しい
動機はどうあれ
キリカちゃんのおっぱいを背後から揉みあげて蹴り入れられたい
ざんねん 299の○玉は潰れてしまったッ
ワゴンで出来たてのメロンパンを買ってサクサクホクホク甘〜い食感にご満悦の織莉子さんを
一時期よく見かけてたメロンパンの移動車販売を見なくなったぁと思った瞬間に思いついた
織莉子ちゃんキリカちゃんゆまちゃんに座られたら反応しちゃいそう
「なんかあたってるよ?(ますよ?)」って言われたい
>>301 織莉子ちゃんだって女の子だし、甘いお菓子とか大好きだよね
キリカと二人でクッキー焼いて、紅茶と一緒に食べたら良いと思う
きらマギのムラが担当する漫画はおりこの前日譚だそうです
おりキリの出会いや過去が詳しく描かれるのかも
本編組メインが確定したな
念のためソースは?
なんだって!? それは本当かい
なんてこった、俺と305でこんなにもおりこ前日譚への意識の差があるとは思わなかったッ!
>>305 今日発売のきららフォワードの最後のページに8月発売のきらマギの宣伝にそう書いてあった
写メでいいからうp
前日譚が巻頭カラーとは書いてるけど本編組がどうとか詳しく書いてないじゃないですかー
QB「『織莉子とキリカが出る』とも書いてないだろう?」
そういうことだろうどうせ
実のところきらマギは全く期待してないんだわ
つまり「まどほむさやひと」「マミ杏」のどちらかって事ですね!
314 :
勝手に家主もの:2012/07/25(水) 00:21:05.42 ID:rMgG1qYr0
真夏、本日の家主の昼食はカップ冷蕎麦。もちろん市販品ではない。
まずカップ蕎麦に、具やスープの素を居れずにお湯だけ注いで3分。これで麺がほぐれる。
それを笊にあけて水で冷やす。残った具やスープの素は本来の分量の半分程度の水で戻す。
そして両者をあわせる。しかしこれは失敗だ。具の戻り具合が悪い。こちらも湯で戻すべきか。
汁もいまひとつ薄い。麺を洗ったのでそっちについていた味が落ちたのだろうか? これは市販のめんつゆを足してなんとかする。
今度はカップ担々蕎麦に挑戦する。ようは市販のカップ担々麺の具とスープを市販のカップ蕎麦の麺と組み合わせるのだ。
まあ、悪くはない。
だが、残りで作った蕎麦の具と汁のラーメンはいただけない。蕎麦の風味が無いせいかいささかさっぱりしすぎている。
そこで、先日スーパーのお勤め品で買った70円の鶏がら(丸々一匹分)から抽出して冷凍保存しておいたスープの一部を利用する。
うん、なかなか良い。
家主の部屋で織莉子とキリカがラーメンをすする。いつもの光景だ。
「おにーさんのラーメン、とっても美味しいね。私が作っても、こんなに美味しくは作れないよ」
「本当、さすがお兄様」
まあ、あたりまえだ。そういうのをいかに美味く調理するかに腐心していたこともあるんだから。
夏休み、家主に織莉子が提示したアルバイト。
それはとある別荘での使用人だった。
美国家の別荘で、客として訪れた八人の魔法少女をもてなすひと夏の思い出。
こんな暑い日は織莉子さんのワキガを嗅ぎながら
キリカちゃんと全身を舐め合いっこしたい
>>313 「前日」だし未契約の二人の話かね
ゆまっちの出番はなさそうだな
>>315 何だろう、魔法少女たちにおっさん扱いされて凹む家主の姿が見えた
>>316 織莉子ちゃんをワキガ扱いとは良い度胸してんじゃねーか……
屋上で待ってるぜ
チアガール姿のおりりんに顔面騎乗されて応援されたい
>>317 だが断る
織莉子ちゃんは体臭キツいほうが萌える
キツいより普通でいいだろういい加減にしろ
「ふわとろおりぱい」とか誰が流行らそうとしてるんだ怒るぞこのやろう
談義スレと微妙にリンクしているな…並臭なのを今日は体育でもあったの?とうなじを嗅ぐのが…いいんじゃあないか…
「ん”ん”ご!!!」
「……やはり、臭いですよね…ウッ…グスッ…」
女の子を泣かせるとか323最低だな…ッ!
織莉子ちゃんお嬢様だし、体臭含む身だしなみには人一倍気を遣うだろjk
暑い日でもフローラルな匂いが漂ってるんだぜ、きっと
>>325 売れないSS書きがあーだこーだと馴れ合うNIPのスレ
某絵師による、おりキリのエロ絵が増えてきたね。
私の記憶が正しければ、渋でR-18おりキリ描いてるのあの人だけだな
で、間の謎生命体ユマッチがシュールだな
みんなもっと描いても良いのよ(チラッチラッ
今日も暑かったんで、きっとおりキリは二人でチューペットを半分こにして食べてたに違いない。
二人してちゅーちゅー吸ってるんだぜ、道行く人は皆中腰になること間違いなしだ!
やっぱりはみ出る家主のチューペット
「しょうがないだろ。これはもうどうしようもないんだ」と寧ろ魅せつけるようにふんぞり返る家主
家主がおりキリと子供を作る話を書きたい。
ただ、製造過程はかけないけど、以降の二人との愛の結晶と過ごす家主の物語を書きたい。
バカヤロウ過程も大事だろうが!
お願いします書け下さい
こいよ、躊躇いなんて捨てて書かってこいっ
335 :
名無しかわいいよ名無し:2012/07/28(土) 22:08:50.65 ID:dkN8VIhO0
家主を殺したい。
私流に家主を殺してしまいたい。
で、夏コミにはエッチな本は今回も無いのかい?
>>335 精神的と肉体的両方でお願いします
まどマギ同人自体が減少傾向な気もするし、外伝キャラ本は仕方ないのかもしれない 費用的な面で
うん、実はエッチな薄い本の登場には全く期待してないんだ
一年待ってる間に耐性が出来ちゃった
今は某同人を織莉子さんとキリカちゃんに見立ててそれで満足してる
絶対にエロ同人は出ない、はっきりわかんだね(諦観)
微レ存すら否定されるのか…
お前が覆してもいいんだぜ
キリカは小動物かわいい
夕暮れだ。建物の陰に削り取られた橙色の光線が、開け放たれた俺の部屋の窓から差し込んでくる。当然の事ながら、その光は熱を帯びている。
だが夏至を通過して久しい昨今では、この時間帯になるともう随分と風は冷たく心地がいい。
キリカはなんだか用事があるとかで、俺の部屋からはとうに去っていた――例によって窓から。
窓枠に引っかかっていたGの死骸に気付き、がっちゃんと激しい音を立てて顔から外に落っこちていた。だ
いじょうぶか、と俺は叫ぼうとしたが、どうやら心配する必要はなかったようで、次の瞬間には復活して日の光の当たる場所へと掛け出していた。
もしかしたら、Gが厭で逃げただけかもしれないが。
キリカは遅い昼飯を食らって汗まみれになった後、(俺んちの)シャワーを借りて紺色の甚平に着替えた。ピンク色の花が刺繍が施された、割かし可愛らしげのある品だった。
馬子にも衣装、という諺が存分に喚起せらるる姿。もっとも、その「馬子」というのは由来に出てくるそれではなく、「じゃじゃ馬」を意図してのものなのだが。
「ね、ね?似合う、似合う?」
キリカはくるりと一回転して、腕を広げてみせた。どうだ、と言わんばかりのポーズだ。日に焼けた顔が期待に満ちて微笑みを浮かべている。
「ああ、似合ってる」
俺は素直にそう言うことにした。口の端を曲げて薄っすらと笑む。
「あーりがとーう!」
キリカは大きく笑い、俺に抱きついてきて――そしてすぐに離れた。
「おにーさん、汗くさーい……」
俺は思わずぶすっとした顔になる。
「自分から抱きついて来て、その言いぐさってのはひどくないか。俺が汗かきなのは周知の事実だろうに、何を今さら」
「いやぁ……はは……」
キリカは何事かを含んだ笑いをした。言外に、これほどとは思わなかった、という意思がありありと込められているのが分かった。
そして俺は、秋以降の大学講義を選択すべくカリキュラムに目を通すことにし――気が付けばもうじき5時になるところだった。
俺はエアコンを切り、窓を開ける一方で網戸を閉め、シャワーを浴びることにした。換気と、汗による臭いの元とを同時に絶つのだ。
汗臭いと言われた手前、夜にアイツらが訪れる以上はそれなりに気を遣って然るべきだろう。あんなんでも年頃の少女なのだから。
熱いシャワーを浴びつ、考える。
――織莉子。あの子はきっと、とても苦労しているのだろう。
知人連中から仙人のように扱われる俺だって、ニュースくらいは見る。
だから、美国久臣の死と、その後メディアがどれだけえげつなく「美国」の名を冠する者へ攻撃してきたのかくらいは知っていた。
もちろん、実際に彼女と出会うまでは、それは俺にとっても全く別の領域での出来事に過ぎなかったわけではあるのだが。
要するに俺は無関心だったのだ。
当時の俺は、ニュースやワイドショー、新聞、雑誌に至るまでが「美国」をバッシングすることに、一抹の不条理感と、近類縁者への憐みを覚えていた。だがそれだけだった。
それ、というのは今日も地球のどこかで誰かが惨たらしく死んでいるということを知った際のちりりとした胸の痛み程度のもので、つまりは俺も一般大衆としてカテゴライズされるような存在だったというわけだ。
それが、何の因果か随分と懇意な間柄になってしまっているが。
親しくなって。だからこそ、今の俺は織莉子が世間様でどんな風に言われているのか、どんな目に遭わされているのか、それが気になって仕方がないのだ。
アイツらは幸せにならなくっちゃいけない。あんなに良い子たちが、謂れのない悪意に曝され、絶望するなどあって良いことじゃない。
かつての俺はそれに加担する側だった。無関心という名の悪意を纏った一般人Aだった。彼女らを傷つける側に立っていたのだ。だが、ことここに於いては、俺は彼女らを守る側になりたいと思う。
もちろん、俺に出来ることなんかたかが知れたものだ。気の利いた言葉なんか掛けてやれないし、カネもクルマもないためにどっかしらに連れて行ってやることもできない。
だからせめて、アイツらがここに居たいと言うのなら、俺はそれに応じるべきなのだ。それが俺にできる、唯一の事柄なのだから。
***
祭りは賑やかだった。俺の住んでいるこの街に、これほど人がいたのか、と思ってしまうくらいだ。
群青に染まった空は、鎮守の樹の葉っぱと半ば同化していてほとんど見えない。道中見えていたお月さんを筆頭とする星々は、役目を奪われてしょんぼりしていることだろう。
星々に代わって神社を照らしているのは、文明の利器――人工の燈りたちだ。大粒の白熱灯が年季の入った提灯の中で光を放つ。
本来それらが持っている目に刺さるような光の粒子は、竹籠に貼り合わされた紙の阻まれ薄ぼんやりと優しい光源として作用している。
それらが神社の敷地内をぐるりと回っていて、夜の闇に対しては十分な光を確保していた。
なにより明るいのは、出店の灯りだった。たこ焼き屋や籤引き屋、綿あめ屋、クレープ屋、エトセトラ……。おおよそ考えられる祭りの出店が、この狭い神社に密集しているのだかだ驚きだ。
焼きトウモロコシ屋から香るバターの溶ける臭いが、俺の胃をくすぐった。
神社の中央部、鎮守の樹に寄り添うようにして、巨大な櫓が立っている。それは照らすライトと周囲に配置された4つのかがり火と相まって、俺が日中に見た時よりも怪しさ10割増しで存在していた。
そしてその最上部、でかい和太鼓を前にマイクを両手で嫋やかに持った、見覚えのある少女が立っているのに俺は気付いた。
美国織莉子、その人だ。白っぽい浴衣を着て、髪をいつものサイドテールに纏め結ってある。さながら、全身から光を放っているかのような神々しさだった。
祭りの実行委員として招へいされたのはキリカからも聞いていたが、まさか開始のスピーチをするとまでは思わなかった。
俺は安堵する。なぁんだ、ちゃんと、受け容れられているんじゃないか。
俺が心配するまでもなく、この子たちは自分の足で立っていることが出来るんじゃないか。
俺は神社の端っこに佇むケヤキの木の根元に腰かけて、家から持参した麦茶を啜る。祭り前に夕飯の買い出しに出たところ、俺は今日中に仕える資金の殆どを使い切ってしまった。
余計な金などない俺は当然ジュースを買う余裕なども同様になく、結果自作の茶を持ち歩くのが最も適当だと判断したのだ。
遠目に、織莉子がおもむろにマイクを口へと近づけるのが見える。腕時計を見れば、ちょうど6時をまわったところだった。
『みなさーん、今日はようこそお越しくださいましたー!』
盛大にライトアップされているせいだろう、熱さで息が少し上がっているようだ。
『今日は、見滝原○○区、最後のお祭りでーす!みなさん、盛り上がっていきましょぉー!』
とても明るい声だった。俺の聞いたことのない声でもあった。
というのも、俺に対しては偶にお茶目な悪戯をかますことはあれど、基本的に美国織莉子という少女は俺に対しては丁寧な態度を崩すことがなかったからだ。
元気溌剌、そんな姿とは縁遠いものだと思っていたのだ。
神社の何か所かに設置されたスピーカーが大質量の音の塊を発する。分かりやすいポップソング調のその曲は、俺の知っているものではない。
『では行きましょう!先ずは、"Big Evolution of MITAKIHARA"ですー!』
その曲名のセンスに、俺は麦茶を噴き出しそうになった。なるほど、これは地域のお祭りソングだったか。
ドンッ、ドンッ、ドンッ、カカッ、カッ、ドドン、カッ、ドン!
織莉子はマイクを下ろすと、今度は下に置いてあったのだろうバチを二本取り出し、曲に合わせて太鼓を叩きはじめた。
ゼロコンマ1秒以下ほどの乱れも感じさせない精緻な、それでいて生命力にあふれる調べだった。
そしてそれに合わせ、神社に集結する人々が慣れた動きで踊りだす。曲のメロディではなく、むしろ太鼓のリズムに合わせて。
これなら大丈夫だ。こんなに元気よく太鼓を叩けるんであれば、織莉子はきっと大丈夫だろう。
あの子は孤独なんかじゃない、キリカだっているし、周りを取り巻く奴らだって、きっと織莉子の側に立っている。だから、俺が殊更に心配する必要などないのだ。
俺は麦茶を啜った。カップの中で波を打つそれは、人々の熱気のせいかとても温かった。
一曲目が終わり、別の曲(見滝原音頭―時の絆―)も無事終わり、そしてそれを3ループほどしたあとで、ひとまず盆踊りタイムは終わったようだ。
『みなさん、お疲れさまでしたー!これで盆踊りはおしまいですがー!お祭りはまだまだ続きまーす!楽しんでいってくださいねー!』
おー!と歓声が上がる。織莉子さーん!と黄色い声。声のする方を見れば、そこには白地の幟が立っており「美国織莉子FC」とでかでか書かれている。俺は逆に心配になった。
とは言え、俺が出る幕がなさそうであるのは事実だ。若いのは若いのどうし愉しむのが一番良い。俺は神社の出口近くに店を構えるクレープ屋に並び、それを収穫物として帰ることにしたのだった。
そう、帰るつもりだったのだ、この時は。翠の髪をしたあの子と出会うまでは。
以上第3ラウンド終了
ラストはまた今度
>>335-336 家主が何したって言うんですかー!
乙です
思っていたより長く続く話で実に俺得です
人相の悪い気のいい兄ちゃんと幼子の出会いくるか…
クソッ キリカは小動物かわえぇぇ!とコメントせずにはいられないッ! ジョースターァ――ッ!!
みたいなハイテンションコメをしたいけど確実に引かれそうなのでこちらをお借ります
きらら☆マギカは8月9日発売だよ!
明け方――織莉子の予知したとおりの時間だ――に、彼女達は憔悴しきった様子でやってきた。
昨夜は“ハロウィン”でよほどの激戦だったのだろう。だが、二人を憔悴させているのはそれだけではない。おそらくは、深い悲しみ。
青年は二人をねぎらうために用意した食事と酒ーーちなみに織莉子はテーブルワインで、キリカはカ○テルパートナーーーを勧める。両方とも、本来は祝勝会的な意味合いのためだったのだが、とてもじゃないがそんな雰囲気ではない。
「その……、なんだ。辛いことがあったら、話してくれ。力にはなれないかもしれないけど、話せば少しは楽になるかもしれないから……」
彼の申し出に、食事をしていたキリカがぽつりと漏らす。
「おばあちゃん達が、導かれちゃったんだ……」
それを皮切りに、二人は魔法少女とは彼の想像よりもはるかに死と隣り合わせであった事を伝えた。
「私達は、魔力を使い果たすと消滅してしまうんです。文字通り跡形もなく」
「私達魔法少女は、それを”円環の理に導かれる”と呼んでいるんだ」
青年の心に、ゆっくりとしかし確実に恐怖が浸食する。
「まさか、二人とも……」
二人を見つめる瞳に、染み込んだ恐怖がにじみ出る。
「あ、心配しなくていいよ、おにーさん。魔獣を倒せば、魔力は回復できるから」
キリカが力なく微笑む。
「ええ、勝ち続けさえすれば、私達は二重の意味で生きながらえる事ができます」
「でも、今日みたいなハロウィンになると、ダメなんだ」
「ええ。あまりの魔獣の多さに、戦って負けるか途中で魔力が尽きて導かれるか、魔法少女は大抵はそのどちらかになります」
「だから、殆どの魔法少女は二十歳まで生きられない。いや、だからこそ、魔法使いではなく魔法“少女”と呼ばれるのさ」
「私達は、その運命(さだめ)を覆すべく、今まで戦ってきたのです」
「織莉子が必勝法を予知したり、みんなで戦闘訓練をしたり、全国の仲間と協力体制を築いたり」
「時々お兄様の所に来るのも、その行き帰りだったんです」
しかし、今回のハロウィンはそれですらも対抗できない程強力だった。
織莉子がなんとか予知した最も犠牲の少ない解決策とは、最高齢の魔法使い――少女とは呼べない年齢――である老婆三人の参戦。
半世紀以上を経てなお現役の彼女たちは、同時に世界最強と言えるチームでもある。だからその助力を得られれば、勝利は確実となる。しかしその代償は、彼女達自身が導かれてしまう事。
散々悩んだ末、キュゥべえを経て接触を図った彼女たちはいともあっさりと助力を承諾した。裂けえぬ自分達の末路も含めて。
かくして、汽車の魔法使いカネ、蚕の魔法使いキヌ、隧道の魔法使いミチ、その最強トリオによる全国の魔法少女への救援が行われた。
多くの魔法少女達を乗せた汽車が異次元トンネルを抜け、出た先では魔獣を絹糸で束縛して駆逐する。汽車は夜明けまでに全国を回り、各地で魔法少女達を救って回った。
そして明け方近く、老婆達は女神であるまどかに看取られ、安らかに導かれていった。
もう、二度と魔法少女が導かれる事のないように。自分たちが最後に導かれる者となる事を願って。
青年はそれを慰め、やがて二人が寝付いてから出社した。夜、帰宅すると置手紙と冷蔵庫内の夕食が残されていた。
その日、帰ってきた姉さんはとても悲しそうだった。ほむらさんも、ゆまちゃんも、とても悲しそうだった。
訳はわかっている、ハロウィンだ。僕は男の子なのに、みんなの力になれない事がとても悔しかった。
早朝、あすなろ市で飲食店を経営する立花氏は、一人の魔法少女の訪問を受ける。
泣きじゃくる彼女は、ハロウィンでの老婆の魔法使いの死を伝えた。この少女ミチルにとって、それは祖母の死を思い出させるとても辛いことだろう。
彼は、泣き続ける彼女をそっと抱きしめた。
それから十年を経た頃、かつての青年だった男は信州の山奥で暮らしていた。
おりキリに口説かれて五年前に会社を辞め、就いた職業が美国家別荘の管理人である。とは言っても、実質は魔法少女協会の保養施設管理人なわけだが。
本日はここでパーティーが開かれ、彼は三人でその後片付けをしていた。一緒にキッチンに立つのはおりキリではなく年上と年下の男性。
「まったく、こんな日まで料理人をやらされるとは……」
ぼやきつつ、妻――魔法少女協会あすなろ支部長――の居る食堂の方に恨めしげな視線を向けるのは不惑過ぎの料理人立花氏である。
「すみません、立花さん。こんなことまでさせてしまって」
管理人である男性は恐縮する。
「ああ、ごめん。そういう意味じゃないよ。ミチルにだよ。なに、こういうのは日常だから、むしろ落ち着くよ」
立花氏の方が恐縮する。
「タツヤ君も、すまないねぇ」
眼鏡の華奢な美青年は笑う。
「ああ、大丈夫ですよ、こっちも日常のことですから。我が家は女性が働いて、男性が家事をやるんです」
「それより、むしろ君の方こそいいのかい? 主賓の一人だってのに」
立花が問いかける。
「そうですよ。いくら管理人だからって、披露宴の片づけを新郎がするなんて」
と、タツヤ。
「それこそ、慣れてるというか、そうしないと落ち着かないというか」
管理人の返答に立花が笑った。
「やれやれ、俺たち三人とも、ワイフにゃ苦労させられてるようだな。どうだい? ツマミもあるし、あとで三人だけで飲まないか?」
「あ、いいですね」
「タツヤ君は、まだ未成年だろ? 酒は大丈夫なのかい?」
「大丈夫ですよ。うちの母は酒豪ですから、高校のころから無理やり御相伴に預からせてもらってますよ」
「では、乾杯しようじゃないか。両手に花となった君を祝福して」
今日のパーティーは披露宴。織莉子とキリカの両方からプロポーズを受け、三者合意のもとに二人とも彼の妻となった記念の宴だ。
ちなみに法的には一夫多妻だの重婚だのは認められてないので、公平さを保つために二人の花嫁はともに戸籍上は未婚のいわゆる“内縁の妻”状態である。
程なくして、キリカに子供が授かり、やがて織莉子にも子供が授かった。二人とも女児で、それぞれ桐恵と莉香と名づけられた。
今夜はここまで、次は家主とおりキリをぜったい死なすぞ。
>>347 乙であります。早く続きをお願いします。
>家主が何したって言うんですかー!
えっとねぇ、両手に花になったことかな?
大丈夫、ちゃんと丁寧に死なせるから。
ちなみに舞台は最初は2016年くらい、後は2026年くらいです。あと冬木市が2049年で、次に書く話が2037年ごろの予定。
深夜のおりキリちゅっちゅ
>>おりキリをぜったい死なすぞ。
ちょっ!!
家主×おりキリゆまが来ると聞いてすっ飛んできました
ゆまっちon家主でまじ親子 勿論肩車的な意味で
まどかオンラインでおりこっぽいキャラを作ってたら
メンテが始まったでござる
キリカちゃんは優しくすればすぐやらせてくれそう
あんたじゃ無理だ、俺が変わる
衣装交換でキリカの格好した織莉子さんの(キリカより増量)ネクパイを想像したのも夏の暑さのせいってヤツの仕業なんだ
披露宴の夜。
魔法使いの夫や恋人である三人の男達は、テーブルを囲んで静かにグラスを傾ける。
「正直言って、俺はもう二人に引退してもらいたいって思ってるんだ。これからは後進に道を譲って育児とかに専念して平和に過ごして欲しいよ」
別荘管理人がふと漏らす
「同感だ。俺も結婚当時からずっと、ミチルには危険な事はさせたくないって思ってたんだ。でもな、育児が終わった途端また活動を再会しちまった」
立花も愚痴る。
「それはきっと、難しいでしょうね。ほむらさんも言ってました。まだ、自分達が協会から離れるわけにはいかないって。そんな余裕は無いって……
見滝原の誓いとか言うそうですね。十年前のお婆さん達を、最後に導かれた魔法使いにするって皆で誓ったそうですね……」
「引退が無理なら、せめて戦いの手助けをしてやりたいけど、俺達じゃあな」
「ああ、魔法が使えないし、そもそも俺達は魔獣を見ることもできない」
ある者はテーブルを叩き、ある者は苦渋に満ちた表情をし、そしてある者は歯軋りした。
表現は多々あれど、その想いはただ一つ。愛しき者を守りたい、その力になりたい。だが、それは叶わぬ夢。
その苦しみを忘れようと、男達はいつまでもグラスの中身をあおり続けた。
なかなか三人の最期までかけないのう……
織莉子ちゃんやキリカちゃんが自分のおっぱい吸って上目遣いでこっちを誘惑してる画が浮かんだ
描けないが
オンラインで織莉子orキリカ作ってる人いる?
難しいので参考にしたい
「うにゃーーーーーー、おにーさん。ぐるじいよぉ」
ベッドの上でパジャマ姿のキリカが呻く。
「ったく、悪阻だってのにいっぱい喰うからだ」
男は廊下から、顔も見せずに応じる。
「だって、おにーさんのご飯、美味しいんだもの」
「誉めたって、これ以上は何もできんぞ」
「そんなあ、半分はおにーさんのせいじゃないか」
仕事が一段落したのか、男は洗面器と飲み物を持ってくる。
「吐き気がするならそのまま吐いちまえ」
佐倉杏子がその場にいたら、ぶん殴られそうな台詞である。
「だって、せっかくのごちそう、もったいないじゃないか。何かお薬なーいー?」
「おなかの子に影響があるから、あんまり薬は使わない方がいいんだけどな……。いっそ、魔法でなんとかならんのか?」
キリカがぱっと飛び起きる。
「そうか! 魔法だ!」
彼女は左手中指の指輪を輝かせると、元気いっぱいに立ち上がる。
「ありがとう、おにーさん。おかげで楽になったよ」
「どういたしまして。というか、とっとと気付よ、魔法使い」
「さて、元気になったところで、ちょっと織莉子に会いに見滝原まで行ってくる。なに、夜には帰るさ」
ここは他県である。
早速着替えようとする彼女を、男は羽交い締めにする。
「やめんか、こら。おなかの子に障るだろ!」
おからだに触りますよ…
まどかオンラインのみんなでプレイって他人と対戦できる所があって
今はNPCとしか戦えないんだけど、そこのNPCに呉キリカが居てテンションあがった
あのNPCて運営作だろうか?
え、まどかオンラインって双六ブラウザゲーじゃなかったのか…
双六で爆弾踏みながら対戦するんだぜ…
なん…だと…
キャラメイクに満足度が集中ッ!みたいなのを想像してしまったじゃないですか…
キリカは金かな、ネコみたいで金目かわいい
2巻の制服着たカラー絵だと赤目っぽいんだけど、表紙の魔法少女姿だと金色系統なんだよねw
なんで、俺のイメージでは赤かなぁ
某狩猟ゲーの猫飛竜繋がりなんだけどね
今度のきらマギの巻頭カラーで、大きく目を描いていただければ良いのですが
>>372 うっわぁ…
期待してただけにすっげぇがっかり
きららもこりゃダメだろうな
何いってんだこの人、いつもの本編組話の人か
>>375 またコマによって瞳の色が違ったらそれはそれで困るけどなw
光の加減で眼の色が変わるとか、宝石みたいだなカワイイ
個人的には織莉子ちゃんの髪の色が結構謎なんだわ
銀なのか白なのか、亜麻色って表現する人もいるようだしね
アイスが無くなったので冷えたスイカ(球体)をホールドして涼をとろうとして怒られるキリカ
スイカの種を食べると盲腸炎になるという迷信を信じて、丁寧に種を皿の上にだす織莉子
舌をちょろっと出して種を落とす様はいとおかし
種の質感が厭だと言って、机の上に敷いた新聞紙の上に種を飛ばしまくるキリカ
無邪気にスイカを頬張り口のまわりをべたべたと汚す様はいとおかし
種ごとばりぼり食べる家主
織莉子さんは動作にも気を使いやマナーは完璧に、慎ましやかに食べているはずなの
たまにちろちろと見える舌が扇情的な感じてしまうイメージ
>>381 キリカの食べ方を見て、勇気出し(?)て思いきりかぶりついてみる織莉子ちゃんも可愛いと思う
嚥下したあと顔赤くして口に手を出して「失礼しました……」とか言うの
口の端を伝って顎にスイカの汁が到達した織莉子さんかわいいよ
衣装交換で織莉子さんがキリカの普段着をきたらえらいことになりそうだなって思ってしまうのでした、勿論にネクパイ的に考えて
>>383 キリカの魔法少女衣装って、ひらひらになっていないあんまり大股開きができないタイプのスカートが採用されてるんだよね
そんな衣装を織莉子ちゃんが着たら、スカートの後ろに見事なピーチが御降臨なされてしまうね
ネクパイと併せて、存在自体が卑猥になっちゃうね
ウヒヒ
>>372の画像ある方、うpして頂けないでしょうか
「キリカちゃんといえばルービックキューブ」
このイメージが抜けなくて困る
誰がこのネタ仕込みやがりくださった?出てこい下さいお願いします
「織莉子ちゃん実はデカ乳輪派」でごめんなさい
そっちのほうが興奮するんだもの…
おりこちゃんの乳輪なぞりたい
織莉子ちゃんとお風呂に入ってそのメロンパイを堪能したい
キリカちゃんとお風呂一緒に入って洗い合いっこしたい
お互いの全身にボディソープつけて
身体をこすり合わせて洗いあいたい
俯せ、仰向け、背中、立ち正面ですーりすり・・・キリニーして寝る
おりこ番外編は前後編らしい
本編組だな(キリッ と比べたらうれしい話だけど、フラゲにしても早いな
「らしい」だし期待はしないでおくが
本当に前後編ならゆまっちの出番はあるな
>>395 おりこ巻頭カラーとズワルトの単行本作業とで、表紙に載っける新カラー絵を描く余裕がないのかしらん?
キリカちゃんを拉致監禁調教したい
きらマギVol2はひさびさのハノっちの出番だから仕方ない、というか外伝キャラで表紙飾るとおかしなのがわきそうだからこれくらいでいい
せっかくだから俺はサイン入りズワルト1巻を選ぶぜ
>>397 まぁ巻頭カラーだけで御の字だしね
そもそも公式から燃料が投下されるなんて思いもしなかったわけだし
おりキリのキャラが掘り下げられてると良いなぁ
>ズワルトの単行本
そういや、もう連載は立ち読みしなくなってて、ストーリーがよくわからん。
単行本でまとめ読みすることにしよう。
もう明日かと思うと漲ってきた
割とマジ話、ムラ先生スケジュール管理大丈夫なんじゃろか
おりこ本編も2巻は背景が「コミスタのトーンでごまかしました」と言わんばかりの状態だったし
アンソロの漫画も絵が荒れ荒れだったし
君たちはC82で何を願う?
メインとは言わないから認知度がもうちょっと上がってくれればなぁと
本編disに使われるのもかずみdisに使われるのももう沢山でござる
どっちかとゆーと
かずみがおりこdisに使われてるんだが
好きなもので自分を語れよ…
ほんっと空しいわこの話題
議論するだけの価値もない、議論して楽しくもない、議論する時間も無駄、打ち込むキーボードが摩耗するのも無駄、ないない尽くし且つ無駄無駄尽くし
「好きなもので自分を語る」ってのも好き、嫌いでの主観でしかないけどね
見たくない話題ならNGワードにでもぶっこんどけ
???
好きな作品がdisネタに使われるって話題が好きな奴が一体この世界のどこに存在するんだ?
いよいよ明日販売か、おりマギ2巻発売から殆ど展開がなかったから嬉しいわ
とりあえずキリカが150台前半で10cm以上身長差があればあとはわりとなんでも
>>402 理想:おりキリのイチャラブ貝合わせ
実際は背景ででも登場してくれれば小躍りしたくなるくらい嬉しい
敵キャラとして扱われるとテンション駄々下がりになるけど
明日にはわかる
本スレにもバレは投下されてないから楽しみに待とう。
あ、コミケに何を願うってか。
何かあれば良いね…
とうとう今日だな
きらマギ読んだけど前半はキリカがメインでおりこちゃんはほとんど出てこないよ
魔法少女姿のキリカちゃんがかなり描かれてたり
契約で性格変わってもなかなかおりこちゃんに告白できなくて悶えるキリカちゃんが見所かな
キリカ★マギカだった。スパッツだった
この二言に尽きるね
キリカちゃんを光速の速さで撫で回したくなった
そんなマンガでした
ハァハァ
ロリカちゃんハアハア
ロリカだと?
はい
そういえばキリカ母も出てるな、32歳キリカ一児の母ちびっこポニテみたいな想像をしていたが いい想像図だ
ロリカの登場は予想外だった
家庭に問題があるわけじゃなく、別の要因から人間不信になってたのね……
そしてムラさん絵柄が変わってキリカが丸っこくなってるね、頭身も低くなってますますチビっこに
おっぱいは健在だけど
ロリくなりすぎて物語の整合性に支障来したか…
かと思ったが
普通のロリ中三でしたはい
>>422 中三だし、あれくらいで良いよな
そして相変わらず美人な織莉子さん
おっぱいはそのままだったけどな!
