【カイジ】堕天録の社長・村岡隆に萌えるスレ3【福本伸行】
どうも1です。何と前スレが容量オーバーしてしまいました。
というわけでいらねーと言われるかもしれませんが新スレです。
1はこれから前スレのシナリオを綺麗にまとめて貼りつける作業に
取り掛かります。ご了承ください。
社長攻略恋愛シュミレーションゲーム 動作環境・壊れた脳
『マイ・ザワ(ザワ)・レディ』
本編【裏カジノ編】オープニング
主人公は途方に暮れていた…。
給料日直前に会社が倒産し、雇い主は音信不通となり、債権より優先されるはずの
社員の給料は帝愛ファイナンスに差し押さえられ、家賃の払えなくなった主人公は
問答無用で住んでいたアパートから追い出されてしまったのだ。
これからどうしよう…。とぼとぼと歩いていると、大きな屋敷には似合わぬ貧相な門に
これまたチラシのウラに書かれた『住み込みお手伝いさん募集』の文字が…。
【高給優遇!簡単な家事をお手伝いください!пE090-××××-×××× 村岡】
住み込み!家賃無しっ!食事付!圧倒的興奮が主人公の心を掴む!
(心象風景は鷲巣様 赤木ピンズ振込み参照)
主人公は、それがこれから始まる不幸への第1歩とも知らずに
どうか、まだ誰も募集していませんようにと携帯に手を伸ばすのであった…。
携帯の呼び出し音が鳴る。どうか、決まっていませんように…。
「…はい、村岡ざんす。お手伝いさん募集のチラシを見た?」
「あはっ……!よくきた…!よくきたね…!ようこそっ…!ようこそっ…っ!グフフッ…! 」
「門のところから電話かけてるざんすか?さっさと中に入るざんす」
「携帯の電池が減るざんす。 会って話せばタダざんす」
主人公は門を抜け、玄関に立つとインターフォンに指を伸ばした。
「インターフォンは切ってあるざんすよ。来るのは招かれざる客ばっかざんすから」
ドアが開かれ、長身で髪の長い男が主人公の前にいた。
仕立てのよさそうなシャツに折り目の通ったスラックスは裕福な暮らしを想像させた。
男は自分が村岡だと名乗ると、早速主人公に採用条件を説明し始めた。
「基本給は、居住地の定める最低賃金に時間をかけたもので良いざんすね」
「住まわせてあげるのざんすから、部屋代としたそうざんすね、5万円払ってもらうざんす」
「光熱費はおまけして3万円で…。食費は1日500円もらうざんす」
「失業保険?健康保険?それ美味しいざんすか?」
この男、けちだ…。主人公は後悔し始めていた…。
こうして無事に(?)村岡家の家政婦になった主人公だが、初日からヘマばかり。
雇い主が縁起物で飼っていた金魚は死なすわ銭亀は逃がすわコガネムシは踏み潰すわと大失敗の連続。
おまけに代々伝わる家宝(社長談。実は安物)の十枚一組の皿の1枚を割ってしまう有様。
ペットの九官鳥の金田君にも『オマエバカザンスクズザンス』とバカにされる始末…。
給料どころか逆に借金を背負ってしまい、返済の為に村岡社長の経営する裏カジノでも働くことに…。
パラメータはスーパー減点法を採用。スタート時主人公の持ち点は0点。
【50点〜】社長がツンデレモードに入る
【60点〜】ちょっといい仲
【70点〜】恋人同士
【80点〜】結婚(クリア後に遊べるようになるおまけモード)
【おまけのノベライズ版・主人公視点】
…こうして私が村岡家(と裏カジノ)で働くようになって三ヶ月が過ぎた…。
最初はこのかなり特殊な性格の社長に泣かされてばかりの日々だったが、
仕事にも慣れてくる頃になると(まだ毎日怒られてばかりだが…)少しずつではあるが
この男の本質…のようなものが解ってきた。性悪で、偏狭で、横柄な守銭奴ではあるが
どうも…、普通の人間には無いある種の純真さを持ち合わせているらしい。妙な話だが。
良くも悪くも自分の心に正直で嘘をついていないのだ。それにすぐ感情が顔に出る…。
それにひきかえ私はどうか…。思い返せばいままで色々自分にウソをついてきた。
言いたいことがあっても言えない…。したいことがあってもできない…。
それを「しかたない」「しょうがない」「こんなものだ」と他人にも自分にも言い訳して…、
あきらめて…、ごまかして…、愛想笑いで本当の表情を隠して生きてきた気がする…。
素直に怒ったり笑ったりする社長を見ていると段々と憧れのような感情が湧いてきた…。
社長は(色んな意味で)あきれるくらい勤勉だということもわかってきた。
店には誰よりも早く出勤するし、自らカジノの設備及び道具の点検をしている。
他人を信用しない性格ということもあるが事務所の書類仕事も全て社長が行っている。
社長は普段店内ではお客への挨拶くらいしかしないが大入りで人手が足りない日などは
ディーラーを務めたりすることもある。鮮やかな手並みはやはりこの道のプロなのだ。
ある日、例の地雷ゲームの際、真後ろで社長がすり替えをするのを見たことがある。
話には聞いていたが全く分からなかった…。客が帰った後独りで練習までしているのだ。
社長の意外な一面に驚かされることもしばしばだ。動物好きもその一つだ。
家では九官鳥と熱帯魚を飼っているし、会社のデジカメの記録を覗いてみたら近所の猫が写っていた。
社長曰く「動物は金を欲しがらないざんすからね」…動物好きに悪い人はいないというのは嘘だ。
あと社長は(高価な)美術品にも詳しい。学生時代は絵も描いていたらしく特にセザンヌが好きとのこと。
そして社長はとても明るい…。仕事で部下をしょっちゅう怒鳴ってはいるが一発雷を落とすだけだ。
ねちねちと引きずる事はない。意外とサッパリとしている性格らしい(帝愛の悪口は別だがw)
売り上げが良い時は仕事終わりに上機嫌でお酒を飲んでいたりする。面白い話をしてくれる時もある。
…なんだか私はこの社長が憎めなくなってきた。いや、むしろ好ましく感じてきているのかもしれない。
…ところで煩悩の全てを金欲が占めている様な社長ではあるが、男として全く枯れている訳ではない。
当然朝帰り(昼帰り?)する時もある。洗濯の時社長のシャツについた見知らぬ香水の匂いを嗅ぐたびに
ざわざわと騒ぐこの胸の内に私はそろそろ素直になるべきなのであろうか…?
ある日のこと。休憩時間にトランプをきる練習をしていたら社長が私に話しかけてきた。
「全くお前には呆れたものざんす。ポーカーもろくに知らないなんて…」
恥ずかしい話だが私はギャンブルはおろか世間でいうところの『遊び』というものをほとんど知らない。
「…その年まで一体何をしてきたんざんすか?」
などと珍しく(というか初めて)社長が私の身の上話を聞いてきたので色々話をした。
生まれたときから母親と二人暮しで中学、高校とバイトの日々だったこと。
その母も私の就職と同時に病気で他界したこと。親戚とも疎遠で身寄りが無いこと。
一年程付き合っていた恋人がある日私の貯金全部を持ち逃げして消えたこと。
会社が倒産してようやく見つけた勤め先がブラック会社だったこと(…とこれは話してないw)
(自分から聞いてきて)つまらなそうに話を聞いていた社長が仕事終わりに私をバーに誘ってきたのには驚いた。
「娯楽産業に勤めている店員がそんな野暮なことじゃあ困るざんす」
酒の名前のひとつも覚えろと色々飲まされたが「代金は給料から差っ引いておくざんす」の一言で酔いは醒めた。
あくる日社長は私を車に乗せると青山のヘアサロンに連れて行った。私は雑誌でしか見たことがないお洒落な店だ。
「少しは見栄えを良くするざんす」と言われたが当然次の給料から高額な料金が引かれていることだろう…。
次に私のような貧乏人には一生縁が無さそうな高級店で靴やら服やらあれこれ(無理矢理)買い物をさせられた。
もうあとどのくらいタダ働きになるのか計算もしたくないが、どういうわけか社長は機嫌が良さそうだった。
それから店の売り上げが良い日などは外食にも連れて行ってくれるようになった。またしても給料天引きかと
訝しがったがこれは社長の奢りとのこと。こんな日は必ず帰りに雨が降るので傘を携帯するのが習慣になった…。
社長の自宅は都内でも有数の閑静な高級住宅街の一角にある。
昭和初期に建てられたという瀟洒な和洋折衷様式の邸宅は古くとも手入れが行き届いており、
リフォームも完璧なので現代人の我々が生活に不自由するところは何もない…。が…。
前の家主が不自然な亡くなり方をして以来「出る…」との噂が広まったというこの屋敷を
格安で手に入れたと社長は笑いながら自慢気に私に話してくれた。正直知りたくなかったが…。
それにしても豪邸とまではいかないが社長一人で住むのにこの家はいくらなんでも広すぎる。
以前社長に奥さんは貰わないのですかと尋ねたことがあったが、
「結婚なんて…(以下略)ざんす!」
…とまくしたてられた。恋人ができても半年で別れることにしていて、家にも上げない主義らしい。
社長は仕事が忙しく疲れて帰ってくると、リビングのソファでそのまま眠ってしまうこともある。
その姿を見ているとどういう訳か私のほうが寂しい気持ちになってしまう…。
向こうにはそんな感情1oも存在しないということはこの数ヶ月で嫌というほど理解したのに…。
社長を一人にしたくない…。一緒にいてあげたい。そんな思いが私の中でだんだん育ってきた。
いや…、違う。私が社長から離れたくないのだ…。寂しいのは私の方だ。
ある朝目が覚めたら札束にでも変身していればいいのに…。
そうすれば社長は私を手放さないだろう。
そんなバカなことを最近はぼんやりと考えるようになってきた…。
裏カジノ編【エンディングへの道】
最初は社長に借金があったものの、1日中働いている主人公。少しは貯金ができてきた。
「金が溜まったら主人公は出て行ってしまうのでは?」と無意識に考えるようになってくる社長。
危機感を感じるようになり主人公を給料日ごとにギャンブルに誘うようになってくる。
借金で主人公を縛ってしまおうと考える社長。※あくまで無意識に考えている。
社長のその辺の微妙な心境の変化を察した主人公はいつも誘いを受けてしまう。
主人公が負けると「これからもせいぜい毎日頑張って働くことざんすね」と上機嫌な社長。
最終的に巨額な借金を背負ってしまい社長から「一生かかって返済するざんす」と言われる。
ギャンブルごとに、免許証を取り上げられ、パスポートを取り上げられ、
年金手帳、健康保険証(現実的だ)も取り上げられてしまう。
最後にクレジットカードも取り上げられて、家族カードが渡される主人公。
免許証・「無一文ではどこへもいけないざんすね。わしの車でナビを一生…」
パスポート・「無一文ではどこへもいけないざんすね。わしの海外出張に一緒について…」
年金手帳・「無一文では払えないざんすね。わしの扶養に入って第3種に…」
健康保険証・「無一文では払えないざんすね。わしの扶養に入って…」
クレジットカード・「無一文では持っていても無駄ざんすね。わしのカードでポイントも貯まってお得…」
「ついでに携帯電話も家族通話がお得ざんす…」
社長の作った甘い牢獄に一生繋がれることになった主人公。 グッドエンディング。
【おまけモード・学園編】概要
主人公はエスポワール学園高等部3年生の女子生徒。
新しく担任になったフランス語教師村岡に一目惚れをしてしまう。
しかし学力テストで赤点ギリギリの点数をとった主人公は村岡に
「まったくダメっ…0点ざんす!」と冷ややかな目で叱られてしまう…。
主人公は毎日勉強に部活に励み、村岡の独自の及第点50点を目指す。
頑張れ主人公。恋の17歩を完走するのだ!
登場キャラクター
【村岡先生】31才。主人公の憧れの人。主人公が所属する美術部の顧問もしていてる。
生活指導員でもある。厳しくて生徒から恐がられているが本当は生徒思いの優しい先生。
成績はあまりよくないが必死で勉強に部活に励む主人公に厳しくも熱心に指導してくれる。
【板倉先生】物理・化学教師。女生徒に人気が高い。
村岡先生と仲が良く、生徒会長・宇海零の横暴に反対するため、美術部と共闘している。
朝礼での村岡先生と板倉先生の立ち話の様子が一部女子生徒の乙女心を鷲掴み。
【標】物理・化学部部長。天才少年で板倉先生に数学オリンピックなどに出るよう口説かれている。
【兵藤和也】エスポワール学園理事長の息子。村岡先生の元教え子。よく美術室に遊びにくる。
【一条先生(男)】古典教師。自分よりいい大学を出てる村岡先生を嫌ってる。
【一条先生(女)】同じく古典教師。美人教師。村岡先生に少し気がある?
【さくら先生】家庭科教師。料理部顧問。子供のころ外交官の父親の仕事の都合で仏に住んでいた。
学生時代仏留学経験のある村岡先生と仲が良く、授業等で作ったお菓子を美術部へ差し入れしてる。
【D・J(小太郎)先生】英語教師。国籍不明の怪しい外国人教師(だと思われていたが…?)
【西尾先生】音楽教師。芸術に詳しい村岡先生を尊敬している。
【赤木しげる】村岡先生の生徒。髪を白く染めている学園1のDQNだが村岡先生には頭が上がらない。
よく授業中サボって屋上で昼寝してるところを村岡先生に耳をひっぱられて教室に連れ戻されている。
【伊藤開司】村岡先生の生徒。落ちこぼれ。村岡先生は彼に手作りのドリルを渡して赤ペン先生をしている。
【宇海零】にこやかだがは実は腹の黒い横暴な生徒会長。文化部の予算を減らそうと画策している。
【坂崎美心】主人公の隣の席の女生徒。とても優しい心の持ち主で伊藤開司に思いを寄せている。
【一条さん】一条先生の妹で学園のマドンナ(古い表現)。主人公の恋のライバルか?
