円テンプの振動の要素
5振動は1秒間に5回振動したことを意味するが、その時のテンプの動きをモーションカメラで捉えて調べてみると、
1秒間に5往復(厳密には2.5回の振動が5振動の本当の振動数)の振動をしていることがわかります。
おおまかなリズム感ですが、10秒間にカチカチという音が25回聞こえるならそれは5振動です。
3振動なら1.5振動、12振動なら6回の振動。
1/10の機械式のストップウォッチの振動数は当然10振動です。
カチカチというテンプの爪とガンギ車とが噛み合う時の音のリズムも速いです。
12振動なら、1/12秒、24振動なら1/24秒と細かくなります。
アナログ式のストップウォッチは、多くても1/24秒が限界とされています。
※円テンプの機械時計の振動数は多くても24振動が限界。
もちろん、1/3秒、1/5秒のストップウォッチも存在していました。