織莉子ちゃんの虫を見る目がここで発揮されるとは
まぁ普通に考えるとああいうリアクションですよね
キリカの目の色は金色で確定ですな。
>>426 そうだね
金色の中でもネコみたいな、ちょっと緑がかった感じの金色だった
よかった…夏場のスパッツは最高だぜッ!な人はいなかったんだ
>>428 今はみんな賢者なんだよ、きっと
それよりもふとももに食い込むニーソックスがだな
脚、むちむちなんだねぇ……じゅるり
スパッツだと蒸れそう
蒸れないスパッツなんてあるわけないだろ、いい加減にしろ!
ノーパンスパッツって、めちゃめちゃ食い込むらしいね
くっきりと形が浮き出てきちゃうくらい食い込むんだって
で、蒸れてるんでしょ?
うん
でも解除したら蒸れててもなくなりますよ? いいんですか、解除しますよ?
>>433 解除しても体温はそう簡単に下がらないだろうし、蒸れて発生した臭いも消えるわけじゃない
それに私服や制服の時にもスパッツを着用してるかもしれん
契約して活動的になったキリカのことだし、きっと蒸れて素敵なことになってるはず、うん
なるほど、ありがとう
変態だァ――――ッ!
織莉子「むせかえるほど濃い女の体臭が好き」
おりこちゃんっておばちゃん臭いよね
織莉子ちゃんは色々くさそう
織莉子の匂いは優美な薔薇の匂いだって、何度言ったら解るんだ!
今日も夜勤だってのにキリカちゃんのせいで
スパニー中毒だよ!罰として結婚してくれ!
織莉子ちゃんのおりもの!
身体はむっちりしてていやらしいのに低身長
元気っ娘で初心で、読む少女漫画は百合もの
でも「できないことはある」と達観したような表情も見せる
なんてキリカは可愛いんでしょう
スパッツ越しのお尻に顔を押し付けたい
>>442 そこまでに
しておきなさい
美国織莉子
SSMになるのか?
「私には織莉子以外いらない」
とかってエリカを魔女のエサにする展開でない事を祈る。
>>445 「私には織莉子以外いらない」って思わせる何かが起きるんだろうなぁ
魔女から助けたら化け物扱いされて衝動的に×しちゃうとか
>衝動的に×しちゃうとか
そういう鬱展開はもう勘弁な。
>>447 でも今回の番外編は、学校でも話し相手が出来るようになった元気っ娘キリカちゃんが、本編の織莉子一筋の「壊れた」魔法少女になる前日譚なわけで
その整合性をとるためにもそんなにハッピーな終わり方はしないでしょう
えりか死亡はなくともキリカとの訣別は起きるんだろうなぁ
どんな性格だって告白(?)には勇気がいる、には至極当たり前なことだけれど多感な時期らしさがありありと出ていてキリかわいい
思春期なキリカちゃんかわいかった
家主シリーズのキリカみたいだったな
やはりキリカは猫かわいい
そういや、家主シリーズはどうした。
ところで昨日の戦果。
以前ここでも話題になったおりキリメイン本、魔法少女トーナメントの3巻、ハードボイルドゆま
を見つけた。
キリカちゃんの目の色が黄色だから
「騒がしい黄水晶」ってサブタイなんだな
>>452 乙
>>453 ぐぐったらほんとだ
確かに黄色水晶と同じ色の瞳をしてるね、キリカちゃん
魔法少女呉キリカはnoisy citrine可愛い
そういえばコミケだったか、いつも以上に人がいない感じがした
そうして彼はキリカの左手を掴んだ。その薬指には彼と織莉子と三人お揃いのデザインのリングがある。
しかし実は、その隣の指にも指輪がある。常人には見えないそれは、魔法少女の魂であるソウルジェムの変化したものだ。彼は手探りでそれを引き抜く。
「ちょ、おにーさん。何するんだよ。返してよ」
それを奪い取った手を高々と掲げると、彼女は飛び上がって奪い返そうとする。が、もちろん圧倒的な身長差があるので届くわけが無い。
「あのなあ。返したら、お前、無茶するだろ」
「でもぉ、退屈だよぉ〜、寂しいよぉ〜」
織莉子は現在見滝原で魔法少女協会会長として、多忙な日々を送っている。だから日に一回電話するきりだ。恋しくなるのも無理はない。
「大人しくしないと、コレ、どっか隠すぞ」
魔法少女の肉体が活動できるのは、ソウルジェムから100m以内である。だからそれを屋内に隠されれば、この家を離れられなくなる。
その他にも困ったことに、それ以下の距離であっても魔法が使えなくなったりもする。それはつまり、悪阻を抑え切れなくなるということだ。
「う〜〜、わかったよおにーさん」
彼は鶉の卵程の宝石――もちろん常人には透明――に戻ったそれを、キリカに返してやる。
「おにーさん、暇〜。えっちしようよぉ」
今度はそのトランジスターグラマーな身体を押し付けてくる。
「だぁぁぁぁっ、だから安静にしてろ。漫画読むなりゲームするなり、眠るなり、他にいろいろとできるだろ!」
「いいじゃないかー、おにーさんもあんまり仕事ないんでしょ?」
そう言いつつ、彼女は身体を摺り寄せてくる。魔法少女保養施設がにぎわうには、今はちょっと時期はずれだ。
「まったく、これが『見滝原の黒騎士』かねえ。亜季ちゃんとかが見たらどう思うだろう」
ため息をついてみせる。
「そ、それは困る」
彼は時々泊まりにくるキリカの後輩の娘達から、その活躍っぷりはよく聞いている。
「キリカさんって、凛々しくてカッコ良くて、とっても素敵なんです」
彼女達はそう口々にキリカを褒め称え、憧れに瞳を輝かせる。
「う、それは困る」
一応、自分の評判は気にしているらしい。
「だったら、もうちょっとしっかりしてくれよ。これからママになるんだからさ」
「うーーー。わかったよぉ」
不満げに呻くと、彼女はようやくベッドに仰向けに倒れる。
「でもさ、おにーさん。私がこういうふうに甘えられるのは、世界中でただ二人、織莉子とおにーさんの前だけなんだけどな」
「な、何を言い出すんだ」
彼の顔が、真っ赤になる。
「世界で二番目に大好きってことだよ」
「ええい。わかってるわ。一々解説しないでくれ、聞いてるほうが恥ずかしい」
照れ隠しに怒鳴り、彼は背中を向けた。
>>449 2巻で自分の願い事を告白した時のキリカちゃんは
死ぬ勇気だったのかな……
>>457 ジェムにひび入っちゃってるし、もう死ぬのは分かってたんだろうな、と思う
で、もうすぐ死んじゃうのに、自分を偽ったまま死ねない、っていう悲壮な想いだったんじゃないだろうか
思い残しをなくすための、最後の告白……
織莉子さんと柔道したい
投げたり投げられたり、固めたり固められたい
ほむらをdisった最低カプか
わかっておっただろうに…
スパッツが本当に臭そうでたまらん
あと、なんでビクンビクンしているんだろう
やっぱり鼻血なのかね、それは まぁ思春期ならしかたがない
某所にて、教科書の裏側で呼んでる少女マンガが百合モノである可能性が示唆されててだな……
そりゃ鼻血も出るでしょう
読んでいた漫画になんか刺激的な展開とかあったんだろなw>鼻血
キリカちゃん初心かわいい
わかっておっただろうに…
「それにしても、まさか二人ともと、こんな関係になるとはな……」
彼は、ふとそう呟く。まだ自分が大学生でこの二人が中学生の頃は、ひょっとしたら二人のうちのどちらかとそういう関係になる事を想像したこともあった。しかし一夫一婦制の現代日本においては、両方ともなど想像もできなかった。
「ははは、愚問だね、おにーさん。それは必然だよ」
キリカが朗らかに笑う。
「だって、私が織莉子とそういう関係になるのを許す男性というのは、私が抱かれても構わないと思うくらいの相手だ。織莉子にとっても、それは同じだよ。
だから、おにーさんと私達二人が夫婦となるのは、必然なんだよ」
「……納得いったよ」
「あと、悪いけど」
キリカは、まだ膨らんでもいない自分のおなかをさする。
「この子が産まれたら、きっとおにーさんは三番目に大好きな人になると思うんだ。織莉子に子供が産まれたら、きっと四番目になると思う」
彼は軽く微笑んだ。
「気にすんな。んなことあたりまえだろ? 母親にとっちゃ、子供が一番大事なんだから」
「あ、でも、おにーさんが男の人で一番大好きってのは変わらないからね。もし、私や織莉子以外の女性と付き合おうものなら、ちょん切っちゃうからね」
ベッドから身を起しつつ、キリカは言い放つ。
「おお、怖い」
大仰に首をすくめてみせる彼に、キリカは抱擁を求めて両腕を広げる。
「だから、愛の証を見せてよ」
彼は甘えん坊の彼女に近づき、そっと口付けをした。
「……と、言うことがあってね」
彼がそう語る相手は、二年前と同じベッドに腰掛けてはいるものの、キリカよりも明らかに背が高い女性だ。
「まったく、キリカらしいですね」
そう口元に手を当てて上品に笑うのは、現見滝原魔法少女協会会長の織莉子だ。
「でも、その気持ちわかります。私にとってもお兄様は、男性として一番好きな方なんですもの」
ふと思い出したように付け加える。
「あ、私はキリカのように物騒な事はしません。お兄様の浮気の芽は、皆摘んでしまえばいいんですもの」
そっちの方が、よぽど怖い。そんな台詞を噛み殺しつつ、彼は曖昧に笑いながら仕事へと戻っていった。
本当だ、キリカちゃん鼻血吹いてるな、ペロペロ
え、額打ってそこから血がドクドクいってるギャグ描写かと思ってた
世の中には泣かない子供がいる。涙を流さないわけではない。迸る声をひたすらに堪えぽろぽろと涙を流す。静かな慟哭をする、ただそれだけしかしない子供が、確かに存在するのだ。
それがどういう子かと言うと、誰からも助けの手を差し伸べられることのなかった子だ。誰も自分を助けてくれやしない、それを知っているから泣かないのだ。
泣いても無駄だと知っているから、たとえ涙を零しても決して叫んだりはしないのだ。
そして"ゆま"は、そういう子だった。
俺は神社の端に位置する木の根に座ってクレープを食そうとしていた。レアチーズとストロベリー、クリームがふんだんに乗っかった一番お高いやつだ。
そしてそれは、俺が今日使える残りのカネの限度額と同じ値段でもあった。もう俺の財布はすっからかんだ。
そんなわけで、俺はゆっくり確実に味わおうとクレープを口へと運び――。
誰かの泣き声を聞いて動きを止めた。
それは食いしばるような声だった。しゃくりあげることすらもしない、静かに荒ぶ泣き声だった。
このお祭り騒ぎの中で、その声はひたすら異質なものとして俺の耳に届いた。
そりゃあ異質だ。誰も彼もが笑い踊り狂っているこの祭りの会場で、悲壮な声を上げている者などは本来的にはいないはずなのだから。
だが確かにその子は泣いているのだ。俺の視線のだいたい10メートル程度の辺りの所で、緑色をした小さな浴衣を思い切り握りしめて泣いているのだ。
緑色の髪を、黄色い球のついた髪留めで左右に留めているのが特徴的だった。
正直言うと、俺は小さな子供とは相性が良くない。俺は顔が厳つく、背も高く、ガタイが良いのだ、不本意ながら。よって俺に進んで近づこうとする幼児はいない。
木に引っかかった風船を取ってやっただけで大泣きされ、たまたまそこを通りかかった巡回警官に身柄を確保されて以降、俺はとことん小さい子には近づこうとは思わなくなった。
だが俺は、目の前で泣きそぼる子を放ってクレープをむしゃむしゃやるほどには人間が出来ていないのだ。我ながら、このお人良しっぷりにはむかっ腹が立つ限りだ。
気が付けば、俺は右の手に持ったクレープをその子に差し出していた。俺のなけなしの生活費を捻出した、その豪華なクレープを、だ。
「なぁ、何を泣いてるんだ?」
その子は顔を上げる。大きい眼の大きな翠色の瞳にたっぷりの涙を浮かべて、俺の顔を見る。
感情が昂ぶっているせいで、頬が林檎のように上気しているのが分かった。その子は俺を見て、半歩――いや一歩、後ずさった。
ちくしょう。
「いやな、祭りの場で泣くなんざ碌なもんじゃない、と思ってな。俺で良ければ力になりたいんだ、どうだろう」
もう一歩下がる。ちくしょう。
「まぁ、嫌なら無理強いはしないけどな。まぁ、毒は入っちゃいないから、こいつだけは食ってけ、な」
俺はクレープを押し付けて踵を返そうとして――シャツの袖を掴まれた。どうやら信用してくれたのか、あるいは藁をも掴む気でいるのか。いずれにせよ、この子は俺を頼ってくれる気になったようだ。
客観的に見て俺がおっかない顔をしているのは自明の理なので(腹立たしいが)、この子はきっとその身に宿った勇気を振り絞って俺を頼ろうとしてくれているのだろう。
「こわいかおのおじちゃん、助けてくれるの……?」
ちくしょう。
子供は嘘を吐かない――つまりは俺の顔が怖くてかつ老けているという事実を真正面から突き付けてくる、というのは俺の心を抉ることではあった。だがそうは言っても、まだこの子は小さいのだ。
こんな小さな子の言葉にいちいち目くじらを立てていては大人げないことではある。
だから俺はこう答える。
「ああ、もちろん」
微笑んで。
その子は大きな眼をもっと見開いて、ぽろぽろと再び涙を零す。そして、
「うわぁーーーーーん!」
大声で泣いた。
当然、俺は慌てふためく。
「おい、おい!泣いてくれるな!でないと――」
ぞっとするような感覚が背筋を走る。見れば、比較的近い場所にいる祭りの参加者たちが、ぎろりと鋭い視線を俺へと投げかけている。いかん、このままでは俺は犯罪者まっしぐらだ。
「な、何でもありませんよ。この子、ちょっと転んじゃいましてね……大丈夫ですよ」
俺は愛想笑いを浮かべつつ、この子を抱きかかえて物陰へと非難する。この子が特に悲鳴を上げないでいてくれたのにはとてもありがたかった。
でなければ間違いなく、俺はその場にいる人間全員に追い回されて眠れない夜を過ごす破目になっただろう。嬉しくも何ともない。
例えば、俺はキリカを手の掛かる奴だと思っている。破天荒で、傍若無人だからだ。だがそれとは別の意味で、こんなに手のかかる奴が現れるなど俺は思いもよらなかったのだった。
ほむらをdisった最低カプ
木陰でその子はクレープを食んでいた。俺が食べる筈だったそれをさも美味そうにぱくつく姿に、俺は思わず鳴りそうになった喉の音を堪える。
もうあげちまったんだから、当然のことながら俺にはもう所有権などありはしないわけだ。
俺は強引にクレープから視線を引きはがすと、
「ところで、名前は何て言うんだ?」
その子は今口に含んでいる分を全力で咀嚼し嚥下しようとした。そして失敗し喉に詰まらせるものだから、俺は持参した麦茶を分け与えることになった。
背中をさすろうかと思ったが、幼児との不要な接触は避けるべきだと考えて思いとどまった。
「ゆ、ゆま、です!」
「そうか、ゆまちゃんか。可愛い名前じゃないか」
「あ、ありがとうございます!」
しっかりしてる子だ。爪の垢を煎じてキリカの奴に飲ませてやりたい。
「それで、いったいどうしたんだ?」
「う、その……おねぇちゃんたちとはぐれちゃったの……」
「そうか……それは大変だったな」
俺は気付けばゆまちゃんの頭を撫でていた。不味い、と大慌てで手を引っ込める。いつもキリカや織莉子にやっているようにしてしまったのだ。
俺という奴は、どうやらアイツらがいる生活に随分と馴らされてしまっているようだ。悪い気は、しないのだが。
「おっと、すまんすまん」
「えっと……だいじょぶです。ありがとございます」
ぺこりと頭を下げた。つくづくしっかりした子だと思う。
「しかしはぐれたとなると……なかなか俺からは出来ることはない、か……?」
そうなのだ。
俺はゆまちゃんの連れが誰なのか、どういう風貌をしているのか、全く知らないでいる。せいぜい出来ることはと言えば、この子が連れを見つけるまで一緒に行動をしてやることくらいだ。
それだって、俺の見た目がネックとなってしまっていて、いつ身柄を拘束されるか分かったものではない。
単体では大目に見てもらっても、幼少の子と一緒にいるという事実は大いなる化学反応生み俺に犯罪者の烙印を押すだろう。そいつは勘弁願いたい。
ふむ、と俺は悩んで顎に手を当てる。さて、いったいどうしたもんか。
「あのぅ……」
と、ゆまちゃんが声を出す。
「かたぐるましてほしいんですけど……」
ありがたいことに、ゆまちゃんの方から最適解を提示してくれたようだ。確かに、俺の身長とプラスアルファのゆまちゃんの身長とで合算すれば、悠々と祭り会場全体を見渡すことが出来るだろう。
更に良いことに、少なくともゆまちゃんが抵抗の意を示さなければ俺は捕縛される心配もない、多分。
問題は、連れが遠距離に居た場合に意思疎通がとれるかどうか、だが。
「だいじょぶです!見つけちゃえばあとはこっちのものなのです!」
そいつは頼もしいことだ。だが、本当に大丈夫なのだろうか。
このタライで芋を洗うかのような圧倒的人口密度の最中、狙った人物をピンポイントで見つけ出すのは大層難しいことのように思われるのだが……
俺はゆまちゃんを肩車して人混みへと近づく。その両脚をしっかりとホールドして落っことさないように注意する。
恐らくは小学校低学年程度の女児の太腿が、俺の首と両頬辺りをぎゅう、と圧迫してくる。首筋あたりが柔らかな下腹部に包まれ、小さな子供特有の高い体温と湿気とでとても蒸す。
その手の人ならこの時点で理性を喪失しているかもしれない。
もちろん、俺はキリカや織莉子によりスキンシップという点においては鍛え抜かれていることだし、そう言った性癖も持ってはいないので何らの問題もなかったが。
ただ、その小さな両手が、俺の髪の毛を草むしりでもするような手つきで保持しているのには、いささか思うところはあるのだが。まぁ、これも仕方がない。
ゆまちゃんは、きっとこれまでとはまるで違う世界が見えていることだろう。ずっと斜め下から見上げる形を摂っていた世界が、今では斜め上から見下ろす形でのそれとなったのだ。
俺自身、身長がそこそこある方なので、一般の参加客とは少々趣の違う、俯瞰する視点で祭りを見ることが出来る。
平均身長低めの場所で、一人だけ頭一つ抜けて背が高いのはきっと織莉子だろう。
内側から光を放つような銀色の長い髪をサイドテールに纏め、これまた清楚な白い浴衣を纏っているのだから、織莉子で間違いない。
隣接してぽこっと凹んで見える場所があるのは、きっとそこにキリカがいるからだ。アイツは平均身長をやや下回るチビ助なので、横並びの連中と並ぶとそこだけ陥没しているように見える。
俺は安堵する。アイツらに仲のいい奴らがいるだけで、俺にはアイツらがまっとうに幸せなのだと思えてくるからだ。
今さら確認をするまでもない事だが、アイツらにたっぷりの情が移っている俺は、美国織莉子と呉キリカという二人にはとにかく幸福を享受してもらいたいと願っている――。
「オリコおねーちゃーん!キリカおねーちゃーん!こっちだよー!」
俺は思わず咽せた。俺の後頭部で、ゆまちゃんが俺の咽せっぷりに合わせてがっくんがっくんに揺れる。と同時に、俺の髪に与えられる力も更に増し、ぶちぶちと嫌な音が俺の脳内に響いた。
Oh GOD!お願いだから髪が抜けてませんように!
なんでも、俺の家系の男どもは男性ホルモンが一般人のそれと比べても少し多いようで、俺自身も御多分に漏れずそうであるらしい。
つまり、年を食ってから禿げる可能性がとても高いということだ。禿げるのが嫌な俺は、今現在も髪の毛のケアは怠ってはいない。
髪の毛を毟られて歯を剥き、白目になって幼児を肩車している俺というのは、他から見ればどのように映ったことだろう。想像もしたくないことだ。
「ゆまちゃん!」
「ゆま!」
二種類の声が俺の耳へと届く。その両方共が弾んでいることから、きっと大慌てで人混みを掻き分け駆けてきたのだろう。
見れば、移動の途中で離ればなれにならないようにするためだろうか、織莉子とキリカはその手を指を絡めしっかりと握り合っていた。
近くで見る織莉子の浴衣は遠目で視た時よりも美しく、ただ「美国織莉子」のためだけに存在するかのようにも思われるほどだった。
「本当に良かった……心配してたのよ、ゆまちゃん!」
「ずっと探してて……みんなして困ってたんだよ!いやー、おにーさんが拾ってくれて助かったなぁ!」
まったく、意外なところで接点があったものだ。世間ってのはどうやら本当にひどく狭っ苦しいものであるらしい。
「こわいかおのおじちゃんが助けてくれたのー!」
俺は脚を滑らせそうになった。
「こら、ゆま!おにーさんはおじさんなんかじゃないんだぞ!こんな顔でもれっきとした20代なんだよ!」
「そうよ。そうは見えないでしょうけど、お兄様は大学生……まだお若いのよ」
「そ、そんなのうそだよ……!だって、だってこんなに"だんでぃ"なんだよ!?」
「事実を受け容れるんだ、ゆま!」
「そう、これは掛け値なしの事実……お兄様はまだ20歳前半、こんなにまでも風格溢れる姿をしていらしても、その事実は歪まないのよ……」
コイツら、好き放題言いやがる。
「お前ら、どうやら俺の手製ハンバーグはいらないようだな……残念だ。俺の保存食としておこう」
虎の子の一言を言ってやることにした。
「申し訳ありませんでした!」「ごめんなさーい!」
俺は鼻から深々とした息を吐いた。現金な奴らだ、まったく。
だが、まぁ。とかく、何事もなくて良かったと思う。
「再会出来て良かったな。ゆまちゃんも、織莉子も、キリカも」
「はい、ありがとうございます」
「人混みに流されてねー。ちゃんと手は繋いでたんだけど、もみくちゃにされちゃったのさ」
「いつのまにか神社のはしっこにいたの……」
「その後には、ファンクラブの皆さんに捕まってしまって身動きが取れなくなり――」
「なんとか奴らを宥めてゆまの捜索隊を結成してね。さぁ探そう、って時にちょうど声が掛かったもんだから、なんかもう、すごいナイスタイミングだと思ったね」
「そりゃちょうど良かったな。俺は飯の準備をするつもりで退散するつもりでいたんだが、まぁ成り行きでな」
「おじぃ――おにぃちゃん、クレープくれたんだよ、ほら!」
ゆまちゃんは包み紙だけになったクレープをキリカと織莉子に見せる。
「そう、良かったわね、ゆまちゃん。お兄様は優しい人でしょう?」
「うん!」
「そうさ!まぁちょっと頼りない所もあるけど?私たちの大好きな、うん、大好きな人だよ」
「言ってくれるなぁ、お前らぁ!」
俺は二人の頭をわしゃわしゃと撫でた。二人とも眼を瞑り、噛みしめるようにしている。もう幾度となく繰り返したことだ。ああ、悦んでいるんだな、と分かる瞬間でもある。
「ずるいよー!ゆまにも、ゆまにも!」
予想外の展開だ。こんな(認めるのも腹立たしいが)老けた顔の男に頭を撫でられて悦ぶ変わり者なんぞ、俺はこの二人以外にはいやしないと思っていたのだ。
俺はぱっと両手を離す。この二人に限っては、片方だけを撫で続けるなど不公平なことだろう。ずるい、ではなく「自分だけが撫でられるわけにはいかない」と思うのがコイツらなのだ。
俺のそれなりにごつい手がゆまちゃんの翠の髪へと伸ばされて、とうとう触れる。
キリカの猫のようにしなやかな髪でもなく、織莉子の綿雲のようにふわふわした髪でもなく、ぼさぼさの鳥の巣のような髪の毛だった。
トリートメントを掛けることを強くお勧めしたいと思った。
「あっちぃっ!」
俺は後ずさって壁に後頭部をぶつけた。
「いってぇっ!」
借り部屋の台所は狭い、こういったことはしばしば起きて、俺の肉体に痣という形でダメージの痕を残していく。
あの後、織莉子とキリカとゆまちゃんは、ファンクラブも面々にとっ捕まって引き摺られていった。
「織莉子様の汗でしっとりと湿ったうなじ!」だの「キリカたんの食べかけフランクフルト!」だのいう叫び声が聞こえてきて俺の心に暗雲が垂れ込めたものだが……
まぁ、何とかなるだろう、と願いたい。
フライパンの上の肉塊は、俺の特製ハンバーグだ。貧乏学生のことそうそうお高いお肉なんぞは買える筈がなく、材料は普通にスーパーで売っている挽肉がメインとなる。
あとはパン粉、刻み玉ねぎ、牛乳、卵をぶっ込み、ガーリックで香り付けをしたサラダ油の上で焼くだけというお手軽食品だ。
学生が肉をたっぷり食おうと思ったら、ハンバーグを作るに限る。
キリカと織莉子はこの俺のハンバーグがいたくお気に入りだった。
俺としては、あまり質の良くない肉の味を誤魔化すために香辛料で無理繰りに味付けしている、という苦肉の策ではあったのだが。
どうやらその味付けが二人にジャストミートだったらしく、この二人はことあるごとに俺にハンバーグを作るようせがんでくるようになったのだ。
これにオニオンスープと手製ビネガードレッシングのレタスサラダがあればフルコースになるところだが、いかんせん今日は資金的な意味でそこまで手を回すことができなかった。
それもこれも規制中に大量発生していたあくたむしどものせいだ、忌々しい。
代わりと言ってはなんだが、今日はその穴埋めとしてコーヒーゼリーを買って来てある。3個1パックの標準的な品だった。
考えてみれば、俺がアイツらにこれほど手の込んだ料理を御馳走してやる必要など微塵もないはずなのだ。
だが食というものがだいたい生涯で食える回数の決まっている代物である以上は、出来る限りそれを楽しみたいというのが俺の心情でもある。
アイツらにもしばしば語って聞かせていることなのだが、食は一期一会なのだ。
それにアイツらと共にする食事は、俺としても何よりも楽しいものなのだ。それをより良いものにしていくために、俺は労を惜しみはしない。
例によってキリカは窓から侵入ってきた。織莉子は玄関からだ。
いつもなんかよりずっと動きにくそうに窓から入ってくるキリカを見て、ここで漸く、俺はキリカの服装が甚平から浴衣へと変わっている事に気付いた。
藍色の浴衣。
割と「今時の女子」なファッションをしている娘、というイメージがあった俺として、はこういった淑やかな服装のキリカを見るのは新鮮なことだった。
おめかし姿を見せて、なんとなく気恥ずかしそうにしているのもまた新鮮だ。
「なかなか似合ってるな。可愛いじゃないか、いかにもモテそうだ」
「そ、そういう事はあんまりお手軽に言ってくれないでもらいたいなぁ!」
顔を真っ赤にして、キリカはぷいっと後ろを向いた。ありがと、という小さな声は聞き逃さなかった。
織莉子はと言えば――何と言ったらいいだろうか、絵画の世界から抜け出てきたかのような美しさを持っていた。
俺が見ても薄化粧だと分かる程度ではあったが、頬の紅といいナチュラルカラーの口紅といい、このまま中学生モデルとしてデビューしても良いんじゃないかという存在感だった。
化ける、という意味が含まれる「化粧」の語義からは逸脱した、本人を引き立てるためのものだ。
この子に限っては化粧なんかいらないだろうと思っていた俺は、どうやら相当に浅慮だったらしい。
それと今日は、予想外の人物も来た。
ゆまちゃんだ。フルネームは千歳ゆま、と言う。本人がそう教えてくれた。
何でも祭りの時のお礼がしたいとかで、織莉子とキリカにくっ付いて着たらしい。となると、夕食も俺の部屋で摂ることになるのだろう。
俺は脳内で食事を無理なく再配分するためにはどうしたら良いかをシミュレートし、結局はゆまちゃんが食べる量が分からない以上どうしようもないと気付いて、まぁなんとかなるさと匙を遠投して終えた。
「おねぇちゃんたちをさがすのてつだってくれてありがとう!あとクレープ!」
ゆまちゃんは俺に何かを差し出す。クリアグリーンの硬質プラスティックを削り出して作った、指輪だった。
「私たちからも、これを。いつもお世話になってますから……つまらないものですが」
「はい、これ!」
群青色と乳白色のビー玉がそれぞれはめ込まれた玩具の指輪だった。あしらわれているのはビー玉だが、土台の部分はきちんと金属で出来ていてそれなりに丈夫そうだ。
「3人で一つ一つにおまじないを掛けてみたんです。健康と、厄除けと、あと幸運の祈りを込めました」
「私たちだって思って、大事にしてほしいな。んで、出来たら肌身離さず持っててほしい。きっと効果があるよ!」
手の中できらきらと輝く指輪三つを見て、俺はデジャブを覚えた。
確か、そう、これは俺が風邪ひいて寝込んだ時に飲まされたあの得体の知れない液体と同じ感じなのだ。物質でありながら非物質でもあるような、そんな奇妙な感覚だった。
「ありがとな、3人とも。コイツには紐を通していつも持ち歩かせてもらうよ」
「良かったぁ……喜んでくれて」
「うふふ、お世辞でも嬉しいですわ」
「世辞じゃないさ」
本当に嬉しいのだ。こうやって感謝し合える関係というのは、俺としても甲斐のあることなのだから。
「おにぃちゃん!」
ゆまちゃんが言う。
「おなか、へったよぅ……」
きゅるる、と可愛らしい音がなる。この子の腹の虫がとうとう痺れを切らし始めたのだ。
「そうだな、飯にするか!」
俺は笑い、もう準備が殆ど出来ている食卓へと誘った。
そして俺は、ゆまちゃんが大食漢であることを知った。俺が食う量なんぞ残されず、俺は一人だけ備蓄されたカップ麺を啜ることになったのだった。
以上、ラストまであと一歩でした
次でやっと最後になると思うよ……!
>>470 乙でした
ほむらを踏み台にしないと成り立たないカプですね。
なんか某所からの情報によると、実はキリカっちは普乳であるらしいんだが……
まぁあの身長であのおっぱいなら比率としては豊乳であるとも言ってしまえると思いはするんだが、ムラてんてーじきじきのコメントっぽいしなぁ……
ううむ
まぁキリカっちが可愛いことに何らの変わりないんだけどね
一般人にとっては巨乳でも
ムラ先生から見たら貧乳なんだよ!
キリカちゃんちゅっちゅ
おりこちゃんが巨乳なのは真実
おりこちゃんの胸は凄い
シリコンなんて目じゃないね
割と巨乳絵師っぽいからね、ムラ先生
杏子やほむらも同じくらい増量されてたし
もちろん織莉子さんがナチュラル巨乳だってのは、
同じくナチュラル巨乳のマミさんと比較すれば、言わずもがなだけど
ほむらdisるなよ
乙。
きらまぎでくるほむっていうマンガのラストあたりに「おりのあな」っていう店があってちょっとエッチな気分になった
ロリカちゃんちゅっちゅ
>>481 乙であります。幼女にまでフラグを立てる気ですか!