【おまけモード・異世界編】概要
『家政婦兼実験助手募集』
仕事を探していた主人公が向かった先に待っていたのは
ドクトゥル(博士)・村岡と名乗る長身痩躯長髪の怪しげな男。錬金術師だという。
召使いに使っていたホムンクルス(人造人間)の三好と前田が過労で死んでしまい、
代わりの者を探していたという。こうして村岡博士の元で働くことになった主人公。
この魔界の様な無気味な世界は現在三人の魔王が支配をしている。
地下空洞に広大な領地を持ち城を構える兵藤。
大きな浮遊大陸に城を構える鷲巣。
地上に奇妙な遊園地を造り城を構える在全。
3つの勢力は現在均衡が保たれている。
博士は上手く三者に取り入り、スポンサーにつけて研究費を捻出しているという。
金をつくりだすことに異様な執念を見せる博士だが見かけによらず普段は人の良い性格。
どうやら今まで一度も金を生み出すことはできなかったが、研究の副産物でできた魔法薬の
数々はかなりのもので博士の名声も大したものであるが、博士は煩わしい世間に背をむけて
暗い森の奥の小さな屋敷に研究所を構え、黒猫だけを家族に一人で暮らしているという。
ちなみに博士が三人の魔王に献上している精力剤は魔界1の効き目で高値で売れるという。
博士いわく「まさか適当に混ぜた水虫薬があんなに効くとは…。驚いたざんす…」
そんなお茶目で可愛い村岡博士とのほのぼのラブストーリー。
裏カジノ編
棚の上の貯金箱を取ろうとした主人公。お約束で椅子がグラッと倒れてしまう。
【60点以下】
そばにいた社長。迷わず落ちてきた陶器製の貯金箱をキャッチ!
社長「(貯金箱が)危ないところだったざんすっ…!もっと気を付けるざんす!」
主人公は後頭部を床にぶつけ、タンコブをつくった上に怒られて涙目。
【60点以上】
そばにいた社長。なんと思わず主人公を助けてしまう!貯金箱ガシャーン!
社長(はっ…!?わ、わしは一体何を…、何をしてるざんすか…?)
主人公(あ、あの…あの守銭奴の社長が私を…、私を助けた…?)
二人の時が止まってしまう……!!
主人公「あの…、しゃ、社長…、降ろしてください…」
社長「えっ…?、あ、あぁ…」(激しく動揺中)
なんとなく気まずい雰囲気の中、のんきに九官鳥の金田君が主人公の名を連呼している…。
裏カジノ編【50点固定イベント】
仕事の帰り道に、小猫を拾う2人。
「これ以上口のついてるものは、薬缶でも家に入れないざんす」
「家には金田君(九官鳥)が居るざんすよ」
社長に連れ帰るのを反対される。しかし主人公の必死の懇願に、
「貰い手が見つかるまでざんすよ…」
「貰い手が早く見つかるように、ポスター描くざんす」
と言いながら猫の絵を描いているがどこかに貼る様子はない社長。
しかし猫を可愛がってる風でもない。
「早く飼い主見つけるざんす」と毎日せっつかれる主人公。
ある晩、廊下で猫の啼く声を聞く主人公。
廊下を覗くと、猫がカリカリ社長の部屋のドアを引っかいている。
薄くドアが開かれ
「今晩も一緒に寝たいざんすか?仕方ないざんすね。内緒ざんすよ」
猫にささやく社長の声が聞こえる。
後に猫を鉄雄君と命名。結局家で飼うことに。
裏カジノ編【60点固定イベント】
社長のご飯茶碗が割れたので瀬戸物屋に買いに行った主人公。
ワゴンセールの特価品でなかなか素敵なものを見つけて購入。
実は二つ一組の夫婦茶碗なのだが主人公はその知識が無かった…。
単なるお揃いだと勘違いしていたのでその日の夕飯で自分も使用。
「お前…。これ……」(……一体どういうつもりだこいつ?)
どうしたんですか。お気に召しませんでしたかと主人公。
「い、いや…。お前にしてはまあまあざんすね…安いし…」
結局知らないふりしてその茶碗を使い続ける社長。
後に本当の事を知ったが恥ずかしくて言い出せない主人公。
こうしてご飯の度に少し気まずい思いをする二人だった…。
裏カジノ編【70点突入イベント】
社長と主人公の暮らしも1年が過ぎようとしていた。
お互いの距離が縮まっていくのを強く感じていた二人…。
その夜、仕事が終わり事務所で二人きりになった社長と主人公。
他愛のない世間話をしながら片付けをしている最中、急に黙り込んだ社長。
そして突然ロッカーからボストンバックを取り出してきて金庫を開きだした。
一体何事かと訝しむ主人公を横目に次々と札束をバッグに入れていく社長。
そしてそれを主人公の目の前にどんと置きこう告げるのであった。
「この中に4000万入ってる……。今ここで選ぶざんすよ…
」
「これを退職金として受け取り今すぐここを去るか…。それとも…」
と、いきなり主人公の腕をつかんで抱き寄せる社長。
「それとも…ずっとここにいるのか…」
一瞬絶句した後、これは本物ですか?と社長に問う主人公。
「偽札なんて誰が入れるか…」
お金じゃあありません…。この腕の方です。と主人公。
「…………」無言で主人公を強く抱きしめる社長…。それが答えだった。
【おまけモード・学園編】(一条先生男性バージョン)
大人の村岡先生に近づこうと校則で禁止されている化粧をしてみた主人公。
薄化粧だったが校門で一条先生に見つかり生徒指導室に引っ立てられしつこく説教される。
そこへ担任の村岡先生がやってきた。
「私の生徒がご迷惑をおかけしたざんす」
一条先生に頭を下げる村岡先生。
「村岡先生のクラスは赤木といい伊藤といい…しようのない生徒ばかりですね」と嫌味を言う一条。
「私の指導がいたらないだけざんす。本当は皆良い子達ざんす」
「この子には私がよく言って聞かせますからここはひとつ許してやってほしいざんす」
とまた頭を下げる村岡先生。
「…ま、まあそこまでおっしゃるのなら後は村岡先生にお任せします」と引き下がる一条先生。
すみませんでしたと涙目で謝る主人公に優しく声をかける村岡先生。
「お前はまだ若いざんす。そんな化粧なんてしなくても十分綺麗ざんすよ」
叱られるを覚悟していたのでびっくりする主人公。
おまけに「お前にはわしが卒業祝いに香水をプレゼントするざんす。仏製ざんすよ…」
しっかり勉強してちゃんと卒業するざんすよと言い残して部屋を後にする村岡先生。
【おまけモード・異世界編】
「今日はマンドラゴラを採りに行くざんす」
博士について森の奥に入っていく主人公。
「あったあったこれざんす」
初めて見ましたが人の手そっくりですねと主人公。
「別名ユキオソウ。引っこ抜くとき死にたくなーいと大声で叫ぶから耳栓しとくざんす」
せーので二人で引っこ抜くと人間…若い男の形そっくりだ。怖がる主人公。
「大丈夫ざんす。ささ、そっちの足…、いや根っこの方を持ってこの袋に入れるざんす」
こうして無事薬草を採取できた村岡博士。お前は有能な助手ざんすと褒められた主人公。
【裏カジノ編】
風呂上りの社長。髪を拭きながらバスローブを引っ掛けて居間のソファに座る。
背もたれに頭を預けて主人公に髪を乾かすよう命じる。
【50点以下】
テレビのニュースに夢中で主人公がソファの後ろに回りこみ、
タオルとドライヤー・ブラシ片手に髪を乾かすのに奮戦中でもまったく無視。
熱風がかかると文句まで。
【50点以上】
テレビを我慢して主人公の指示(上向いてください、うつむいてください等)に従ってくれる。
【60点以上】
50点+浴室から居間への途中で主人公に会うと、
髪を拭いていたタオルで悪ふざけを仕掛けるようになる。
(主人公にかぶせてクシャクシャしてみたり、後ろから忍び寄って目隠し・猿轡みたいにしたり)
【70点以上】
額の髪の根元乾かしますから上向いてくださいと声をかけて、
社長の顔を背後から覗きこむ形になったとき、
突然両腕が伸ばされて、その大きな手が主人公の両頬を優しく包み、少し引き寄せながら、
「巧くなったざんす。明日も頼むざんす…」
【裏カジノ編・50点固定イベント】
秋。社長に手製のお菓子を食べてもらいたくて甘さ控えめパンプキンケーキを作る主人公。
「かぼちゃなんぞ、どこが美味いんだか」
文句を言いながらもぺティナイフとスプーンで綺麗にかぼちゃをくりぬいてくれる社長。
一方主人公。ただでさえ手先は少し不器用なのにお菓子作りは初心者同然。、
台所が悲惨な状態になってるのを見かねた社長。
とうとうギャルソンタイプのエプロンにワイシャツを腕まくり。
ステンレスのボール抱え、クリームを器用に泡立てる社長。
「ちゃんと本を見たのか?全部ここに詳しく書いてあるざんす」
「あっ!砂糖はきちんと計量するっ…!」
「全く…オーブンは最初に温めておくものざんすっ!常識だっバカッ!」
手順通りにやればこんなもの簡単ざんすっ…!落ち着いてやれっ…!」
怒鳴られながらも社長の活躍でなんとか無事にケーキ完成。
ぶつぶつ言いながらも紅茶を入れて二人で仲良く三時のおやつ。
「ったく、バカバカしい…。ほとんどわしがつくったようなものざんす」
そうそう朝顔の種がたくさんとれましたよ。来年も楽しみですねと話題をそらす主人公。
「ふんっ。来年もここに居座るつもりざんすか?」
などと憎まれ口を叩く社長。
どこ吹く風でお茶のおかわりを入れてきますねと台所に向かう主人公。
その間に膝の上の猫の鉄雄君に少しケーキを分けてあげながら、
「来年も一緒ざんすよ」と小声で話しかけてる社長。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
社長が山梨に出張。4日ほど留守に。
「用事も無いのに電話なんかするんじゃないざんすよ」
寂しいけれど我慢する主人公。しかし社長からは、
「店の方は大丈夫ざんすか?」
「水槽の水を少し換えておくざんす」
「戸締りはちゃんとしてるざんすか?」としょっちゅう電話がかかってくる。
社長に早く帰ってきてくださいと言うと「仕事ざんす!」と怒鳴れた。
でも帰りは何時何分に駅に付くとか連絡をいれる社長。お迎えにきて欲しいらしい。
お土産をどっさり買ってきた社長。二人で仲良く帰宅。
実は気に入った醸造元で主人公の誕生年のワインをこっそり購入してきた社長。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
嵐の夜。自室の机で本を読んでいる社長。
主人公はベッドの上で猫の鉄雄君とじゃれている。
社長もう遅いですよいい加減に休んで下さいと主人公。
「…ん。もう少し読んだらな…。お前は先に寝ていろ」
いたずら心が起きて社長の背後に回って目隠しをしてみたり、
鉄雄君を社長の頭に乗っけてみたりとやりたい放題の主人公。
「いい加減にするざんす!」
と叱られ、膝の上に乗っけられて羽交い締めにされてしまう。
「解いて欲しかったら邪魔をするんじゃない」
主人公の耳元で囁く社長。解いて欲しくありませんと主人公。
「………バカ」
その時、部屋の明かりが消えて真っ暗に。停電だ。
懐中電灯を持ってきますと席を立とうとする主人公。
「いや…。そのうち戻るだろう。ほっとけ」
と主人公を放さない社長。主人公の首筋に息がかかる。
数分後。明かりがつき、ようやく開放された主人公。
「唇が少し荒れているざんすよ…」
と寝際にリップクリームを塗ってくれる社長。
【おまけモード・学園編】
学園祭の後夜祭。
校庭に組まれたやぐらに火が点けられる。
次々と炎の中に放りこまれる各クラスのマスコットや、壁画…。
壇上では生徒会長の宇海零が大仰に学園祭が無事に終了したことを
全校職員・生徒に感謝しつつ、生徒会の活躍を喧伝している。
「祭りの後の晴れ晴れとした寂しさを感じるざんす…」
「推薦入学希望者の選抜も本格化しますね」
「補習も始めるざんす」
炎に浮かび上がる村岡先生の横顔。
「板倉先生っ、村岡先生。一緒に写メお願いしますっ!」 と女子生徒達。
出遅れた主人公。美術室に鍵をかけてきますと校舎へ向かう。
時間をかけてゆっくり戸締りを済ませた主人公を
「ご苦労様ざんす」
と、生徒昇降口で待っていてくれる村岡先生。
「先生、一緒に写メ…」やっと言えた主人公でした。
【おまけモード・異世界編】
「夫(鷲巣)の病を治していただきたくて参りました…」
白服姫が村岡博士のもとにやってきた。
「若い男の死体を見たいと、夜な夜な妙な遊びに興じております」
「やっとのことで鏡ばかり覗いている継母(一条さん)の元から逃げてまいりましたのに…」
「このままではアカギ皇帝の討伐隊がわが国目指して…」
「この薬を飲ませるざんす」
村岡博士が渡した1粒の魔法薬。
翌日、ストリップ劇場の最前列でオネーサンを観覧する元気なワシズさまの姿がありましたとさ。
…後日。
「こちらの薬を白服姫が服用すれば毎夜一時仮死状態になって、
鷲巣様のご趣味に ぴったり合ったはずざんすが…」
「白服姫様に断られたからには仕方ないざんすね…」
『白服姫、まさかの鷲巣様への裏切り!』『浮気に我慢ならず!』
の見出しが躍る新聞を眺めてつぶやく村岡博士でありました。
【裏カジノ編】
ハンバーグの種をこねていて顔が痒くなった主人公。
我慢できないくらい痒くなり、社長、社長と台所に社長を呼ぶ。
【50点以下】 来てくれない
【50点以上】 顔に適当にム○を塗られて、涙が止まらない。
【60点以上】 社長の背中に顔を当てて、痒いところを掻くことを許してくれる。
【70点以上】 社長の脇のあたりに顔を押し当てて痒いところを掻く。
【80点以上】 社長のアゴ(少しひげが伸びてると好い)で痒いところをショリショリする。
社長の髭剃りは電気シェーバーじゃなく剃刀。
たまに猫が飛び掛ってきて傷を作ってしまうが社長は猫には怒らない。
社長の頬に絆創膏を貼ってあげる主人公。
週に2回は床屋で丁寧に髭を剃ってもらうお洒落な社長。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
今日は主人公亡き母親の祥月命日。お店の休暇をもらって一人で墓参りに。
花や線香をお供えし、墓前で自分の元気な近況を報告した。その帰宅後のこと。
自分の部屋に戻った主人公は飾ってあったオルゴールを久々に聴こうと手に取ってみる。
それは母親から譲られた思い出の品であった…が!蓋に手をかけた時に滑らせて落としてしまった!
