「ヅラァ…」
銀時はそっと桂の腰に手を回した
「やめろ!銀時」
「俺はお前が好きだ」
思いがけない告白に月詠は目を見開く
「俺は国に命を捧げている…お前と契りを交わす資格はない」
「だから何なんだよ。お前はお前だろ」
涙が出るほど嬉しかった
国のために戦い続ける日々
それでも銀時はそれを受け入れると言ってくれている
今すぐ銀時の胸に飛び込みたい衝動を抑えつつ月詠はこう言った
「しかし…攘夷をやめることはできん…」
「今すぐとは言わねぇ。攘夷からも、お前を縛るしがらみからもいつか解放してやるよ」
銀時は自身の唇を桂の唇に重ねた