「それにしても、こう暇なのに給料だけもらってるんじゃ、なんか申し訳ないな」
ちょっとした用事を済ませると、彼は織莉子のもとへと戻ってくる。
シーズンオフなせいか、あるいは織莉子が産休のために他の利用を制限したためか、ここしばらくこの施設の利用者は極端に少ない。
おかげで彼のやる事といったら、妊婦の織莉子と幼い桐恵――彼とキリカとの娘――の世話に、家庭菜園に毛の生えた程度の農園での野良仕事くらい。これでは、まどかやタツヤの父のような主夫である。
「あら、構いませんわ」
ここの所有者であり、彼の雇い主でもある織莉子は微笑む。
「だって、ここはもともとお兄様と子供達の家にするつもりで、用意したのですもの」
「えっと、たしかここができたのって、三人で結婚する何年も前のはずだけど……」
たしか魔法少女の保養施設管理人として、魔法少女でなく尚且つ魔法少女を知っている人物――それなりに家事もこなせる――として白羽の矢が立ったはずだが。
「あら、そんなの体の良い言い訳に過ぎません。
私もキリカも、前々から子供が欲しいと思ってました。そして、その相手としてはお兄様以外考えられなかったのです。
お兄様は私達にとって抱かれてもいいと思える唯一の男性で、しかも魔法少女のことも知っているのですから、これ以上のお相手はいません。
そして私達二人とも、出産後はいずれ協会の仕事に復帰せねばなりませんから、お兄様には育児を任せられる専業主夫になってもらう必要があったのです。
保養施設の管理人というのは、ほんのついででしかありません」
「そこまで用意周到だったとはね」
織莉子は膨らみかけたおなかをさする。
「ですから、お兄様。この子達のことをよろしく頼みますよ」
「ああ、わかった。子供たちの世話はしっかりとみさせてもらうよ」
そう、彼は微笑み返す。
彼が、予知能力者のその言葉の真の意味を知るには、さらに十年程後のことだった。
「おにーさん。この子に名前をつけてよ」
「いいのかい? キリカにも希望する名前とかあるんじゃないかい?」
「この子はおにーさんに授けてもらったんだ。だから名前は、おにーさんに付けて欲しいんだ。あ、でも、私の名前を元にして欲しい」
後に、織莉子も同じような事を言っていた。彼はいろいろと悩んだ挙句、長女には桐恵、次女には莉香と名づけた。
籍を入れず、母親が二人で、しかも単身赴任。そんな風変わりな家族は、ごく普通に仲の良い家族であった。
やがて二人の妻は娘達に合わせ、夫への呼びかけを「おとーさん」「お父様」へと変えていった。
二人の娘が小学校の頃だった。二人そろっておおよそ一ヶ月という、少し長めの休暇をとってやってきた。
それまでは一週間から半月おきに、一日から二・三日の休暇が普通であった。二人の娘は二人の母親――どっちも両方を母親として認識している――と一緒に過ごせることに大喜びし、彼も腕によりをかけて料理を作ってもてなした。
二人揃って落ち着いて滞在できるということで、一家そろって休日には遠出をしたりと、母親二人というこの風変わりな五人家族にとって最も幸せな一月を過ごした。
「協会の方は大丈夫なのか?」
ふと彼は尋ねる。
「あら、私はもともとパソコンとインターネットさえあれば会長職は勤まります」
織莉子の主な職務は、予知能力を駆使しての、作戦立案と株や先物取引による資金稼ぎだから、それはもっともだ。
「それに、優秀な後進もいます」
確か、予知能力を持つ良恵とかいう中学生の少女を古参メンバーがサポートする形だと聞いた。
「それに、私達以外にも優秀なメンバーはいっぱいいるんだから」
勝利の女神と呼ばれる巴マミや、佐倉杏子、美樹さやか、鹿目ほむら――タツヤと結婚した――、美樹ゆま――児童虐待により養子となっていた――といった四半世紀も現役を続けた古参メンバーの強さは良く聞き及んでいる。
そうして長期休暇を終え、彼女は見滝原へと旅立っていった。
しかしこの時、マミと杏子、それにさやかは既に導かれた後であった。
それから二ヶ月、予め激務という事は聞かされていたものの、二人とも電話はおろかメールすら通じない状態が続いた。
「あ、おとーさん、莉香。流れ星、すっごいいっぱいだよ」
二人が休暇を終えた数日後のとある夜、桐恵が窓から夜空を見上げて叫んだ。
「あら、ほんと。ピンク色できれいな流星群」
莉香も姉の隣に並んで、見とれる。
が、父親の目に映るのは動かない満天の星のみ。
「え、どこだ?」
彼はバルコニーに出て、夜空のあちこちを回す。
「えーーー!? おとーさん、見えないの? 老眼?」
「こんなに沢山降ってますのに」
訝しがる二人に、すぐにピンとくる。
「こらこら、誰が老眼だ。きっと、それは魔法だよ。だれかが大きな魔法を使ったんだよ」
二人の娘もまた、母親と同じく魔法少女の素質を持っている。そんな二人に見えて彼に見えないのは魔法関係のものに違いない。
「こんなきれーなのに、見えないの?」
「本当、とってもきれいなのに、お父様には見えないなんて残念です」
二人が無邪気にはしゃぎ声をあげた。
その時の彼は、全天を埋め尽くす流星などという大魔法の意味に思い至ることはなかった。
それから二ヶ月が過ぎ、再び流星雨が降り注いだ。
翌朝、三人は一人の女性の訪問を受けた。
魔法少女協会創立メンバーの一人にして、未だ現役の魔法使いである鹿目ほむらだった。
「もうしわけ、ありません」
そう言って、彼女は二束の髪の毛と一つの水晶球を差し出した。
円環の理に導かれた魔法少女は、その身体や衣服ごと消滅する。ゆえに、その直前に切り落とした僅かばかりの髪が唯一遺せるもの。
周期的に起きる魔獣の大発生ハロウィン。今回起きたのは、その中でも長期に渡る大規模なもの。協会の総力を尽くしても、その被害を0にするのは到底無理なこと。
被害を最小に留めるために模索された唯一の方法、それは女神まどかの力を使うことであった。
世界を改変してもなお有り余るその魔力を使えば、魔獣の一掃など容易い事。しかし、その魔力は女神となって消え去り
、鹿目まどかは実質ただの女性となっている。
ただし、それを降臨させる方法がある。
女神まどかは魔法少女の最後を看取り、浄化できなくなった彼女達をその心身ともにいずこかへ導く存在。ゆえにソウルジェムを浄化しきれなくなった魔法少女がいれば、女神まどかを降臨させることができる。
そしてその場に鹿目まどかが立ち会えば、彼女は一時的に女神と化した自らのソウルジェムの力を行使できる。
それは、生贄をささげるにに等しい行い。多数を救うために、誰か一人が必ず犠牲になる冷酷な方程式。
最初に志願したのは、巴マミであった。幾多の魔法少女を救う尊い行いだからと、最前線の司令官はその身を捧げた。
次に志願したのは佐倉杏子。なるべくなら身寄りが無いほうが、悲しむ奴が少ないだろうと、マミの一番弟子が続いた。
その次が美樹さやか。他者の癒しを願って契約した彼女は、他者を救うために再びその魂を捧げた。
キリカが導かれたのはその次で二ヶ月前、織莉子が導かれたのはその後で昨夜であった。
やがて、織莉子が最後の魔力を込めて遺した薔薇模様の水晶球が輝き、その中に彼女の姿が浮かび上がる。
メッセージは、今まで幸せだった事、三人を愛している事、導かれる事を黙っていた事への謝罪。そして彼に娘達を頼むという事。
それだけを伝え、水晶球は崩れて消えた。
三人は泣き崩れ、ただひたすらに涙と嗚咽を流し続けた。
本日ここまで、早く家主の死に様を書きたいのう……
乙で
家主は老衰じゃないのか…
>>494 乙です
……なんだか家主がろくでもない死に方をしそうな気がしてしょうがない
「丁寧な」て辺りがひっかかるところだしw
畳の上で過去を「丁寧」に思い出しながら逝くのかと…
ふぇいまぎだとゆまっちもけっこうなお婆さんのようだから、IF風味の対面は無理か…
ほむらdisるカプスレはここか
キリカちゃんのおっぱいぷるんぷるん!
冗談はさて置き、お盆に怖い話聞かされて一人でおトイレ行けなくなっちゃうキリカちゃん可愛い!
ほむら厨死なないかな
>ふぇいまぎだとゆまっちもけっこうなお婆さんのようだから
ゴルァ! 5歳設定だから38年後だとまだ43歳だ。
>IF風味の対面
ちなみに、二人はちゃんと顔見知りだ。
>>354のときだって。酔っ払ったゆまが
「好きな人を共有するなんて、織莉子さんとキリカさんだけずるい。あたしもタッ君をほむらさんと共有したい」
と喚いたとかのネタがあったりするんだが、上手くかけないんで割愛した。
ああ、U世が老紳士っぽいから「かなめ(ちとせ)ゆま60さい」くらいかなと思ってしまっていたのでした☆ミ
>IF風味の対面
こっちは老け顔がナチュラルに板についてきた家主(老)とおりキリの対面を指したんだけど、単語が足りなかったですね
というかふぁいまぎ世界だと38年後まで家主が生きてるかは、読み手にはまだ不明なんで ほんとただの推測ですわ
IF対面というとキリカ母と家主か…
>U世が老紳士っぽいから
U世……ああ、「古代の覇王の研究者」のことか。その呼び名になじみがないもんで一瞬わからんかった。
Stay nightが2006年だかの放映だから、その10年前の話であるZeroは1990年代半ば。
当時の彼は19歳だったらしいから、2049年には70越えだ。立派な爺さんだろ?
>家主(老)とおりキリの対面
残念だが、サーヴァントはマスターや聖杯システムに縛されているので、実質現地(海に面している)からは離れられない。
そして家主もまた、いろいろと多忙なんで信州(海無し県)の家からは離れられない。
そっち方面についての言及は、そのうちする予定。
作中で会うのは、せいぜいチャリティーコンサートにきたヴァイオリニストとその幼馴染がちょっと顔を合わせるくらい。
「バカヤロウ!」
彼は拳を振るい、愛しき妻達から託された最愛の娘達の頬を殴る。彼女らの手から、ソウルジェムが転がり落ちた。
「なんで、なんで、契約なんかしたんだ! 魔法少女なんかになったら、もう、戻れないんだぞ! 一生、魔獣と戦わなくちゃいけないんだぞ!」
涙を流しつつ、彼は怒鳴った。
「おとーさん。それは私達の望むところだよ」
「ええ。私達、決めたんです。お母様達の遺志を引きつぐと」
殴られた頬を赤く腫らしつつ、二人は毅然とした態度で父の視線を受け止める。
「バカヤロウ!」
再び怒鳴りつつ、彼は二人を抱きしめた。決して失わせまいとするようにしっかりと抱きしめ、そして泣き続けた。
>>504 キリおりは要らないカプ
ほむほむにケンカ売っても無駄
きらマギVol2が出たらおりキリ絵が増えていくかと思いきや、勢いをあすみんに吸収されたか――ッとマイナスの思考が働いてしまうのでした
ああまぁ、まだまだこれからだね
あすみん人気出たん?
おりりんとキリリンも、も少し人気出ますように
人気というか、時勢的に見たらあっちに傾いたかなーってことで 勿論私見ですが
そう・・・
盛大に釣られてたしね、IT文明 おそろしい子ッ
あすみん、顔がさやかのまんまだったのに
意外に釣られてる人多かったなあ
おりこ本編のラストでさやおり来た!って人がいたの思いだしたわ
グリーフシードの先っちちょで織莉子ちゃんの乳首を甘く刺激したい
イっちゃったらお仕置きとして乳首にグリーフシードのピアスをするね
我慢できたらご褒美に乳首の黒ずみを浄化してあげる
談義スレでどうぞ
越境者大杉ワロス
キリカちゃんのスパッツがほしいです
俺は豆電球だけが付いた部屋で、月明かりを肴にグラスを傾けた。実家からふんだくってきた日本酒は、氷のつまったボウルの中でキンキンに冷えていて喉を潤す。
アルコール度数はお高めだが、すぐに酔えるので量を飲む必要が無い。コストパフォーマンスに優れたお酒だ。
月と、星と、電球と、そして街の灯。あの祭りの喧騒が嘘のような静寂があった。聞こえてくる音と言えば、せいぜい秋の訪れを告げる虫の音と、俺の背後に漂う少女たちの静かな寝息くらいだ。
二人の少女と一人の幼女が、たった一つの布団の上でぐーすか寝込んでいる。何の不安も無い、ごく当たり前に享受して然るべき、幸せそうな寝顔だった。
右側にはキリカが身体を横にして幸せそうな顔をして寝ている。口元の弛みがまるでみっともない。
ふと目を惹くのは良く磨かれた歯だ。真っ白く、そして鋭い、小さな八重歯。それがが口元から覗いているのだ。
本人様曰くチャームポイントだとかのそれは、呉キリカという少女それ自体を表現しているかのようでもある。いかにも可愛らしい、けれど鋭い、小さな八重歯。
なるほど、織莉子の奴がコイツを猫っ可愛がりするのも頷けるというものだ。
よくよく見れば口が開いているせいで涎を溢しているので、あとあとこのシーツは洗濯が必要となるだろう。
まぁそれくらいなら大したことはない。何であれ、コイツが幸せであるのなら俺としちゃ文句はないのだから。
左には織莉子が寝ている。キリカと同様に身体を横たえているのだが、そこは流石のお嬢様育ち、きちんと口を閉じて眠っている。
だがやっぱり口元には微笑みが浮かんでいて、今のこの生にはある程度の幸福が存在するのだと俺に思わせてくれる。
この娘が味わってきたろう艱難辛苦を思えば、そんな些細な幸福でさえも守ってやりたくなる。
もちろん、俺に出来ることなどたかが知れているのだが。それでも、少しくらいは何か出来るはずだ。求められたことに応じるくらいは。
織莉子とキリカの仲良しこよしな二人は、この群馬の残暑厳しい熱帯夜にも拘らず、なんと顔を数センチの所まで近づけて寝ている。
身体もほとんど密着してしまっていると言っても良いくらいの接近ぷりだ。暑くないのだろうか、というのは愚問に近いだろう。
どう考えても暑い。コイツらがそれを意に介さないくらい仲が良いだけなのだろうか。
それよりも、問題はゆまちゃんだった。
この子は織莉子とキリカの間に挟まって寝ているのだが、それが何と言うか……そう、二人の豊満な胸の間に顔を挟んでご満悦の表情をしながら寝ているのだ。
言うなれば、それはおっぱいの安眠枕のようなものだ。
この子、実は相当破廉恥なのではないだろうか、と俺の頭の上にクエスチョンマークとエクスクラメーションマークの両方が点灯する。
計4つの重厚な脂肪の塊に頭全体を包まれて眠る幼児の姿など、普通の男ならば涎が垂れて仕方のなくなる光景だろう。
俺としては、もうコイツらの齎すあられもない恰好には慣れきってしまっているせいでなんという事もないのだが。
俺は考える。それは今日の、初めに出会った時のゆまちゃんの姿について、だ。
泣かない子供は、愛を受ける事もなく、助けの手を差し出されることもなく、ただその現状に甘んじて耐えるしかなかった、そういう子供だ。
つまり、千歳ゆまとはそういう環境にいた子供なのだ。どうやら俺の周りに集まってくる女子どもは、総じてハードな人生を送ってる連中ばかりらしい。
俺は、暑さのせいかコイツら自身で撥ね退けてしまっていたシーツを改めて掛け直す。俺の家に泊まりにこられて、風邪をひかれたらたまらない。監督不行き届きも良いとこだ。
それになによりも、コイツらが風邪でうなされている様など見たくもないことだし。
「おり、こぉ……」
寝言だ。本当にキリカは織莉子の事が好きなのだなぁ、としみじみ思う。
「おにー、さん……」
こいつはちょっと、いやかなり、予想外のことだった。
「キリカ……」
織莉子の声だ。それも明瞭な。寝言ではない。
「起きてたのか?」
俺は問う。キリカの話によれば、今日の織莉子は祭りの実行委員の一人としてかなりの大役を押し付けられていたらしい。
その疲れは尋常なものではないだろう。すっかり寝入ってしまったものだと思っていたのだ。
「ええ、ちょっと。目が覚めてしまいました」
いつもの柔和な声で応える。鈴の転がるような声だ。ふわふわとしていて、けれどどこかで確かな芯の通った声。
「疲れてるだろう?寝てた方が良いんじゃないか」
「いいえ、大丈夫です」
織莉子は布団から起きだしてきた。ゆまちゃんが「ふにゅ」と声を出す。どうやら織莉子の乳まくらは相当の寝心地だったらしい。とても名残惜しそうだ。
織莉子は這い出てきて、俺の隣に座る。正座だった。わざわざ持参してきて使っているシャンプーの残り香と微かな汗のにおいとが混ざったものが、俺の鼻をくすぐる。
そしてさも当然のように酒の注がれたグラスを手に取ろうとして、俺の手にひっぱたかれた。
「もう、お兄様のいじわるっ」
「未成年が酒を飲んだらいかんだろ。あの時の体たらくを忘れたとは言わせんぞ」
織莉子はほっぺたを膨らませて、つーんとそっぽを向いてみせる。だがすぐにそれを崩して、微笑みながら再び俺へと視線を向けた。
「今日は泊めていただいてありがとうございます。お夕飯もお兄様の分までいただいてしまって……」
ゆまちゃんが俺の分まで食べたことだろう。それだったら、
「なぁに、気にすることはないさ。ちょうどダイエットの真っ最中なんだ。それにカップ麺でも、それなりには美味いしな」
まさかあれほどの大食漢だとは思わなかったのだ。流石は育ち盛りと言ったところか、でかい肉の塊をほっぺたをソースまみれにしながらぱくつく様はかなり豪快だった。
いくら自分の分まで食われてしまっていたとしても、あれほど美味そうに食べられると作った方としても冥利に尽きる。
「それでも――すみませんでした、お兄様」
織莉子は静かに頭を下げた。
「止めてくれよ、そんなお堅くするもんじゃない。俺は好きでやってるんだぜ、むしろ残り物が出なかった分だけお得だよ」
「ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいですわ」
顔を上げて織莉子は微笑んだ。月明かりは女性を美しく魅せるのだろうか、いつもより美人度は3割増しだ。
俺たちは夜空に浮かぶ月を見上げた。キリカの眼の色にそっくりな金色の月だ。肉眼ではそれと判別はできないが、今も月は西へと移動を続けているのだろう。
キリカの眼のようにちょこちょこと動き回らないのがとてもありがたい。もしそうだったなら、きっと世界の天文学者たちはてんやわんやの大騒ぎとなっていただろう。
「綺麗な、お月さまですね」
「ああ」
虫の声。誰も何も言わない静けさ。奇妙な間が空く。
「あの、ゆまちゃんの事なんですけど……」
この事を話そうとしていたのだろうか。妙にもったいぶっていると思ったら、つまりこういう事だったと言う訳か。
「ああ」
「あの子は、実はあまり良い家庭環境にはいなかったんです。本当の事を言ってしまえば"虐待"されていたんです。今でもその時の事を思い出してしまうくらいで……」
やっぱり、か。
「だから今日あの子がはぐれた時には、大慌てになってしまって……ゆまちゃんは一人になると、虐待されていた頃の記憶を思い出して半ば狂乱状態になってしまうこともあるん
です。
お兄様と出会っていなかったら――と思うとぞっとします」
と言うことは、あの時に見せていた慟哭はかなりギリギリの領域にあった、ということか。
「……はい。残念ですけど、あの子の心が完全に癒されるのにはもっと時間が必要になるでしょうね……」
織莉子はゆまちゃんの方に目を遣った。織莉子とキリカの胸の間に挟まっていたゆまちゃんは、今やキリカだけの胸に顔を埋めてしまっている。
俗に言う「ぱふぱふ」に近い状態だった。
「ああやって人肌を求めるのは、きっと自分が一人ではない事、守ってくれる人がいる事、それを確かめたいからなのでしょうね……」
もちろん、それもあるだろう。だが胸の顔を埋めてにたにたしてるのはどう考えても別の意味があるから、としか思えない俺は、心が汚れてしまっているのだろうか。
「うふふっ、ゆまちゃんが誰かに頼るのって、実はとっても珍しいことなんですよ?」
「そうなのか?」
「ええ!あの子は――以前よりは改善されたんですけど人見知りなので、知らない人を基本的に避けようとするんですよ。
こんなに怖ーい顔をしてらっしゃるお兄様について行くなんて、今まででは考えられないことでしたわ!
お兄様が本当は優しい人なんだって事を、小さな子供は無意識的に分かってしまうのかもしれませんね……」
もしそうだったら、俺が警察の御厄介になる事もなかったろうに。
「ふふ、あの子には分かるんですよ、きっと」
相も変わらず虫の音は続いている。ずっと続いていくかのように思われるそれは、夜だけのものなのだ。時間は午前零時を一回りほど過ぎている。
俺は小さなグラスに半分だけ、日本酒を注ぐ。それを織莉子に渡し、
「飲むか?」
「良いんですか……?」
「ま、今日は特別だ。一気に煽るなよ、いきなりクるからな」
「ありがとうございます」
言われた通り、織莉子は一口だけ、そのアルコールを口にする。
「甘くて――美味しいですね」
「だろう?フルーツ酒みたいだって、若い娘にも評判の日本酒だそうだ」
もっとも、これは酒屋からの受け売りなのだが。口当たりが軽く、それでいて芳醇でかつまったりとした舌触りだ。
アルコール度数は25%をゆうに超えているのだが、とてもではないがそうは思えない。甘口のワインをそのまま米酒に置き換えたような味わいなのだ。
織莉子はもう一口だけこくんと口に含んで、
「これならいっぱい飲めちゃいそうですね」
「だーめ。そうは思えんだろうが結構強い酒なんだぞ?あんまり沢山飲んだら――この間の二の舞になっちまう」
「だめ、ですか……?」
「うっ……」
強い酒が入ったせいか、織莉子はそれはもう煽情的な顔をしていた。
紅を差したように染まった頬に、光を帯びて艶やかな桜色の唇。潤んだ瞳と長い睫毛と、隣にいる俺が感じられるほどに火照り、熱を帯びた躰。織莉子の色気は最低でも倍加されていたのだ。
美国織莉子という少女はとても強い色気を纏う子だ。中学生離れしている、なんてものではない。
古い言い方になってしまうが、その体型を言い表すなら「ボンッ・キュッ・ボン」だし、あどけなさは残るものの顔かたちはもう完成されたものを持っている。
その年齢にあるまじき色気を持つ少女、それが美国織莉子なのだ。
俺は生意気にも、コイツらの保護者的な位置にいると自負している。だが俺も腐っても鯛、れっきとした男性でもあるのだ。血縁関係にない同種の雌があられもない格好でいるのを前にして、俺の理性はあっという間に削りとられていく。
いつの間にか織莉子の手が俺の手に重なっていた。頬は紅潮しているくせに、その手はいやに冷たかった。情熱家なのか、いや今熱を帯びているのはきっと俺の方なのだろう。
翠緑の瞳が俺の眼へと向けられる。深い湖面の底のような、吸い込まれそうな瞳だ。そしてその辺縁から広がる全体の顔は、まるで俺の知らないものだった。
今の織莉子は少女の顔をしてはいなかった。これは――そう、これは「女」の顔だ。今の織莉子は明確に、「女」の顔をしている。その「女」の色気は、俺の脳を、心を蕩かしていく――。
「――お兄様……?」
はっとした。織莉子が心配そうな顔をして俺の眼を覗き込んでいる。その顔は酔いどれてはいたものの、確かに「少女」の顔をしている。
健全で、未だ発育の途上にある「女の子」の顔だ。じゃあいったい、さっきのはなんだったんだ。今の「女」の顔は幻だったとでも言うのか……
「あ、ああ。何でもないんだ、なんでも……」
俺は目頭を押さえる。酒瓶を見ると、もう随分と減ってしまっていた。知らない間に、俺もかなり痛飲していたようだ。
するとさっきのあれは、やはりアルコールが生みだした幻影だったのだろう、きっと。
俺は邪念を振り払うようにして明るい声を出す。
「それより、もっと飲みたい、と言ったな。いいぜ、今日はほんとのほんとに特別な日さ。今日は――もう昨日だったか?織莉子は頑張ってお祭りを成功させたんだもんな。
これくらいのご褒美があったって良い筈さ」
褒めちぎり、半ば照れ隠しとして織莉子の頭をくしゃくしゃと撫でまくる。目を瞑って困り眉になりつつ、けれど口元には笑みを浮かべているのは織莉子が喜んでいる証だ。
頬が紅潮しているせいいか、その可愛さはやはり倍加している。キリカにも共通するものがあるが、ついつい甘やかしたくなってしまう可愛さだ。
もちろんこれは、兄――あるいは父親の考える「家族愛」に近い感情からくるものではあるのだが。
俺はわざわざもう一つグラスを持ってきて、そこに酒を注いだ。月夜に二人で酒盛りだ。
織莉子はもとより本来的にはそれほど酒に強くない俺は、きっと明日は二日酔いでとんでもないことになってしまうだろう。だがまぁ、今日くらいは「今」を愉しもうじゃないか。
織莉子と二人きりでくっちゃべるなぞ、ひどく珍しいことなのだから。俺たちの酒盛りは、結局瓶が空くまで続いたのだった。
キリカちゃんの後ろの処女が欲しいです
***
ひどい頭痛で目を覚ました。言うまでもなく二日酔いだ。自分の吐く息がアルコールの臭気に塗れているのが分かる。
と同時に襲ってきたのはとてつもなく重い後悔の念だった。
ちくしょう、俺は結局、織莉子と一緒に泥酔してしまったのだ。両者ともにぐでんぐでんとなり、記憶もあやふやだ。
最後の瞬間は「だめだ、寝るぅ」と俺が仰向けに寝っころがったその上に織莉子が「わたしもですぅ〜」と圧し掛かった段階で、そこから先の記憶は完全にブラックアウトしている。
まったく、碌なもんじゃない、俺って奴は。
頭がはっきりとして来ると、俺は自分の身体がひどい水分不足に苛まれている事実に気が付いた。
それはつまり、俺の身体がそれほどまでにアルコールを摂取していた、ということの裏打ちでもある。ちくしょう。
水を飲みに台所まで行く。まだ酒が残っているせいか足元が覚束ない。壁に体重を預けながら、俺はのっそりと台所へ向かった。
台所に入った途端、鼻腔をくすぐるにおいがあった。それは肉のにおい、もっと言えばよく熱されたフライパンに敷かれた油の上で肉が焼かれるにおいだ。
聴覚がじゅぅじゅぅ、という焼くための調理器具が上げる特有の音を認識する。
まさか、と思った。今この借り部屋にいるのは俺と、織莉子と、キリカと、そしてゆまちゃんだけのはずだ。
そのせいでただでさえ狭い部屋はより一層狭くなってしまっているのだが、その問題についてはこの際横に置くとしよう。
――いったい、誰が料理をしているって言うんだ?
織莉子は、特異体質でもない限り二日酔いでダウンしているはずだ。
それにその料理の腕前は半ば錬金術の域にまで達していて、完成した料理は不味さとは別ベクトルで人の口にする品ではなくなってしまう。
その事を織莉子はきちんと認識しているので、もう火を通すタイプの料理には手を出すことはなくなっている。
次に、キリカは料理が出来るとは思えない。よって候補から外す。
すると、まさかゆまちゃんだろうか。あの子は虐待を受けていたと聞いた。
親から料理なんか教わってはいないだろう。だがそれ故に独学で、という可能性もありえる。となると、やはり一番可能性が濃厚なのはゆまちゃん、となる。
俺はゆっくりと顔を上げる。ほんの少しだけ背伸びして台所に立つ少女の姿。ボブカットの、茶色がかった黒い髪。
キリカだと!?まさか、そんな!
「あ、おにーさん、起きたんだ?」
頭だけをこちらに向けて、けれど慣れた手つきで調理を続けるキリカ。カートゥーン調な黒猫を模してデザインされたスリッパをとんとんと床に打ち付ける。
まるで黒猫が尻尾を振るような仕草だった。
「いやぁ、びっくりしたね〜朝起きたら、織莉子がおにーさんにかぶさって寝てたんだもん。
十文字になって、ね。しかもなんだかお酒くさいし、なんだかいろいろやっちゃったみたいだねぇ?」
にや、とキリカが笑う。いたずらっ子の顔だ。
「悪い、申し開きも無い……」
ことこれに関して言えば、まさに俺の落ち度だった。言い訳なんか出来ようはずもない。
「べっつに、悪いことじゃないよ。織莉子、なんだかすっきりした顔をして寝てるしね。何があったのかは大体想像がつくけどさ。
つまりおにーさん、織莉子の愚痴に付き合ってくれたんでしょ?」
その通りだった。
酔った織莉子は結構毒が強い。
実行委員会の他のおじ様方の視線が厭らしいだの、タイトスケジュールのくせして変にまったりと準備をしているだの、区で徴収した会費を飲み会で使っているだの。
そう言った、普段の織莉子からは考えられないような愚痴の数々がその口から飛び出してきたのだった。
やはりと言った所か、どうやら織莉子は今回の祭りでは大層苦労していたらしい。
「織莉子のお父様のコネでね、まぁ一杯しがらみがあるんだよ、色々とね。
織莉子の一番大変だった時期には掌を返しやがったくせにさ。今頃になって擦り寄ってくるんだ、嫌んなっちゃうよね」
俺は無言で返すしかない。今の茫漠とした頭では気の利いた応えなど返せるはずもなく、またそんな頭で返してよい話題でもないからだ。
+
「だから織莉子のアイツらへの感情と言ったら冷ややかなものでさ。流石にもてなしてる時には愛想良く振る舞うんだけど、ご帰宅願った後の織莉子の目つきといったら凄いもんさ。
まるで虫でも見るような目つきになるんだよ。当然の反応ではあるんだけどね。
ま、私としてはお中元やらお歳暮やら、何かと理由をつけて缶詰やジュースをごっそりと送ってくれるのだけは感謝してるんだけど。食費が浮くから」
俺はまだ無言でいる。返す言葉が無いのだ。
「織莉子は、もちろん私にも愚痴を言うよ?なんたって私は織莉子とは運命共同体だからね、それくらいはいくらでも受け止めるさ。
でも他の殆どの人には、織莉子は絶対にそんな姿を見せたりはしないんだ。彼らにとって、織莉子は『完璧なお嬢様』じゃなくちゃいけないからね。
で、昨晩、おにーさんは織莉子の愚痴の相手になった。それって、要するにそれだけおにーさんが織莉子に頼りにされてる、ってことなんだよ」
「そいつ、ってのはつまり――」
「おにーさんはいつか言ったよね、もっと甘えて良いって、さ。だから私たちは甘えることにしたんだよ。大人の人で頼れる男の人って、私たちにはおにーさんしかいないからね。
ま、光栄に思ってくれたまえよ、織莉子が弱い部分――醜い部分、を曝け出せる相手なんて、そうはいないんだから、ね。
『美国織莉子は完璧なお嬢様である』、なんて命題から解き放ってくれる相手なんて」
「……」
「織莉子は――私と同い年の15歳のオンナノコなんだ。
それなのにああまで完璧であること、非の打ち所のないお嬢様であることを宿命づけられて。織莉子のお父様が死んじゃってもなおそう続けることしか知らなくて――」
キリカは喉を鳴らした。
「だから、そうして織莉子が『自分を崩し』ていられる相手が増えれば、私としてはそれに越したことはないんだよ。
完璧であることを求められる事がない、それどころか年相応のオンナノコとして見てくれる人が増えれば、ね」
そしてキリカは、おにーさんはそのうちの一人として選ばれたんだよ、と結んでフライパンを盛大に振った。8本のウィンナーソーセージが宙を舞う。
「焼き上がり、っと」
白い皿に2本ずつ盛り付ける。非常に良い手際だった。
「悪いんだけど、スープはインスタントだよ。食事は一期一会なのに、こんなのでごめんね」
「いや……驚きだ。お前、料理ができるんだな……」
「それは流石に失礼じゃないかい、おにーさん?……織莉子が"ああ"だから嫌でもご飯くらいは作れるようにならなきゃならなかったんだよ。
織莉子は金銭感覚も違うから、買い物も結局は私が主導だね。今は世間のあれこれを教えてる最中だよ。織莉子ってば世間知らずだから……」
「……お前も苦労してんだな」
「いや?だって織莉子のことだもん、私は大喜びでしてるけど?」
「……」
俺は二の句が継げなかった。
俺が水を5杯ほど飲み腹をたっぷんたっぷんと鳴らし始める頃には、キリカは食事の用意を全て済ませそれを居間へと運び込む所だった。
なぁ、と俺はキリカに声を掛ける。
「俺は……これから織莉子に――お前らにどう接してやれば良い。どうしたら、俺はお前らの役に立てる……?」
俺がどのように動いたら、織莉子やキリカのためになるのだろう。何をすれば、一番この子らのためになるのだろう。
この、俺を頼ってくれている少女たちに、一番良くしてやるにはどうしたら良いというのだろう。
キリカは微笑んだ。無垢で、なんの邪気もない、見た事もないような慈母の笑みで、
「そのままで良いんだよ。いや、むしろそのまま"が"良いんだ。織莉子や私や、ゆまを何のフィルターも掛けずに見てくれるのが、一番良いんだ。
そしておにーさんは、それが出来るだけの懐の深さがあるんだって思う。……心は狭いけどね」
聖母みたいな笑みを止め、打って変ってキリカは悪戯を企む少年のような顔になる。にや、と口角を捻じ曲げている。
俺が仏頂面になったのを見て取ったのか、キリカは大慌てで踵を返す。茶色のボブカットが空気の抵抗を受けてはらりと舞う。
「織莉子、ゆま!あっさごはんだぞーっ!」
「んん……まだねむいよぅ……」
「ん、おはよ、キリカ――頭いたっ!何かしら……喉も乾いて……」
ガラス戸の向こうでは、早くも喧騒が起こりつつある。女三人寄れば姦しい、とは良く言ったものだ。
だが、まぁ、と俺は思う。やはり、こういうのも悪くはない。
「おい、朝は俺の分はあるんだろうなぁ!?」
俺は出来る限りの明るい声で、居間へと突貫したのだった。
[了]
以上で長々と続いた夏祭り編終了です。
祭り成分が少なかったとか言わない。
織莉子ちゃんのおっぱい揉みながらキリカちゃんの股間に顔を埋めたい。
次からはもっとさくさくとした日常を描いていきたいものです。
後編が気になって夜も眠れない。
2ヶ月って長いな
ゆまスレが衰退してるし後編で出番あるといいなあ
あと1回(後編)しかない!と思うと 発売日がきて欲しい気持ちと来て欲しくない気持ちが綱引きをはじめてしまって困る
いつまできらマギが刊行されるかわからないけど、出来るだけ多く外伝モノも載せて欲しいなと思う かずみとかも
>>521 乙です
月の光に誘われてベロチューくらいはするかなとワクワクしてしまったが、そんなことはなかったぜッ
>>529 乙であります。
532氏のいうように家主と織莉子の仲が進展するかとおもったのに。
おりキリが導かれるその一年以上前のことだった。
その日の深夜、立花は魔獣退治から帰った妻のミチルを迎える。
「今日もお疲れ」
そう言っていつものようにお茶の用意をするが、今日の彼女は俯いたままだった。
「……どうした? ミチル」
「マミさんが、マミさんが導かれた……」
力を使い果たした魔法少女が、消滅することは聞いている。泣き出したミチルを、ただの人である立花はただ抱きしめることしかできなかった。
「タツヤ……」
隣で寝ている夫を魔法で眠らせ、ほむらはそっと起きる。
「ごめん、ね……。いままでありがとう……。愛してる……」
幾千、幾万言葉を紡いでも語りきれない想い。ほむらはただ涙を流し、そっと口付けをすることでしか表せない。
子供たち――一女一男――の寝室も訪れ、その頬にそっとキスをする。
「ごめんなさい。お母さんはもう、あなた達と一緒にいることは出来ないの」
そして、義理の両親の寝室。その前にはまどかが待っていた。
「お義父様、お義母様、今までありがとうございます」
それ以上の想いは、言葉に尽くしきれない。
まどかもまた、両親に最後の別れを告げる。
ほむらもまた、実の両親には、先日会って来ていた。
今宵、ほむらが円環の理に導かれて贄となり、女神を降臨させる。そして、まどか自身も余剰魔力を使い果たし、自身が円環の理に吸収される。それは、ずっと前から織莉子により予知されていた事。
恐怖や後悔がないと言えば嘘になる。だがこれは、マミが、杏子が、さやかが、キリカが、織莉子が、殉じた尊い使命。
「行きましょう、ほむらちゃん」
「ええ」
既に覚悟は決めた。あとはただ、それを為すのみ。
翌朝、枕元にあった置手紙と判を突いた離婚届を見て、タツヤは嘆き苦しんだ。愛する妻と姉を失ったことに、何も出来ない自分に。
おりおり
おはようおりこちゃん
お昼はそうめんとスクランブルエッグよ
おりこママいただきます
エプロンをした織莉子さんが人妻過ぎてつらい
しかし料理はあまりお上手ではないというね
可愛いよ織莉子ちゃん
お菓子作りと料理はわりと別物な気もしなくない
織莉子ちゃんやキリカちゃんのおっぱいに夢中なゆまちゃんありがとうございます
今度は吸っちゃうゆまちゃんをお願いします
>>541 お菓子作りは計量が最重要だと聞いた
が、あの描写を見る限り熱い鍋みたいなものに触って「熱いっ!」って言ってるようなので……
たぶん料理全般の経験が浅いんだろうな、と思う
キリカに美味しい手料理を食べさせてあげようと指を絆創膏だらけにして努力する織莉子ちゃんの、なんという人妻っぽさよ
たまりません
織莉子ちゃんが作ったクッキー食べたい
やる夫系でもちょくちょく織莉子さんが出演してるけど
結構、知名度あるのかしら
>>545 やるお系ってのがどんなSS(?)をやってるのかは知らんけど
ついった見てるとやるお系書いてておりこ☆マギカ好きな人がいるっぽいんで、
その人が出演させる→知名度upてな感じなんじゃないでしょうか
キリカちゃんを抱きしめて赤面させたい
その後に刻まれるかもだけど、気にしないで思いっきり抱きしめて耳元で愛を囁きたい
で、「私には織莉子がいるから……」って断られたい
恋情ならともかく愛情は否定されたくないなあ
とゆう事でキリカちゃんはもらっていきますね
>>549 織莉子ちゃんが鬼気迫る顔してそっちに全力疾走してったけど
まぁキリカちゃんは可愛い
抱きしめて布団の上でゴロゴロしたくなるくらい(他意はない)
今回の番外編でさらにブーストがかかった感じだなぁ
この調子で織莉子ちゃんの過去編も……アンケート出すか
母親との死別は織莉子さんの人格構成に絡んでそう
過去編でおりこママと久臣パパとロ莉子トリオ見たいな
誰か「AEON -アイオーン-」ってまどかの同人誌知ってる人います?