衝撃で壊れたオルゴール。修理に出さなければ、と慌てて社長に相談に行くが、
「ふん、…そんな薄汚れた…、しかもアンティークとしても一銭の価値の無いガラクタ…」
「わざわざ直してまで置いとく必要もないざんしょ。新しく買い替えた方がましざんす」
冷たくあしらわれてショックを受けた主人公。
これは死んだ母親が私に残してくれたたった1つの形見なんですと泣き出してしまった。
ボロ…ボロと泣く主人公の様子を見て驚愕の表情を浮かべる社長!
普段自分がどんなにきつく罵倒することがあっても泣きごとなど言わなかったのに…。
止め処なく涙が溢れるその目元に一瞬、思わず指先を伸ばしかけた社長…。
しかしそんな自分にハッとして手を引っ込めてしまう。
「…らっ、これでっその見苦しい泣き顔を拭くざんす!」
何とハンカチを差し出してくれた社長。ありがとうございますと受け取る主人公。
「と、とにかく。直るかどうかは分からんが、これはわしが預かっておくざんす…」
そう言ってオルゴールを抱え慌ただしく自室に入っていってしまった社長。呆然と見送る主人公。
翌朝…。社長から主人公に手渡されたオルゴールは、ちゃんと音が鳴る以前の状態に戻っていた。
なんと社長が夜中にコッソリと修理しておいてくれたのだ。驚く主人公。
「修理代はお前の給料から差っ引いておくざんす」
素っ気なく言う社長。
その表情に主人公は、今まで感じたことのない社長への強い思慕の情が湧くのを抑えられないでいた…。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
所用で帝愛関係の会社に行くときは必ず手土産を持参していく社長。
女性の多い職場の場合はケーキを持って行くので社長は結構人気がある。
「どんなものが最近の流行(はやり)なんざんすか?」
店員に聞きながら、長身を折り曲げ熱心にショーケースを覗き込んでる社長。
店員からオススメを聞くと、「じゃあそれとそれ、10個ずつで20個包むざんす」
時々、家にもお土産で買って帰ったりする社長。
その場合はいつも定番のイチゴのショートケーキかチーズケーキ、それにモンブラン。
食後のコーヒータイムに、美味しそうに食べる主人公を満足気に眺めてたりする。
甘いものが苦手な社長。自分ではケーキは食べないが、
これは甘さ控えめでおいしいですよと社長の口元にフォークを持っていく主人公。
このときばかりは「結構ざんす」とは言わずに素直に口を開いてくれる社長。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
デパ地下で数量限定の桜餅を買ってきた主人公。
ハートの形をしているそれを恋人同士で割って食べさせあうと
ずっと一緒にいられるという噂があるというのをTVの情報番組で観たのだ。
「…どこのペテン師が経営してる菓子屋ざんすかそれは…」
「わしが甘いもの苦手なの知ってるだろう?どうせなら大判焼きを買ってくるざんす」
全く女はこれだから…と呆れ顔の社長。
せっかく並んで買ってきたのだから願いだから食べてくださいと頼み込む主人公。
「あ〜もう。わかったざんすよ。全くバカバカしい…。早く半分よこすざんす」
丁寧に桜餅を割って社長の口に入れる主人公。いかにも不味そうに食べる社長。
「あ〜バカバカしい…。ほれ。さっさと口を開けるざんす」
自分の分を食べ終えると餅の半分受け取り、無造作に主人公の口に餅を突っ込む。
甘いものが苦手なのに私の為に食べてくれた…。優しい社長に感激する主人公。
舌先に社長の指が触れたのでドキドキしていたら、喉に餅を詰まらせてしまった!
ゲホゲホとむせる主人公に慌てて水を持ってくる社長。
「本当に馬鹿だなお前は…。別にわざわざこんなもの食わんでも……」
食べなくても何です?と訊ねると、鉄雄君と散歩に行ってくるざんすととぼけられた。
【おまけモード・学園編】(一条先生女バージョン)
テストの採点で帰りが遅くなった村岡先生。一条先生も帰る仕度をしている。
「送るざんすよ」と申し出る村岡先生。村岡先生は少し古めのイタリア車に乗っている。
駐車場で「どうぞ」とドアを一条先生のために開ける村岡先生。
「レディファーストなんて気取っていただかなくても結構です」
と言いながら乗り込む一条先生。カーステレオを聴きながら運転する村岡先生。
一条先生の自宅の前に着到着。「今日はありがとうございました」と降りようとするが、
古い車だから、運転席側ではドアのロックを解除できない。ドアを開けるのに戸惑う一条先生。
車から降りて助手席のドアを開けながら、
「美女は男に奉仕されるのも仕事のうちざんす」
…と囁く村岡先生。
玄関に入ったふりして引き返し、村岡先生の車を見送る一条先生。
【おまけモード・異世界編】
アカギ皇帝ってどんな方なんですかと村岡博士に尋ねる主人公。
「悪魔の中の悪魔としか言いようがないざんす。全く恐ろしい男ざんす…
逆ロシアンルーレットなんかを平気でするんざんす」
何ですそれはと主人公。
「銀の弾丸を拳銃に5発つめて6人で順番に自分の頭をブチ抜いていくという
イカレたゲームざんす。奴は今まで5回もそれで遊んだことがあるらしいざんす。
さすがにもう相手がいないから気まぐれに鷲巣を殺そうとしているらしいざんす」
恐ろしいですねと主人公。
「まあ善良に生きてるわしらには関係の無い話ざんす。
もう遅いから寝るざんす。そうだ、昼間新聞屋がドリームキングダムのチケットを
置いていったんだった…。明日晴れたら一緒に遊びに行くざんす。猫も連れて…」
博士は若いころその遊園地の中のカジノでディーラーのバイトをしていたらしい。
お弁当は何にしようかなあと明日が楽しみな主人公。
【裏カジノ編】
社長と食べようと焼きたての甘栗を買ってきた主人公。
皮を剥いてあげようとするのだけれど慣れなくて上手くいかない。
【50点以下】「甘いものは苦手ざんす」と自室に行ってしまう。
【50点以上】主人公が剥き終わるまでじっと待ってる。
【60点以上】
「下手ざんすねぇ」と自分で器用にパチパチ剥いて食べる。
たまに主人公の口の中に放り込んだりする。
【70点以上】
「こうするんざんす」と立ち上がった社長。
主人公をダイニングチェアごしに背中から包み込む。
社長の筋張って大きな手が主人公の手に添えられる。
上手にできるまで手を離してくれない社長。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
姉と兄が一人づついる社長。両親は70過ぎだが健在で現在は地方で暮らしている。
時折自宅に電話はかかってくるがまだ誰とも会ったことのない主人公。
社長の話によると自分は父親似だという。母親はおっとりした優しいマイペースな性格。
しかしかなりの天然が入っていて、夫や子供の仕事は堅気の商売だと思い込んでるらしい。
ある夜ふらりと両親が店に遊びにきた。
「どうざんすか?店の売上は?例のイカサマの方も調子はどうだ…?」と社長そっくりの父親。
「まあまあざんす。それよりも帝愛のクソどもが最近ロイヤリティの値上げをしてきたざんす…」
母親に聞こえないようにこそこそと話をしている二人。
「隆のゲームセンターは本当に楽しそうよねぇ。こんな夜中なのにお客さんがたっくさん。
ねぇねぇ隆。UFOキャッチャーはいつ入れるのかしら?お母さん、あれ大好きなのよぉ」
ゲーセンて…。天然!この母親は天然!騙されてる!驚く主人公。
「…ら、来年店を改装する予定ざんすからその時にでも…」と、上手くごまかす社長。
「それは楽しみだこと。でもお母さんが一番楽しみにしてるのは孫の顔を見ることよ…。
隆、あなたいつになったらお嫁さんを家へ連れてくるの?四十にもなっていつまでも…」
「兄さんや姉さんの孫が5人もいるじゃないですか!贅沢ざんすよ!」と困り顔の社長。
「じゃあ隆、元気で金を稼ぐざんす」「早くいい人を見つけるのよぉ」と二人仲良く帰って行った。
「ふぅ…。会うたびにいつもこれだ…。困った母親ざんす」と少しお疲れ気味の社長。
社長は独身主義者ですものねと出会った当初聞かされた社長の持論を思い出す主人公。
しかし社長は主人公の顔を少しだけ見つめるとプイと背を向け、
「それはそうだが…。ま、働き者で謙虚な女でもいれば少しは考えないこともないざんす…」
【裏カジノ編・60点固定イベント】
社長にギャンブルで負け続け(理由は
>>9参照)2000万もの借金がある主人公。
ある日、カジノの上客の一人である若い男性が社長と主人公に面会を求めてきた。
ネットショップで成功しているというその男はどこからか主人公の噂を聞きつけ、
社長に主人公の身請けの話を持ちかけてきたのだ。
つまり主人公の負債分プラス2000万。計4000万を社長に支払うというのだ。
しかも、いますぐここで。現金で渡すと。
いや、身請けといっても主人公を自分の愛人にするという事ではなく、
(嘘か本当化は分からないが)主人公を自由の身にしたいだけだという。
そして社長は今後一切主人公に関らない…。そういう条件付きだった。
なにせ究極の拝金主義者、現金主義者の社長のこと。目の前の現金に目がくらみ、
自分を手放してしまうのではないかとハラハラする主人公…。
しかし社長は冷やかな眼差しで机の上の札束の山を見ながらこう言い放った…。
「その倍…、いや、そのまた倍の1億6000万なら少しは考えてやってもいいざんす」
バカを言うなと怒る男。結局交渉は決裂。
驚いたのは誰よりも社長の守銭奴ぶりを知っている主人公。
自分に1億6000万などという価値は全く無く相手が払うはずもない…。
そんなこと社長とて分かり切っている。大体4000万でも多すぎるくらいなのだ。
それをあの社長が一蹴…。
「バカを言ってるのはあの男ざんす…。はした金過ぎる…。全く話にならんわ。
お前を買うというのだったら全財産をここに積んでみろっていう話ざんす……」
後悔してないですかと主人公。
「して欲しくなかったらもっとキリキリ働くざんす!売り飛ばすぞっ…!
お前のせいでせっかくの上客が一人いなくなったんざんすよ!!!」
…やはり自分は社長から一生逃げられないだろうと思う主人公だった。
33 :
名無しかわいいよ名無し:2008/12/14(日) 04:47:01 ID:o18k29lO0
保守
【裏カジノ編・70点固定イベント】
店に社長の昔の恋人(美人)が遊びに来た。
その日一日イライラ、ざわざわしっぱなしの主人公。
見かねた社長に裏に呼び出され、こっぴどく叱られてしまう。
「子供かお前はっ…!今は仕事中ざんすっ!しっかりできないなら帰れっ!」
もう涙目だがぐっと堪えて仕事に励む主人公。
終業後。
普段は絶対手なんか繋がない社長が主人公にそっと手を差し伸べてきた…。
真っ直ぐに家へ帰らず、主人公をバーに連れて行き色々楽しい話をしてくれる社長。
その帰り。小雨降る深夜。
タクシー乗り場に並ぶ二人。他に待つ人はおらず、タクシーはまだこない。
突然。二人一緒に入った傘を歩道に向けて少し傾け、主人公の顔を引き寄せる社長。
一瞬の出来事。顔を赤くする主人公。
「タクシーはまだざんすかねぇ…」
なんて、しれっととぼけている社長。
【おまけモード・学園編】
フランス語の授業で丁寧にホワイトボードに板書する村岡先生。
長い腕で白板の上から下まで使って書いている。
皆が板書写している間は各生徒を注意深く見て回る先生。
必ず「良いざんすか?消しますよ?」って聞いてから、
イレーザーで消してる後姿は、左腕が上下左右にダイナミックに動いて格好よい。
仏語はほとんどセンター試験しか使えないから、受講者は少ない。
授業受けているのは、仏語圏の帰国子女か、内部進学して帝愛大学へ行く人ばかり。
時々さくら先生が特別講師として、フランス滞在時の思い出を話してくれる。
教室の後ろで壁にもたれて話を聞く村岡先生は、さくら先生が難しい言い回しを使ったときだけ、
注釈を入れるけど、大概は腕を組んで外を眺めている。
【おまけモード・異世界編】
「この秘薬を一瓶飲めば、異性を誘惑する特別なフェロモンが発生するざんす…」
と、坂崎子爵のご息女、美心様に特製惚れ薬(原料は
>>17を参照)を渡した村岡博士。
なんでも屋敷の前で行き倒れていた旅の若者の心を射止めたいのだという。
現在屋敷で介抱をしているその顔に傷のある男は元気になったらまた旅立って行ってしまう…。
それまでになんとか…。という哀れな乙女心を無下にできない優しい村岡博士。
本当にそんなもの効くのですか?と訝しがる主人公に、
「人間には効果がほとんど無いざんすが、動物実験なら成功してるので美心様ならあるいは…」
何気に酷いことを言う村岡博士。
それなら試しに一口…、といたずら心でちょっと薬を嘗めてみた主人公。
すると村岡博士の驚いたこと、慌てたこと!
「一ヶ月は絶対外出してはいけないざんす!」
と、主人公を自宅に軟禁してしまう!人間には効かないのでしょうと言う主人公に、
「万が一のことがあったら大変ざんす!」
と、自宅に男の客が来ても追い返す徹底ぶり。
しかし一緒に暮らしている村岡博士の態度には一向に何の変化も無い…。
ほらやっぱり効いてないじゃないですかと博士に文句を言う主人公。
「さあ…。わしにはまったく分からないざんす…」
それは一体どういう意味ですかと尋ねる主人公。
急に口ごもり研究室に閉じこもってしまった村岡博士。
ちなみにやっぱり薬は効果が無く、若者は旅立って行った(というか子爵に叩き出された)という…。
今日はここまで。皆さんご迷惑をお掛けしております。
今後とも社長スレをご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
びっくりした。なんぞこれ…真夜中に次スレ立ってるーーー!!
しかし言わねばなるまい…
>>1乙と…!
社長おめでとうございます。またこのスレでも
社長の魅力が多くの方に語られますことを心よりお祈り申し上げます。
怒涛の編集作業が始まる前につけとこ。
前スレ
>>731 堕天録の(社長側)の世界観が伝わるシナリオですね。
いつもはピシピシ働かされる従業員の皆様も、大いに羽目をはずしていて
結構なことです。社長にこんなふうに守られていたら黒い欲望と享楽が渦巻く
危ない職場でも安心して働けていいなあ。
(ピンク)オパールは幸運・希望をもたらす石だそうな。
社長が一番幸せになるように導いてくれるといいな。主人公と一緒に。
前スレ
>>733 確率は苦手だったなあ。いや他にもいろいろあるけどさ。
コインの2枚とも裏だとサイコロの出目が高得点でも計算上0に…
へーおもしろいな、これ先生のオリジナル?
カイジ君ギャンブラーのくせに美心ちゃん相手だから油断したな?
さすが覚醒前だ、爪が甘いwそして村岡先生と何気にその場にいたアカギ君がカッコヨス。
覚醒する前のような爪の甘さがここで出たな、と言いたかった。
いかん国語の勉強もしなきゃ…連レススマソ。
【裏カジノ編】
珍しく社長と喧嘩をして家をを飛び出した主人公。
行くところが無いからコンビニで頭を冷やしている。
【50点以下】主人公結局帰宅。「職場放棄、減点ざんす」と言われる。
【50点以上】社長からメールが届いて主人公帰宅。「お帰り」とつめたい声で言われる。
【60点以上】
社長、「散歩ざんす」と自分に言い訳しつつ探しに出る。
コンビニ前を通り主人公を確認後、帰宅。主人公が帰宅するも無視。
【70点以上】
「散歩ざんす」と言い訳は同じ。
主人公を確認後、コンビニでミネラルウォーター、トイレットぺーパー、米、タバコ、缶コーヒー購入。
主人公に「帰るざんすよ、持つざんす」と買い物袋を持たせて、機嫌よく帰宅。主人公は腕が痛い。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
真夏日に社長の外回りのお供をする主人公。
あまりの暑さに社長は髪を後ろで結んでいる。
首筋に伝う汗を見て、とっさに手を伸ばしハンカチで汗を拭う主人公。
すると背の高い社長は主人公を見下ろし、
「髪が少し乱れてる…」
なんと社長が手櫛で髪を整えてくれた!突然の出来事に真っ赤になる主人公。
「き、今日は特別暑いざんすね…」と主人公に背を向け、少し早足になる社長。
その後事務所に戻った二人。
この書類に目を通しておいてくださいと、社長に歩み寄り書類を手渡す主人公。
カジノのある部屋に向かおうとしていた社長は書類を受け取って目を通し始める。
しかし社長の態度は少しぶっきらぼうだ。主人公とあまり目を合わせようとしない…。
その時…!突然の振動が事務所を揺らした!!
揺れてるっ?と主人公が思った瞬間、大きなものに掴まれて視界が無くなる!
社長のコロンとタバコの匂いが一瞬で主人公の肺に流れ込む…!
視界を取り戻そうともがいてみるが、がっしりと体を押さえつけられて動けない!
収まりましたねと従業員の声がして力が緩んだので上を向いてみる主人公。
社長のアゴが見えると同時に、主人公の体がようやく自由になる…。
主人公を突き飛ばすように体を離した社長が、
「後で見ておくざんす」
と書類を放り出して、事務所を出て行った。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
10月。意外と社長は縁起を担ぐタイプ。社長に招き猫をプレゼントしてみた主人公。
両前足をあげている素敵なポーズ。お金も人(カモ)も欲しがる強欲社長は上機嫌。
「この猫少しお前に似てるざんす!ちょっとお前もにゃ〜と鳴いてみるざんす!」
社長は暇なときにこの猫をじっくり磨いているようだ…。
数週間後…。
主人公の提案でハロウィンイベントをすることになった裏カジノ。
社長以下従業員皆仮装でお客様をお出迎え。
主人公は社長命令で可愛らしい化け猫の仮装をさせられた。
社長は主人公の提案でドラキュラ伯爵の仮装。
しかしそのあまりのはまり具合、あまりの禍々しさ、あまりの恐ろしさに、
ドン引きする部下(主人公含む)&カジノ客。ついに.悲鳴を上げるお客も出る有様に。
もういいですから社長は休んでてください!と主人公に事務所に追いやられる社長。
「ちょ…!お前がこれを着ろといったんざんすよ!」
その夜…。
自分が猫になった夢を見た主人公。一人ぼっちで旅をしている途中、ブリキ男の社長と出会う。
ハートが欲しいというそのブリキ男を愛してしまい、自分のハートを半分差し出す猫の夢…。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
今夜は外で待ち合わせてのデート。
駅前で社長を待つ主人公にタチの悪そうな若者達が声をかけてきた。
きっぱりと拒絶する主人公にカチンときたのか酷い暴言を浴びせてきた。
あたりに流れる不穏な空気。道行く人々は皆知らん顔で通り過ぎて行く…。
そこへようやく社長登場。
「これは一体どうしたことですかな?」
誰だおっさん引っ込んでろとばかりに社長に突っかかるDQN共。
「まあまあ、その女は私の連れです。何があったか知りませんが、
ご迷惑をお掛けしたようで…。これでひとつ勘弁してもらえませんかな?」
と懐から財布を取り出し、1万円札を何枚も握らせる社長。20万はある…。
これに文句などあるわけも無くさっさと退散するDQN連中。
社長すみません私の為に大事なお金をとしゅんとする主人公。
「なあに、偽札ざんすよ。こんなときの為に財布は二つ持ち歩いてるざんす」
驚く主人公。偽札に社長の指紋が付いてますよ大丈夫ですかと尋ねると、
「心配するな。わしの親指と人差し指の指紋はほとんど無いざんす」
お札の数えすぎで消えたのだろうと平然と言う社長。
それにも驚くが自分の特徴を消すために口調も変えていたことに気づいた主人公。
社長のあのざんす言葉は素なのだろうか。演技なのだろうか…。
今まで全く気に留めていなかった社長の秘密…。
しかしそれを社長に尋ねることは何だかタブーのような気がして……。
黙って社長と夜の街を歩く主人公。
デートはまだ始まったばかり…。
【おまけモード・学園編】
中間テストが近づき、村岡先生の期待に応えようと深夜過ぎまで勉強に励む主人公。
無理がたたってその日は朝から体調が悪かったのだが兵藤理事長の臨時朝礼が。
バニバニと長い話に耐えかねついに倒れてしまう主人公(お約束)
いち早く主人公の異変に気づき駆け寄る村岡先生。
主人公をお姫様だっこで保健室へ。
やがて目が覚めた主人公。目の前にはそこには怒ったような村岡先生の顔が。
「体調管理くらいしっかりするざんす!」
すみませんと謝る主人公に、今度は優しい声で
「無理をしてはいけないざんす」と髪を撫でてくれる村岡先生。
【おまけモード・異世界編】
ある日、森で行き倒れていた旅の若者を拾ってきた村岡博士。
元気になるまでの少しの間、家で面倒をみるという。
何て親切なのかしらとますます博士に好意を持つ主人公。
そんな主人公の尊敬の眼差しに嬉しそうな村岡博士。
でも裏で若者にちゃんと釘を刺すのも忘れていない。
「ちょっとでもあの娘に妙なマネをしたら即刻呪い殺すざんすよ…」
それから若者を部屋でゆっくりと静養させ、豪勢な食事を出す毎日。
博士特製の滋養強壮剤の効果もあり、元気を取り戻していった若者。
…が、しかし。5日経ち、7日経ち、10日経っても若者に旅立つ気配は無い。
部屋でゴロゴロしているか、庭でダラダラ昼寝をしているかのどっちかだ。
あの人一体いつまでここに居座る気ですかと博士に尋ねる主人公。
「あの若者は一見ただのダメ人間、クズの類に見えるかもしれんが…、
いざ追い詰められたときに真の力を発揮するタイプの男ざんすよ…。
わしにはわかる!きっと将来もの凄いことをやってのけるはずざんす」
私にはとてもそんな風には見えませんが…と訝しげな主人公に対して、
「でもそろそろ出て行ってもいいころざんすね。さすがに邪魔になってき…」
言い掛けてあわてて主人公から目をそらす村岡博士。少し顔が赤い。
「でも多分あの若者はなかなか自分から行動しない巻き込まれ型ざんすよ…。
お膳立てが必要ざんすね…。旅立ちをドラマチックに演出してやりたいざんす。
そうだ!目を覚ましたら海の上だったなんてのはどうざんしょ?うん。これだ。
知り合いの遠藤さんが旅行代理店の社長ざんす。さっそく相談してくるざんす」
翌日…。
博士に強力な眠り薬を飲まされた若者は豪華客船エスポワールに放り込まれた。
港で晴れの旅立ちを見送る博士と主人公。
旅費を全額負担してあげるなんて博士も人がいいですねと主人公。
「いや…。遠藤さんによると若者応援キャンペーンとかでタダだったんざんすよ…。
何でも若者に夢と希望を与えるツアーだとかなんとか…。とにかく良かったざんす」
私もあんな豪華な船にのって旅がしてみたいですと主人公。
「そ、それじゃあ…。いつか一緒に…、あ、いや!もちろん猫も一緒ざんすよ!?」
【裏カジノ編】
歩いていて急に立ち止まった社長。
後ろを歩いていた主人公がうっかり社長の背中にぶつかって、
ブラウスのボタンに社長の髪が絡まってしまう。
【50点以下】
さっさと事務所の自分のデスクへ歩いていってしまう社長。
主人公は後ろをついて行き髪を何とか解こうとするけれど、
引き出しから鋏を取り出した社長に「さっさとボタンを切るざんす」と言われる。
トイレでボタン付けをする主人公。
【50点以上】
さっさとデスクに向かうのは同じ。
「仕事にならないざんす」と主人公を罵りながらも解けるのを待ってくれる社長。
【60点以上】
「落ち着けば解けるざんす」と立ち止まってくれる社長。
「どうなってるざんす?」と後ろを見ようと社長が振り向こうとするから
(お顔が近いです。社長)と、かえって主人公は落ち着けない。
【70点以上】
「慌てることはないざんす」と椅子に座ってくれる社長。
主人公が椅子の後ろで一心不乱に髪を解いていると、
いつの間にか上向いた社長主人公の顔ををじっと見つめている。
チョンと頬をつつかれる主人公。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
主人公が物置を整理していたら油絵が出てきた。社長に聞いてみると、
「まだあったのか…。それは学生時代に美術の課題で描いたものざんす」
それは秋の街並みを描いた風景画だった。空の青がとても綺麗…。
一目で気に入り、自分の部屋に飾ってもいいですかと尋ねる主人公。
「そんなもの…。物好きざんすねお前も…。まあ、好きにするざんす」
毎晩社長の絵を眺めながら眠りにつく主人公…。
ある夜。夢を見た主人公。
・
・
『ここは…。青を少し混ぜるといいざんす』
『お前は絵も下手ざんすね…。ちょっと貸してみろ…』
キャンバスに向かう主人公に優しく絵を教えてくれる社長…。
…翌朝。
社長の部屋を掃除していた主人公。
丸まったメモ用紙が机の下にいくつか落ちている。
開いてみると数字の他に小さく主人公の姿が描いてあった…。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
女性客にお世辞を使う社長。分かっているがどうしても少し不機嫌になってしまう主人公。
それを感じた社長はツンデレフォロー。
「お前も早くお世辞っ…!でまかせっ…!嘘八百がスラスラ言えるようになるざんすっ!」
「ほらっ…!このカバの人形相手に今日から特訓ざんすっ…!」
その日の帰り。降雨の確率は20%以下だったはずなのに、帰宅時に雨が降り出した。
「また、傘を忘れたざんすか?いい加減学習するざんす」
と、事務所玄関で叱責されるのだが、
「ほれ、一緒に入るざんすよ」
と、傘を差しかけてくれる社長。家に着くと社長の背広の左肩がぐっしょり濡れている。
「次は無いざんすよ」と言いながら、傘をたたむ優しい社長。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
社長の家には普段使われない部屋…。いわゆる『開かずの間』が3つある。
そのうちの1つは前の住人が物置にしていた部屋で中の荷物もそのままらしい。
鍵を掛けてあるが一月に一回は風を通したり、埃を払ったりと掃除に入る主人公。
ある日うっかり棚の上の箱を落としてしまったら蓋が開いて中から人形が出てきた。
フランス人形のようだが全身を紐でぐるぐる巻きにされてある。気味が悪過ぎる…。
怖くなって社長を大声で呼ぶ主人公。一体何事ざんすか騒々しいとやってくる社長。
「それは…、この家に入居してきた時にあのピアノの部屋に飾ってあった物なんだが、
そいつがたまに夜中にガタガタ動き回ったりするのがうるさくて縛り上げたものざんす」
恐ろしいことを平気で言う社長。
「何。歩いたりするだけで別に害はなかったざんすよ」
後でオカルトマニアにでも高値で売りつけようとしまっておいて忘れてしまったのだという。
「テレビ局や週刊誌の方がいいざんすかねぇ…。でも最近オカルトブームも下火だし…と、
こらこら、何ざんすか昼間から…。離れるざんすよ。こんな所で…」
お願いですからお寺に持っていって引き取ってもらって下さいと必死で懇願する主人公。
金を払って人形ごときを供養するなんて…とブツブツいいながらもシブシブ承諾する社長。
社長は死神と貧乏神以外に怖いものは無いのだろうか…。
それにしても呪いの人形を紐で縛ったくらいで大人しくさせてしまうとは…。
やはり社長には何か魔力のようなものがあるのではないかと思った主人公だった。
【おまけモード・学園編】
小脇に教科書やら辞書やらを抱え颯爽と廊下を歩く村岡先生。
窓から駐輪場の横で煙草を吹かす赤木君を目ざとく見つけて
素早く駆け寄り無言で煙草を取り上げる村岡先生。目が怖い。
さすがの学園1の不良も村岡先生は苦手なようだ。
教員室にひっぱっていかれまたお説教かとうんざりする赤木君だが、
「毎日昼食がパンじゃあ体が育たないざんす」
自分の手製の弁当を渡す村岡先生。
「もう教室に戻っていいざんす」
「…あ、ありがとうございます…」
【おまけモード・異世界編】
裏庭の納屋の片づけをしていて偶然見つけた旅行鞄。
洒落たデザインに興味をそそられ蓋を開けてみた主人公。
何とそこから出てきたのは大量の色あせた手紙の束。
差出人は酒場の踊り子。劇場の歌姫。娼館の美姫…。
良家の子女やら奥様が書いたようなものまであった…。
恋文だ…。それも内容は「今度はいつ会えるのですか?」とか
「会えなくて寂しい…」とか「貴方の為に私家を出ます」とまで…。
村岡博士の若いころの遊蕩ぶりが良く窺える…。
そこへタイミング悪くやってきた博士。
「あ〜。そこにいたんざんすか。どこにもいないから心配したざんす。
んっ?一体何を見ているざんすか?………っ!?がはっ…!!!」
主人公の何とも言えない冷たい視線に真っ青になる博士。
「いや…。それはその…。実はわし、若いころ劇団に入っていて…。
それは芝居の小道具ざんすよ…。まだあったんざんすね。ハハ…」
博士の苦しすぎる言い訳にキツイ嫌味で返す主人公。
へえ。役者志望だったんですか。女は芸の肥やしとよく言いますしね。
そういえば博士の留守中に沙織さんという方からお電話がありましたよ。
「いや、そんなはずは…。あの女とはもうずいぶん前に……。うっ…!!」
自ら墓穴を掘る村岡博士。
博士のことが好きになっていた主人公だけにシッョクが大きい。
しばらく休暇を頂きますと屋敷を出て行く主人公。呆然と見送る博士。
翌日。街中の占い師を総動員して遠くにいた主人公を探し出した村岡博士。
戻ってきてくれと必死に頼み込む博士に嬉しくなってあっさり屋敷に戻った主人公。
【裏カジノ編】
晴天が続くとお天気お姉さんが告げた休日。
「絶好の洗車日和ざんす。お前も手伝うざんす」
ビルドインガレージから庭へ車を移動させて洗車を始める2人。
車が綺麗になったらどこかへお出かけしませんかと思いきってデートをねだる主人公。
しかし「どうして、わしがお前と?」 と軽くいなされてしまう。
せめて楽しく洗車をと考えた主人公。わざと社長に水を掛ける。
「…着替えてくるざんす」
怒らせてしまっただろうか…?