織莉子ちゃんがでてるらしいのですが・・・
おりこさんが出てる事は出てるけど
ほむらちゃんメインのエロじゃなかったかな
魔法少女バドルの解説とか、ほむらをエロでいたぶるとかそういう内容のはあったんじゃないかな
今のところ、おりキリメイン本というとあれだけでしょう
>>552 青色すぱいらるってサークルでしょ?
確かここの過去スレで報告レスがあったと思う
渋で思ったよりおりこ絵増えないなと見直してたら、たまに下の関連商品に美国織莉子風 コスプレ衣装が紹介されててちょっと吹いた
557 :
552:2012/08/26(日) 23:46:18.05 ID:i/VY9VUo0
>>547 キリカとゆまはあいかわらず、やる夫系でも出番ないよね
AAの数自体はそろってるんだけどなあ
>>558 ゆまは知らないけれどキリカはたまに見かけるよ、織莉子と一緒に
ちなみに知っているのでは、織莉子とキリカの2人ともでてるスレが4つ
織莉子のみが2つ
キリカちゃんににゃんにゃんいわれたい
覆い被さられたい
家主の逆ラッキースケベ期待
いまさらながら、Pixivで「神名あすみ」を知る。
前々から、悪い願い=呪いを契約時の願いにした、ダークサイドの魔法少女ってネタをやってみたかったんだが、見事に形にされた感がした。
こういう風に、大勢に支持されるようなオリジナル魔法少女を作りたいもんだのう。
支持というか、タイミングが良かったというべきか 作り込みも半端ないのもあるけど
願いが周囲の人間の破滅ではなく定義が曖昧な不幸ってのが可愛い
キリカちゃんがコンビニで小銭ぶちまけたのは
あすみんの願いの影響だった可能性が微粒子レベルで存在する・・・?
何言ってんだお前?
定義じゃなくて程度の差の間違いだな
テンプレを用いた妄想だと思ってたけど
ちなみに、ボクチンの考えた、オリジナル魔法少女。見たくない人はスルーしてくれ。
新島亜季(旧姓)
願い:祖父の癌を治す、能力:治癒・身体強化、色:赤紫
武器:パタ(刀身のついた籠手)、ジェム:右手首のブレスレットの菱形宝石
幼少期に小人化したキリカを拾って以来、彼女を慕う妹分。武器はその影響。ゆまより一つ年下。
水上良恵
願い:先々の事を知りたい(現実へのカンニング)、能力:予知、色:白、
武器:ステッキ(魔法少女の定番として、ただし打撃武器としてしか使えない)、ジェム:左目のモノクルの真珠
軽い気持ちで契約したが、織莉子の薫陶を受けて協会幹部としての自覚を持つ。織莉子より30近く年下。戦闘力は最弱クラス。
井戸の巫女
願い:枯れない井戸が欲しい、能力:水を操る、色:青
武器:杖(実際は操った水)、ジェム:首飾りのビーズ
畑の巫女
願い:作物の実り、能力:植物を操る、色:緑
武器:杖(実際は操った植物)、ジェム:首飾りのビーズ
癒しの巫女
願い:人々を病気から救いたい、能力:治癒、色:白
武器:杖、ジェム:首飾りのビーズ
三人とも内戦の絶えなかった某国の村のシャーマン。ほむらを天使と呼び崇拝している。ほむらより10以上年下。
呉桐恵
願い:母達の遺志を継ぐ、能力:重力増加(本人にも影響)、色:黒
武器:鎖、先端は分銅?特大モーニングスター、ジェム:ベルトのバックル部の菱形宝石
身長と性格で間違われるが姉。能力は母の真似だが、重力という形をとる。単純な攻撃力は母以上。
美国莉香
願い:母達の遺志を継ぐ、能力:千里眼、色:白
武器:エネルギー弾、ジェム:チョーカー正面の楕円宝石
身長と性格で間違われるが妹。能力は母の真似だが、現在しかわからない。単純な攻撃力は母以上。
この二人は何らかの形で声がつくことがあるんだろうか
さぁ続きを書くんだ
まぁ声がつく機会は来ないだろうなぁ
ドラマCDとかにならんかなぁとは思うけども望み薄
でも俺は僅かな可能性に賭けてきらら☆マギカのアンケートで短編をよいしょするのぜ
今週末のこみトレで、キリカの小説本が出るらしいね
芳文社の最新ドラマCDらいか・でいずのの主役は碧ちゃんだった
芳文社がつくる気になれば、それなりのものは出来るんだけどなぁ…
芳文社のドラマCDといえば、マジョラムのドラマCDがFEAR通に出てくるマイナー系声優で固められてて吹いた記憶が新しい
>最新ドラマCDらいか・でいず
知らんかった。情報サンクス。ついに出るのか、感無量。
>>576 せっかくで悪いけど、その情報は速攻で調べ終わってるんだ。
覚えてる限りでは8年前からのファンとしては、渇望のCDだ。
10年以上やってて、らいかと同じくオールカラー本とかある朝倉さんとかは何も音沙汰ないな……
その日、立花は店を二十代後半の息子に任せ、妻のミチルとともにワゴン車に乗り込んだ。
還暦もとうに過ぎた彼の髪には白いものが混じり、顔にも深くシワが刻まれている。だが、未だ矍鑠としており店長として自分の店を切り盛りしていた。
ミチルもすでに五十を超え、同じく老いは隠せない。未だ魔法少女協会あすなろ支部長を務めているものの、デスクワークが主であり、戦場に立たなくなって久しい。
そんな二人が出かける先は、信州の山奥にある店で扱う野菜の供給先。普段は宅配業者などに送ってもらうのだが、今回行くのは、そこは魔法少女協会の保養施設でもあるからだ。
協会の保養施設とはいっても、その所有者は管理人たる男性。もともとは織莉子の個人所有のものだったのを、彼女が生前のうちに譲渡したものだ。
そこは彼女が導かれた後も存命中と変わらずに、魔法少女の保養施設であり、また出張する専業魔法少女の無料宿泊施設であり、地元魔法少女達の集会所であった。
ほとんど家事に毛の生えた仕事のため、暇を持て余した管理人は家庭菜園を始め、それは次第に拡大して今や農園と呼ぶにふさわしい規模となっていた。
彼が半ば趣味的に手をかけた作物は、いつしかプロの料理人である立花が店の食材としてわざわざ送ってもらう程のものとなり、ここへの来客の達の舌を楽しませていた。
しかし立花が見た農園は、すべての作物が刈り取られて地肌がむき出しになっていた。さらにはそのあちこちが掘り返されたり、至る所に立杭や土嚢が見受けられた。
「やあ、立花さん、いらっしゃい」
そのなかで地面を掘り返していた麦わら帽に野良着の管理人は、立花のワゴンを見かけると近づいて声をかけてきた。
――老いたな――
立花の目の前にいるその男は、彼よりも若く確か還暦直前くらいだったはずだ。しかし、髪は白く肌は干からびたようで、腰こそ曲がってないもののどう見ても七十過ぎの老人だ。
別に生活が苦しいわけでも、農作業がきついわけでもない。考えられる理由とすれば、ただ二人の妻に先立たれた事。
十年ほど前に二人を相次いで失って以来、彼はどこか魂が抜けたように見えた。もちろん、二人から託された最愛の娘に惜しみなく愛情を注いで育て、管理人としての仕事もこなす。話してみれば以前の快活さもある。
だが、彼は農作業をしているときなどに一人になると、ふと影のある表情で放心している姿がたびたび見かけられるようになった。
「こりゃ、随分思い切ったことをしたねえ」
元農園を見回し、立花はつぶやく。
「ほんと、折角おいしいお野菜ができたのに」
助手席のミチルも追従する。
「しかたないさ。残してても踏み荒らされるだけなんだから。なに、これが終わればまた元通りにするから、来年にはまた野菜を届けられるよ」
管理人は、そう笑った。
まもなく訪れる大規模ハロウィン。彼はこの地をその際の戦場にするため、今からバリケードなどを築いているのだ。
その日、納屋に篭って作業を続ける彼の耳に、ふとノックの音が届いた。
「お父様、そろそろ夕食の時間です」
扉の向こうから聞こえる娘の声に、ふと手元の時計を見ればその通りの時間だ。彼は彼は作りかけの爆弾から手を離し、戸口へと向かう。向こうには二人の娘がいた。
「それにしても、おとーさんがこんな事ができるなんてびっくりだよ。ひょっとして、過激派にでもいたの?」
桐恵が問いかける。
「こらこら、そんな訳ないだろ。これは皆、母さん達から学んだものだよ」
「え? お母様達が?」
莉香が驚く。
「母さん達は、攻撃魔法が苦手だったからね。それでこういう爆弾とかトラップとかを憶えたんだ。
ちなみに、それを教えたのはほむらさんだったそうだ。昔はほむらさんも攻撃魔法が苦手だったらしい」
「ええっ、ほむらオバサンが?」
二人にとっては、天駆ける天使として名を馳せた彼女が、まさかそんな過去をもっていたとは初耳である。尤も、そもそも桐恵と莉香が契約したのは母を含む協会創立メンバー導かれた後のことだから、ある意味仕方のない事かもしれない。
「……創立メンバーの方々の偉大さを、改めて感じました」
莉香が呟く。
「うん。きっと、自分達の魔力じゃ足りないことを成し遂げようとして、こういうことを学んだんだと思う」
桐恵も呟く。
三人は顔を見合わせ、今回の大規模ハロウィンにおいて、一人の犠牲者も出さないことを誓いあった。
スレ違いだからあんま振らないかまどかの影響であおちゃんのクールキャラ減ってきてるから楽しみだのう
よそ(ブラジル)はよそ うち(日本)はうち
キリカちゃん今日も魔女退治お疲れ様
織莉子ちゃんの淹れた紅茶でも飲んでサタデーナイトを楽しんでね
織莉子ちゃんの股関くんかくんか
不良少女A「あそこは、魔法少女協会の別荘だってよ」
不良少女B「しかも、魔法少女が住んでるんだってよ」
不良少女C「じゃあ、きっとグリーフシードがたっぷりあるに違いない」
協会に属さない不良魔法少女達が、魔法少女の保養施設の襲撃をかけようとする。
QB「ボクとしてはお勧めしないね」
不良少女A「うっせぇ、てめえ、チクるんじゃねーぞ」
QB「そういうことはしないけど、きっと無駄だと思うよ」
保養施設敷地に入ってすぐ。
莉香「警告します。敵対的な理由でこれ以上進むのでしたら、姉さんが黙ってはいません」
不良少女B「てめえ、キュゥべえ! バラしやがったな!」
QB「ボクはそんな事しないよ」
莉香「私たちは、あなた方が接近しているのに気づき、ずっと監視していました。
三丁目の交差点で、看板を見て駄洒落で笑っていたのも、二丁目のコンビニでジュースを買っていたのも、みんな知っています」
不良少女A「くそっ、ばれてたのか。かまわねえ、行っちまえ」
強襲をかけようとして、途端に倒れる不良魔法少女達。
桐恵「悪いけど、動きは封じさせてもらったよ」
どんなに頑張っても、超重力のため身動きできない不良魔法少女達。
不良少女B「て、てめえ。このヤロー」
莉香「今日の襲撃は失敗したのですから、一旦撤退する事をお勧めします」
不良少女C「く、こんなもの……」
桐恵「あ、まだ立ち上がれるんだ。だったら、重力倍増だね。下手したら骨が折れるけど、いいの?」
不良少女A「ああ、もう、今日は撤退だ。引き返すから、魔法をといてくれ」
莉香「姉さん」
桐恵「りょーかい」
魔法が解かれて、不良魔法少女達は立ち上がる。
莉香「そうそう。あなた達がジュースを買ったコンビニの傍の公園に、何体かの魔獣が結界を張って潜んでいます。グリーフシードが欲しければどうぞ」
逃げ出す彼女達に、莉香はそう言い残す。二十分後、莉香の千里眼にはその魔獣の消滅が感じ取れた。
莉香「よかった。犠牲者が出ずにすみました」
この奇妙な協力関係は、その後しばらく続くことになる。
どんなに持ち上げても大量殺人犯したことに変わりはないよね
うn
当たり前だろ
これは酷いMP
いつもおりおり
貴女のそばに這い寄る予言者
オリラトホテプです!
とりあえず乳揉ませろや
マミさんと一緒に俺を挟めや
デリヘル☆マギカ外伝か…
ああ、動いて声のついた織莉子、キリカ、ゆまが見たい
まどポにおまけでもいいから出てほしかった
ほむらdisったカプの出番いらね
うn
disったとは失礼な
おりこのぼっちとキリカのコミュ障は煽りネタでもなんでもないガチだぞ
今回の外伝で「契約したら友達できたよ!」とか言ってるけどその友達みんな
キリカが皆殺しにしたんだからな
…「実はいい子だったんです」路線はこの二人じゃ無理だ…orz
「元はいい子」路線なら問題ない、続けたまえ
元はいい子
それってどうみてもきららの話
お前らが暇なのはわかった
もっとティロってマミーっていう同人ゲームにおりキリのエッチなCGがあったけどやった人いる?
ついでにゆまちゃんのもあるけど…
それはまことか
今でも売っているのかそのゲームは
おはおりキリゆま
VIPのキャラスレ落ちちゃったよ織莉子ちゃんキリカちゃんゆまちゃん
水遁されたから立てれないよぉ
VIPにキャラスレなんてあったのか
>>602 サンプル見てきた
いいのう、いいのう…
おりキリのエロ絵なんぞ、実用にはならんね。
というか自分にとっては、まどマギ全員のエロ絵は実用にはならん。
彼女たちが幸せな生活を送っているイラストこそ至福。
エロ絵に興味がないわけじゃないけど。
同じくそんな感じで、他人に強要するものでもないけどね
まぁ水着でポーズとか、ショッピングのシーンとか、おうどん食べてたり、みたいのはウェルカムですね
あれ?
ん?どした
その日、信州山奥の農園に一人の青年が尋ねた。
丁度土木作業をしていた農園管理者の老人が対応したところによれば、青年はハイキングの途中で道に迷ったのだという。老人は丁度若い娘達が持ってきた麦茶とクッキーを青年にも振る舞い、町への道を教えた。
町へ戻り電波の通じるところへきた青年は、早速隠しカメラで撮影した映像を雇い主である冬木市の市長へと転送した。
悪しき魔術師を倒し、攫われた子供たちを開放し、マミとほむらが消えた夜。織莉子とキリカは市庁舎へと戻っていった。
事の顛末を聞いた市長は、魔術師社会での市の管理者たる本家へと連絡を入れた後、数枚の写真を取り出した。曰く、二人から聞いた場所へ赴いて撮影したものだと。
二人はそれを見ると落涙し写真をしっかりと抱きしめ、口々に感謝の言葉を述べる。
夜、マスターが寝静まった後に二人は語り合う。
「キリカ、桐恵と莉香そしてお兄様の未来が見えました」
「そうか、一体どんな未来なんだ?」
「二人とも、既に魔法少女となっています」
「なんてことだ! だとしたら、今度のハロウィンには確実に巻き込まれるじゃないか!」
「ええ。しかも悪いことに、ハロウィンは明日に迫っています」
「なんだって! じゃあ、早く決着をつけないと……」
「ええ、マスターには悪いですが、例え私たちが負ける事になろうとも、明晩の真夜中までには決着をつけねばなりません」
二人は明晩への作戦会議に入った。
……全然書けない。
「きらマギvol2でも読んでリラックスしな、おりキリの面倒は俺が見といてやるよ」みたいなフレーズが浮かんだ
しかし随分と静かになってしまったね、致し方ないことだけれど
なあに、あと一ヶ月もすればおりこ外伝後編の話題で持ちきりになるさ
そうはいうがな、大佐 予想はしていたが妙なもの一緒に甦らせてしまったようだな
しかし■美国織莉子■コスチュームとか見る度にマニアックなものを作りおって…と思わざるをえない
長屋とフェイマギとやぬマギが存命なら心配することはない
Fateマギカと、家主マギカはわかるんだが、長屋が分かりません。
案外やぬマギと長屋あたり同一人物かもしれないとか思いつつ、続きを待っている
長屋は変態すぎてどうしようもない織莉子ちゃん(ほめ言葉)作品の作者と記憶している
長屋と家主の人は文章が酷似してるし、多少はね?
でももう来月にはきらマギ出るんだなあ。
後編じゃなくて中編になってたら笑うけど。
番外編はゆま編も読みたい
別に長く続くならそれはそれで一向に構わないけどね、問題はきらマギがいつまで刊行されるかということか 主に単行本化の意味で
まどマギとは関係ないけど、ズワルト世界のネクロマンサー能力でSGを見ると
「こっちに魂移っとるーッ(カビーン)」みたいになるんだろうか
たゆまぬ努力、四季おりおりキリキリ舞い
買出し中に家主がキリカ母をキリカと間違えて声をかけてしまうというファンタジー(にじそうさく)
シーンが少なくて判別しにくいけど、同棲状態でなくて通い妻方式だったんだろうか、やはり
デフォルメされてるからか、けっこう若くて可愛いよな>キリカ母
>>614 なんで「男性Mサイズ」なんだろうな、あれ……
626 :
地獄の三題噺:2012/09/15(土) 22:21:37.95 ID:h+sc8Xl20
うん、まあ、いつものアレだ。すまないがスルーして下さい。
・キリカちゃん、蜂蜜プレイ、鼠浄土
・織莉子ちゃん、地面とキス、バンジージャンプ
・織莉子ちゃん、刺青、父の罪状
・織莉子ちゃん、万力、縁起物(禅僧)
・織莉子ちゃん、縁起物(禅僧)、川原の草むら
・織莉子ちゃん、縁起物(禅僧)、路地裏のゴミ溜め
・織莉子ちゃん、洗顔、pH1
外伝が、こういったものの執筆意欲とは無縁でありますように。
>>625 一応というか、ちゃんと女性用のもあるけど なぜかページが別けられているという不思議
おりこちゃんデカ女だから
(また2m理論さん)きたか…
そいや、渋におりこちゃん風邪ひきイベント着てたよ
その晩、鹿目ゆまは夫を起さないようにそっとベッドを抜け出す。
必要な荷物は衣服も含めて、先に現地に送ってある。だから別室で手早く着替え、ほぼ身一つで家を出ようとする。
「どこへ行くんだ。ゆま」
廊下へ出た彼女に、タツヤが立ちふさがった。
「うん、ちょっと協会の用事で、ね。大丈夫よ、いつものように戦いじゃないから」
十年前に七人の創立メンバーが次々に導かれて以来、最後の創立メンバーとなった彼女は他の主要メンバーによって実戦からは外されていた。
「亜季さんから聞いたよ。ハロウィンの夜が近いって」
タツヤはゆまを見据える。彼女の嘘を視線で貫き、真実を暴こうとするかのように。
「それに向けて何か準備をしてるって、一人でいるときに思い詰めた顔をしてるって、全部、聞いたよ」
「……ごめんタツヤ。あたし、どうしてもやらなくちゃならない事があるの。それはあたしじゃなきゃできない事なの。だから、行かせて。大丈夫、別に危険な事じゃないから」
「駄目だ」
にべも無く拒絶される。
「だったら、何で前々から言わないんだよ。なんで亜季さんや良恵ちゃんにも秘密にしてるんだよ」
ゆまは答えない。答えられない。今回の計画は、恐らく彼女の全魔力を消費する恐れの高いもの。だから答えられるわけがない。
「行くなよ」
タツヤはゆまの両肩をしっかりと掴む。
「ごめん」
そう言うとゆまは手を振り解き、タツヤに口付けをする。と、彼の体が動かなくなる。
「ごめんね、タツヤ。きっと、きっと戻ってくるから……」
ゆまはタツヤの脇を通り過ぎてから、背後の彼にそう言う。それは目を合わせていたら、とても言えない事。
そうして玄関に向かう彼女の耳に、搾り出すような怨嗟の声が届いた。
「魔法少女なんて、大っ嫌いだ」
その日の夕暮れ、軽食の店レパ・マチュカのドアには閉店の札と本日貸切の張り紙。
客は店の椅子よりも多い三十余名で、上は五十過ぎから下は十そこそこまでの老若取り混ぜた女性達。あすなろ市魔法少女隊「プレイアデス」の歴代メンバー達である。
場所の提供者である立花ミチルの乾杯の音頭とともに、ささやかな宴が行われた。
今夜は魔獣の大量発生するハロウィンの夜。その規模は、現役を退いたメンバーをもかき集めねばならない規模のもの。
ミチルなどの最年長メンバーの中には久しぶりに顔を合わせる者もおり、昔話や近況報告などに花を咲かせていた。
不意にその会話が途切れる。別にたまたま全部の会話の終了タイミングが合ったわけではない。全員にテレパシーが届いたのだ。
キュゥべえの各個体間の思考同調システムで中継した、広域テレパシー放送。発信源は、見滝原の魔法少女協会の現会長である良恵だ。
「皆さん。魔獣発生の時刻になりました。これより作戦名『ハーメルン』を開始してください」
魔獣は夕暮れとともに活性化する。実際に感覚を凝らしてみれば、あちこちで魔獣が発生したり結界から出て活動を開始しているのがわかる。
「それから、皆さんにお願いがあります。どうか、生き延びてください。家族、恋人、友人、そういった貴方がたの大切な人達を、悲しませないようにして下さい。以上で、連絡を終えます」
あとの見滝原からのテレパシーは、予知による個別の警告だけだ。
「じゃ、皆、そろそろ出発ね。悪いけど宗一郎さん、片付けをお願いね」
彼は妻と向き合う。
「すまない、ミチル。こんな事位しかできなくて」
男は魔法使いにはなれない。だから戦いに参加することはできない。
「ううん、そんな事ないよ。あなたがいたから、あたしは頑張れたんだよ。
あたしにとって、あなたは守るべきもの、帰るべき場所の象徴だもの。それがあたしに力をくれたんだよ」
長年連れ添った二人は、視線を合わせる。
「じゃ、行ってくるね。大丈夫、全員で帰ってくるから、ちゃんと祝勝会の準備もしててよ」
「ああ、ちゃんと明け方までにはご馳走を用意しておくよ」
彼は無理に微笑むと、妻やその仲間達を送り出した。
ハーメルン作戦。もちろんそれは、鼠退治の昔話を元にした名称である。
魔法少女の命は最高の美味らしく、彼女達に気づいた魔獣はただの人間などそっちのけで追いかけてくる。それを利用して魔獣を誘導するのは、普段から行われている戦法だ。しかし今回は集めた後が違う。
普通は囮役が集めたそれを、待ち構えていた他の魔法少女達による総攻撃で殲滅する。だが今夜はハロウィンの夜、その圧倒的な大群相手では到底殲滅などできはしない。
代わりに今回は、魔獣を人里離れた場所に放置する。獲物を見失った魔獣はさ迷い歩き、やがて日の出と共に結界を張ってその中に隠れる。
もちろん魔獣は翌晩に再び活動を開始するが、てんでばらばらに動いた結果、それはもはや群れをとは言えない。楽に各個撃破できる。
だが、これには幾つか問題がある。まずは場所、即ち確実に人里離れた場所でなければならない。中途半端な場所だと、数少ない人家に大量の魔獣が押し寄せる事になる。
次に作戦の実行者、即ち囮役の問題だ。魔獣が獲物を探してでたらめに彷徨う速度は遅い、人間の歩行速度と大差ない。だが獲物を見つけた際は自動車並みの速度が出る。
それに追いつかれぬように逃走し、さらには放置場所で引き離せるだけの速度を持つ魔法少女は決して多くはない。
しかもただ逃げるだけではない、後ろからの攻撃を防ぎつつの撤退戦だ。それなりの戦闘能力――特に防御――も必要だ。大規模なハロウィンとなれば、その攻撃の激しさはいつもの比ではない。
それ故に今回囮役となれる者は非常にわずかで、しかも死の確率は格段に跳ね上がる。
数ヶ月前にそれが予知されてから、多くの魔法少女達はそれぞれ対抗策を練っていた。メンバーの選出、放置場所、逃走経路、逃走の補助などなど。
その中で、とある地域の魔法少女達は積極的な戦闘のための準備をしていた。
その地域は魔法少女が少なく、尚且つ全員が協会に所属しているわけではない。だから大規模ハロウィンの情報はキュゥべえを通じて伝わっているものの、協力体制は期待できない。
そんなとき、より積極的な戦闘を提案してきたのが、その地域のチームの中心となる二人の父親、即ち保養施設の管理人である。
かくして、現会長である良恵から場所の使用と作戦成否の承認を得て、保養所はちょっとした要塞となっていた。
無論、これだけで魔獣を殲滅できるわけではない、あくまでもメインはハーメルン作戦だ。ただ少ない人数で魔獣を集めきるまでの時間稼ぎと、あわよくばその際に少しでも魔獣を減らそうとする試みに他ならない。
乙で
区切り区切り投下なんで、乙すべきなのか少し悩む
ほむらdis漫画いらね
ほむぅ
>>632 ユウリ様、真ユウリさんの料理スキルはコピーできてなかったのか
そりゃコピー能力じゃないですから
彼は塹壕を掘り、出た土で作った土嚢をその前に積み上げる。かなりの重労働だが、疲れを知らぬように彼は働き続ける。
「なんかおとーさん、活き活きしてない?」
ジャージ姿で土嚢袋を運びつつ、桐恵がテレパシーでつぶやく。
十年前に二人の妻を相次いで失って以来、彼は急に老け込んだ。未だ還暦前だというのにその頭髪は全て白くなり、七十過ぎにしか見えない。日頃の様子にも、どこか魂の抜けたようなところがあった。
しかし今回、要塞化のための土木作業をする彼の目には力強い輝きがあり、そのきびきびとした動きには歳相応以上の生気が満ち溢れている。
「お母様達の敵討ち、って事なのかしら?」
同じくジャージ姿で杭を運びつつ、莉香が答える。
「成る程ね。だからこんなに一生懸命なんだ」
「私達も頑張りましょう」
「うん」
姉妹は頷きあって、二人の母の命を奪ったハロウィンの夜への戦意をより一層固くした。
「あら、お客様。……あの娘達ね」
千里眼の莉香が呟く。気絶でもしてない限り、彼女は常時半径1kmの魔法関係の出来事を把握している。
「よう」
茶髪や化粧にピアス、それに派手な服装のいかにもな四人の不良娘がやってきた。この地域に住む、協会に属してない魔法少女達だ。
ここ何年にも渡って、莉香は魔獣の隠れている場所を幾度も教えており、彼女達とはある種の協力関係を築いていた。
「今日は。今日はどんな御用かしら?」
そう、莉香は尋ねる。向こうにいた桐恵が、警戒の表情で莉香の傍に来る。
普段だったら彼女達は「魔獣の居所を教えろ、さもなきゃグリーフシードを寄越せ」と威圧的に出てくるはずだ。それが今日は妙に大人しい。
「キュゥべえから、そろそろハロウィンの夜だって聞いたからよぉ……」
代表格の髪の長い三白眼の不良少女が口を開く。
「あんたらと一緒に戦ったほうが、いいんじゃね? ってことになってよぉ」
ガングロ少女がそう続ける。
「言っとくけど、協会に入るわけじゃないからな」
ギャルメイクの少女が念のために宣言する。
「あと、あんたらの下につくわけでもないからな」
鼻や唇にピアスをつけた少女も釘をさす。
「ええ。協力していただけるのでしたら、そちらの条件は呑みます」
「うん。強い仲間は、一人でも多いほうがいいからね」
「じゃ、そうね。お茶がてら作戦会議といきましょうか」
莉香が提案すると、桐恵は父親を呼びに行った。
夕暮れ時、保養施設に残るのは管理人親子のみ。その敷地内にはバリケードが築かれ、さらには埋設された爆発物につながる幾本もの電線が張り巡らされている。
起爆スイッチの操作は管理人、拠点防衛のための要員は桐恵、そしてこの地域の総指揮官は莉香である。
他の十人程の魔法少女は既に近隣地域に散っている。彼女達には、織莉子とキリカによって溜められていたグリーフシードが分配された。
「今回の戦いは、あくまでも誘き寄せるだけです。決して無理はしないで下さい」
「ここまで来れば、あとはこっちで片付けるよ」
出動する魔法少女や魔法使い達に、莉香と桐恵はそう釘を刺した。
続いて莉香は、父に魔法をかける。
「お父様、少し目をつぶっててください」
「ん、こうか?」
眼前に、彼女の手がかざされるのを感じた。
「もういいですよ、お父様。これで魔獣を見ることができます」
莉香の魔法は“見る”事、彼女の声に目を開けると、部屋の隅に白い縫い包みのような動物が見えた。
「やあ、君にとっては久しぶりだろうね」
「インキュベーターか」
ずっと昔、彼がまだ学生の頃、織莉子とキリカによって彼の前に姿を現した事があった。
「今日はボクは伝令係だよ」
「大丈夫なのか? 戦う力はないんだろ?」
「大丈夫だよ。伝令とは言っても、テレパシーの中継だから。
それより、今回の戦いは非常に興味深いね。僕らの戦略にも大きく影響する事だよ。
もし魔法の使えない人間でも十分な戦力となるのだったら、厳選した人間を相手にもっと積極的に魔法少女の存在をアピールするべきかもしれないからね」
「ご期待に沿えるよう、頑張ってみるよ」
莉香は現在、自らの知覚を拡大し半径10kmの状況が俯瞰して見ている。その中で、魔法少女や魔獣はその中で光点のように目立つ。時折それら光点にい意識を集中すれば、仲間達の状態が確認できた。
彼女は魔獣や魔法少女達の位置を確認し、魔力を消費して距離を伸ばしたテレパシーで彼女らに指示を飛ばす。不意打ちを受けないよう、魔獣の取りこぼしのないよう、そして犠牲者の出ぬよう。
やがて市街地の魔獣を集められ、誘導されてこの保養所の1km内に接近した。
「姉さん、魔獣が集まりました。いよいよあれを使うときです」
「分った」
二人は庭に出て天を仰ぎ、両腕を掲げる。莉香によって魔法視覚を与えられていた管理人には、二人の動きに合わせてぼんやりと輝く雲のようなものが姿を現すのが見えた。
「これは……?」
娘達に問うと、背後から声が、いやテレパシーが帰ってくる。
「あれは二人の、契約時に放出された魔力だよ。君も知っているだろう? 魔法少女は契約時に爆発的な魔力を放出して、その願いを叶えるって」
「それは十年も前だろう? それがなんで……」
二人の娘は高らかに宣言する。
「私達の願いは、おかーさん達の遺志を継ぐこと」
「そのために、今日この日まで取っておいた魔力を開放します!」
二人の声が重なる。
「これが、私達の祈り、願い!」
その声に応じて、仄かだった天の光雲が輝き増す。薄ぼんやりとしたそれから昼の空のように、昼の空から太陽のように。そして、それが爆ぜた。
輝きが天を覆い尽くし、それに照らされた辺り一帯は白く染まる。そして天を覆いつくした輝きから、無数の光が矢となって放たれた。
それはさながら、光の豪雨。あの晩、母親達が命と引き換えに呼んだ女神の矢。
天空の輝きは総て矢となって流れ、やがてはるか遠くの方で無数の輝きが見えた。それは着弾、それは魔力の開放、それは魔獣の殲滅。
莉香は目をつぶり、千里眼を研ぎ澄まして周囲の状況を探る。
「第一陣、魔獣は殲滅しました。第一陣のメンバーの皆さん、グリーフシードを回収後、速やかに第二陣のメンバーと合流してください」
今のは近くの市街地から集められた魔獣を滅ぼしただけ。遠方から集められた魔獣たちはまだ残っており、何人かの魔法少女達がそれを誘導している最中だ。
今晩はここまで。
次は家主の最期まで書けたらいいな……
せんせー、キリカちゃんがヴァルハラから帰ってきません
織莉子ちゃんにイかされて帰って来れないキリカちゃんとな
ここも過疎ってるねえ。
おりマギがアニメ化するまで諦めない
織莉子ちゃんのエプロン姿も可愛いよね
自分の中では、キリカちゃんも織莉子ちゃんもゆまちゃんも可愛い可愛い子供のように映ってしまうから
織莉子ちゃんキリカちゃんゆまちゃんで上手い描き分けができない
それができる人は、凄いなぁと思う。
いつも利用している電車には
黒い髪をショートボブでそろえた女の子が乗っている
おとなしめで、物静かな子だ
周りの制服から推測するに、彼女もまた近所にある学校の生徒だろう
周囲が友人などとめいめいだべっている中彼女だけ一人、本を読んでいた。
ブックカバーで本の題は読みとれなかったが
ちらりと向こうを見たときに本の内容を盗み見ることができた。
“ニードルフェルト”なる単語が読みとれた
その文字列の意味するところなど自分には知る由もない
得られたのはどうやら彼女が手芸に興味を持っているという事くらいだった
顔立ちは整っていて、黒い髪をヘアピンで留めている、とても真面目そうな女の子だった。
これが彼女――呉キリカ――への自分が抱いた第一印象だった
おぉ、ご本人が
たしかにエロいんだが…モロはよくない、想像力を差し込む隙間がない
その防弾チョッキみたいのでおっぱい隠して、所々煤で顔が汚れてて
野性的で挑戦的な上目遣いをさせたらもうなんかそんな織莉子ちゃんとか格好良すぎて濡れる
バイオハザードのアリス(だっけ?)みたいに、綺麗だけどやたら強い女の子って燃えるよね
それでもゾンビが怖くて半泣きになっちゃう織莉子ちゃんきゃわわ
おいで。
2巻ラスト、なんか二人の魂が救われた的なオチになってるが、それは許せん。
虐殺をした二人は、その罪にふさわしい刑罰を受けて苦しむべきだ。具体的には地獄行きな。
そもそも何の罪もない早乙女先生他、狩られた魔法少女達や見滝原中の犠牲者達の魂はどうなったんだ。
この虐殺犯どもの魂が救われるんなら、犠牲者達の魂も救われるべき。
念のため言っとくけど、単純なアンチ扱いはせんでくれよ。
彼女らを愛しているからこそ、死後の生だの夫や子供だのを与えたんだから。
そういえば、変身する時瞬間的ではあるけど全裸になるんだよな…ふむ
織莉子ちゃんprpr
キリカちゃんprpr
町内各地に設置されたスピーカーから、教会の鐘の音が流れる。続いて録音された女性の声。
「五時になりました。良い子の皆さんはお家に帰りましょう」
その声を聞いて、市庁舎の市長の執務室にいた二人の若い女性は顔を見合わせる。
「市長、すみません。そろそろ時間になりました」
「すまないけど、これで上がらせてもらうよ」
臨時秘書であった市長の親戚である二人は、申し訳なさそうにそう口にする。
いっしょに資料整理をしていた秘書が顔を上げる。
「ん? もうそんな時間ですか。お家の都合とはいえ、有能な人手がいなくなるのは残念ですよ」
市長も書類から顔を上げる。
「……そうか。もう、そんな時間か。じゃあ、もう上がっていいよ。
……そうそう。二人とも、ちょっとそっちの部屋に来てくれないかな」
市長はなにやら思案して二人を別室に誘う。
隣接する市長の宿泊室にて、マスターたる市長は二人に向き合う。
「これから戦いに赴く君達に、選別だ」
マスターたる彼は、左手の甲にある楕円形の令呪を見せる。魔術師である彼はそれを指でなぞり、呪文を唱えた。
一瞬の輝きとともに令呪が消え、代わりに織莉子が仄かな輝きに包まれる。
「これは……魔力ですか?」
「そうだ。令呪を魔力に還元して、君達に与えたんだ。君達の戦いに直接力を貸すことは禁じられているけど、最後の戦いなんだ、これくらいならいいだろ」
「ありがとうございます。マスター」
「ありがとう、マスター」
二人は感謝の言葉を述べ、部屋を出て行く。市長の胸に、隙間風のような寂しさが吹き抜けていった。
>>654 大丈夫だって。本編の主役コンビ二人がどれだけ殺してると思ってるんだ
…まぁ意図的に殺した数じゃキリカがぶっちぎりトップだけど
次いで「かずみ」の双樹?
双樹さんは原作者自らが「双樹はただの外道」って言ってるからな
でもカンナさんにだけは外道呼ばわりされたくないだろうがw
双樹ちゃんもおっぱいおっきいなぁって思うよ
母乳がおいしそう
スレチだけど
織莉子ちゃんのおっぱいprpr母乳prpr
おっぱいか…そんなにJCのたわわなおっぱいにやらしいことしたいのか…ッ
織莉子ちゃんのおっぱいprpr
織莉子ちゃんのおっぱいprpr
織莉子ちゃんのおっぱいprpr
織莉子ちゃんのおっぱいprpr!!
織莉子ちゃんのおろろろろろろを眺めていたい
そして一生懸命介抱してあげたい
おろろを真空パックで冷凍して保存食にしたい
織莉子ちゃんかわいい
おりマギの続きが出せないなら別冊で脇の話を出してくれれば…
今日も彼女は一人で本を読んでいる
相変わらずブックカバーがされていて何を読んでいるのかわからない
しかしその薄桃色の唇をたどたどしく動かしているのを見ると、その本はおおよそ趣味関連のそれではあるまい
舌や唇を噛むような口の動きからするに、日本語の読み物では無い。単語帳だろうか。
物の数分で五ページ程を片付けた彼女は、カバンにそれをしまい込んだ。
今の子らしからぬ、パンパンに太ったカバンだった。
そしてしばらく朝のラッシュに揺られ、彼女は降りていった。
明日もまた会えるかな。
キリカちゃんをたかいたかいしたい
「子供扱いしないでくれないかっ」って怒ったらなでなでしたい
キリカワイイ
織莉子さんの脇は臭そう
またそうやって・・・
うーにゃー
にてるよね織莉子ちゃんと
来月のズワルト休みか
おりこに全力投球中かな
そうか、1つ読むのが減るのは残念だ と思ったら「すてマ!」がきらマギから劇場公開記念ゲストで吹いた
10/10が待ち遠しいけど、前半がわりとほのぼの(?)だったから後半は酷いことになるんだろう マギカ的に考えて
てゆーか、本編のあの壊れたキリカに繋がる話だろうから、
ほぼ間違いなく酷い展開なんだろうな
楽しみなような怖いような
とりあえず織莉子の出番も増えるといいな
その晩、鹿目タツヤは魔法少女協会本部に詰めていた。
妻であるゆまが失踪してすでに一週間以上が過ぎていたが、未だ協会では消息はつかめていない。キュゥべえは何か知っているようだが、堅く口止めされているという。
ハロウィンの夜に至るも未だゆまの消息は不明、居ても立ってもいられなくなった彼は、無理を言って協会に来る。
とは言っても、彼にできる事といったら、今夜の作戦にくわわっている魔法少女達に大食堂の厨房を使ってお茶や軽食を出すくらい。
周囲では年端も行かない少女達が生死を賭けた戦いをしているのに、大の大人が何も出来ない。物心ついた時から漠然と抱いていたその思いは、今明確な形となってタツヤを苦しめる。
そんな折、現会長良恵の補佐をしていた圭子が、タツヤを呼びに来た。なんでも直々にお願いしたいことがあるそうだ。
見滝原市郊外の山中、押し寄せる魔獣に五人の魔法少女や魔法使い達は苦戦していた。
ここに集うのは精鋭部隊。市内各地から集めた魔獣を引き受け、ここまで誘導してきた移動と戦力に優れた者達だ。
別にここでその総てを滅ぼすわけではない。しばらく防戦をしつつ、突破口を作り出したところで一気に離脱する。あとは獲物を見失った魔獣は彷徨い、夜明けと共に結界を作って隠れるだろう。
とはいえ、今夜は“ハロウィンの夜”圧倒的な数の魔獣に、未だ突破口を見出せないでいる。
キュゥべえを経由して、本部の良恵から時折連絡がくる。今から十分後に、誰それが背後から魔獣の攻撃を受けて死ぬ可能性がある。また別の魔法少女が五分後に味方の盾になって死ぬ恐れがある、等々。
その度ごとに彼女達は戦術や陣形を変え、その不幸な出来事を回避していた。しかし、このままではいずれ力尽き、全滅してしまう。
そんなとき、一つの連絡が届く。
「救援を送りました。あと十分持ち堪えて下さい」
やがて戦い続ける彼女達の目に、山肌を走る一対の明かりが見えた。自動車のヘッドライト、この山中を誰かが車で通過しようとしているのだ。
魔法少女や魔法使いの魂は魔獣にとって美味である。だから彼女達が居る限り、一般人は襲われる事はない、普通は。
長引く戦いに、魔獣も相当疲弊しているだろう。手近な餌として、その通行人を襲う可能性は皆無とは言い切れない。
このまま離れたところを通過する事を願っていたが、車はそのまま戦場へと向かってくる。
ヘッドライトが戦う彼女達と魔獣達を照らし、そしてそのまま車体がつっこんできた。それは見覚えのある、魔法少女協会のワゴン車だった。
車は魔獣の群れに直撃して轢き潰し、或いは急ハンドルで車体をスピンさせて薙ぎ倒す。ことここに至って魔獣もそれを敵と認識し、その手から致死性の光条を放つが、総て車体ではじかれる。
よくよく見れば、その表面には魔力によるコーティングがなされていた。
車は幾度もハンドルを切って魔獣の包囲網の一角を蹂躙して崩すと、そのまま魔法少女達に横付けする。
側面のドアが開き、一人の魔法使いが顔を出した。
「皆、迎えに来たわ。早く乗って!」
防御力に優れるものの、攻撃や移動速度に劣っていたため、作戦の最終段階からは外されていた一人だ。
運転席を見れば、そこにいるのは眼鏡をかけた男性。本部にいたタツヤだった。
彼女らは光条を掻い潜りつつ、ワゴンに飛び込む。最後の一人が後ろ手でドアを閉めたのを確認すると、タツヤが叫ぶ。
「行くぞ、捕まってろよ!」
アクセルを踏み、魔獣を轢き潰しつつ急発進する彼の顔には、長年の苦悩から開放されたような笑みが浮かんでいた。
魔法少女協会保養施設、その夜そこは激戦場と化していた。
「皆さんに悪い知らせがあります」
第一陣の殲滅後、莉香は施設の中からキュゥべえに中継させた広域テレパシーでそう告げる。
「先程の攻撃で魔獣の第一陣は殲滅しました。当初の予定では、続く第二陣だけを山中に誘導すればよいはずでした。
しかし先程の矢の雨で、当初予定したいた地域外からもさらに多くの魔獣を呼び寄せる結果になってしまいました。申し訳ありません」
「数はどれくらい?」
すぐさま問いかける思念がする。
「第ニ陣と同程度です」
「じゃあ、なんとかなるじゃん」
「そうそう、あたしらお留守番で暇になるかと思ってたけど」
第二陣をここに集めた後、魔法少女の半数が魔獣を挑発しつつ山奥に誘導し、残りはここで待機することになっていた。
「ここ要塞なんだから、その第三陣にもしばらく持ち堪えられるでしょ?」
「そしたら、第二陣を撒いて戻ってきた連中と、挟み撃ちにすればいいじゃん」
「そうそう。もし、やばいんだったら、良恵さんから警告が来るでしょ? それがないんだったら、まだ大丈夫って事だよ」
魔法少女達の士気は高い。莉香はこの場での第三陣の殲滅を決意した。
まずは第二陣を集めきるまで持ち堪えねばならない。
莉香の千里眼で、周囲一体は把握できる。やがて、何人かの魔法少女が魔獣を引き連れてやってくる。
「お父様。C(チェリー)8です。モモカさん、そのまま正面のバリケードを飛び越えて、すぐに伏せて。……ファイア!」
「よし!」
テーブルの上にごちゃごちゃとした配線とともにずらりと並ぶスイッチ、その一つに手をかけていた管理人がスイッチを入れた。と、遠くから鈍い爆音。
「モモカさん、もう大丈夫です。次に来るミズキさんの支援、お願いします」
「オーケー」
バリケードの後ろから飛び出した魔法少女は、できたてのちょっとしたクレーターを飛び越え、後続の仲間の下へと向かっていった。
続いて彼女は、別の場所へと意識を向ける。姉の桐恵が地面から伸びる無数の鎖で魔獣を拘束しているのが見えた。
ちなみに魔獣は質量が小さいため、実は重力増加は殆ど通用しない。そのため桐恵は、もっぱら魔法で生成した鎖の重量を増す事に使っている。
「姉さん、そのまま固定していてください。お父様、G(ゴールド)1、ファイア!」
彼がスイッチを反対に傾けると、再び爆音が轟く。
「うん、片付いた。次はどこ?」
桐恵が問う。
「次は……、E(エルフ)10です」
「りょーかい」
姉は次の地点へと跳んでいく。その地点では、魔力で強化されたバリケードに籠もっている魔法少女が一人いる。
今度は桐恵が鎖での束縛を行うだけに留め、通常の攻撃を加えつつこれから到着する魔法少女を待つ。
まだ第二陣が全部到着したわけではない。第三陣のことを考えれば、設置した爆弾の使用は極力控えるべきだろう。
今夜は長い夜になりそうだ。
雨が降っている。俺は傘を差して歩いている。雨粒によって巻き上げられた埃が特有の臭いとなって鼻腔をくすぐる。
もう季節は秋と言っても良い頃合いで、俺としてはこの時期は不安定な気候から身体の不調が心配になる。
今もまた、雨のせいで纏わりつくような湿気と低い気温とが同居していて大層に不快だ。
まごまごしていると俺の身体は冷え切ってしまい、もう暫くすれば骨の芯から響くような痛みを伴う悪寒を俺へともたらすだろう。
それはごめんだ。
そういうわけで、俺は早足で雨の道を歩いている。雨脚が強くなるにつれ俺の歩くペースも早くなっていき、気付けばほとんど駆け足となってしまっている。
そうするお蔭で身体があったまるので、そう悪いことでもないのだが……運動不足のこの身にはなかなか辛いものがある、と言うのも事実ではあった。
脹脛がびきびきと悲鳴を上げる。
痛みを訴える軟弱な肺と心臓とに鞭打って、俺は家路を急いだ。
「おにーさーんっ!」
響く声があった。甲高い、それでいて二次性徴前の少年をも思わせる中性的な声だ。
考えるまでもない、声色、トーン、呉キリカのものだった。
ごすん、と腰骨から頭頂部へと突き抜けるような衝撃が走る。キリカによる体当たりともハグともつかない親愛の表現だ。
もう毎度のこととは言え、いかにキリカがチビだろうと[ 検 閲 ]キログラムの物体がそれなりのスピードでぶつかってくるのだから、その衝撃と言うのは結構なものだったりする。
例によって俺は「うごっ」とうめき声を上げて吹き飛ばされ――今日は雨の日だということに思い至り気合と根性でなんとか持ち直すことに成功した。
「おーまーえーはっ」
もっとTPOを弁えろ、と続けようとして、キリカの体たらくをみて俺は言葉を失った。
「おい、びしょ濡れ」
衣替えがまだのためか、未だに夏服の恰好でいるキリカは、水も滴るイイ女――イイ女かどうかは置いておくとして、雨に濡れて全身がしとどに濡れきっていた。
それはもうびっしょびしょで、ワイシャツからスカートから濡れていない場所などない。
当然の事としてワイシャツの下にあるピンク色をした下着なども見えてしまっているが、暑い日にはほとんど下着姿で俺の部屋を闊歩していたキリカの事だから俺はすっかり見慣れてしまっている。
今さらどうと言うこともないことだった。
とは言え大衆に見られるのは流石に不味い。俺は大慌てでバッグに手を突っ込む。中には確か、雨対策で厚手のタオルも突っ込んであるはずだ。
「いやぁ、ははは……傘を忘れてしまってね……悪いんだけどその中に入れてくれないかな?」
「ああ、構わん。こんな雨に晒されてちゃ、風をひいちまうしな」
俺はタオルを手渡しながら言った。
「ありがとーおにーさん大好きーっ!」
びっちょりと濡れた身体を押し当て抱きついてくる。その感触自体はもう慣れっこのものだ。だがいつもとは違い、身体の温度はもうかなり冷え切ってしまっているのが分かる。
今日くらいは、この抱擁を許してやっても良いかもしれない。両手が鞄と傘とで塞がってしまってはいるせいで、俺の方から抱きしめることはできないのだが。
「じゃ、行くか」
「あれ、ツッコミなしなの!?」
「体温のお裾分け、だ。むしろ掴まってろ。そんな冷えた身体じゃ、風邪菌よ寄ってきてくださいと言ってるようなもんだしな」
「いやいや……さすがに街中をこれじゃちょっと……」
「んじゃ、判断は任せる。もう少し歩くから、歩きながらで良いからタオルで身体拭いとけ、な」
キリカは迷っているようだった。自分で抱きついてきた手前、そうそう断れないという思いが透けて見える。
正直なところ、俺はキリカの奴が風邪をひかない限りはどちらでも良いのだが。
「……じゃあ、これで」
キリカは抱きついてはこなかった。いつものお転婆っぷりが嘘のように、静かに、俺の傍らに寄り添った。くっついて。
「ん、じゃ、行くか。」
「うん!」
さっきよりかは幾分勢いの収まった雨の中を、俺たちは歩いていった。
「そう言えば、今のこれは相合傘だな」
「そうだね。できればこんなおじさんとよりも、織莉子と一緒の相合傘が良かったんだけどなぁ」
「さて走るか、全力で」
「わー!嘘、嘘!冗談だって!」
「……初対面で"おじさん"呼ばわりしたのを俺は忘れちゃいないぞ」
「だって老けてるもん」
「……」
俺は黙って傘をキリカから外した。途端にシャワーのような雨粒がキリカの頭部を打ちつける。
「……ごめんなさい」
「よろしい」
傘を戻す。
「ところで、おにーさんの方は大丈夫なの?なんか、肩に雨が当ってる気がするんだけど……」
びしょ濡れに回帰した頭を、俺の渡したタオルで拭きながらキリカが問う。
「ん、問題ない。ちっさいお前となら、この折り畳み傘でも十分な広さだ」
にやりと笑って俺がそう返すと、
「もう、ちっさいって言わないでくれって!気にしてるんだから!」
キリカは思い切りほっぺたを膨らませてみせた。ハムスターのようだ。織莉子と一緒にいるときもそうなのだが、コイツは天性の小動物気質だと思う。
「はは、さっきのお返しだ」
「ずるーい!私は謝ったのにぃ!」
「くふっ、悪い悪い――ちょ、痛い痛い!殴るなって!すまんかったから!」
ぽかぽかと俺の胸を殴ってくるキリカに、俺はたまらず詫びを入れたのだった。
そうこうしてるうちに俺たちは家へと到着した。期間限定とは言え勝手知ったる我が家だ、帰宅となるとやはりほっとするものがある。当然のようにキリカも付いて来ている。
「んじゃお風呂場借りるねー」
「おう、風邪ひかないようによくあったまれよ」
常識的に考えておかしい会話が繰り広げられる。シャワーの音が浴室に響くのを背中に聞きながら、俺は今しがたの会話に首を捻った。
風呂場を貸すのは良いとして、それが当たり前のことのように行われるのは良く分からないことだ。度々寝泊まりに来る奴相手に、何を今さら、という感じもするが。
俺は部屋の角を見遣る。そこにはプラスティックの衣類箱が置いてある。
割と地味目な色で統一された(されてしまっている)俺の部屋で、異彩を放つピンク色の四角い箱だ。
中には女物の衣類が入っていて、つまりはこの部屋にお泊り会をしにくる中学生コンビの私物というわけだ。
何も知らずにこれを見た人間は頭を悩ませるかもしれない。
中には明らかに毛色の違う衣装が収まっていて、どう考えても一人の女性が身に着けるにはギャップがありすぎるからだ。まぁ、実際に二人分なのだからそれは当然なのだが。
発育良さげとはいえ中学生の女子が公然と男の一人暮らしに出入りしているのだから、やっぱり頭を抱えることだろう。どうなってんだ、と。
『おにーさーん!下着とってー!』
俺も頭を抱えたくなった。
携帯電話が鳴る。発信者は、誰であろう織莉子だ。
「もしもし、織莉子か。」
『はい、お兄様。あの、実はまだキリカが帰っていないので……もしかしたらそちらにキリカがいるかもしれないと思ってお電話させていただいたのですけれど……』
キリカの帰りが遅いことと俺の家にいる可能性が直結しているあたり、どうやら俺の家はこの二人の私生活に奥深く根付いてしまったらしい。
良いことなのか悪いことなのかは判断に苦しむところだが。
「ああ、こっちにいる。雨が降っただろう?そんでずぶ濡れになってな、風邪をひいたら不味い、ということで、今シャワーを浴びてるよ」
『まぁ!とんだご迷惑をお掛けしまして……ちゃんと傘を持って登校するよう言いつけたのですけれど……』
「まぁ叱ってやるなよ。迷惑かけられるのはいつものことだろう?迎えに来てやってくれ、明日も雨らしいし、俺の一本だけの傘は貸し出すわけにもいかんしな」
『はい!分かりました、すぐ迎えに上がります!』
かちゃ、と電話が切られると同時に、キリカが洗面所からのっそりと出て来た。
きちんとドライヤーをかけた髪は乾いている、だが温まったお蔭で汗が噴き出てしまい、それをタオルで拭きながらの登場だった。
流石に下着で現れるのは不味いと賢明な判断を下したのか、上半身に俺のYシャツを纏っている。
俺とキリカとでは30センチ程度の身長差があるので、ぶかぶかであること極まりない。
「んー、電話?」
「ああ、織莉子から」
「織莉子から!?なんて!?」
「帰ってこないって心配してた。じき迎えに来るとさ。あと、言ったのに傘持ってかなかったって怒ってた」
「あうぅ……怒ってた、かぁ……」
がっくし、と肩を落とすキリカの背中をぽんぽんと叩きながら、
「叱るな、って言っといてやったから、そこまで心配することもないだろうさ。それに織莉子の方も相当なおっちょこちょいだしな」
「そりゃそうだけど……」
呼び鈴が鳴る。
「お邪魔します、お兄様」
「おお、来たか」
「織莉子―!」
キリカは弾丸のような勢いで玄関まで跳び、
「ごめんなさい!傘忘れて……」
「もう、キリカったら忘れんぼさんなんだから……でも良いのよ、間違いは誰にでもあるもの。それに私だって……」
「織莉子も……?」
「学校について傘を忘れたことに気付いて……置き傘がなかったら危なかったわ」
「さすが織莉子!用意周到だなぁ、私も置き傘用意しておこうかな」
「そうね、今度買いに行きましょう。UBGデパートに良いの売ってるかしら?」
「あっちはあんまり種類がない気がするなぁ。傘買うんだったら、黒江百貨店の方が良い気がする」
「じゃあそっちで決まりね、日付は――」
玄関先できゃいのきゃいのとはしゃぐ二人に、
「おい、早く入ってこい。部屋が湿気る」
見れば、織莉子の方は傘ではなく合羽を着ていた。
普通のビニール合羽のはずなのに妙に着こなしが良く雅に見えるのは、きっとこの娘の生来の賜物なのだろう。
「は、はいっ!」
「ごめんごめん!」
織莉子とキリカは慌てて動き出す。
仲良きことは美しきかな。出会った途端に時間を忘れて話し込むほどの仲であるとするならば、それはそれで俺としても喜ばしいことだ。
だがずぶ濡れなまま外にいる相方と、いつまでも話し込むこともないだろう。
俺は作りたてのココアを二人の前に出した。キリカ用の黒のマグにはたっぷりの砂糖を注いでやり、織莉子用の白いマグには少し温度を下げた温いやつだ。
何回かコイツらにココアを飲ませてやるにつれ、なんとなくだがコイツらの好みが分かってくる。
織莉子の方は特に味の好みはないが、実は織莉子は猫舌であり、あまり熱い汁物は口にできないのだと言うことも知っている。
「いやぁ、おにーさんのココアはいつも絶品だね。市販のをどうしてこんなに美味しく作れるのか、不思議で仕方がないよ!」
「まぁ試行錯誤したからな。基本的にきちんと計量しさえすれば、それほどひどいのは出来ないさ。
それに、市販品を云々だったら、織莉子の紅茶もなかなか凄いじゃないか。
なんでティーバッグのお茶をあんなに美味しく入れられるんだ?いつも飲んでるキリカが羨ましいぜ」
「お褒め戴いて嬉しいですわ。うふふ、今度はちゃんとした茶葉をお持ちして、腕を振るわせていただきますわね」
「ああ、期待して待ってるぜ」
ちなみに甘いのを飲んでいる二人に対して、俺は冷蔵庫に作り置いた水出し緑茶を飲んでいたりする。
甘すぎるのは俺の味覚から言うとあまり好かない。そんなわけで、家に備蓄されたバン・ホーテンのココアは目下キリカと織莉子専用の代物となっていた。
取り留めのない、だがとても心休まる世間話をして、気付けば時間はもう午後6時半をまわろうとしている。
ココアを(俺は緑茶を)飲み、茶請けとして織莉子の持参した菓子を食らい、とても楽しいひと時だった。
帰宅したのは4時過ぎで、織莉子がやって来たのは5時ごろなので、けっこう話し込んだことになる。楽しい時間は、やはり短く感じるものなのだろう。
季節柄、もう外は暗い。
「途中まで送るか?」
「んにゃ、大丈夫だよ」
「さすがにそこまでお手を煩わせるわけにはいきませんもの。二人で帰ります」
玄関で傘をばさっと広げるキリカと、身に着けていた合羽を今度はビニールの手提げ袋に入れた織莉子が揃って同意味の回答を返す。
「そうか、んじゃあ気をつけてな。外はもう暗いし」
「ええ、大丈夫です。ちゃんと、ほら!」
織莉子は合羽の入っていない方のバッグからLEDの懐中電灯を取り出した。なるほど、用意周到なことだ。
「邪魔したねー、また来るよー!」
「お邪魔しました、次来るとき茶葉をお持ちしますので、楽しみにしていてくださいね」
再び雨脚の強くなった夜の闇の中、懐中電灯を持った二人の少女が歩いていくのを、俺は玄関先から見送った。
次にやって来るのは三日後か、二日後か、あるいは明日か。俺はすっかりアイツらに毒されてしまっている。
まぁ、それで良いのだ。楽しんでこそ人生、とな。アイツらも、少なくとも俺と同じくらい楽しんでいてくれたら良いのだが。
俺は肺の空気を押し出す様に深く息を吐いた。満悦の息だ。とても良い気分だった。
そのままの気分で風呂に入ろうと、俺は浴室へと向かう。そのあとに夕食に晩酌と洒落込むことにしよう。
がらり、と戸を開けると、棚の上に見知った布切れが置いてあるのが見て取れた。
雨に濡れたままびしょ濡れになってしまっている薄桜色のそれは、紛れもなく呉キリカのものだった。
メモ書き:悪いんだけど、洗っておいてね☆
女子中学生の上下の下着を洗濯せよ、という過酷な任務が課せられたことに、俺は頭を抱えることとなったのだった。
[了]
以上、雨降り話でした
ずぶ濡れになって色々透けちゃうキリカちゃん可愛い
キリカはわんぱく猫むすめかわいい
UBGデパートとか黒江百貨店あたりでちょっと吹いた
あと前後したけど乙です
乙です
ずぶ濡れ透け透けキリカちゃんprpr
家主マギカさん乙です
晩夏の夕暮れというものは、得てしてもの悲しいものである。
少ない蜩の鳴く声は、いかにも夏の終わりと言わんばかりだ。
日中に比べ少し涼しいのも手伝って、今日の終わりがまるで夏の終わりを宣伝しているかのようだった
朱い光はものを柔らかく照らす
そしてあれよあれよというまに薄闇に飲まれ、遂には消えてしまうのだ。
駅からの家路を辿らんとしていると、聞き慣れないローファーの音がした
彼女だと、なぜか直感的にそう思った
軽く横目で見ると、自分の少し右後ろにやはり彼女はいた
携帯で何やらぽちぽちと打ち込んでいた
ふうむ、今っ子様なところもあるのだなと、失礼ながらにそう思った
自分が見た中ではまじめな印象だった、そんな彼女の意外なところを見れた気がした。
……あ、角にぶつかった。
そして偶然にも、降りる駅が五郷だということもわかった
私と同じ駅を利用していたのだ。
家もこの近所なのだろうか
彼女は痛むのであろう額をばつの悪そうに押さえながら、モノレール五郷のターミナルへと吸い込まれていった。
私の心は、次第に彼女に惹かれていったようだ。
ほむらdisった漫画のカプか
>◆dYJkK3WzQm8c
乙であります。
いちゃつくおりキリと、それと仲良くする家主はまさに至福。このスレの至宝であります。
業務連絡
最近、厚い本を読んだせいでファンタジー欲が高まった。ちょっとエベロンへ行ってくる。
黒江百貨店は十中八九、普通のデザインの傘は置いてないな
ちょうどキリカがネタられておりまするが>ほむらdis漫画
>◆dYJkK3WzQm8c
キリカが家主に下着を洗わせるというのが、納得いかない。
一般常識的に考えて、雨宿りさせてもらってシャワーまで借りてさらに自分の帰宅後に服を洗ってもらうなんて、どんだけ甘えてるんだ。ありえん。
また、思春期の女性的に考えても、男性宅でほいほいとシャワーを浴びたり、家族でもない男性に下着の洗濯を頼んだりと、どう考えても不自然。
「おにーさんだったら、(各種の性的な行為をしても)いいよ」的な考えでもなけりゃ、到底ありえん。
すでにそういう関係なんだろう
それはそれで、何も 問題は ない
このスレ変な人がいるよね
なんだ、あんた新参者か? まあ肩の力を抜けや。
ここは1スレの頃から、変なのがいる。ある意味それがあたりまえの状況だ。
今更どうこう言ったってしょうがないから、スルーしてのんびりまたーりやってるんだ。
きらマギに外伝載ってまた出戻ってきたって感じだな
末尾Qの人はゆまスレとおりキリスレに初代からいて
変態コメをし続けているし、変人度ではトップクラスだと思う
スレの総人口が少ないから、その中での声の大きい変態がさらに声が大きく見えるという
変人と変態とその他おりキリを愛でたい人の巣窟でございます
前はキリカっちをセクハラの対象としてしか見れないとか言ってた人もいたしなぁw
うーん、まあ、なんつーか……
おりキリをやたらと本編組と敵対関係にするのは、その、何だ、個人的には好ましくない。
ところで話は変わるが、今日蒲田の百合イベントに行ってきた。
まどマギはあったものの、おりキリはなかった。orz
キリカマギカ
なんかこう、滲む可愛さというのか
表現できぬ
悲しい悔しい
俺的には、織莉子とキリカにはかっこいい敵として、対峙して欲しいなあ
最終的に和解するならそれはそれでいいけど
織莉子さんじゃなく、さやかちゃんに仕えるキリカちゃんが見たい
>>706 カッコ良く敵になってカッコ良く散るだけの役はもう勘弁だなぁ、俺は
偶にはカッコ良く美味しいトコ掻っ攫っていくおりキリがあっても良いじゃない
>>707 ほむほむがまどっち以外の別の子に救われて、その子のためにループするような感じか
だが果たして普通の一般女子中学生なさやかちゃんに、キリカちゃんを惹きつけるだけのカリスマ性があるのかと言うと…
そもそも本来のキリカちゃんには
人を惹きつけ奮い立たせる魅力があると信じているたちなので
織莉子ちゃん以外の後ろをくっついていくというところが想像できないというか…
きらマギいよいよ明日発売か〜。
次号はゆま外伝掲載とかないかな〜。
きらマギにおりこが連載されてるだけで、雑誌の格が上がったような気がするから不思議。
単行本収録は何らかの形でしてほしいな
某ほむらdis漫画が割と友好的だな>本編とおりキリ
まぁ、ネタをネタと割り切れる人に限るが
きらマギが刊行され続ける間、外伝の話載せてくれるとそれはとっても嬉しいなって
やはり出版社が同じだとわりと容易にいくって感じだなぁ
きらマギフラゲ。
おりマギは続くらしいな。
それより後編の内容、それなりに満足できた。もっとも、
キリカちゃんが悪い子なら、スナッフビデオのヒロインにして楽しんだ後に、厨房で処分するし、
キリカちゃんが良い子なら、織莉子や家主といちゃつかせて楽しませる。
そんな風に、どっちでもOKなんだけどな。
715 :
雨宿り後日譚:2012/10/10(水) 00:26:04.41 ID:UEy9QWdA0
家主「(ビニール袋を突き出して)ほら、洗ってやったぞ」
キリカ「ありがとう。おにーさん」
家主「そもそも、年頃の女の子が男性に気軽に下着を預けるなんてなあ……」
キリカ「それ、雨宿りのお礼のつもりで預けたんだよ。おにーさんが匂いを嗅いだり舐めたりしゃぶったり頭に被ってもいいように、『後で洗って返して』って言ったんだけどな」
家主(無言でキリカの頭をひっぱたく)
>おりマギは続くらしいな
ファッ!?