楽しく水の掛け合いをするはずが人目もある住宅地。四十男には無理だった様子。
戻ってきた社長の手には掃除機とワックスとウエス。ゆっくりと車をガレージに戻す社長。
お出かけはなさそうだとがっかりする主人公。
「ワックスをかけるざんすから、お前は中を綺麗にするざんす」
カーぺットをはずし外で叩いてほこりを落とす主人公。
ドアを大きく開けて、シート・床に掃除機をかける。外したカーぺットを戻し、
ダッシュボードとグローブボックスを綺麗にしようと助手席に座ったときのこと、
急にドアが閉められ、社長が運転席に乗り込んでくる。
「…ワックスがけが終わったざんす」
それはよかったですね。お疲れ様でしたと素っ気なく応える主人公。
バックミラーを調整しながら社長が主人公に話かける…。
【50点以下】「まだここが綺麗になってないざんす」と指摘を受ける。
【50点以上】「機嫌直すざんす」とそのまま近場にドライブ。
【60点以上】ハンドルを拭こうと伸ばした手をとられて「で、どこに行きたいざんす?」
【70点以上】
どいてくださいとダッシュボードを拭こうと伸ばした体に社長が片腕を絡めてくる。
シートが倒されて社長の胸の中に倒れこむ形になる主人公。
驚いた様子の主人公に「さっきのお返しざんす」と社長の余裕の笑み。
【 番外編 】助手席がいきなり倒されて、車の天井の変わりに社長の顔が見える。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
主人公はその日ツキが無かった。カジノでへまばかりやらかしてしまう。
お得意様の奥様のご機嫌を損ねてしまい必死にお詫びを申し上げても、
なかなか許してもらえない。
ディーラーをしていた社長、他の従業員に何事か囁いて使いに出す。
戻ってきた従業員の報告を受けて、奥様と勝負し何故か負ける社長。
買ってこさせたバラの花束を差し出し、
「奥様は私に勝利した○人目のお客様です…」
上機嫌でお帰りになった奥様。(次回は毟り獲られるが…)
終業後の反省会で叱責され、うなだれて帰る主人公と社長。
花屋が店を開けている。
「先に行くざんす」
と主人公に告げ、店内に入る社長。数分後。主人公を追いかけてきた。
「ほれ、機嫌直すざんす」
小さいバラの花束を渡してくれる。びっくりする主人公。
「こんなもので、機嫌が直るとは女は不思議な生き物ざんす」
「明日はへましないで働くざんす」
と言い置くとさっさと主人公を追い抜いて先に歩いて行ってしまう社長。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
店のみんなで忘年会がしてみたいと言い出した主人公。
どういう風の吹き回しか守銭奴社長が20万円も出してくれた。
「ま、福利厚生ざんす」
社長の辞書にそんな言葉があったとは…。驚愕する従業員一同。
最初はどこかの店で普通に飲み食いするはずの予定だったが、
そこはこんな裏カジノに勤めている連中のこと。
金の半分を賞金にして店でゲーム大会をしようということになった。
忘年会当日。
閉店後。メインフロアにオードブルや寿司や、酒を用意した従業員。
社長にべったりとひっついてお酌をする主人公。上機嫌な社長。
主人公を社長の愛人だと思っている他の従業員は何とも思わない。
誤解ではあるがその方が面倒な問題が起きないだろうという社長の
判断でそういうことにしてある。もちろん主人公に異はないわけだが。
機嫌の良いときの社長は明るく話し好きな(一見して)好人物。
帝愛の悪口なんかを面白可笑しく話して部下達を笑わせている。
皆しきりに他の従業員に酒を勧めているのが面白い。
この後の賞金付きゲーム大会の為にライバルを潰しておきたいのだ。
ちなみに社長は不参加。社長に全部賞金を持っていかれてしまうという
主人公の言い分にシブシブ了解をした社長。少しすねているのが可愛い。
賞金に執着していない主人公はすでに酒に酔って少しフラフラだ。
案の定ポーカーもサイコロも花札も最下位。しっかりしろと社長に怒られた。
普通こんな男だらけの裏カジノで酔いつぶれたら大変なことになるが
横に社長がいるので安心して飲める主人公。社長も主人公から目を離さない。
最後にくじ引きでペアを組んでおなじみの地雷ゲーム(通し付き)をすることに。
サイコロで打つ役と通しをする役を決めゲームスタート。
即席コンビに加え、皆酒に酔って判断力が低下しているのでカオスもいいところ。
三分間で役が作れない。味方からのデタラメなサイン。ありえない放銃…等々。
混戦、乱戦で大盛り上がりだ。社長も楽しそうに部下達に檄を飛ばしている。
主人公が組んだのは同世代の若い従業員。よく話をする仲の良い仕事仲間だ。
気が合う二人、コンビネーションは抜群。主人公に的確なサインを送る従業員。
運も味方し何と優勝。賞金三万円を手にし、肩を抱き合って大喜びする二人。
が…っ!ふと背中に殺気を感じた従業員。振り返ると社長が睨みつけている!
テンションが上がりすっかり忘れていた!慌てて主人公から離れる従業員。
家に戻り、社長から説教をくらう主人公。
「わしが付いているとはいえ…、少しは気をつけるざんす!」
社長は不機嫌そうだが主人公はそれが嬉しい。ヤキモチを焼いてくれてるのか?
にやにやして社長の話を聞いていたら真面目に聞くざんす!とデコピンされた。
後日、山分けした賞金でデパートに行き、社長にネクタイピンをプレゼントした主人公。
可愛らしいピンクオパールがついている。
「こんなものつけられるか!」
などと言っていた社長だが、出勤時にいつものように主人公に着替えを手伝わせ、
ネクタイを締め終わると無言でそのネクタイピンを渡してきた。付けろということらしい。
笑いを堪えながら指示に従う主人公。お似合いですよ褒めてみるとそっぽを向かれた。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
夕食後、月が綺麗ですよと社長を散歩に誘った主人公。
静かな満月の夜だ。社長は丸い月が大好きだと言う。
「お前にはあれが大きな金貨に見えないか?グフフッ…」
と、突然雲行きが怪しくなり雨が。狭い軒下に2人で雨宿り。
雨に濡れた主人公の顔をハンカチで拭ってくれる社長。
程なく雨は止み、遅くまで開いているカフェでお茶をする二人。
「たまには散歩もなかなか良いものざんすね…」
ご満悦の社長。帰り道に主人公にコンビニでアイスを買ってくれた。
その後、月が綺麗な晩は夕食後に主人公がお茶碗を洗い終えるのを
だんだんそわそわして待ってくれるようになった社長。
社長は普段主人公と外を歩く際、腕を組まれることを拒否しているが
この夜の散歩のときばかりは許している。嬉しい主人公。もうべったりだ。
社長は金の話になると全身から凄まじく禍々しいオーラを発しているが、
それ以外の時はいたって陽気で、気の良さそうな雰囲気の持ち主だ。
話上手な社長は公園のベンチで主人公に色々楽しい話を聞かせてくれる。
でも穏やかな時の社長の声が甘く聞こえて仕方ない主人公は少し上の空だ。
「こらっ。ちゃんと聞いてるんざんすか?」
社長におでこをパチっと弾かれハッとして我に返ることの多い主人公。。
ある夜。近所の公園に散歩に来た二人。
暗いせいでうっかり柵の無い小さな池に足を滑らせて落ちてしまった主人公。
「…バ〜カ。さっさと上がってくるざんす」
たいして深くない池なので全く心配をしていない社長。呆れ顔で見てるだけ。。
しかし主人公足を池の鯉が突いたので大パニック!足がつって倒れてしまう。
「お、落ち着けっバカっ!こ…こらっ!しがみつくんじゃないざんす!」
社長が助けに池に入ってきたが、主人公にしがみつかれ二人で転んでしまった。
全身ずぶ濡れになってしまった二人。
「このドジ!お前不注意のせいで散々な目に遭ったざんす!」
「寒いっ!風邪をひいたらどうしてくれるざんす!」
帰り道。少し足を痛めた主人公をおんぶしながらずっと怒鳴りっぱなしの社長。
でも初めて社長におんぶをしてもらい何だか嬉しい主人公。温かい背中だ。
耳元で小声で社長好きですと囁いてみたら、どういうわけかまた怒られてしまった。
【おまけモード・学園編】
職員駐車場にある花壇の水遣りが主人公のクラスの日直の仕事。
日直の仕事なんて面倒くさいだけなのに、主人公はこの仕事だけは楽しみにしている。
朝一に出勤してくるのは、村岡先生だからだ。
勤勉な村岡先生は誰よりも早く 学校に来て授業の準備を始めている。
村岡先生は一人暮らしだから、先生の最初の「おはよう」の挨拶をもらうため、
主人公は眠いのを我慢して早起きしている。
今日も「おはようございます。村岡先生」「おはよう」と挨拶を交わすことが出来た。
浮かれていたら、黒崎教頭に水をかけてしまい叱られてしまった。
その様子を村岡先生が渡り廊下から「大丈夫ざんすかね?」と心配そうに見ていた。
【おまけモード・異世界編】
今夜は精霊祭。深い谷の底から、暗い森の奥から、冷たい海の底から、
死霊、悪霊、妖怪、妖精、悪魔その諸々が大挙して集まり、
この日ばかりは人間の住む街を我が物顔で練り歩く百鬼夜行の夜。
年に一回のこの化け物祭りの夜は人々は外出を控え、家の周りに護符を貼り、
玄関先に供え物の菓子を山と積み、息を潜めて朝が来るのを待つだけだ。
中には酒場やレストランに大勢集まり、物の怪達のパーティに負けじと、
一晩中大騒ぎをする連中もいる。
泥酔してお守りを持つのを忘れ外に出てしまい、妖気にあてられ化け物達と
一緒一晩中街を練り歩くはめになる馬鹿が必ず何人かいるのだが。
主人公は今まで一人暮らしだったため、この日は友人達と集まって過ごすか、
教会で同じような境遇の人と夜を明かしていた。どのみち一人ではいたくない。
今住んでいる村岡博士の屋敷兼研究所は不気味な暗い森の中にある…。
二人暮らしとはえ、すごく怖い。今夜は酒場で過ごしましょうと言う主人公に
「わしが付いているから大丈夫。絶対怖い思いはさせないざんす」
と、村岡博士。仕方なくお化けに、これで私たちを脅かすのは勘弁して下さいと、
手製のクッキーを玄関先に山ほど積んだ主人公。もちろん護符もベタベタ貼った。
そして夜になった…。何処からともなく恐ろしげな化け物たちの笑い声が聞こえ、
窓の外にはたくさんの黒い影が。壁を爪でひっかく音、菓子をバリバリと貪る音。
害は無いとはいえやっぱり恐ろしい…。一晩中博士にひっついて離れない主人公。
嬉しそうな博士。どさくさに紛れてさりげなく主人公の腰に腕を回したりしている。
「どんな化け物が来ようとも、決してお前には指一本ふれさせはしないざんす…」
…などと主人公の耳元で気障な台詞を囁いたりしている村岡博士だが、
カーテンに映る化け物の影にビビりまくっている主人公の耳には入っていないようだ…。
【裏カジノ編】
社長の部屋の書棚の整理を命じられた主人公。
「その本は捨てていいざんす」
「画集はそっちの棚に移すざんす」
「手荒に扱うんじゃないざんすっ!」
「この本を後で古書店に持って行くざんす」
「もっとテキパキできないんざんすかっ!?」…やかましい社長。
その時、突然の揺れが!地震だ!