まさかの単行本化も有り得るのか?胸が熱くなるな
今日は金曜なので学校は早くに上がることにした
時は金なり。早く家に帰って録り溜めた番組を観なくては。
流れるように下駄箱へ直行。
今になって思うが
人はあわてているときに限って大事な物を忘れたり無くしたりしてしまうという。
あのときの私も彼女に出会わずに帰宅しようものなら、畢竟家には入れなかっただろう。
尤も、あのときの私はもっともっと、多くのものを忘れていたのだが。
下駄箱の鍵を開けて、靴を放る様に履いて、駆け出した。
駅では今か今かと電車を待った。
片手にはその番組のグッズ本。
お気に入りの登場人物の記述をなめ回さんとばかりにしていた。
五郷。開いた電車のドアから一目散に飛び出し階段を五段飛ばしで駆け上った。
どうやら私は足を四回ほど動かすだけで大人になれたようだ。
あのとき彼女を見た曲がり角を全速力で駆け抜ける。
と、その時。
「あっ、あのっ」
女の子の声だ。なんなんだ全く。こっちは急いでるというのに!
ややうんざりして、疲れた風に体を裏返して、文句の言葉を―――
―――吐きかけようとして、口が止まった
否、時が止まった。
彼女が目の前にいたのだ。
「さっき、階段でこれを落としましたよ」
!
これは…!
つぎはぎのウサギの小さなぬいぐるみがぶら下がった、鍵。
私の家の鍵だ。
顔から火が出るとはこのことか。
私はそれをひったくるなり彼女に平謝りして、すぐにその場を立ち去ってしまった。
そして走り出してすぐに、お礼を言ってないことに気づいた。
だけども、止まれなかった。
周りは加速した。息が苦しい。何かに締め付けられているようだ。
引き返せばあの子とも話ができたというのに…!
家につく頃にはそんなどんよりと曇った後悔を抱えて、汗とも涙ともつかぬ液体をまとい
ただただうなだれるだけだった。
めざせやぬマギ
キリカちゃんはカリスマ
ありがとうございました
きりマギに続いてまだあるみたいだけど次はvol5からかー、実に待ち遠しい
今月号はムフフでしたね
おりキリ、肉体関係ありそうだったな…
そんなすごい内容なのか
明日すぐ買おう
誤解を招く言い方はよくないw
話的にはイマイチだよ?
おりキリがどう仲良くなったのかは、予想はできるが
描写はないし、何でキリカが魔法少女狩りなんて
できるような性格になったのかも不明、さらに
あの展開で、織莉子以外はどうでもいい!に
なるのはちょっと疑問符がつくし。
君はそれでいいよ
>>724 誤爆だった。
マンガ総合スレだと思ってた
別にスレ違いでもないんでね
なんかキリカのキャラ違うし、今更こんなんやられても困るというか
そうか?
魔法少女なんて、みんな成り立ての頃と死ぬ頃だと性格違うやん
キリカなんて魔法少女の真実を知ってるんだから、それを知る前後じゃ性格も変わっちゃって当然だ
>>729 魔女化の宿命を知って織莉子オンリーにシフトしたのかね、やっぱり
んで、愛は無限に有限に、と
>>730 友達になれた後に織莉子の父が自殺して、
「織莉子は私が支えてあげなきゃ!私の全てを織莉子に捧げよう!」
とかなったんじゃないかと予想
とりあえず、今からこちらでは本日発売のきらマギvol3を買いにいってくる
ようやくキリカちゃんに会えるぞ、ヒャッホーイ!
肉体関係と聞いてすっ飛んで来ました
キリカの「あいわかった」とか「まったくどうしたものやら」とか、
ちょっと厨二入ったセリフがとてもかわいらしい。
おりこさんが壊したのか、しろまるが悪いのかは知らないが・・・
あれを厨二とかこれだから東京モンは…とかいわれちゃうぞ
中二の定義が広がりすぎてるよね
現実で言ったらそりゃあ変だろうが漫画の中の台詞なんだから普通だろうに
厨二と言うよりムラ黒江氏お得意の舞台がかった台詞と思う
織莉子ちゃんキリカちゃんの母乳でミルクティつくりたい
渋で外人さんのキリカ絵があがったけど、タグ乱舞でちょっとほほえましかった
きゃっきゃと姦しい声がある。その声は二種類あって、その持ち主はまったく異なるタイプの二人の少女だった。
片や黒髪短髪のチビ娘、片や銀のウェーブブロンドをサイドテールにした長身のグラマラスガール。
彼女たちはお互いに親友かそれ以上の存在どうしで、その仲の良さは見てるこっちが破顔してしまうくらいの在り様だ。黒髪のチビは呉キリカ、銀髪の長身娘は美国織莉子という。
さて、そんな仲良しこよしの二人、外見や性格が良くも悪くも凹凸で噛み合っている二人には、実は大きな共通項があった。それは、
「おにーさん、この格好はどうかな?」
「んー……やっぱりキリカは可愛いわ!……ごほん、お兄様、私の恰好はどうでしょう?」
コイツらが俺のことを全くと言って良いほど男扱いしていないという点だった。
なんでも学校のサークル主体でメイド喫茶……ならぬ仮装喫茶をするそうで、
そのうちの花形二人にはぜひともお手本となるような可愛らしい恰好をして来てほしいのだと要請があったらしい。
だがこいつらときたら、いざ仮装してみるとお互いがお互いを褒め合うばかりになってしまい、公正なジャッジを下すことが出来ないのだとか。
それで、第三者であり、また男性としての目線を持つ俺に、どんな衣装が良いのかと相談をしに来た、というのが今回のなりゆきだった。
……男性目線からの判定が欲しいと奴らは確かに言ったというのに。
言薄壁一枚隔てた別室で、なにやらお互いの身体が柔らかいだのどこそこの発育が最近良いだのときゃいのきゃいのはしゃいでいる様は、明らかに俺を男扱いしていない。
俺は以前からコイツらに何度も何度も無防備すぎる、と言って聞かせているのだが、目下その心ばかりの老婆心は反映されてはいないようだ。
まずキリカの恰好から説明をしよう。言うなれば一言で、黒を基調としたひらひらふりふりのゴシック・ロリータを纏っている。
白のレースと、同じく白で彩られた煌びやかな刺繍が目を惹く。普段つけているヘアピンの代わりにレースのカチューシャを付けているあたり、気合の入れ具合が凄い。
キリカは背が低く、その割に女性らしさの発育が良いので、こういった格好がひどく似合う。
ここは一応俺の家――部屋ではあるが、お人形さんのようにしてこのまま持ち帰りたくなるくらいの可愛らしさなのだ。
本人は気恥ずかしさから若干頬が上気しているが、それでもなおノリノリであるのは明白だった。
次に織莉子の恰好だ。クリーム色をしたスーツのビジネスライクな恰好である、以上。だがその魅力というものは筆舌に尽くしがたい。
冒頭での述べた通り、織莉子はこの齢の少女としては恵まれすぎ、と言っても良いくらいの体躯をしている。ボンキュッボン、という擬音を体現したような体つきだ。
その肢体を包み込む男物のスーツは内側からの圧ではち切れんばかり、文字通りぱっつんぱっつんに膨らんでいる。主に胸と尻が。
服装と素の肉体とのアンバランスな感じが妙に艶めかしい。これはもう一つの犯罪であると言ってしまっても良いかもしれない。
そんな煽情的すぎるエロティシズムがそこにあった。
キリカはともかくとして、織莉子の出で立ちは少なくとも若干15歳のそれとは思えない。
「一つ訊いておきたいんだが」
と、俺は言う。
「ん、なんだい?」
「はい、なんでしょうか」
これはもしかしたら碌でもない事態になり得るかもしれない、と思いつつ、
「お前ら、学校ではどんな感じなんだ?」
「どんな感じか、と言われますと?」
「いや、織莉子の場合には夏祭りに幟持ったファンクラブが来てたから、まぁなんとなく想像はつくんだが、キリカがな。わざわざ衣装の試着を頼まれるってことは……」
「うふふ、"私の"キリカは凄いんですよ。
バレンタインの日には後輩の子たちからチョコをたくさん貰ったり、どこから訊きだしたのか誕生日の日にも可愛らしい小物を貰ったりするんですの」
「私の」という部分に何やら含むものを感じたが、それはそれとして。
「やっぱり、か……」
俺は顎に手を遣って考える。これはまずい、と。二人のこの恰好は、正直言ってファンたちにとっては刺激的すぎるものとなるだろう。
まさに劇物だ。他の奴らが俺のように全身全霊で情欲に抗おうとするとは思えない以上は、どんなトラブルが待っているか分からない。
もうちょっと落ち着いた衣装を選択するべきだろう。
きょとんとした表情を浮かべている2人に、俺は。
「その恰好は、だな。何と言ったら良いか……そう、似合いすぎてるんだ。あまりにも似合ってるせいで、当日めちゃめちゃに混雑する可能性が考えられるな。
敢えてちょっと外してみたらどうだろう?」
「んー、そんなに似合ってる?織莉子はもうばっちしだとは思うけど」
「似合うも何も、初めから誂えたようにぴったりだ。織莉子はもう当然として、キリカ、お前だってそうだぞ。
正直、似合いすぎて逆に心配になると言う経験を、俺は生まれて初めてしているくらいだ」
「えっへへー、改めて褒められるとちょっと嬉しいなー。見て見て、織莉子、すごい似合ってるってさー」
ふりふりフリルのゴスロリ衣装をひらひらとはためかせて回転してみせる。スカートの裾を摘まみ上げ、にっこりと笑って見せている。
これはまずい、破壊力が高すぎる。未だかつて、これほどまでにキリカを抱きしめたいと思ったことがあったろうか、凄まじい保護欲をそそられる有り様だった。
そこから無理やり視線を引き剥がして織莉子の方へと眼を遣ると、こちらはこちらでもうこれ以上ないくらいに弛緩しきった表情をしている。
俺には分かる、これはキリカを愛でたくてどうしようもないでいる表情だ。普段の織莉子の行動を鑑みるに、もうそろそろ保たない頃合いだと――。
「キ、リ、カーッ!」
そら、見たことか。
織莉子はにひひと笑っているキリカを思いきり抱きしめ、そのままの勢いで頬ずりし出した。
スーツ姿の長身の麗少女がゴスロリの可愛い系女子に頬ずりするという、傍から見ると極めてシュールな風景が展開されてしまっている。
気持ちは分からないでもない、分からないでもないが、いささか大袈裟に過ぎるのではなかろうか。
「キリカぁ、キリカぁ、キリカぁ……!可愛いわ、可愛いわ、可愛いわぁ……!」
もはや忘我の境地にいるかのようですらある。それに対してにんまりと満足げな笑みを浮かべながら、織莉子の肉感を受け入れているキリカもキリカではあると思う。
「ほら、戻ってこい」
俺はお互いがお互いに埋もれ合って喉をごろごろと鳴らす勢いでいる二人の脳天に、軽くチョップをかます。
「いつっ」
「あ、痛っ」
せっかく至福に浸りきっていたというのに何をするんだ、という目つきで、二人が俺に抗議の面持ちを投げつけてくる。
「お前らが今やるべきなのはそれじゃないだろう」
「あ」
キャリーケースいっぱいに詰め込んだ衣装類がまだ残っているのだ。
吟味を頼まれた以上は、それを完遂しなければならない。決して、コイツらの色々な恰好を見てみたいとか、そういうことは断じてない。
断じて。
次にキリカが身に着けたのはどこぞの民族衣装だった。
俺の脳の奥深くにある記憶を手繰っていって、ようやくそれがスイスの民族衣装だと言うことに思い至ったのは、
キリカが再びその身を回転させてひらひらスカートをふわりふわりとたゆとわせ始めた頃合いのことになる。
だが、俺には赤、黒、白を主として構成されるゆったりとしたその衣服は、どういうわけかキリカの趣味ではないように思われたのだ。
どちらかと言うとこれは織莉子の趣味ではないのか、と。これは先のゴスロリ衣装にも共通することでもあった。
もちろん確証はない。だが俺は割と織莉子が少女趣味なところがあって、レースの付いたあれこれが好きである、と言うことは知っていた。
しかし織莉子は身長が170センチ近くあるという、この齢の少女としてみれば破格の背の高さでもある。
こういったふわふわの恰好をするにはあまり適していない、と思っているのではないだろうか。
一方、キリカ本人の趣味はと言えば、こちらも十分に少女趣味ではあるのだが、それは私服の左右非対称な出で立ちからも察せられるように、割とファンキーなものだと言える。
ちっちゃい子供が無理してそういう恰好をしているようで微笑ましい。もちろんこちらも織莉子が纏った場合には妙なアンバランスさを醸し出してしまうことになり得る。
高身長は、ファッションの面でもデメリットを引き起こす可能性があるのだ。
つまり織莉子は自分にできない恰好をキリカにさせて悦に浸っているのではなかろうか、ということだ。
俺自身が確認をとることはまずないだろうので、飽くまでも憶測の範囲に留まるものではあるのだが。
「キ、リ、カーッ!」
またも織莉子が暴走を始める。キリカを抱きしめて頬ずり開始だ。
確かに、スイス民族衣装を纏ってにっこりと笑って見せるキリカは、凄まじい庇護欲を生起せしめる恐るべき破壊力を秘めた姿であるのは確かだ。
俺にしたって居ても立ってもいられないくらいに可愛らしいと思う。だがそれにしても織莉子のこの反応は過剰だ。
そのキリカへの愛情と言うか何と言うかは凄いものがあると、再認識せざるを得ない。
問題なのは傍から見ている俺の方だった。織莉子が先のような露出の少ない恰好でいるならば、それはそれで良い。
もちろん、この子が日本人離れした体躯をしているせいで、どんな恰好をしていたとしてもそれなりに溢れ出てくる色気のようなものは、もう致し方のないことではある。
だが色気を(あまり)誘わない恰好というはあるにはあって、それは体のラインが浮き出ないような、つまりは普段織莉子が着ているドレス風の衣装のものが筆頭に挙げられる。
ところが今の織莉子の恰好はアマゾネスだったのだ。大事なことだから復唱する必要があるだろう。
アマゾネス、なのだ。
長い銀髪をどうやったのか器用に束ね、頬には水性インキでそれっぽいペイントが施されている。
麻のような荒い布で出来た胸当てで豊満なそこを押さえつけているが、どう見てく脂肪塊の圧の方が強く布地はぱっつんぱっつんに膨らんでしまっている。
下半身にも胸と同じ材質でできた布を巻いているのだが、残念ながらその布のサイズというのはとても小さく、
見ていて寒々しく思えるような冬場のミニスカートよりもなおカバー面積は小さかった。
しかも織莉子はやはり日本人離れした身体つきをしているので、臀部のラインもその麻布越しにはっきりと分かってしまうのだ。
おまけとして身体の至る所に手作り感あふれるビーズの装飾品を付けている。明らかにどこぞの先住民族をモティーフとした出で立ちでいるのだ。
織莉子は、その男連中なら十中八九が釘づけにされてしまうようなわがままボディを贅沢にも露わにして、キリカに色々と大胆なスキンシップを掛けているのだ。
胸の脂肪塊や臀部の肉が、織莉子のアクションの度に健康的なダイナミズムを打つ。
俺は頭を抱えたくなった。実際に抱えた。この寒冷地方と熱帯地方の両方の恰好をした少女たちを、いったいどうしたら良いのか、と。
やっぱりお前ら、俺を男扱いしてないだろう。
俺は意識を涅槃の淵に飛ばして可能な限りの平静を装いつつ、いまだキャッキャとじゃれあう二人に拳骨をかますべく立ち上がったのだった。
その後、キリカはバニーガール、いつかのメイド服、短パン執事服を。
織莉子はピンクのナース服、キリカとお揃いのメイド服、ミニスカ網タイツくノ一、という変遷を経て、
ようやく俺にとっての拷問、コイツらにとってのお互い着せ替えごっこは終了した。
コイツらときたら着替える度にああやって抱きつき合うのだから、俺はその度に突っ込みを入れて二人が正気に返る手助けをしなければならなかった。
その俺のツッコミが回を重ねる毎にドラスティックになっていったのは言うまでもない。
「それで、どれが一番良かったと思う?」
「どれも全く違った型の服装ですから、お兄様の中ではもう答えがお出でになっていらっしゃるのでは?」
「……その前に二つほど訊いておきたい事があるんだが」
俺は、どうして中学で仮装喫茶なんてものをやることになったのかを尋ねる。
「メイド服も二着用意してきたことだし、初めはそういうのやる予定だったんじゃないのか?」
「ん、おにーさん鋭いね!そうそう、初めはそうだったんだよ、予定では。メイド喫茶をってね。
でも途中で異論が出て、それによるとせっかくいつもと違う恰好が出来るんだから、ここは各人の個性を尊重したらどうかっていう、ね」
「身も蓋もなく言ってしまうと、好き勝手に服装を選ばせてほしい、ということですわね」
もっともらしい意見を述べるものだと思う。だが、
「それじゃお前らがお手本として試着しても他の奴らがそれに倣うわけじゃない、ってことになるんじゃ?」
「ええ、それはもう確認済みです。事前に広告やポスターを出さなければならなくて、そのモデルという側面もあるようですわね。
こういう恰好の店員がお迎えします、というような」
なるほど。それは良く出来たことだ。
「んじゃ、もう一つの質問。お前ら、来た時にそれぞれファンクラブがあるって言ってたよな」
「うん」
「はい」
「それで、その熱狂度っていうのは、この間の祭りのときのような感じである、と」
「そうですね、概ねあんな感じかと」
「お蔭で織莉子と二人っきりいられる時間が減る一方で、困ったモノだよ。まぁ悪い気はしないけどね」
「ぶっちゃけた話、なし崩し的に消えたさっきの質問なんだがな。
お前らがお互いに理性を消失させるような恰好をしてその仮装喫茶店に参加するとして、そのファンたちはどういう反応を返すだろうな、ってな」
織莉子とキリカは顔を見合わせると、あっ、というような表情を浮かべた。そう言えばそうだ、と。
「俺が危惧するのはまさにそこだ。人気があるのは必ずしも悪いことじゃないが、そのせいで喫茶の運営に支障を来すようなことがあったらまずいだろう?
だから、ちょいと外した、芋っぽい恰好をしたらどうか、と思ってみたりもしたんだが……」
「あーっと……うん、確かにそういうのもアリかもしれない」
「でも……せっかくキリカと二人で可愛い恰好を見せつけられると思ったのに……」
「見せつけられるなら良いんだけど、あいつらちょっと暴走しがちなところがあるからなぁ……はたしてまともに出し物を楽しんでいってくれるかどうか」
キリカが溜息を吐く。
「今から"教育"したら……どうかしら?」
「織莉子の"教育"……あいつらにとってはご褒美になるんじゃないかな?」
「やっぱりそうなってしまうかしら……」
なにやら額を寄せ合って小会議を開く二人の言葉に、端々から不穏当なものを感じる。大丈夫なのだろうか。
「いっそそれをご褒美にしてしまったらどうだろう」
「うーん……私、あれあんまり好きじゃないのよね」
「私も織莉子にあんな目つきさせるのは忍びないんだけど……やっぱり聞き分けが無いようなら……」
「そんなに凄いのかしら、私の眼力」
「いや、あんな蟲を見るような目つきは誰にだってできるようなもんじゃないよ、それを悦ぶアイツらこそ、私としては意味が分からないんだけどね」
俺はそんな視線を向けられたことがないので分からない。が、普段の織莉子の柔らかな感じからすると、その冷たい(と予想できる)視線は相当の破壊力となること請け合いだ。
想像するだけで背筋が冷える。
「決まりましたわ。それまでにファンクラブの方たちを統制できるよう指導するということで、取り敢えず」
「だから暫定だけど、衣装はあのままで、ね!」
それで、とキリカが言う。
「どの衣装が良いと思う?」
ううむ、と俺は顎に手を遣る。俺が今まで、この来たるべき問いをはぐらかしてきたのは、それが俺にとって気恥ずかしいものであるからに他ならない。
この様々なコスチューム姿は、もうこいつらのいろんな恰好を見てきた俺としてもそれなりにクるものがあったのだ。
「おにーさん?」
「お兄様?」
俺は頭を掻きむしる。照れ隠しだ。
「そうだな、俺は――」
後日、俺はコイツらの参加する喫茶企画に客として招待される。
その時、衣装をチョイスしたのが俺であることがバレ、大いに赤面することになろうとは、この時には夢にも思わなかったのだった。
[了]
乙です
わりと「キ、リ、カーッ!」の場面が想像できてしまって吹いてしまう
今回は以上です。
一緒の部活に入って放課後一緒に活動してたら素敵だなって。
家主の選んだ衣装は各々の想像にお任せしますので、悪しからず。
きらマギ以外に何の展開もなくても泣かない。
逆に考えるんだ
きらマギがあるだけマシだと
乙であります。
それにしても、二人がときどき男性の部屋に訪れてお泊りまでする。
ファンクラブがそれを知ったらどんな反応をするんだろう……(俺妹10巻を読みつつ)
きらマギvol1のあとがきの待望はすげー狭い範囲の待望だろうなーとは思いつつ、こんなに嬉しい事はないとは思った(小並感)
漫画は芳文社だから面倒な手続きはなさげだけど、映像はないだろうね…いや動きながらBGM流れてるのは見てみたいけど
二人が家主を挑発しているようにしか見えん。
あと家主も、抱きしめるなんて保護じゃない欲にしか見えん。
もうくっつけちゃいなよ、一夫多妻で、と言いたくなる。
女家主やりたいなぁと思いつつ
筆の進まぬ毎日
渋にはおりキリあい、おりキリ双樹なんてものもあるのかと
やっぱりおりキリゆまは可愛いなぁ
女家主にすると性格によっては没個性やおっさん女子になりそうなのがねぇ
超インファイトの関係なおりキリに対して、どの位置取りで接するかが難しそう
渋におりこ絵増えてるね、いいことだ
性描写がないのが悔やまれる
痴漢に涙目で耐えるキリカちゃんとかが見たい…かな(願望)
>おっさん女子
確かに女家主で頭をよぎったのはガッツのタカさんとかGAのフォルテさんだったわ
来るもの拒まずって意味ではマミさんも向いてると思うがどちらかというと友人よりになるからなぁ
おりキリのfigmaが出る夢見た
そんな夢―――残酷すぎますッ
とは思ったけれど、おりキリの痛車が存在するということは
そのうちガレキで出てくる可能性もあるかな…いやしかし
>おりキリの痛車
あったんだ……
ソウルジェムストラップの時はリペイントする人来るか?と思ったんだが…
>>757 今でも画像検索で見つかるよね
>おりキリ痛車
なかなかセンス良くてかっこ良い
ジェムは渋に白・黒・緑のを作って写真上げてる人がいたね
ムラさんからジェム色の設定出てくる前の事だから、ちょっと色が違うのが残念
キリカちゃんのトロ顔
noisy citrineでキリカっちの身長が想像よりさらに縮んでいくような思いでした
どんな体位が一番お気に入りなのかなぁ
対面でラブ握りかしら
「奥にぃ!奥に来てるよぉ!」
いけない妄想が止まりませぬのう
膝の上に乗せて対面座位とかがいいとおもいます
そんなことしたら背後からおりこ玉で惨殺されます
織莉子ちゃんも快楽の渦に巻き込んでしまえばよいのだよ
織莉子ちゃんは駅弁派だね
織莉子ちゃんのおっぱいはぷるぷるかなぁもちもちかなぁ
>>761 前編のぷにっ娘具合いがヤバすぎて「あかん、この子ロリや」とか思っちゃったけど
後編見るにムラさんの想定する身長はそれほど変わってないんじゃないかと思った
えりかに正義の魔法少女宣言するコマだと頭身高いし(その分むっちりしてるけど)
あと、キリカちゃんは女の子口調使わないのがデフォだけど、咄嗟の時には「キャッ!」とか叫んでて萌えた
双樹ちゃんも「きゃー!」言ってたよね
アレも可愛かった
キリカちゃんの後ろから脇に手を差し込んでくすぐりたい
>>768 それやったらどんな反応するかな?ww
普段の役者口調とは全然違う女の子女の子な反応したら俺得
実はくすぐりに弱くてやたら性的な反応しても俺得
キャーって言われながら肘鉄でいいんじゃないかな・・・
そのまま胸に手を伸ばしたら涙眼になって「よし、刻もう!」されるだろうな(但し織莉子は除く)
きらマギ番外編は、キリカちゃんの色々な表情が見れて大満足でした
きらマギといえば、あれ海外では発売されてないみたいね
外国のおりマギ(というかマギカシリーズのファン)がそのことぼやきながら、noisy citrineの織莉子ちゃんが可愛くなってるって呟いててワロタw
番外編キリカがらんまになってるって言っててもっとワロタww
らんまは意味がよくわからんが(蹴りが多いからか?)
さすがにきらマギ国外verとかはないだろうなw
つーかむしろ、おりこが海外で発売されていたのが驚き
翻訳してるんだろうか、それとも日本語の奴をそのまま販売してるんだろうか
台湾版が出てるのというのはツイッターで言ってた(正確には台湾版が届きました、だけど)
白人さんも織莉子さんのコスプレしてたしね
台湾版はちゃんとあっちの言語になってた
定価140円で薄皮でパリッとした食感の表面と、皮とあんこのすこしふやけた境目と
万遍なくつまった餡子のたい焼きが期間限定で100円になってるので買ってきて
「いつもお世話になってるから奮発したよー、1匹140円だけど奮発したよー」とかいうキリカと
ブッキングして同じたい焼きを買ってきている家主を想像する
たい焼きおいしい
家主とおりキリの男女の関係を希望する。
作者さん的には無理そうだけどね。
去年の100円セールの時も同じようなことを考えてたけど
たい焼きと八重歯だと赤い人と被るんだよなぁとか思ってたわ
>>778 男女の仲とかいっても個人個人の規定できるできないの範疇があるから
自分で想像してムフフしておくのがいいと思います
たゆまぬ四季おりおりキリキリ舞い
秋です
通り越して最早冬です
たてセタです
いきなり脇から手を突っ込んでわきわきしたい
そのまま左手を胸に、右手を尻にスライドして激しく揉みしだきたい
涙目で抵抗できないキリカちゃん本気でかわいいよ
ずっと前から性的な目でしか見てない
キリカちゃんちゅっちゅ
織莉子ちゃんprpr
おりキリと焼き芋食べたい
石焼屋台でほかほかの買って、その場で3つに割って食べたい
一番でかいのを真っ先に取って叱られるキリカちゃん
生まれて初めて焼き芋食べて感動する織莉子たゃん
親父扱いされる家主
家主の人と電車の人、早く続きをお願いします。
>>784 皮は実と一緒に食べる派か 皮は完全排除派か それが問題だ
キリカ「知ってる、織莉子?焼き芋は皮と一緒に食べると胸焼けしないんだよ」
織莉子「そうなの?キリカは物知りなのね」ナデナデ
キリカ「えへへ〜」
家主(それ、この間俺が教えた事なんだがなぁ)
pixivで織莉子の絵が増えたよ。やったねキリカ!!
深夜のキリカちゃんちゅっちゅ
帰宅して渋を見て、おりキリ絵が新しく増えてた時の幸せ
それにつけても番外編のキリカちゃんはむっちりしてたなぁ
三つ編み織莉子ちゃん
ふたな……
いや、やっぱやめとこう。
昼寝してたら、トイレで父親にアナr調教されて教室でモブに連続絶頂させられる織莉子ちゃんの夢を見た…
…ふぅ
トリックorトリートで手作り菓子を要求するキリカちゃん可愛い
それを窘めつつも期待した面持ちで家主の顔を見る織莉子ちゃん可愛い
借り部屋でそんなの作れるわけないだろ、と言いつつ、他所でキッチン借りてちゃんとクッキーやドーナツ作ってくる家主
キリカちゃんのキリカちゃんをトリックトリックしたいです><
織莉子ちゃんのミルクでケーキ作りたい
バケツプリンでも可
おはよう織莉子ちゃんキリカちゃんゆまちゃん
たゆまぬ努力四季おりおりキリキリ舞い
焼き芋と言えばおならだが……はてさておりキリはどうなのか
つい男の人の前でおならしちゃって恥じらう女の子って、良いよね!
今夜はハロウィンか。
夕方に家主のところに「トリック・オア・トリート」とかって訪れるんだろうな。
キリカちゃんは猫娘か悪魔がいいかな? 織莉子ちゃんは魔女かな? それも黒魔女じゃなくて童話の良い魔法使い的なのがいいかな?