【50点以下】
何もしない社長。「もう地震は治まったざんすよ。さっさと片付けるざんす」
棚の上に積んであった本が主人公の頭に落ちてきた。
【50点以上】
とっさに主人公の腕を掴んで脇にかばう社長。
しかし震度3くらいの微弱な揺れだったので、気まずい空気があたりを漂う。
「さっさと片付けるざんす!」 と言い残してすぐに部屋を出て行ってしまう社長。
【60点以上】
主人公をかばったおかげで棚の上に積んであった本が社長の頭に落ちてきた。
大丈夫ですかと社長の頭をなでる主人公。大人しく主人公に身を任せる社長。
【70点以上】
揺れがおさまってからもしばらく主人公を離してくれない社長。
書棚の片付けは明日へ持ち越し。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
真夏の夜。お風呂上りに縁側で社長と涼んでいる主人公。
一緒にカキ氷を作るけど氷が製氷屋さんから届いたばっかりで硬すぎる。
主人公の力では氷を削ることが出来ず、
社長の大きな手が氷削り器をぎゅっと押さえつけて筋張ってる。
「イチゴとメロンどっちにするざんすかねぇ〜。迷うざんす…」
子供みたいな社長。結局社長はメロン。主人公ははイチゴ。
で「お前の方が美味しそうざんすね。一口よこすざんす」
社長の家の庭は広くて草木もたくさん。鈴虫の声が聞こえてる。
「鈴虫は大好きざんす。名前に金の字が入ってるざんすからね」
「あの声はまるで金が鳴いているように聞こえるざんす…。グフフッ…!」
【裏カジノ編・60点固定イベント】
最近仕事が忙しく、お疲れ気味の社長。リビングのソファで昼寝をしている。
社長の寝顔可愛い…。毛布を持ってきた主人公。思わず顔を覗き込んでしまう。
ドキドキしながら社長の頬に触れようとしたその時…!
いきなり社長に手首を掴まれ、引き寄せられると体を抱きしめられてしまった!
「絶っっ対に離さないざんす…!」
「誰も渡さないないざんす!」
………!?パニックになる主人公。反射的に社長から離れようとするが、
ものすごい力で抱きしめられて離れられない。結局ソファに押し倒されてしまった!
心臓が破裂しそうな主人公。頭の中が真っ白になっていると社長の声が…。
「う〜ん…。トランク…。わしのトランク…。札束が…ギッシリ……」
どうやら寝ぼけた社長に札束の詰まったトランクと間違われてしまったようだ。
少しがっかりした主人公。しかし…。このシチュエーション…。
離れたいけど、お疲れの社長を起こすのはかわいそうだ。
起きるまでこうしていよう。そう自分に言い訳をしてみた主人公。
社長の匂いがする…。煙草の苦い香りと甘酸っぱいコロンの香り…。
思わず社長の背中に自分の両腕を回してしまう主人公。温かい…。
それにしても社長の腕の中…。なんて心地良い…。何だか安心する…。
社長の寝息につられ、知らず知らず自分も寝入ってしまった主人公。
一時間後…。
「お、お前っ…!こんなとこでっ!いっ…、一体何してる…っ!?」
先に目覚め、自分の胸の下で眠っている主人公を見つけ驚愕する社長。
顔を真っ赤にしながら説明をする主人公。
「そ…、そうだったか。それは悪いことをしたな…」
あー良く寝たざんすと急ぎ足で自分の部屋に行ってしまった社長。
一人リビングに残された主人公。
甘い夢の続きを見ようと社長の温もりが残っているソファに横になろうとしたが、
すでにそこには先客の鉄雄君が丸くなっていた。
裏カジノ編【70点固定イベント】
秋。庭にある柘榴の木が実をつけた。
健康に良いので絞って社長に飲ませてあげたいと考えた主人公。
脚立に乗って手を伸ばした瞬間、バランスを崩して落っこちてしまった。
物音に気づいて庭に下りて来た社長。尻餅をついている主人公に呆れる。
「何をやってるんざんすか…ほんとに。お前の間抜けは重症ざんすね」
しかし足を押さえている主人公を見て慌てる社長。どうやらくじいているようだ。
主人公をおぶってリビングに。ソファに座らせ氷で足を冷やしてくれる社長。
「ったく…。何をやらせても半人前だなお前は。給料下げるざんすよ」
本当に情けない…。自分はどうしていつもこうなんだろう。
自分はきっと落第点だ。このままではいずれ社長に捨てられてしまうだろう。
主人公の目から涙が溢れだす…。それを見て動揺する社長。
「こ、こらっ…。泣くなっ!これくらいでっ…」
主人公に悪態をつくのは毎日のことなのに。どうして今日に限って…。
さすがに怪我をしてるときはまずかったか…。内心焦りまくりの社長。
「ちょ、ちょっと待ってるざんす…」
どこかに行ってしまった社長。主人公はなかなか涙が止まらないでいる。
ボロ…ボロと流れる涙を必死に拭っていると社長が戻ってきた。
手に何かを持っている。ペンダントだ。主人公の首にかけてくれる社長。
「これは…。少し早いが冬のボーナスざんす。現物支給だが文句ないな!?」
綺麗な柘榴石(ガーネット)の赤…。暖かい色だ。社長…。
でも、自分にこんなものを貰う資格は果たしてあるのだろうかと弱気な主人公。
「バカッ…、それはただのエサざんす。お前を煽てて…、もっと働かせる為の…」
「大体お前はわしに一体いくら借金があると思っているんだっ…!」
「きっちり働いて全額返済してもらうまでいつまでも逃がさないざんすよ…」
主人公の足に丁寧にテーピングを施しながらそんな事を言っている社長。
「たいしたことないようざんすね。ま、明日は一応医者に見てもらうんだな」
社長…。私の借金は何千万もあるんですよ。返すにはきっと一生かかります…。
心の中でつぶやく主人公。何だか安心して眠くなってしまった…。
隣に座った社長の肩にそっと体を寄せてみる主人公。
何も言わないで新聞を眺めている社長。
「わしの膝枕は高いぞ…。また借金が増えたな…」
主人公の寝息が聞こえてくるとそっと自分の膝に頭を乗せ、上着をかける社長。
【おまけモード・学園編】
放課後、のこで角材を切り、木枠を作ってキャンバスを張る村岡先生。
木枠に布地を貼り付ける小さな釘を打つ音がする美術室。
缶コーヒーを差し入れる主人公。
書道もたしなんでいる村岡先生。
学園の掲示板に自作の格言を色紙に書いて週替わりで貼っている。
村岡先生に家の玄関に貼って戒めにしたいなどと嘘をついて貰ってきて、
実際は自分の部屋に飾っている主人公。お休み前に色紙に\\…
板倉先生は今日も部長の標君を口説いている。
「数学オリンピックとか、物理オリンピックに出てみる気はない?」
「ありませんよ」
「出場してくれれば優勝間違いなし、学園の宣伝になるし、俺の…」
「無理強いしてはいけないざんす」
3人でガスバーナーで沸かしたお湯で淹れたコーヒー飲みながら話してる。
時々脇が甘い村岡先生。日本人が尊んだ「碧の黒髪」の説明をしていて、
「日本人女性の髪は赤いです。機会があったら朝日に透かしてみてください」
男子生徒をニヤニヤさせたり。誰の髪で試したんだろうと主人公を悲しくさせる村岡先生。
芸術に明るい村岡先生は音楽の西尾先生とも話良く合う。
「仏にいた頃はよく演奏会に足を運んだものざんす。そうそう下宿先の近くに音楽院があって…」
「まあ、素敵」なんて会話をしている。
【おまけモード・異世界編】
寒い冬の日の夕方。庭で落ち葉を掃き集め、焚き火をしていた主人公。
そこへ薬草やら魔道書を買いに街へ出かけていた村岡博士が帰ってきた。
「ただいまざんす。ほお、焚き火か…。ありがたい。外は寒かったざんすよ」
冷え切った博士の手を見て、思わず自分の両手で挟んで温めてしまう主人公。
びっくりする博士。主人公の手のぬくもりが自分に伝わってくる…。とても温かい。
今まで無い良い感じの雰囲気に主人公を抱き寄せるチャンスだと感じた博士。
「お前がいればこの冬の寒さも…」
博士が何やら気障な台詞を言いかけたときにあっと声を上げた主人公。
中で林檎を焼いていたのを忘れていましたと慌てて落ち葉を掻き分ける。
「………美味そうざんすね。…ところで今日はおみやげがあるざんすよ」
せっかくのチャンスを逃した村岡博士だがまだ策がある。
街で主人公へのプレゼントを買ってきたのだ。
玄関前にどっさり積まれた箱やら紙袋のマークを見てびっくりする主人公。
全部『BONANZA』じゃないですかどうしたんですかと博士に尋ねる。
※『BONANZA』サルのマークでおなじみの若い女性憧れのファッションブランド。
「なぁに…。単なる日ごろのお礼ざんすよ。お前はよく働いてくれるし…」
「とりあえず店員に進められたものを全部買ってきてみたざんす」
どうやら博士は主人公の体のサイズを調べて出かけていったようだ。
包みを開けてみると洋服やコートの他にも靴に帽子にバッグにアクセサリー…。
ドレスまである!大喜びする主人公。ありがとうございます!と博士に抱きつく。
幸せそうな村岡博士。
「そのドレスを着て見せてくれ…。今度一緒に…」
しかし全く聞いていない主人公。キャーキャー言いながら自分の部屋に荷物を運ぶ。
そして始まる一人ファッションショー。もちろん博士は部屋に入ってこれない。
夕飯を忘れて部屋で鏡に向かう主人公。台所で一人寂しく焼き林檎を食べる博士。
【裏カジノ編】
春。夜桜を見に行きませんかと提案する主人公。
【50点以下】先約があると断られる。どうやら女性と行くらしい。
【50点以上】
「まあ…たまにはいいざんしょ」とついて来てくれる。
でも主人公ほったらかしで黙々と桜の花をスケッチしてる。
主人公が褒めると後で色を塗って「トイレにでも飾るざんす」と渡される。
でも自分の部屋に飾ってしまう主人公。それを見た社長はちょっとうれしそう。
【60点以上】
主人公と一緒に桜を見てる。なぜか今夜は口数が少ない社長。
主人公の頭についた花びらを払ったりしてくれる。
少し寒くなったら無言で上着を掛けてくれる。
【70点以上】
喧騒の中、社長が何か主人公にに話しかけている。
よく聞こえなかった主人公は社長の口元近くに顔を寄せる。
ついと社長の手が伸びて主人公の顔を仰向かせる。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
仕事終わりの反省会。
沢山仕掛けられた不正w防止の防犯カメラを見ながら従業員の駄目出しをする社長。
もちろん主人公にも容赦はない。
「お客様にお絞り出すタイミングが悪すぎるざんす…!」
「もっと煽って、金額を吊り上げるざんす!お前は甘いざんす…!」
主人公がセクハラされてるとこ見つけも、
「ふ〜ん、貴方でも男性客は触りたいものざんすか」 と流される。
が、しかし、次の来店時にその客をオケラにした後、出入り禁止にする社長…。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
社長に頼まれた買い物を済ませ、家に帰ってきた主人公。
「遅かったざんすね。隣町にまで足を伸ばしてたんざんすか?」
「まあいいざんす。ほれさっさと買ったものをよこすざんすよ」
「あとお釣りもキッチリ渡すざんす」
手を差し出され、握っていた小銭を 手渡そうとする。
するといきなり主人公の手を掴み自分の方に引き寄せる社長。
驚きを隠せない主人公に対して
「手の甲のホクロか、珍しいもんざんすね…」
なんて言いながらしげしげと見つめてる社長。
主人公の右手の甲の中央あたりにある、小さいホクロを見つけて興味深げだ。
お仕事が残っているので…頬を赤らめながら小声で訴えてはみるものの、
その手をすぐに離してくれそうな気配はない。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
爽やかな秋風が吹き抜ける夕暮れ時。
美味しい秋刀魚を社長に食べてもらおうと七輪を庭に出してきた主人公。
社長は猫と縁側に寝そべってその様子を眺めてる。
慣れないので炭に火をつけるのも一苦労な主人公を見かねて庭に降りてきた。
「不器用ざんすね…。わしに貸すざんす」
手際よく火をおこし網に秋刀魚を乗っける社長。足元でニャアニャアうるさい鉄雄君。
「はいはい。お前の分もちゃんとあるざんす」
社長はイタズラに団扇で煙を主人公のほうにやってケホケホいってる姿を楽しげに見てる。
やがて美味しく焼けた秋刀魚を頬張る2人と一匹。虫の声だけが聞こえる静かな時間。
主人公の頬に付いた煤をその手で優しく拭ってくれる社長。
「さんま、さんま、さんま苦いかしょっぱいか…か。お前はどっちだと思うざんす?」
社長の突然の問いに、甘いです…とはさすがに答えられない主人公だった。
【おまけモード・学園編】
古典の一条先生の授業。故事成語の意味と類義語・対義語の例を挙げている。
「『五十歩百歩』の類義語は?はい、美心さん」
「『どんぐりの背比べ』です」
綺麗な一条先生に向かって「目くそ、鼻くそ」なんて言える訳がない。
静かに授業は進んでいく。
「『落花流水の情』の類義語は?」
優等生の宇海零が「魚心あれば水心」と答えた。
満足そうに一条先生が微笑む。
「男女の仲を喩えるときは『落花流水の情』を、賄賂を贈る時には『魚心…』を使ってね」
「お代官様と越後屋が『落花…』じゃね」
と、一条先生の精一杯の冗談。授業が終わりに近い。村岡先生が廊下を行く姿が見える。
「対義語は『落花情あれども流水意なし』です。意味は調べておいてください」
ちょっと表情を硬くして一条先生が日直に終礼を促す。
【落花情あれども流水意なし】
散る花は水の流れのままに流されて行きたいが、川はそしらぬ顔で流れていく。
一方には情があるのに、相手に通じないことのたとえ。
【裏カジノ編】
出勤前の社長は忙しい。
一般紙3部、経済紙1部 ゴシップ紙(東スポ)に目を通してからの出社となる。
ネクタイを結ぶのは主人公の楽しい仕事。
背の高い社長にはネクタイの結び方は簡単なシンプル・ノットで良いのだが、
慣れない主人公には難しい。ネクタイの先をベルトの真上の長さに なかなか出来ない。
【50点以下】きつい、ゆるい と文句言われる。
【50点以上】 巧く結べるようになり、社長に「ん」と言われる。
【60点以上】
時々社長の手が伸びてくる。「シャツの襟が立ってるざんす」とか言われる。
時間に余裕があると「今日は違う結び方を教えるざんす」と結び直しさせられる。
【70点以上】ふいに主人公の耳を触って「ピアスざんすか…」とつぶやく。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
ある日のお昼、お好み焼き屋で食事をとる社長と主人公。
※このお店はお客さんが鉄板付テーブルで生地を広げて焼くタイプ
じりじりと生地に火が通り、片面に薄い焼き色がついたところで、
それぞれ自分の お好み焼きを返そうとする二人。
しかし主人公はまだやわらかい上の生地部分がグズグズと崩れてしまって
なかなか持ち上げる事ができない。思わず涙目になってしまう。すると…
「その手つきは何ざんすか…。何をやらせてもヘタクソざんすねお前は」
主人公の不器用さに呆れ顔の社長にヘラを取り上げられる。
いとも簡単にお好み焼きをクルッとひっくり返してしまう社長。
その俊敏で軽やかな手さばきに主人公は思わず見とれてしまう。だが… 、
「今の労力…手間賃として、お前のお好み焼きの1/3をわしによこすざんす」
「え!?」
自分でうまく返せない主人公にヘラの持ち方から返しのタイミングまで
社長自ら手ほどきしてくれる。が、なかなかうまくいかない。
それからは社長に内緒で日夜必死になって練習に励む主人公(仕事は?)