でも、家主はレポートの締め切りが近いからって、お菓子を与えて追い返しちゃう。
そこで、織莉子が「悪戯」じゃなくて「お手伝い」をする。資料をざっと読んだだけで、家主そのものみたいなレポートを書きあげる。
その脇で、キリカがぼそりと、「危うし、ライオン仮面」とか呟いてたりする。
そしてレポートが終わったら、一緒にハロウィンのパレードに参加したり、祭りの屋台を見て回ったりするんだ。
おりキリaaのエロ短編いいゾ〜これ
やっぱふたなりだとキリカちゃんが生える役なんだな
お願いします。URL教えてください。
>>666 晩夏の夕暮れというものは変に物悲しく、また感傷的である
赤い光はものを時には柔らかく、時には鋭く抉るように照らす
そうしてあれよあれよという間に薄闇に飲まれ、遂には消えてしまう。
駅からの家路を辿っていると、聞き慣れないローファーの音が聞こえた。
その時その音だけで、まさか彼女が歩いてるのではないかと、直感でそう思ってしまった
そして軽く横目で見ると、やはり彼女はいた。
やや、と驚いて彼女の方を盗み見るようにすると
私の少し右後ろで、携帯になにやらぽちぽちと打ち込んでいた。
それを見て私は
ほお、今っ子様なところもあるのだなぁ
と、相変わらず重苦しくどっしりと彼女の細い背中に坐しているカバンを一瞥し、失礼にもそう思った。
自分がみた限りにはまじめな印象だった、そんな彼女の意外なところが見れた気がした。
そして偶然にも、降りる駅が五郷なんだ、という事まで知れたのだ。
私と同じ駅を利用していたのである。
家もこの近所なのだろうか。
彼女は私と別れる形で、モノレール五郷の駅へと向かい……
……あ、角にぶつかった
彼女は涙目で額を押さえ、ばつの悪そうに周りを伺いながら、モノレール五郷のターミナルへと吸い込まれていった。
幸いに、私のことは視界には入らなかったようである。
しかし、ドジっ子属性まで付いていたとは。
私の心は、次第と彼女に惹かれていったようだった。
今まさに沈もうとしている夕日は、私の滲んだ汗で照る肌を、朱く暗く灼いていた。
キリカちゃんは可愛い
自分は彼女にこれしか言えないけども
むしろこれだけで十分なのではないかと
最近そう思うようになった
このスレは
長屋とやぬマギと変態織莉子と
フェイマギと改変後と電車キリカの
六人のSS書きと
やぬマギの一人の絵師がいて
支えてくれてるんだね
ありがたい
家主の性的な本気が見たい今日この頃
もしもしでここ観るとエロ漫画の広告で「巨乳娘を並べて…」っていう広告が見えて
織莉子ちゃんキリカちゃんがチョメチョメな目に遭う風景が想起されてしまう
あらすじを見たら家主にしっくりきて…
問題は後の二人どうしましょ
大学生(?)が女子中学生(見た目で判別しにくい)2人とラーメン屋に入るというシチュエーション
織莉子ちゃんは背も高いし所作がお上品だから高校生に間違われそうだけど
キリカちゃんは背も低いしいちいち所作が懐っこいから、おっぱいはあるけど小学生に間違われちゃうんじゃ……
老け顔の家主と組み合わせるとどんな関係の人々なのかわけわからんだろうなぁ
無難な男ファッション
落ち着いた色合いの中にも上質さを感じさせれる格好
なんかカラフルっぽい格好
特定の趣味の会合に見えるかもしれないな
家主:夫
織莉子:歳の離れた若作りの妻
キリカ:娘
織莉子さんと炬燵でだらしないことしたい
炬燵に当たりながら織莉子ちゃんキリカちゃんと一緒にアイス食べたい
スプーンで掬って「あーん」させたい
キリカちゃんの前で織莉子ちゃんと炬燵がかりや炬燵隠れを気づかれないようにやりたい
そういえば色つきなら悩まなくてよかったんだけど
「うさぎいも」ってありゃ「ジャガイモ」ベースなのか「サツマイモ」ベースなのか…
開拓村鯖単位化はよ
おりマギは本編と違って完全にストーリーの為にキャラが動いてるって感じだったから
おりマギ妄想はやっぱりストーリー準拠の鬱なものになってしまう
その上で織莉子ちゃんとキリカちゃんを見守るのが楽しい
>>816 ジャガイモベースだと予想
カレーとかとコラボしてパッケージに印刷されてそうな
さて、いよいよ寝込みにおりキリが布団の中に潜り込んでくる時期になってきたわけだが
朝起きて妙に暑苦しいと思ったら自分の両脇に美少女が寝てるとかなにそれ
返信を貰って思ったけど、別に種類や品種に囚われる必要はなかったんだッ
うさぎいも(じゃがバター)・うさぎいも(焼き芋)・うさぎいも(煮っ転がし)・うさぎいも(とろろ)とか、もちろんキーホルダー仕様で
>>819 とても…布団から出にくいです、朝方の冷え込みがはじまるようで尚更
幼少期、織莉子ちゃんもうさぎいもにハマってたら可愛い
どうでも良いけど「うさぎいも」ってイ段が続くせいで口に出すと言いにくいよね
こないだの11月11日のポッキーの日、おりキリもポッキーゲームしてチュッチュしてたのかね
キリカちゃんはポッキーの細いのが好きそうだから、成功させるまでに何回か折るようなこともあったんだろうな
そういえば織莉子さんの幼少期も描写あったっか
わりと隙がない
キリカ「おにーさん。織莉子と一緒に、おにーさんのためにプリンを作ってみたんだ」
(プリンを提示する)
家主「お、おい、これって……」
キリカ「うん。勿論、男の人が喜ぶおっぱいプリンだよ」
(キリカの手にあるのは、乳首などをリアルに再現したプリン)
キリカ「ちなみに、ちゃんと私達ので型を取って作ったものだからね」
家主「こ、こら。お前らやめれ!」
(ちなみに、それは原寸大乳首とその周辺しか再現できてない)
キリカ「でも、残念だけどサイズまでは再現できなかったんだ。だってほら、材料が足りなかったし」
家主「材料って、まさか……」
キリカ「もちろん、おっぱいプリンだもん。人乳を使ったミルクプリンに決まってるじゃないか」
家主の呼称が「おにーさん・お兄様」ではなく、家族の最年少にあわせた「おとーさん・お父様」でないと不自然か。
キリカ:音もなく窓から侵入、家主を驚かそうとする
家主:疲れて就寝中
キリカ:がっかりした後に、いたずら的電球点滅 家主の横に潜り込む
家主:反応はない、現実は非常である
キリカ:すこしふてくされて家主をゆする、とやや反応がある
家主:半分寝惚けて横にあるちいさな物体を抱きすくめる
キリカ:焦る とても焦る
家主:再度夢の世界へ、現実世界は非常である
キリカ:なんやかんや考えるが結局自分も寝ることにする
家主:数時間後に起きて一人で驚く
キリカ:夢の中
まで想像した
>>824 なにそれ可愛い
むっちりキリカちゃんを抱き枕にして眠るとか、凄まじく安眠できそう
キリカちゃん、実は寝相悪くて朝起きたら布団乗っ取られてそうではあるけどw
TDSに出てきたいつまでも一緒の仲良し姉妹もおりキリと同じような白と黒の魔法少女コンビ
ゆまちゃんスレでやぬマギの人引退宣言したね
かなしす
よそのスレはよくわからないので詳しく
談義スレで確認、わざわざどうもでした
おい、ちょ、え、マジ?
アレがそうだっていうのか?
それってこのスレのSS書きが、もう電車の人くらいしか残ってないって事じゃないか?
>>827 全部コイツの早とちりです、こいつぁ メチャゆるさんよなぁ―――ッ!
ごめんなさい、全部自分の勘違いです
許して下さいごめんなさい
メイド服の織莉子ちゃんprpr
変身時の髪をおろしてる状態でお願いします
織莉子ちゃんは髪の毛結んでても下ろしてても可愛いよ
織莉子ちゃん、髪の毛長いしウェーブがかってるしで手入れが大変そう
個人的イメージで細くて滑らかな感じの髪の毛を想定してるんで、お風呂入る時にはタオルでターバンみたいにしてそうだなとか思ってる
お風呂上がりに櫛を入れるのはキリカちゃんの役目です
織莉子さんは無難にダッフル辺りを着ている姿を想像するものの
キリカはちょっと変り種なのを着ているイメージがわいてくる
キリカちゃん、本編で描写されてる私服からしてあんなんだしなぁw
そう考えるとけっこう化粧も濃かったりするのかしらん
想像しにくいけど
織莉子ちゃんはおめかしする時薄化粧でめちゃくちゃ綺麗になるイメージがある
すっぴんでも綺麗
見滝原中学の制服着た織莉子ちゃんprpr
AA作られてたねー
やる夫スレのことかー
てか、みんなみてるんだね意外と
供給が供給だからね
速報は覗く程度でVIPは見てないわーなタイプもいます
やる夫スレでレギュラー張るとマイナーキャラでも一気にAAが作られるね
織莉子ちゃんもキリカちゃんのAAすこしずつ増えてるね
メイドの織莉子ちゃんprpr
織莉子のAAラッシュがすごいな
なにが起きてるんだ一体
ドヤ顔っぽくて吹くんだけど、かわいいじゃないか
おりこちゃんおりおり
「好きなんだ
立ってる時の雰囲気が好きだ
動き方が好きだ
ゆっくり話す話し方もいい――なによりも顔が好きだ」
「おい、恥ずかしいっぽいシーンを音読するな」みたいのを想像した
まず初めに感じたのが熱だった。場所は自室の布団の中だ。
煎餅布団に煎餅毛布の合わせ技と言えど、一晩寝れば流石に温かくなる。男の人肌なんてあんまり好ましくない代物だろうが、俺一人が温まるには何らの不都合もない。
だが俺が感じたのはそれとはまったく違った温かみ、俺の胸に抱かれた物体が発する大凡37度近辺の人肌の熱だった。
俺が意識を完全に覚醒させた瞬間、目に入ってきたのは俺の身体に密着して眠る一人の少女の姿だった。
呉キリカ。俺の借り部屋にたびたび遊びに来る二人組の少女のうちの片割れが、俺の布団の中に寝ているのだ。
自身と俺との体温が合わさったせいで額に汗をかき、そこに前髪が張り付いてしまっている。
体温上昇で頬が上気しているうえ、唇もどこかしら艶やかでリップクリームを塗ったように輝いて見える。普段何気なく見ている、瞑られた眼の睫毛でさえが湿り気を帯びて色っぽい。
まったく、こいつは、と俺は思った。普段のきゃんきゃんとした態度がなければ美人なのになぁ、と。
もっとも、普段のころころと変わる表情やぐりぐりと動く瞳もまた可愛らしいものだが。
まるで娘――いや違う、妹のようだ、と俺は常々思っているのだが――。
「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ?!」
俺は素っ頓狂な叫び声を上げて布団から飛び出た。裏返った声だった。ほとんど金切り声に近い。
そりゃそうだろう。朝起きたら知らぬ間に少女と同衾していた、なんてことになったら誰だってそうなる。状況認識に、ようやく俺のリアクションが追いついたのだ。
布団から勢いよく飛び出した俺は、その事実に心拍数を著しく増大させながら状況を整理しようと試みた。
昨夜、俺は近々発表予定のプレゼンテーション用資料を作成していた。
面倒なことこの上ない作業だったが、評定に響くので造りは念入りにしておく。ミスがあってはいけないので、当然しらふだった。
だいたいひと段落したところで俺はそのまま寝入ることにした。もう午前零時を回っていたので風呂は翌日の朝に入るつもりで。
ついでに残り湯で洗濯もしようという算段だったのを良く覚えている。
そうして俺は眠りについた。最後に憶えているのは、昨日から続く強風が窓を叩く音だけだった。
簡潔にまとめることのできる内容だ。そしてそこには、キリカの奴の影も形も無かった筈だ。
別に治安が悪いというわけではないが、それでも俺は寝る前には家じゅうの戸の鍵を掛けて寝ることにしている。なんだかんだ言って用心するに越したことはない。
普段のキリカの侵入系のたる台所脇の窓にしても例外ではない。故にキリカの奴が侵入するのはおよそ不可能に思える、思える――思える、のだが……
キリカは、何と言うか不思議な奴だ。奇天烈な奴、と言った方が正しいかもしれない。
その行動はたいてい俺の予想の斜め上を行く。俺の中の常識や想定やなんかのハードルを易々と飛び越え、あらぬベクトルへと発進するのだ。
あまりにも調子に乗った場合には織莉子がストップを入れるものの、4割くらいの確率で今度は織莉子の方がアクセルペダルをぶっちぎるせいで、しばしばそれは加速することとなった。
その度、俺は自身の中の既成概念と取っ組み合いの喧嘩をしたものだった。
さて、PCに向かい合っている始点から就寝に至るまでの時系列を整理した結果、昨夜の俺は間違いなくキリカと一度の接触もしていない――という結論に至った。
しかし実際、それは全く意味を為さない解でもあった。
事実として、キリカの奴は俺の布団にくるまってぐーすか寝ている。やはり俺の記憶が間違っているというだろうか。
かと言って、たかだか15歳かそこらの女子に手を出すほど俺は落ちぶれてはいない、はずだ。
15歳、中学生。まだ「児童」と呼ぶべき年齢層だ。
正直俺も一介の大学生に過ぎず、正直なところ年齢の隔たりは二桁までは届かない。例えば婚姻関係を結ぶにあたっては、その程度の年齢差など珍しくもない。
だが年齢の分母が低い現状、やはり20代の頭と10代のど真ん中とでは、精神的肉体的成熟の面において著しい差異が存在するのだ。別に俺自身が成熟している、と言いたいわけではないが。
つまり、俺の布団でキリカが眠っているという状態は、どだいあり得ないことなのだ。
そのあり得ないことが今目の前で起こっている。ひどく頭痛のする事態だった。
「んにゃ……?あ、おはよ、おにーさん」
キリカが目覚めた。薄青い地に魚や貝などの海産物が描かれた寝間着が、もそりと上半身を起こして伸びをした。俺の心痛などこいつが知ろうはずもない。
「あ、ああ、おはよう」
俺は努めて平静を装う。今にも震えんと猛り狂う声帯を精神力だけで抑えつけた。
「ふぁあ、よく寝た……って、おにーさんあんまりびっくりしてないね。なぁんだ、つまんないの」
「びっくり、だと……?」
「そそ。寝るときには一人だったのに朝起きたら美少女と一緒に寝てた、なんて格好のどっきりネタだと思ったんだけどなぁ。おにーさん、意外と図太いんだね」
俺は目頭を押さえた。眼精疲労が溜まったときによくやるあれだ。溜め息を押し殺し、胃の中にため込まれた空気を少しずつ逃がす。
正直に言おう、俺は心底びっくりした。キリカの奴の目論見はまんまと成功したのだ。心臓バクバク、アドレナリン全開。今でも先ほどまでの冷や汗の感覚を思い出すことができる。
「……お前のこの手の悪戯に関して理由を聞こうってのは、まぁ野暮な事だってのは分かる。しかし、だ。……なんでこんな事をした?」
この問いは俺のびっくり隠しだった。
「ほら、この間のハロウィンではさ、おにーさんレポートやっててろくに構ってくれなかったし――お菓子はくれたけど。
だから織莉子にオーケーを貰って、トリック・オア・トリートのトリックの部分をやっちゃおう、と思って来たわけさ」
まぁ、おにーさんあんまりびっくりしていないようで、私としては残念だったんだけどなー、と言って語りを結んだ。
このキリカの物言いを聞いて、俺の中に湧き上がってきたのは怒りだった。と言っても普段のような保護者視点からの怒りではない。「してやられた」悔しさから湧き起こる、子供染みた憤懣だ。つまるところ、俺もまだまだガキんちょなのだ。
「なぁ、キリカ。ハロウィンって、なんなんだろうな。子供が街を巡ってトリック・オア・トリート?そんな規定はどこにもない。
要は、誰が誰にトリック・オア・トリートしても問題はない、ということだ」
「つまり……?」
「俺がお前に悪戯しても問題ない、ってことだ」
言うが早いが、俺はキリカに飛び掛かって羽交い絞めにする。傍から見ればひどく犯罪めいた光景だったことだろう。
だが俺は、こと現在においてはその思考を雑念として切り捨てることにした。
「ちょ、おにーさん何するの――あひゃ、ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!」
俺がやるのはくすぐりだ。左腕でキリカの身体を羽交い絞めにしつつ、右手で腋や脇腹をこちょぐりまくる。
寝起きの為にキリカの体温は高くじっとりと汗ばんでさえいるうえ、寝間着が汗で身体に張り付いてしまっている。一般的なウィークポイントを攻めるのはなかなか難儀だった。
「あひっ、あひっ、あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!はひぃ、はひぃ……」
だがありがたいことにキリカの身体は小柄だ。実にコンパクトだ。背後からなら、この身体の部位で届かない場所などありはしない。
「お、おにぃひゃんんんっ……!くしゅぐるのは、は、はんそくぅぅ!あひゃひぃっ!」
くすぐったさのあまり、もはやキリカは形振り構ってはいられなくなっているのだろう。口の端からは涎が糸のように垂れ、顔は真っ赤っかだ。目尻には涙が溜まっている。
俺は医学的なことは良く分からないが、これは交感神経が刺激されている状態だ、とでも言えば良いのだろうか。
だが俺はやめてやらない。
こちょ、こちょ、こちょ、と指先を脇の下に這わせ、どうやったら一番くすぐったくなるだろうかという邪悪な思考でキリカの身体をまさぐった。
俺がキリカのこちょぐりを終了させたのは、およそ3分後の事だった。
キリカは四つん這いになって荒い息を吐いている。げほっ、ごほっ、と咳すらもしている。
あの後、キリカが咳をし始めた時点で俺はくすぐりを止めにした。流石にこれ以上はまずかろう、と判断したわけだ。
笑いすぎると腸捻転を起こす可能性もあると聞くし、なによりもくすぐりというのはやられている側からすればかなりキツイものなのだ。
呼吸ができなくなるし、くすぐったさだけで全部の思考が停止してしまうせいで知らぬ間にあらぬ姿を晒してしまうことになる。
キリカもそうだった。
らめぇ、だとか、ごめんなひゃい、だとか、舌足らずに懇願するキリカのあられもない姿は、ビデオカメラに撮って保存しておきたくなるくらいだ。もしそれができていたら、織莉子のいるお茶会で放映してやるのに。
と、そこで俺は思い至った。
織莉子。あの子は今回の件にどうタッチしているのだろうか。
それをキリカに尋ねたところ、
「あ、うん。織莉子も来るよ。近いうちに、ね」
くすぐりからの興奮冷めやらぬ赤ら顔で、キリカはにやり顔で言った。いたずらっ娘の顔だ。まだ隠し玉がある、ということなのだろう。
「まぁ、良い。織莉子が似たようなことやらかしても、お前と同じにするだけだからな」
俺もまた、にやりと笑った。
俺とキリカの目線が交差して火花を散らすのが分かった。
ピンポーン、と呼び鈴が鳴る。
「おはようございますー!」
元気の良い挨拶。冬の寒さに息を白くしながら織莉子が登場だ。キリカが言った通り、当初から織莉子との打ち合わせは出来ていのだ。
「織莉子、おはよ!」
「キリカ、おはよう!」
キリカは寝間着のまま玄関に飛び出していって、ダッフルコート姿の織莉子に抱きついた。そして頬ずりをした。
相変わらず仲が良い。仲が良すぎる気がしないでもないが、まぁこの程度なら許容の範囲内だろう。きっと。
織莉子はキリカが抱きついた状態のまま俺の部屋に入ってきて、
「お兄様、おはようございます。キリカのトリックはいかがでしたか?」
「ああ、びっくりしたよ。まぁ、俺なりのやり方で溜飲は下したからもう気にしてはいないがな」
「うふふ、キリカの身体は温かだったでしょう?そして柔らかで――」
まずい、と俺は思った。このまま織莉子に喋らせると、キリカの身体的特徴を誇ることで数十分を要することは明らかだ。
だがありがたいことにそうはならなかった。腹が「ぐ〜」と気の抜けた音を立てたせいだ。
俺の、ではなくキリカの。
キリカは恥ずかしそうに顔を俯けて、
「お腹、すいた……」
「そうね、朝ごはんにしましょうか」
その日の朝ごはんはサンドイッチだった。俺が作ったわけではない。織莉子が籐のバスケットに入れて持参したものだ。
「私たちからの"トリート"の部分ですわ。どうぞ、ご賞味ください」
「織莉子がパンを切って、私が昨日のうちに具材を作っておいたんだよね」
「……と、いうわけです。どうぞ」
織莉子の料理のアウトプットの異次元具合はまだ改善されてはいないようだ。その分、キリカの料理の腕前は鰻登りだったりする。
俺はうちひとつを口に含む。ツナマヨネーズだ。柔らかなパン生地に包まれたツナとマヨネーズのコラボレーションを堪能しようと、味覚に意識を向ける。
そうして俺の味蕾を刺激したのは、恐るべき辛さだったわけだが。
「お、ふぅぅぅぅぅぅっ!?」
口を閉じていられない程度の激痛。「辛味」とは味の分類には存在しない。辛さとは、舌や口の細胞が悲鳴を上げる、痛覚によるものなのだ。
「やったね、織莉子!」
「劇辛☆ツナマヨサンドウィッチ作戦、成功ね!」
織莉子とキリカはハイタッチした。もっとも、織莉子は腕をそれほど高くは掲げられないのだが。キリカのとの身長差という意味で。
俺は口を押さえて台所の冷蔵庫へと向かう。目指すは牛乳だ。
この辛さが唐辛子由来のものであることは、悲鳴を上げつつも把握することができた。これを緩和しようとするには、水で口をすすぐのではだめだ。牛乳も用いて口内に被膜を作ってしまうのが一番のやり方なのだ。
だが存在しなかった。そう、俺はたまたま牛乳を切らしてしまっていたのだ。
俺は絶望に満たされながら、これから1週間ほど、この二人を出入り禁止処分にすることに決めたのだった。
[了]
乙です
こう寒いとやわっこくてあったかくてちっこいのを抱いて寝たくなりますねぇ
乙であります。
おりキリと家主の仲の良い交流を読めるのは至福であります。
>牛乳も用いて口内に被膜を作ってしまうのが一番のやり方なのだ。
違う! 唐辛子のカプサイシンは油に溶けるから、脂分の多い牛乳(実際、西瓜より水分が少ない!)で流してしまうのが一番。
ちなみに自分は鷹の爪をそのまま齧り、掛け蕎麦が真っ赤になるくらい七味唐辛子をかけまくれるのが普通です(表情は変わらずに、汗だけ流れます)
乙
四つん這いキリカちゃんprpr
おりおりおりおー
いぇりいぇりいぇりいぇー
>>859 oh...知ったか失礼しました
渋投下の際には修正しておきます
訂正ありがとうございます
織莉子ちゃんはスキー上手そう
たまにミスしてすっ転ぶ以外は、大抵のコースは難なく滑っていきそう
キリカちゃんも織莉子ちゃんほどではないけど、それなりに滑れそう
雪焼けして鼻の頭赤くなったおりキリ可愛い
*特殊な内容につき、苦手な方はトリップ前のコテでNGしてください
それは夢だ。
「夢」と言っても子供の頃に見たようなノスタルジィを掻き立てるものではなく、これからの展望を楽観的に想う類の「夢」でもない。
眠りの床で見る、科学的には脳みそが情報を整理するときに生じさせるとされる、あの「夢」だ。
もっとも、その夢というのは俺の中ではかなりの特異なものに分類される。もっと言えば奇妙な、奇天烈な、なぜ見たのかも分からない、そんな夢だ。
俺が、女になる夢。
俺は女装癖も女性化願望も抱いてはいない。当然の事ながら同性愛者でもない。
普通に女性に恋をし、また欲情する男だ。生物学的にも、ジェンダーの面から言っても、それは紛れもない事実である筈だった。
そう、「筈」だったのだ。
目覚めた時、俺はすぐさまにはそれに気付くことがなかった。自分でジブの姿を俯瞰するには最低でも一つの鏡面が必要なので、そこは我ながら無理もない。
あくびをして漏れ出した声がいやに高いことに気付いた。風邪でもひいたか、そう思って身嗜みを整えるために洗面所へと向かう。
借り部屋の洗面所には鏡が据え付けてある。髭を剃ったり、顔を洗ったり、歯を磨いたり、あるいは髪を整えたり、そういった事にはつくづく重宝な鏡だ。
寝ぼけ眼で洗面所に向かう。ショートカットの髪の毛が揺れるのが見えた。つい最近切ったばかりの某バイヨネット神父のような髪型が、慣性の法則に従って揺れるのが分かった。
蛇口をひねり、冷たい水が洗面器に注がれる。
ちらり、と視線を正面の鏡に遣る。俺の顔ではない。
一度視線を洗面器に落とす。
もう一度鏡を見る。二度見だ。やはり俺の顔ではない。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」
俺は思わず叫んでいた。
俺は男だ。
生物学的にも社会的性差の面でも、嫌になるくらい男だ。
朝起きればナニをおっ立て、髭を剃り、事ある毎に抱きついてくる無垢な少女たち相手にいきり立つことがないよう自制をする程度には、男だ。
実際、キリカの奴には「おにーさん」と、織莉子からは「お兄様」と呼ばれている。どこからどう見たって男だろう。
だが今の俺の首の上に乗っかっているのは、紛れもなく女性の顔だった。
左右対称、とはいかないまでも端正な顔立ち。ピンクに近くなった唇、控えめな小鼻、長い睫毛にぱっちりとした、しかし三白眼の瞳。眉毛は描いたように整えられている。
髪型は昨日までの俺と然程変わってはいない、せいぜい首の後ろの刈り込みが消失したくらいで、所謂ベリーショートと呼ばれる髪型に落ち着いている。
だがその髪型は、ついさっき床屋――理容室に行ったばかりのような調和を見せている。
美人ではないが醜女でもない、だが目つきの悪いあまりお近づきになりたくないタイプの助勢だった。
俺はぺたぺたと手で自分の顔を触った。
まるで違う顔だと言うのに、どういうわけかこの見知らぬはずの顔の輪郭や手触りは、まるで生まれてこの方ずっと向き合い続けてきた相手であるかのようにしっくりときた。
そして顔をなぞるその指も、一の腕も二の腕も肩も、胸も。
俺を構築するありとあらゆる人体のパーツが完全に女性のものとして置き換えられてしまっていることに、ここで俺はようやく気付いた。
そしてそのどれもが、確かに俺のものであるという奇妙な確信に満たされているのもまた、俺は感じていた。
ちなみに胸はキリカと織莉子の両方を遥かに下回る水準だった。平板、と言える。
俺は頭を抱え、布団の中に再び潜り込むことにした。現実逃避だ。こんな姿になってしまって、出歩ける筈がない。女物の下着も何も、俺は持っていないのだから。
だがこういう時に限って、奴はやって来るのだった。
「やぁ、おにーさん!おや、なんだか今日はやけに部屋が薄暗いね。いつもなら、パック詰めのご飯をレンジでチンしてる頃だと思ったんだけど」
例によって、呉キリカだ。遠慮なくガラス戸を引いて、俺が毛布にくるまっている部屋まで入ってくる。
「はっはーん?おにーさん、風邪をひいたね?あれだけ私に『薄着は風邪ひく元だ』なんつってた癖に、自分の方が風邪をひいちゃうなんて情けないなぁ」
風邪ならどんなに良かったことだろう、と俺は思った。事態はより深刻だ。
「あ、ああ。そう、風邪をちょっと、な。うつると不味いから、悪いが今日は相手になってやれん。すまんが、今日は帰ってくれないか」
喉から出てきたのは明らかに俺のボイスではない。ハスキーで低い、例えるならばシンセサイザーのような女声だ。
俺はしまった、と思った。今の俺は男ではない、女だ。当然声もその筈で、くるまった毛布からは倦んでしゃがれた女声が染み出したことだろう。
だが、
「あー……なんか声の調子もおかしいし、やっぱり風邪、みたいだね……
そうだ!今日は織莉子と一緒に、おにーさんのこと看病したげる。いつもお世話になってるし、おにーさんの看病なら一度経験済みだからね。
ふっふっふ、美少女二人に看病されるだなんて、おにーさんはとんだ果報者だね、まったく!」
どうやらそれは杞憂だったようだ。少なくとも「誰だ」と驚かれて布団を剥ぎ取られることはなかったわけだ。
だが全体の流れとしての状況は確実に悪化している。看病ともなれば、必然的に2人に顔を見られることになる。
以前看病してもらった時には身体を拭くための湯を沸かしてもらったものだが、今回はどうなるかも分からない。
「だがうつすと不味いし……」
「前も言ったと思うけど、私たちは風邪――というか病気には滅法強いから大丈夫さ。
それに、これも前に言ったことだけど、これだけお世話になってる相手が病気してるのを放っておけるほど私たちは不義理ではいられないんだよ。
だからおにーさんは、大船に乗った気になって看病されていると良いよ」
そう言って、キリカはハハハと笑った。俺が本当に風邪をひいていたとしたらどんなに頼もしく思えたことだろう。
……いや、そうでもないか。
俺はキリカの義理堅さも知っているし、織莉子がこれまた義理堅い子だと言うことも知っている。そして両者とも共通して、優しい子だ。
時に悪戯をしてきて俺を困らせることはあるが、それでも今、こうして100パーセントの善意で看病を申し出ている子らを拒絶することができようはずもない。
俺は二人に嘘を吐いていることにちりりと焼けるような胸の痛みを感じつつ、仕方なしに看病を受け入れるしかなかったのだった。
「じゃあ、まずはお熱を計りましょうねー。心配しなくていいでちゅよー、私と織莉子ですぐに治してあげるからねー!」
そうして、キリカは俺の布団を剥ぎ取った。
突然のことだった。
時間が、止まった気がした。
「誰ぇっ!?」
キリカの叫びが、俺の狭い借り部屋の中にきんきんと響いた。
「……俺だ」
「いや、だから誰なの!?――まさかっ、まさかまさかまさかっ!まさかっ!おにーさんの彼女さん!?
そんなぁー、私と織莉子というものがありながらいつのまに、こーんな美人な彼女を作るなんて、おにーさんの裏切り者ーっ!」
「お前らは俺の彼女じゃないだろ!お前らは妹か娘みたいなもんで、俺からお前らにその手の感情を抱いたことは一度もないぞ!
それに俺は、この部屋の家主だ。彼女じゃない。つい一昨日会った時には正真正銘むさくるしい男だった、お前らがおにーさんとかお兄様とか呼んでる、家主だ」
「うっそだー。だっておにーさんはむさくるしくって強面で、挙句デリカシーの欠片も無い言動をしまくるじゃないかー。
……まぁ、確かにおねーさん、ちょっと不機嫌そうな顔してる所は同じかもしれないけど……?」
「信じられんよな。俺も信じられん。朝起きたらこうなっていて、あまりのことにショックでふて寝してたところだ。
そこにキリカ、お前がやってきたもんだから大慌てで布団に潜り込み、姿を見られんよう仮病で誤魔化した――と、こんなところだ。
お前が布団を剥いじまったせいで、俺の努力も水の泡になったわけなんだがな」
本当に、俺は途方に暮れているのだ。
「正直なところ、いきなりこんな姿に変わっちまって、どうしたら良いのか分かん。目の前が真っ暗になった感じだ。もう、泣きたいくらいだな……」
意図せず声のトーンがずんと落ち込むのが、自分で分かった。
それを察したのか、キリカは数秒だけ物思いにふけった後、
「うーん……本当におにーさんだったら、私のこと何でも知ってるはずだよね……あんなことやこんなこと、そんなことまで。たぶん、織莉子の次くらいには」
でもないだろうと思う。俺は積極的には詮索しないため、こうして俺の家にやって来ては飯をたかるということ以外、目下の所キリカと織莉子は未知なる存在で在り続けている。
「じゃあ質問!私のパンツの色は、何色かな?本当におにーさんなら、分かるよね?まさか私たちの置いておいた衣類箱、彼女さんには見せてないだろうし」
俺は、絶句した。
確かに、俺はキリカの下着の色を知っている。ある夏の日、雨でびしょ濡れになったキリカが、洗濯しておいてと俺に押し付けていったあの上下の下着の色を、俺は知っている。
俺は生まれたばかりの鳥の雛を扱うようにしてそれを扱った。外で乾かすと妙な噂が立ちかねないので、部屋干しをした。
女物の――少女の下着が部屋の一角にぶら下がっていることに、俺は言いようのない違和感を感じたものだった。
また、織莉子とキリカは時々俺の部屋でお泊り会をする都合上、俺の部屋の隅には小さなラックを容れ物として下着や普段着などが常時3着ほど置いておいてある。
見せびらかしたりはしないが、俺が見てる最中平然と下着屋なんかをその中に入れるものだから、嫌でも俺はそのカラーリングを覚えてしまうのだ。
ちなみに、概ね二人の下着はいつも同じだ。
だがそれを口にすることは、なかなかどうして憚られることではある。
女子中学生の下着の色を口にしろだと。
今や身体は女性のそれとなってしまった俺だが、それでも男としての羞恥心くらいは、ある。
というよりもメンタルは男そのものなので、それを口にするのは結構恥ずかしいものがあるのだ。
「言えないのー?じゃ、やっぱり彼女さんだ。おにーさんの裏切り者め」
俺がもがもがと口ごもっている間に言いたい放題だ。にやにやとしている。
……こいつ、実は俺がこの部屋の家主だってこと、分かっててやってるんじゃないだろうか。
「分かんないのかなー?おにーさんなら分かると思うんだけどなー?」
にやにやとし続けているキリカを見て、俺は次第に腹立たしさを感じていった。
女子中学生の下着だ。要するに、まだ尻の青いガキんちょが付ける、子供染みた下着だということだ。その色を口外するに配慮する理由が、いったいどこにあるというのだ。
俺はとうとう、口に出すことにする。
「……ピンクだ」
「……へ?」
「ピンクだ。その……桜の花びらみたいな色で、前の部分にリボンがあしらってある」
俺はしてやったりと口角を捻じ曲げて見せる。対して、キリカは口をO(オー)の字に開けている。何で知ってんの、と言わんばかりの顔だった。
「何で知ってるの!?」
「そりゃ、あの時俺に洗濯するよう預けたのはそういうのだったし?あのラックに入ってるのだって大体お子ちゃまっぽいピンク色のだろ?