すると後日、ふたたび社長とお好み焼き屋に訪れる機会が。
コツをつかんだ主人公は練習の成果を見せるべく、私に返させて下さいとお願いする。
何も知らない社長は(大丈夫かこいつ…)と言わんばかりに訝しげに主人公を見つめている。
そして見事フワッ…と、寸分も形を崩さず裏返すことができた!
「ふん、まあ…上出来ざんすね。お前にしては」
社長にお褒めの言葉をいただき有頂天になってしまった主人公。
しかしその後、うっかり2つともお好み焼きを焦がしてしまい社長のお叱りを受けたという…。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
裏カジノはイブの夜はとても忙しい。
彼女のいない男達がヤケになってたくさん金をつぎ込むからだ。
明け方近くまで営業してて、ケーキなんて食べる暇は全くない。
朝日が昇るころ帰宅する社長と主人公。
クリスマスプレゼントにお手製でタイガーアイ(金運、商売運upの石)の
ブレスレットを組んで社長にプレゼントする主人公。
猫の目みたいに光る斑目模様の入った渋い茶の石が社長にとてもよく似合う。
「今年は売り上げが振るわなかったざんす!浮かれてないでもっと働くざんす!」
と怒られるが、「冬のボーナスは現物支給ざんす。貰えるだけありがたいと思うざんす」
とネックレスをくれる社長。そのあとわざとらしく、
「疲れたざんすね…。何か甘いものでも買ってくるざんす…」
主人公にケーキを買いに行かせる社長。メリークリスマス!
…こっそり自分用に社長とお揃いのデザインで、
ローズクオーツ(愛情に恵まれる、魅力up)のブレスレットを組んでいた主人公。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
柔らかい陽の光が射し込む、日だまりの出来たリビングに寝そべる二人。
猫を間に挟んで社長とお昼寝するひととき。
寝入ってしまった社長の顔を見たくて、瞼が重くなるのを必死で我慢する主人公。
ふと気が付くと社長の口元がかすかに動いている。耳を近づけると、
主人公の名前を寝言で囁く社長の声が…。
うれしくなった主人公は社長の手をそっと握りしめて、
そのまま眠りにつくのだった…。
【おまけモード・学園編】(一条先生男バージョン)
美人で淑やかで優しくて優等生な一条さんは学園のマドンナ(古い表現)だ。
ただし兄の一条先生が鋭く目を光らせているため言い寄る男子生徒は少ない。
クラスは違うが家の方向が一緒なのでたまに主人公と一緒に帰ったりする。
最近文化部系の部長と顧問が集まって話し合いをする機会が多いらしい。
やはり女の子同士。会話の内容は次第にガールズトークに。
「村岡先生は厳しいから皆怖がってるけどお洒落で紳士的でとても素敵よね」
なんて一条さんが言い出したのでまたしても胸がざわざわしてしまう主人公。
「バレンタインに村岡先生にチョコをあげてみようかしら。兄には内緒だけど」
もはや一刻の猶予もない。翌日から手作りチョコの練習に励む主人公の姿が。
【裏カジノ編】
社長と2人外でお食事。雰囲気の良い仏料理店。
【50点以下】イベント発生なし
【50点以上】店の売上が良い日にランダムでイベント発生。
社長は上機嫌だが食事中も仕事の話ばかり。
デザートをもう1つ頼むと「少しは遠慮するざんす」
【60点以上】突然イベント発生。
食事中面白い話を色々してくれる社長だが、
突然ふと黙って主人公をじっとみつめたりすることも。
「よく食べるざんすね」と言いつつ自分のデザートをくれる社長。
【70点以上】主人公から誘うことができるようになる。
普段はおしゃべりな社長だが静かに主人公の他愛のない話に耳を傾けている。
突然仏語で何か呟く社長。なんですかと聞くと「何でもないざんす」と少し顔が赤い。
近くにいた給仕が笑いをこらえて主人公に囁く。
ご自分のデザートは特別なものが用意されているそうです。
デザートの方は自覚が無いようですが?
そっぽ向いて食後のタバコをふかす社長。
テーブルの下で社長の組んだ脚の靴先が主人公のふくらはぎを撫で上げている。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
主人公をプールバーに連れて行ったら、襟空きが大きなVネックだった。
ショットの度、不機嫌になる社長。結局、帰ることに。
帰路で叱られるのだが、社長も自分がなぜ不機嫌なのか説明がつかない。
・
・
・
「客にもっと上手いお世辞を言うざんす!」
社長命令を受けた主人公。
本を読んで勉強したり社長の実践を見学したりしてスキルを上げた主人公。
「上手いざんす」と社長に褒められるようになったがお客が若い男性客の場合は…。
社長が少し不機嫌そうな顔をするのが何故なのか主人公には分からない。
当の社長も自分のイライラの原因が分からない…。
料理が趣味という上客の若い男に気合を入れて素敵ですねとお世辞を言ったら
なぜか次の日の夕食に自ら腕を振るってご馳走を作ってくれた社長。
「たまには美味いものが食べたいざんす」
「たまには自分でしないと腕が鈍るざんす…」
料理も美味しいが社長のエプロン姿も大変おいしくいただいた主人公。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
主人公が事務所の机に置き忘れたスケジュール帳を社長が見てしまう。
社長の今日のネクタイの色とか褒められたこととか、叱られたこととか書いてある。
二人で外回りの日にはハートのシールを貼っている主人公。
「だ、大事なものを忘れるんじゃないざんす!」
と叱られるが何故か顔が少し赤い社長。
夏休みの予定が真っ白の主人公のスケジュール帳見た社長。
「何か夏休みの予定はあるざんすか?」
ありませんと答えると、嬉々としてと仕事の予定が組まれる。
しかし、なぜか2人で出張して出かける場所が海とか山とかのリゾート地。
社長の大好きなお金持ちが一杯集まる場所。
「浮かれ気分のカモたちが待ってるざんす」
そこで社長によって開催される出張裏カジノ。
「キリキリ働くざんすよ。ボーナスは出来高払いざんす。ま、働きによっては1日くらいお休みあげるざんす」
【裏カジノ編・70点固定イベント】
疲れて帰ってきて、お風呂に入らずに眠った社長。朝食前にシャワーを浴びた。
濡れた髪のまま食卓につき朝刊読み出した社長の髪を、
風邪引きますよと言いながらクシャクシャとタオルで乾かす主人公。
髪整えるために正面に回るが、突然椅子の前の方に腰をずらした社長に両足ではさまれた。
「動けませんが?」
「そうざんすか」
「陽はもう高いんですけど?」
「何のことやら」
「ふざけないでください」
髪に櫛を入れるため 社長に覆いかぶさるように伸ばした主人公の背中に社長の両腕がまわされる。
【おまけモード・学園編】
村岡先生と音楽の西尾先生が廊下で楽しそうに立ち話をしているのを
遠目で見ただけで落ち込む恋の病に苦しむ主人公。
放課後、校庭のベンチでため息をついていると英語のD・J先生が話しかけてきた。
「ヘイッ!ガール!どうしたんだいっ!とってもダークフェイスだよっ!」
国籍不明の怪しい外国人教師は普段からウザいがこんなときは首を絞めたくなる。
なんでもないですと適当に返事をする主人公に怪しい微笑みを投げかける。
「恋のクイズは回答不可能のスペシャル問題だからねっ!」
僕にできるのはこんなことくらいさとポケットから小さな錨(アンカー)のついた
キーホルダーを取り出し主人公に渡すD・J先生。ネームプレートが付いている。
「ここに好きな人の名前を書いて常に持っておくんだねっ!恋のおまじないさっ!」
「錨だけにつなぎとめることができるかもよっ!うひゃひゃひゃ……」
翌日からそれを制服の胸ポケットにそっと忍ばせて登校する主人公。
隣の席の美心ちゃんのバッグに同じものが付いていた…。
【裏カジノ編】
算盤の得意な社長が主人公にやさしく教えてくれます。
【60点以上】
「手の位置、指の位置はこうざんす」
背後からから主人公を抱え込むようにして手取り足取り教授してくれる。
「上手くなったらご褒美をあげるざんす」と主人公の耳元で囁く社長。
【70点以上】
社長の懸命な指導により上達してきた主人公。
「願いましては…円なり。…円なり…ざんす」
間違えるとデコピン。正解なら頭をなでなで。
1級に合格したら好きな場所に旅行に連れて行ってくれるとか。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
休日は社長がコーヒーを淹れてくれる。
生豆をまじめな顔して選り分けて主人公に聞いてくる。
「浅煎りが良いざんすか?それとも深煎りざんすか?」
でも結局社長のお気に入りのフレンチローストになる。
煎り終わった豆を急冷した後、コーヒーミルで挽く。大きな手が小さなハンドルを回してる姿は可愛い。
アルコールランプに火が点けられて、沸騰した湯がガラス管を上っていく。
自分の分はマグカップに注ぐのに、なぜか主人公にはきちんとカップ&ソーサーでサービスしてくれる。
「一応、女の形状しているざんすから…」
いつもは話好きな社長が黙っているから、主人公も黙っている。
残りのコーヒーをマグカップに注ぐと社長は自室へ行ってしまう。
後姿にもう1度小さい声でお休みなさいを言ってから、
後片付けまでが料理(?)ですとつぶやいて後片付けをする主人公。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
社長が大切にしている珊瑚水槽。
管理はとても難しいが一生懸命勉強する主人公。
社長が段々主人公に世話を任すようになってきたらこれはデートフラグ!
参考のために水族館に行きませんか?と社長をデートに誘う主人公。
「しょうがないざんす…付き合ってやるざんす。素人だからな…お前は」
さすがに物知りな社長は色んな水槽の前で主人公に解説してくれる。
帰りに館内ショップで宝石珊瑚のアクセサリーをじーっと眺める主人公。
「いいかげんにするざんすよ…。ほらっ、この一番安いの!これで我慢するざんすっ!」
怒りながらも小さく可愛いイヤリングを買ってくれる社長。
ついでに大きなペンギンのぬいぐるみも買ってくれる。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
久しぶりに事務所に遊びに来た坊ちゃん。
主人公と社長の間に漂う空気を何となく感じてニヤニヤしてる。
「社長。あんた万が一結婚するならうちのホテルで式をあげな。安くしとくぜ。カカカ…」
「ハハハ…坊ちゃん!いやいやいや…。結婚なんてとんでもないざんす…。ご冗談を…」
坊ちゃんが帰って少し暗い顔してる主人公に気が付かない社長は怒ってる。
「誰が帝愛ホテルで式をあげるか!他所をあたるざんすよ!大体あんなガキ呼ばな…」
言いかけてハッとする社長。主人公を見ると少し赤い顔をしている。
「バカっ!た…たとえ話ざんすよ!さっさと仕事に戻るざんす!ボケっとしてるなっ!」
、、、 , , _ デジャヴな状態ですが
,. -┬i^i、._ ィ`,、,、,、,、,.、'、
. / | | .|=ゞ=、 __l/\ v~/!|
l. l l l \\{f‖ミゞ, ,ィ≪:lf^i もういい・・・!