あんだけ見せつけたらな……そりゃ、ガラくらいは覚えちましな」
うーん、とキリカは唸った。
その唸りが、俺がパンツの色を覚えていたことに起因するのか、俺が女になってしまった事実を突きつけられたことに起因するのか、判断に苦しむよう思われた。
「流石に……それを知ってるってことはおねーさんはおにーさんなんだね……その口の悪さもそうだし、不機嫌そーな表情も良く見たらおにーさんそのものだし。
でも……うーん……一昨日までのむさくるしいおにーさんが、こんな美人さんに……?」
それほど美人ではないと思う。顔の造形的にはキリカの方が可愛らしいと思うし、織莉子の方が美人だ。
キリカの場合、ころころとした鼻や大きな釣眼、控えめな眉毛、八重歯、唇、その他諸々のパーツが「私は可愛いです」と主張しているような感じだ。
織莉子に関しては、引いたような眉やすらりとした鼻、垂れ眼気味でありながら意志の強そうな瞳。
頬の肉の付きなど、骨格と肉が理想的なバランス感で「私は美人です」と主張しているように思われる。
対して俺は気の強そうなだけの一般人顔で、正直言ってこの二人と比すると見劣りが激しいように思える。少なくとも「隣の芝生が青い」というだけのものではないだろう。
「そんなことないよ。おにーさん――今はおねーさん?は十分綺麗さ。織莉子の次くらいには、ね。まぁ、私の周りには同着二位が沢山いたりするんだけどね!」
そうしてあっはっはと笑い出したキリカに、俺は心が緩んだのか大きくため息を吐いたのだった。
俺が俺として、見た目なんぞに関係なく受け容れられたことに、俺は心底安堵したのだ。
と、その時、ピンポーン、と安っぽい音を響かせて呼び鈴が鳴った。
「おはようございます!」
よく通る溌剌とした声が、俺の部屋に響いてくる。誰であろう、美国織莉子だ。
「おっはよう!織莉子!」
「おはよう、キリカ!」
挨拶しつつ、織莉子は例によって居間に入ってくる。俺が「邪魔じゃない」と言ったせいか、部屋に上がるとき「お邪魔します」と言わなくなってもう久しい。
そして、
「おはようござ――何方様でしょうかっ!?」
織莉子は俺の顔を見て大いに驚いた。
「あ、織莉子?この人、おにーさんの彼女さん。恋人なんだって」
「恋人さん!?まさか!?ええっ!?」
初めて見る、織莉子のオーバーリアクションだった。
「ちがーう!俺はこの部屋の家主だ!正真正銘の、な!おいキリカ、法螺を吹くな!」
キリカは依然にやにやとして、
「昨日はお楽しみだったらしいよ。それで、おにーさん今は朝ごはんを買いに外に出てるんだってさ」
「へ、へ、へぇっ!?嘘でしょう!?キリカ、それって嘘でしょう……!?」
「そうだ、キリカの法螺だ!キリカ、下らない嘘は止せ!」
「で、で、でもこんなに美人な方だし……お兄様ほどの器量なら恋人くらい……?
ううっ、そうしたら、お兄様は彼女さんに掛かりっきりになって、私たちの相手をしてくれなくなるんだわ……
そうしてちょっとずつ疎遠になっていって、姦しい私たちが邪魔になっていって……うううっ」
「だから、俺は今彼女はいない!そして俺は、彼女でもない!おいキリカ!織莉子をなんとかしろ!」
悪化するにしきった状況を打破し、なんとか俺がこの部屋の家主であることを織莉子に理解させるまで、たっぷり1時間を要したのだった。
今回はここまで。
やろうかどうか悩んだけど、やることにしました。
今は反省している。
では、また。
おつー
こうゆーのもいいねぇ
乙で
これからが本当の戦いだ…勿論衣服的な意味で
乙でございます
毎回参考になります
ちっぱ主万歳
どうしよう
すっごいどうしよう
家主書こうと思ったんだけどどうしてもコレジャナイ感が激しくなる
いっそのこと別の人にしてしまおうかどうか迷う
家主はこのスレの集合的無意識なので誰が書いてもいいのですよ
元が「俺×キリカ」ネタですんで、どうしても書き手側の主観が入っちゃいますし
何も私の、キャラが一人歩きしだしてしまった家主に合わせる必要はないのでは、と思います
乙です。
女体化家主ですか……、うーん、微妙。まあ続きは気になりますけど。
せっかく女体化なら、
キリカ「おにーさん、いや、おねーさんか。すっごい胸だね」
織莉子「ほんと、元が男性だなんて信じられないくらいね」
巨乳コンビであるおりキリよりもさらにデカイ、圧倒的な迫力の爆乳である。
キリカ「(遠慮なく鷲掴みにして)うわ、すっごーい柔らかーい」
家主「こ、こら、やめんか」
キリカ「えー、だって、こんなに大きかったら、誰だって触ってみたくなるじゃないか。ねえ、織莉子」
家主「織莉子、お前の方からも言ってくれ」
織莉子「あの、お兄様。いえ、お姉さま。私にも触らせてください」
家主「お前もか!」
並んで歩くおりキリにマフラーを巻くという図も
普段は(個人的に)魅力的に感じている身長差が邪魔をしてしまうジレンマ
>>878 身長差あると必然的に歩幅も変わってくるから、仮に織莉子ちゃんが長いマフラー自作して2人で巻いたとしても色々大変そうだな
寒い中、繋ぐ手だけ手袋付けずにいるのもまた素敵なことだなぁ、とふと思った
自作の超々ロングマフラーもよし
お互いのコートの近位のポケットに手を突っ込んで寄り添うもよし
超ロングマフラーだと、編んでる間に冬が終わってしまいそうだw
二人で半分ずつ編んで最後にそれをくっつける、というのも良いけど
で、お互い相手が編んだ方を首に巻くの
キリカは編み物慣れてなさそうだけど、織莉子さんがなら…織莉子さんなら一晩でやってくれるはず…ッ!
まぁ部屋で二人で編み編みしてるのもよさそうですけどね
最終手段は、織莉子ちゃんのコートに入って二人羽織かな?
そうすればマフラーもそんなに長くなくて済むし、温かいし密着してるし
「織莉子と繋がったままこんな街中歩くなんて
頭が頭がフットーしそうだよおっ」
みたいなフレーズが脳裏をよぎったりもしたけれど、私は元気です
しまったな、頭と頭で頭が被ってしまった…
個人的にそういう行為は家のプライベートな空間でしていて欲しい
何て言うか、二人だけの園、みたいな感じ
他には譲れない二人だけの空間を持ってるの
クリスマスには美国邸の一室を飾り付け、キャンドルの灯りだけで二人で思い出に浸ったり愛を語り合ったりしてれば良いと思う
二人で作ったケーキやクッキーをつまみながら、酒蔵に置いてあるワインなんか持ってきてちょっと酔っ払っちゃったりとかして
耽美だな
誤解しないで欲しい、元ネタはアレの最中に生じた事故で「頭がフットーしそうだよおっっ」と相成ったわけだけど
別に肉体連結で露出趣味を楽しむって意味合いじゃない
◆dYJkK3WzQm8c氏の家主ものを見てると、一夫多妻制というかハーレムエンドというか、そんな未来が妄想できて止まらない。
pixivで織莉子とキリカのタグを増やしてきた
織莉子ちゃんとキリカちゃんをToLOVEるなことしたい
Toloveはよく知らないけど
織莉子さんには「破廉恥」という単語が似合うのではないか、勿論言うほうの側で
織莉子「は、破廉恥ですっ!」///
む、虫を見るような目でもいいぞ…ッ
織莉子「――破廉恥なのね、貴方」ジトッ
ゆまちゃんと織莉子ちゃんで、なにかできないかなぁ
ゆま「『破廉恥』ってなーに―?」織莉子「!?」
(胸を触りながら)ですね、わかります
恥らいながら説明するのか
はたまた凍てつくような声で説明するのか
キリカちゃんを押し倒してコマしながら
「これが『破廉恥』な行為の一つよ」とか言っちゃってもOK
>>899 乙です
ワイシャツ織莉子ちゃん可愛い
おっぱい可愛い
すごく…おっぱいです
織莉子「そうね、破廉恥って、こういうことかしら」
織莉子が指を鳴らすと、ゆまはたちまち一糸纏わぬ姿に変ぜられた
ゆま「……きゃぁっ!?」
ダメだ続きが思い浮かばぬ
, ⌒ヽ
__ / \
_, ´ - 、 ` {r 、 ヽ
/⌒ ヽ \ :.
'"´  ̄ ̄ ̄ ̄ `丶、 , / :. :.
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ、 / ' : ト、 i ヽ i
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ ., . ハ i iト :.厶斗‐ i\ │
./: : : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ i i i 斗jハ :i j/ j/i ! :ト、 !
/: : : : :.:l: : : : : : : : |: :l: : : : :ヽ:\ : l: : :l l ´| ヽ !ィ灯汽.! , -、 :. i
/://: : : |:| : : : |丶: : : .ヽ: : : : :l/∨二|: : :l. .j! i |ィ灯汽 :. 炒 ; ( i ! :
// ./::| :| : |:| : : : |...ヽ: : : : 丶 /|_ | ==|_ : :| ハト 炒 , j/ / / r' / ! ハ
/ // |: :|: : |:l`ー‐ト、 ヽ : : :/化仗「j}| : : | } :│ / j ヘ ! , / ィ ´ ' / :i
/ .V: :_|:L‐fr〒仗仆'∨ 弋辷ソ ノ!.:.: :レ: : :| ハ. 人 ー 彡イノ /j! / , :!
__ _ .|ヘ:.:.ヘヾ弋辷ソ ` …'´│: : !: : : | i l ハ ィjィ , ; 丿
ヽ._| |_/ /〉 |:(ヘ : ヽ`…‐'´ .._ |: : /: : : :| :j/从{. ≧ __ ≪ i i、
`‐′|: :`ヘ: :丶 マ X ) .イ!: /: : :∧!. __| | ; i | \
,.ヘヘrー、 |: : :ハ: : :l≧=- ゝ _, <|: :j:|/ : W __ イ¨ノ ーァ=- 、i ハ ! \
. ///⌒V |: /ヽ∧ : l \ `く―-、 ヽ厶ヘ∨ ヘ≦/////ハ 、_ _, ///// | i/∧ ヽ 、
〈 '´r〉 '´ / \| ∧`ーrrュノVヘ`ヽ ハ/\/////∧ー――‐一//////∧ i//∧ \
ヘ } / ̄ ∧ミヘ l |彡Vヘ \ i////,\////ハ ////////,j////∧ i
ヽ く / ヘ |:::::| ヘ ヽ |///////ヾ//∧ ////≫≦///////,i! '
\ `く二ヽ __. |:::::::| ヘ )、. | ////////≫x∧__/x≦////////////,iト、 ∨
ちょっと気が早いけど
>>899氏に釣られて次スレ用AA作ってみたテスト
やる夫AA保管庫から切り貼り
次スレタイもそろそろ出してったほうが良いかも
/ Vハ -= _ -=ニ\ \::/|/ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
, Vハ¨ -= ,ノ⌒\___/:::| /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
/ ∧j斗/ ̄ ̄| \: :.\\|. /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
. / // :/ . : :| ‘,: . \\ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. f^l / 〉
/ ,/. : :/ _: : : :|-─‐ァx‐-ミ}: : ∧:.\ '.::::::::::::::::::::::::::/.:::// \ :::::::::::::|::::}::::::::::::::::::. l Y {
. / / . : : ムイ-‐廴__ノ、 ( j ̄{___ノ⌒jノ: : : \ |::::::::/ .::::::::::::::|::::/ヘ _'.::::::::::/}::ハ::::::::::::::::::. く ヽト、 ',| i|
, /___,ノ 八. ィf笊 )::.. )笊心 |: ム斗‐rヘ,,) |:::::/ .:::::::::::::::::|:::|//////ト、:: ムニニ|:::::::|:::::::: | r‐ヘ Y Y
. ′ 廴{ {\{ { 从 V(ソ ー=彡'V(ソ 八 (::: | |≪. |::/ .::::::::::::::::::::W'////// }/ ァ=く|:::::::|::::i|:::| 辷⌒ヽ \ 〉
; //..:乂Yi⌒ミ 八乂' ' ' 丶 ' ' 'ムイ , )ノ 八ハ、 lヘ::::::::::::::::::::::::|/////// ムイi}|:::::/.::::从l `7 {‐ァ─‐z _
|: //: : : :ノノ : : 廴__ノミ=- - 乂_彡イ⌒ぃ:::::Vハ\ \::::::::::::::::::|── ´ 込ソノlイ.::::: '.::::| / | | | /| /
| // : : 〃 /: : ⌒\ノ> __ ,,≦7ムィ⌒ | |八::::::Vハ \ >──┴ァ ト、_ ' }::|:::::/.::::::| ハ {/^Yヽ/ く /
|、 // : : ノノ /r─‐-ミ圦∨:| ̄ ://: /: :| .:| |::::..\:::Vハ \ _ / //////// ヾ ニ=‐ /::i|::/.:::::::::| / W / ムヘ _〉 | ,
{ニ}//: : 〃 /__ノ . : : : : :\:V77Y/: / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}:::. ‘,:::::::;, (_厂ミ く//////////个:.. イ777 }ヘ ::::::::| く / ̄f' / / i「l/
|/∧: : : 厂 ̄ ─=ニ -=ニ:{///}: : : . \: .ニ=- :  ̄\ノ::::::::::;, \)'゙. ∨///////ト、「 ̄ 丁「 ̄ l,'////// \ :| ∨. く|i / /
{从ノr< ̄ ̄ -=. : / /¨¨¨V : : : . \: : : . =-: :\、:::::::;, },'////// ヽ\ ムrヘ //「 //ト、 `! / i| /ヽ |
/ : : 廴/\ -= :/ :/: : : :.:‘, : : : . \: . =-))::::::;,. /\////| \/.:.:.:.:|\|//|///|/ 77ヽ / }、_ / \ !
. /: : : ノ / )x< / / : : : : : :‘, \ \::::::::::;, ////\//|\ ,/\:.:.i| \i|///|///// 77/ rく { rく |>、
: : :/ / ⌒´ : \/ /: : : : : ‘, r─j___仄}丿::::::::::;, /'///////\|_ \/ 「:.:.\ \,'/∨////// / \ ノ ノ マ^7|
/:/ /{_/ . : : . :\___r/ ‘,_廴_ノ: : : : . \:::::::::::::;, {'/////////// 7777アミメ、.:.:.:.\ \il -=≦{ / r< / ∨i|
.=彡/ . : : . : : :/>::::/ ‘,/<∨: . : : : . \ニ=‐ノ |'////////////////////\r< 77777/////人 //  ̄ \. _Y
// />::::/ ‘, <∨: : . : : . \彡';,. ト、////////////////////////\ /////////ハ / / / ||
もう一つぺたり
ゆまスレと統合したいなあ
このスレはキャラ個別スレとカプスレを兼ねてるからなぁ
俺としてはゆまスレとの合併は賛成できないな
おりキリスレがおりキリスレであることに意味があるんじゃないかと
あとゆまスレのあの流れが持ち込まれるのは勘弁
今更そんな奴らはいないと言われればそれまでなんだが…
ゆまは、ついに次号のきらマギで燃料が投下されるので、ゆまスレの勢いが出るんじゃないかな。
それでも勢い出ないなら、統合してもいいんでないかい。
てことはキリカ(前後編)→ゆま(2話くらい)→織莉子さん(2話くらい)の流れで掲載、と見ておいていいのかな
まぁ個人的に統合はしなくていいでしょうと思う
>>906的な意味で
この調子なら単行本出せるな。
果たして単行本出るまできらマギが保つだろうかという不安が……
その場合にも何らかの形で織莉子ちゃん話は放出してもらいたいところ
日常のおりキリいちゃいちゃ話でも良いのよ!
統合しない場合の次スレ案出しとく
【おりこ☆マギカ】美国織莉子と呉キリカは番外編でもっと可愛い5
AAつかうのはいいけど横幅は900以内におさえたほうがよいと思うよ
しかし、おりこもキリカもほんのちょっと流れば違えば本編組とも共闘できてたかも
しれんと思うとちょっと悲しいのがあるよね
>>899 えらいAAが改変スレに投下と思ったらあなたかw
リベンジで今回さやかぁちゃんが契約と杏子登場で〆てたから
あと4話分(仮定)くらいはあるだろう、たぶん
>>906 このスレの寛容な空気が、統合されても維持できるかどうかは非常に疑問だな。
寛容というか、おりキリスレとして続いてきた雰囲気といいますか
なんにしても統合されたら維持はできないでしょう
1スレ目立てたもんだけど
こっちはこっちで二人の話したくて立てたわけで
向こうは向こうでゆまちゃんの話したくて立てただろうし
無理くり統合することないんじゃないかなぁと思います
でも幼女とおっぱいが絡み合うのは素晴らしいので絡み合う話題がでるのはいいと思います
>>917 ゑろゐ
破廉恥な格好してる織莉子ちゃんも可愛いなぁ
そういや1スレ立ってからもう1年以上経つのか
早いな
細々と続いてはいたけどきら、マギがこなかったら危ないところだった…と思ってしまうのでした
なぜか「きら、マギ」に分割されたマジック
>>920 大丈夫だ。家主の人が居る限り、このスレは残るだろう。
キリカイロ「熱は有限に無限だよ」な謎フレーズを想像した
聞いたアオリフレーズ的にゆまちゃんかと思ったけど、サブタイトルにダイヤモンド……?
仮に織莉子ちゃん主体のお話だとしたら、左右対称=髪を下ろした織莉子ちゃん=魔法少女時の織莉子ちゃん、て事なんだろうか
キリカっちを超える3話連続掲載だしなぁ
たしかアンチマテリアルズの人がきら☆マギから単行本化予定ありと言ってたんだよな。
普通に考えれば、おりマギ外伝の単行本化は確定だろう。
ムラ先生には、腰を据えて描いているズワルトの売上不調でショックだろうが、
ここは、おりマギで挽回して、ズワルトも長期連載を狙えばよい。
ズワルト不調なのか
まぁ世界観が先行してて読者には説明不測の感が否めなかったのも事実だが……
おりキリの生みの親なわけだし、なんとか売れてもらいたいねぇ
あの系列はバトル絡みありとか謎解きものは世界観説明からに時間取られて
売り上げ不調 → 2巻切りコンボらしいからね
編集が外部宣伝に熱心とかならともかく、単行本の売り上げは基本雑誌購入数は上回らないしねぇ
主役の意思が固まって話が流れてきだしてる所なだけに、もうちょっと待って欲しいと思ってしまうのでした
へえーそんな漫画あったのか読んでみよう
ズワルト売れてなかったんだな……
三冊ぐらい買ってくるか
残酷なこと言っちゃうと、正直ノイジーシトリンのキリカ誰これ状態だったし
シンメトリーダイヤモンドも同じ路線だったら多分評価は落ちる一方だと思う
>>932 単行本全2巻ぶんで描写されただけなのに、それがそのキャラの全てだとはとうてい言いきれないと思うの
まぁキリカに関しては、どうやっておりこ本編のような壊れ方に至ったかもう1クッション欲しいのも事実ではあるけど
マミさんが「壊れてる」って思ったから、そのまんま受け取っちゃったんだね…
そもそも壊れてるって何よ?
あの後のマミさんの「やられた…!」というセリフから考えるに、
キリカちゃんが壊れてるかのように演じていたという説を唱えてみる
演出の問題も大きいだろうね
マミさんに愛について語ってる場面とか、眼に光が入ってないとか演出的に明らかにヤバ気な雰囲気を出させてたし
あとあそこはマミさんの視点で描かれてるから、キリカっちの心理が描写されてなかった
対して番外編では、ぷにっとしていて可愛らしいキリカちゃんになっている
性格変えても告白できなかったりとか、過去の幼馴染との因縁とか、そういう設定も相まってより常識ある人間として描かれてもいる
そう言う所で、既存の「呉キリカ」というイメージとの乖離が起きてしまったんだろうな
たぶん、外伝が続くのならので壊れるきっかけのが描写されるんじゃないかなあとは思う
おりこちゃんのエロ同人が読みたいです…
やんちゃ黄水晶のキリカちゃんはまんま自分のイメージだった
うーん、「らしくない」かぁ
わかるわ、その気持ち
バニ―織莉子ちゃんphph
むしろ時期的にサンタコスかな…というかおりキリのダブルサンタでもいいよね
女の子のサンタコスったらミニスカサンタだが
百合的には赤いリボンで身体を巻いたキリカちゃんが織莉子ちゃん相手に「私がプレゼントさ!」とかやってもらいたい
フェイマギ、家主、はよ(迫真)
前の他所での引退宣言ってfateマギの人じゃない?初期作品のアレ的に考えて
おりキリを主に好んで書いてた人達ってーと、その2人くらいしか知らないというのもあるけど
「織莉子」って変換するときに「おりりこ」って打つから
偶に「おLilico」に化けて噴く
そうか?わざわざおりキリ引退宣言するほど書いてるのって見かけねぇし
私は「織莉子」って変換するとき「お」「り」「こ」って打つ
「おりこ」で即「織莉子」が出てくるように辞書登録してないん?
あっちで言おうかと迷ったけど、これ出されちゃってますよね 擬音的に考えて
織莉子ちゃんおりおり
おりきりふたなりレズックス素晴らしいよ
投下時期としては最適だったのだろうか、性夜的に考えて
おりキリのどエロ絵を、このタイミングで見られるとは思わなかった
これも番外編効果かしらん
ありがたやありがたや
この速度だとまだ次スレは早いかな
速度が上がらないようなら980くらいでも十分っぽいかな
しかしR-18タグがつくにも、複乳だったり魔女が淫乱世界線のだったりと
方向性が忙しいな
サンタ織莉子ちゃんの足にはさまれたい
もっティロにおりキリゆま出てるんだってね
1枚ずつだけだけれどね
一枚だけど、表情とかパンツとかで一応差分もあった筈
おりキリは可愛い
酷い目に遭ってるよりかはやっぱり二人でイチャイチャしてる方が俺としては良いかな
まぁ個人的にも棒が生えたり濡れ場ありとかより
軽くハグしながらどこかよき風に吹く地で心安らかに過ごして貰いたい気持ちでいっぱいです
「準備完了だね」
「そうね、ケーキもクッキーも作り終えたし、シャンメリーもキンキンに冷えてるわね」
「七面鳥は……」
「さすがに私たちだけでは食べきれないもの。我慢しましょ?」
「ちぇー。ちょっと楽しみにしてたんだけどなー?」
「そのその代わりに……ほら!」
「鳥の……唐揚げ!?しかも織莉子スペシャル!?」
「うふふっ、貴女のために内緒で作ったのよ?」
「嬉しい!織莉子、大好き!」
「……!もう、そんなに急に抱きついたから。危うくスープを溢してしまうところだったわ?」
「ご、ごめんよ織莉子!キミと私との愛の結晶が無駄になってしまうところだった!これは万死に値するよ!」
「あら、死んじゃ厭よ、キリカ?そうなったら、きっと私も寂しくて死んでしまうから」
「う、いや、そういう意味じゃないんだ。ただ、せっかく二人で作った――」
「うふっ、良いのよ。解っているから、ね」
「うー、織莉子がいじめるよー!」
「嫌いになっちゃった?」
「大好きさ!」
「ふふふっ、良かった。じゃあ、クリスマスパーティを始めましょうか。私たちだけの、ね」
「うん!」
「うーん……!やっぱり織莉子の唐揚げは最高だね!ほっぺたが落っこちてしまいそうだよ!」
「ありがとう、キリカ。それと、こっちも食べてね?」
「う、お野菜……」
「私が手作りしたドレッシングで味付けしてあるの。オリーブオイルとお酢ね。はい、キリカ、あーん――」
「う、あ、あーん……」
「どう、かしら……?」
「……うんっ!美味しい、美味しいよ、織莉子!もっとちょうだい!」
「ふぅ、良かった。キリカったらお野菜あんまり好きじゃないから、どうしたら美味しく食べてもらえるかなって、不安だったの」
「うん、美味しい!これならいくらでも食べれちゃいそうだよ!」
「うふふっ、そんなにせっつかなくてもまだまだあるわよ。それに、ご飯の後にはケーキもあるわ」
「二人で作ったケーキ、だね」
「ええ、そうね。それにしても意外だったわ。キリカ、意外と飾り付けが上手いのね」
「へ、そうだった?えへへっ、だったら嬉しいな。織莉子に喜んでもらえて」
「本当に綺麗だもの。食べちゃうのが勿体ないくらい」
「でも食べなかったらもっともったいないよ?」
「もちろん、承知しているわ。だから一緒に食べましょ?」
「うん。でもその前にメインディッシュの方を片付けちゃわないとね。……これだけ食べたら、もしかしたらケーキ食べられなくなっちゃうかも」
「大丈夫よ、夜は長いもの。今日はイヴで、本当のクリスマスは明日だし、ね。お夜食として食べるのも悪くないんじゃないかしら?」
「それもそうだね。――うん、このオニオンスープも美味しいや。濃い目のスープがパンによく合うね」
「うふふっ、喜んでもらえて嬉しいわ。パンに合うようにわざと濃くつくってあるのよ。お野菜も時間を掛けて煮込んであるから味が滲みて美味しいでしょう?」
「うん!それにこの溶けたチーズ、この油脂、かな……?それが全体をまったりとさせてるみたいで、すっごいコクがあるよ」
「よく分かったわね。そう、このチーズが一番のミソなのよ。――うん、うん、美味しいわ」
「さすがは織莉子だね。半年前が嘘みたいだ」
「もうっ、思い出しちゃいやよ?」
「いやいや!私は素直にすごいと思ってるんだよ。だって、たった半年でこんなにすごい料理を作れるようになるんだよ?」
「まぁ……あの時はひどかったけれど……きちんとレシピ通りに作ったら、いくら私でもそこまでひどいものは出来ないわよ!」
「それでもあれはひどいと思うけど?まさか魔法少女になってお腹壊すとは思わなかったもん」
「もう、キリカのいじわる!」
「うふふっ、嘘、嘘だよ、織莉子!あはっ、ほっぺた膨らませた織莉子も可愛いよ」
「っ……か、からかわないのっ!そうやってお茶を濁そうとしたって、そうはいかないわよ!」
「そんな風に顔真っ赤にしても説得力ないと思うけどなぁ……?」
「キ、キリカが急に可愛いとか言いだすからっ、んむぅっ――」
「――ぷはぁ……織莉子、好きだよ……ううん、大好き」
「……ありがとう、キリカ。私も好き――大好き……でも、急に唇を奪うのは感心しないわ……!」
「でも、気持ち良かったでしょ?」
「それは、そうだけど……」
「織莉子は、可愛くって、そしてキスが大好き。何も間違っていないんじゃない?」
「はぁ……反論、できないわね。……キリカにしてやられるのって、なんだか悔しいわ」
「んっふっふ〜、織莉子にはいつもしてやられてるから、偶には、ね」
「そうね、"偶には"良いかも知れないわね」
「ぐ、ぬ、ぬ……そこを強調するかなぁ……」
「ふふっ、ちょっとしたお巫山戯よ――って、あら?」
「どうしたの、織莉子?」
「シャンメリーが空いてしまったみたい。ちょっと取って来るわね」
「そんなの、私が取って来るよ」
「良いの良いの。今は私が家長なんだから。立場上、キリカはお客様なわけだし、ね」
「ん〜、じゃ、織莉子、お願い!」
「ありがとう、行ってくるわね、キリカ」
***
「私たちが出会って、色々なことがあったわね……」
「そうだね。色んな人と出会って、仲良くなって。魔獣を退治して……」
「お父様が亡くなって、失意の私を受け留めてくれたのは貴女。貴女がいなかったら、今頃私は……」
「……」
「いいえ、こんな時に、悲しいお話は似合わないわね。……そうね、色々な事があった。キリカが粗相して、お尻をいっぱい叩くことになったりだとか……」
「なっ、なんでそこでその話を持ち出すかなぁ!?それを言ったら織莉子だって、駅のホームでお漏らししちゃったくせにぃ!」
「っ、……と、とにかく、色々なことがあったわ。辛いお惣菜食べて、二人そろって口の中を腫らしちゃったりとか!」
「強引に話を捻じ曲げた!?」
「こほん……そんな色々なことを、貴女と――キリカと、一緒に味わうことができて、私本当に幸せ」
「……うん、そうだね。私も、こうして織莉子と一緒に歩むことができて、本当に果報者だと思ってる」
「……」
「織莉子……?」
「キス、して……?」
「織莉子……んむっ……っ」
「……っ、ぷはぁっ……キリカのキス、好きっ。キリカ、大好きっ」
「なんだか、今日は妙に甘えたがりだね……うん、良いよ、織莉子……」
「えへへっ、キリカ、頭撫でて……?」
「……」
「うふふっ、キリカの、撫で撫で……気持ち、良い……」
「……」
「……すぅ……すぅ……」
「……寝ちゃった。――あーあ、やっぱり。織莉子ったら、シャンパンとシャンメリー間違えて買ってたんだ……どおりで、なんだか顔が熱くなるわけだよ……」
「……すぅ……すぅ……」
「まだケーキ、食べてないのに、なぁ……」
「……んむ……キリ、カぁ……すきぃ……」
「……ま、いっか。――っ。おやすみ、織莉子」
「……ん……おや、すみぃ……キリ、カ……」
「好きだよ、織莉子。大好き。――おやすみ、なさい。また、明日」
[了]
女化家主の途中だけどごめんなさい
どうしてもクリスマスネタやりたかったのでやっちゃいました
イブの日はみんなで集まって、クリスマス当日は二人きりでささやかなパーティ開いてれば良いなぁ、と思ったり
家主相手には、クリスマスの次の日に手作りクッキーをバーターにケーキをたかりに行きます。
乙
個人的には上の粘膜接触までがちょうどいいと感じるのでとてもいい感じでした
クリスマスも終了したことだし、ああ…次は晦日と正月だ…
レ・ミゼラブルを見てきたおりキリがしばらくミュージカル調でやりとりする場面を想像した
>>971 違和感が無いw
キリカっちが役者口調と言うか、演説口調みたいな話し方するからそう思えるんだろうな
織莉子ちゃんも演説上手そうだし、ぴったりだ
美声や響きはいいんだけど、さすがに放映時間が長すぎて疲れましたw
おりキリはいい、心があらわれるようだ
>>974 サンタ織莉子ちゃんhshs
……なんか胸露出してる気がするけど気のせいですよね?
年末のせいかエプロンつけて新妻やってる織莉子さんや大学生で家庭教師アルバイトしてる織莉子さんを想像してしまうけど
別に年末とかは関係なかった
織莉子ちゃんは家庭教師とかも似合いそうだが…
たぶんその魅惑のボディで、受け持ち生徒たちに劣情とおっぱい星人属性を植え付けていくんだろうなぁ
罪作りなことだ
男子中学生とメガネをかけた女子大生先生、ありだと思います
【おりこ☆マギカ】美国織莉子と呉キリカは番外編でも可愛い5
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ヽ く / ヘ |:::::| ヘ ヽ |///////ヾ//∧ ////≫≦///////,i!
『魔法少女まどか☆マギカ』のスピンアウト作品『魔法少女おりこ☆マギカ』に登場する、主人公の白い魔法少女・美国織莉子と愛棒の黒い魔法少女・呉キリカ
「私の世界を守るため よ」
「だって 愛は無限に有限だよ」
>>950を踏んだ人が次スレを建ててください
無理ならすぐに代役を指名すること
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次スレ案出してみた
変更点
・各関連スレの更新
・かずみ組のキャラスレをテンプレに盛り込む
スレ立ての時期は敢えて変えてない
ゆまスレとの統合をしない、かつ異議が出ない場合にはこちらで
渡世AA人初めて使っためっちゃ楽しいwww
AAで織莉子とキリカと3Pがががががががががwwwwwwwww
>>981 >>愛棒
これでいいのか?
>>983 第1スレ目からの伝統(?)の誤字
敢えて直す必要もないかな、とそのままにしておいてあります
ゆまちゃんスレと統合しないんだ……
またその話か、しつけぇなオメェも
キャラスレを統合してもなあ……
しかも漫画キャラ板だぞ