/ヽ. ノ「,ト、「.lヘ‐iヾ|rー~r〉〉,こlレ'
/ `ヽ//| ト、ヽlイ| |/|{王王王王}ト、
| レニ| lニゝ冫! l!L_, , ,ー, , , ,_」シ’、 もう・・・
ヽ __|ーL|┴^ーヽ>'^ヾ二三シ´\\
,ゝ,/ .}二二二二二二二二二lヽ. ヽ \ 休めっ・・・!
l/ |ト、./´\ ||. レ'´ ̄`ヽ
|| ! 、\ ||. / :|
|| |.l l゙!.|i |ヽ) |l/ / 休めっ・・・!
|| `ヘ)U'J /-─ ,イ.|
|| _ /-─ / ヽ|
>>1・・・! ●持ちですから必要なら持ってこれますよ。(これも既視感)
|| r‐-゙=っ`ヽ,.--r-─ ''"´ ̄`ヽ / }
||. {三二 | │ / /
||. ヾ=--一'`ーゝ _,. く ノ|
【おまけモード・学園編】
部活で美術室に入ると村岡先生が薔薇の花束を抱えていた。
今日はこれを皆でデッサンするらしい。とてもいい香りがする。
主人公は部員の中で絵が一番下手だが一生懸命描いている。
厳しいけれど的確なアドバイスをしてくれる頼れる村岡先生。
主人公一人に後片付けをさせて帰り際に呼び止める。
「全くいつまでたっても上達しないざんすね…」
「…すみません」
「これをもっていって家で練習するざんす。片付けごくろうさん」
さりげなく主人公に薔薇を一輪手渡す村岡先生。
【裏カジノ編】
今日は帝愛グループの報告会。遅くなるから先に休んでろと出かけた社長。
もちろん主人公は眠らず玄関ホールで待っていたのだが、睡魔に負けてしまう。
深夜に帰宅した社長。
玄関に明かりがついているのをいぶかしく思いながら、自分でドアを開ける。
玄関には眠っている主人公と鉄雄君。
目覚めた鉄雄君が鳴こうとするのを「シーッざんすよ…」
そのあと主人公にとる社長の行動。
【50点以下】主人公をそのまま放置。一応毛布はかけてくれる。
【50点以上】「起きるざんす」と起こされる。
【60点以上】お姫様抱っこで主人公の寝室へ運んでくれる。
【70点以上】お姫様抱っこで社長の寝室へ運んでくれる。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
強い日差しの中のお得意様周り。
主人公は日傘を差すけど、背の高い社長には位置が低すぎて邪魔で仕方ない。
邪魔ざんすっ!とばかりに、日傘を奪い取って主人公に差しかける。
そして主人公にさりげなく、日陰を歩かせてくれたり、
日が差すほうになんとなく立ちはだかってくれたりする社長。
背伸びをして社長の額やうなじに滲む汗をハンカチで拭う主人公。
その夜。花火大会の近くを偶然通りかかった二人。
社長は花火に興味は無いが一発上がるたびに、
「今のは2尺玉だから60万くらいざんすかね」
「あれは小さいから意外と安いざんす。3万くらい」
夢のない知識を披露する社長。しかし心底感心してますます社長を好きになる主人公。
うちの店でもスポンサーになって花火上げてもらいましょうとバカな提案をしてみる。
「バカっ…!裏カジノが堂々宣伝してどうするっ…!」
怒られてしまった。が、これで我慢するざんすと線香花火を買ってくれた社長。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
仕事が終わり事務所で二人きりでお茶を飲んでいる社長と主人公。
子供の頃の遊びの話になった。社長は幼い頃、あやとりが上手かったと言う。
なんでも女の子にたいそうもてていて一緒に遊ぶことも多かったらしい。
「まだ覚えているかもしれないざんすね…」
紐を探してきて試してみる社長。
長い指が器用に紐を操り、橋やら亀やら飛行機などが次々に出来上がる。
「ほれ、お前もとってみるざんす」
まごつく主人公。ほとんど忘れている。呆れて教えてくれる社長。
社長の手と指が触れるのでどぎまぎして焦り紐がぐちゃぐちゃになってしまう。
主人公と社長の手が紐で絡まる。
「さっさと解くざんす!」
焦れば焦るほどこんがらがってしまうのだが社長は何もしないでただ見てるだけ。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
死ぬ事とお金を失うこと以外怖い事なんて何ひとつ無さそうな社長。
デートでとても怖いと評判の遊園地のおばけ屋敷に来た二人。
しらけ顔でスタスタ進む社長にがっちりしがみついて離れない主人公。
「この暑いのに…。うっとおしいざんす!離れなさい!」
その帰り道。渋滞につかまり動けない。隣の自動車を気にする社長。
チャイルドシートの泣いていた赤ん坊が、こちらを向いて笑いかける。
やがて車が動き始める…。可愛らしかったですね社長と主人公。
「そうざんしたか」
前を向いて素っ気無い社長。
【おまけモード・学園編】
エスポワール学園の体育祭。借り物競走に出走する主人公。
ゴール近くに控えているジャージ姿の村岡先生の元に一番に駆け寄りたい。
カードに書かれていた借り物のお題は『紐』 。
どこからでも持ってこられそうな楽なお題だが、主人公の頭に思い浮かんだのは
村岡先生が髪を結うときにいつも使っている綺麗な金茶色の真田紐の事だけ。
一目散にゴール近くに走っていき、大声で村岡先生を呼ぶ主人公。
主人公の元に駆け寄る村岡先生。息切れしてる主人公が見せたカードを見ると、
すぐさま自分の髪を結んでいる紐を解いて主人公の手に握らせる。
秋風になびく村岡先生の長い黒髪。一瞬見とれてボーッとしてしまった主人公。
「バカッ!さっさと走れっ!」
見事一位をとれた主人公。村岡先生の元に借りた紐を返しに行くと褒められた。
「おめでとう!よくやったざんす。その真田紐は記念にあなたにあげるざんす」
よろしいんですかと訊ねる主人公。
「同じものを持っているから大丈夫ざんす」
先生とおそろい!
翌日から主人公がその紐で髪を結んでくるようになったのは言うまでもない。
【裏カジノ編】
庭の片隅で小さな家庭菜園をしている社長。早朝2人で水遣りと野菜の収穫。
【50点以下】2人で黙々と作業。無駄口をたたくと叱られる。
【50点以上】帽子をかぶり忘れた主人公に社長が自分の麦わら帽子をかぶせてくれる。
【60点以上】食べたみるか?と、ミニトマトを1粒口に入れてくれる社長。
【70点以上】水遣り中の社長に近づいた主人公がホースに足をとられ社長に倒れかかる。
夕方。雪駄履いた社長に今日は外で食べるざんすと呼ばれる主人公。
ついて行くと、庭に出した七輪でピーマンやナスやらを焼くという。
「ひっくり返さないと焦げるざんす」
「蚊取り線香は用意してないざんすか?」
と食べる暇無く、指摘される主人公。
そう言いながらも、主人公のお皿に野菜を取り分けてくれる社長。
【裏カジノ編・50点固定イベント】
主人公が必死に働いて貯めたお金を持ち逃げした元恋人から連絡があった。
(音信不通だったが主人公の携帯はそのままだったため)また寄りを戻したいとのこと。
実はこの男当時何又もかけていた上、同じような被害にあった女性が何人もいた。
当然突っぱねる主人公だがこの男は当時一人ぼっちで寂しかった主人公に表面上は優しくしてくれた。
複雑な心境で鬱々とした毎日を送る主人公に気づいた社長が理由を尋ねるが、
「ふんっ…、ボーッとしてるからそんな詐欺に引っかかるざんす。お前みたいな甘い奴は格好のカモざんす…」
とバカにされた上、そんな男にあまり怒りを感じていないような主人公にあきれ果てる社長。
しかし被害額が300万弱だと聞いたとたん恐ろしい形相で主人公を怒鳴りつけた。
「このバカッ…!あれほど金は命より重いと教えたのをもう忘れたざんすかっ…!どクズがあっ…!」
ものすごい剣幕で男の名前と電話番号を聞き出すと「少し出かけてくるざんす」と外出すた社長。
「ロイヤリティを払っているのだから少しは役に立ってもらうざんす…」
「蛇の道は蛇ざんす」
戻ってきてからよく分からないことをぶつぶつ言っている。
数日後。主人公の目の前にどんと300万を置く社長。一体何事かと尋ねると、
「知り合いがあの男にとてもいい仕事を斡旋したざんす。これはその…男からの礼金みたいなものざんす」
状況がよく掴めない主人公だがとりあえず社長にお金を取り戻してくれたことの礼を言う。 しかし、
「おっと…、手数料はきっちり頂くざんす。あとこの分はお前が壊した絵皿の弁償金…。それと…」
結局主人公に戻ってきたのはたったの5万円。それもこのあと社長とポーカーをして巻き上げられてしまうのであった。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
部下の残業代をケチって主人公と二人だけで事務所の大掃除を始めた社長。
社長はスーツの上着を脱ぎ、シャツの袖を骨ばった肘が見えるまで捲っている。
長身の社長はテキパキと棚の上や蛍光灯の拭き掃除をしているが、
主人公は後ろ髪を結んで丸見えになった社長の首筋が気になって仕方が無い。
おまけに暑いといってシャツのボタンを3つも外しているので胸元が露だ。
目のやり場に困って視線を下の方にやると、
裸足の上ズボンを膝まで捲くっている。可愛らしい踝が視線を吸い寄せる。
なるべく社長と目を合わせないように床の雑巾がけをしていた主人公。
「バケツの水を替えてくるざんす」
社長に命令され、慌てて立ち上がった主人公。
足元の掃除機にけつまづき、転んで傍にいた社長に倒れ掛かってしまった!
社長のはだけた胸元が主人公の目の前に!社長のコロンの香りがする…!
「重い!さっさとどくざんす!」
怒鳴られて慌てて立ち上がろうとする主人公の顔を見て急に笑い出した社長。
「顔が汚れているざんす…」
大きな手で優しく主人公の頬を拭ってくれる社長。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
リビングでクリスマスツリーの飾り付けをしている主人公。
その様子をソファで鉄雄君とぼーっと眺めている社長。
電球を付けて…、モールを巻いて…、オーナメントを…ん?
よくみると金貨と銀貨の形の飾りしかしかない。
主人公いわく、社長の大好きなものを飾ってみました。
「そんな飾りが売っとるとは…。一体どこが聖夜なんだか…」
社長に言われたくないでしょう…。と心の中で呟く主人公。
ついでに願い事を書いたクリスマスカードも飾ってみた。
「バカか…。七夕じゃないんざんすよ…」
『体重が3キロ減りますように』『美味しいもの食べたい』
『海外旅行に行きたい』『可愛いコートが欲しい』etc.etc.…
本当にどこが聖夜なんだかと呆れ果てる社長。
しかしツリーの上の星の近くに飾ってあったカードを見てみると…。
『来年も社長と一緒にいられますように…』
主人公の目を見る社長、社長から目をそらす主人公。
何事にも始まりがあれば終わりがある…。
幸せな日々は永遠でないことをよく知っている主人公。
私もいずれは…。しかし主人公は決して口には出さない。
「ふんっ…。ケチな願い事ざんすね…。くだらん」
一蹴すると昼寝を始めてしまった社長。主人公は夕飯の買い物に。
戻ってくると何とツリーの飾り付けが完成していて電球も光っていた。
色々と手直しをしてくれたようでとても素晴らしいツリーになっていた。
社長にお礼を言うとそっけなく「暇だったからな…」と返された。
おや…よく見るとクリスマスカードが一枚増えている。社長の字だ。
それを読むなり社長に駆け寄り抱きつく主人公。
『バカな女がわしに騙されたまま永遠にタダ働きをしますように』
テレビのニュースが今夜は初雪が降るでしょうと伝えている…。
【おまけモード・学園編】
高校三年の冬。受験生にとってそれは修羅場を意味する。
しかし主人公にとっては村岡先生に会えないことが一番辛い。
補習がある日は必ず登校し、勉強のアドバイスを聞く口実で
村岡先生と話をするのが唯一の楽しみである。
その日の別れ際…。
「襟が曲がっているざんす…」
主人公の肩に触れる村岡先生。お礼を言いながらも鼓動が高鳴る主人公。
「綺麗な黒髪ざんすね…。紅玉(ルビー)の耳飾りがよく似合いそうだ…」
心臓が壊れそうになる主人公。
「でも校則でアクセサリーは禁止ざんすよ」
えっ…?あっ!はいっ!?と、もう自分で何を言っているか分からない主人公。
「早く大人になるざんすよ…」
と、言い残し微笑みながら教室を後にする村岡先生。
【裏カジノ編】
社長の水虫を治してあげたい主人公。
【50点以上】「痛い痛いっ!しみるざんすっ…!」
薬を塗る主人公を蹴ってしまった社長。かわいそうなことをしたと思い、
給料を上げること以外に1つだけ要望を聞き入れることに。
帰宅後も社長とずっと一緒にいたい主人公。
家に持って帰った仕事は自分の部屋で片付けないでリビングでして欲しいと要望。
「仕方ないざんす。約束ざんすからね…」
しぶしぶ承諾する社長。
【60点以上】「直接障らないように気を付けるざんすよ。伝染るかも知れないざんす」
伝染らないように気をつけてくれるなんて…。社長…心を込めて薬を塗らせていただきます。
【70点以上】「この後は腰のマッサージも頼むざんす」
薬を塗り終わって、ソファに横になる社長。
うつぶせになった社長の首筋から腰までゆっくりとマッサージ。
日ごろの疲れが貯まっているせいか寝入りそうな社長に毛布を持ってこようと離れると、
うつぶせのまま、片手で主人公の手を掴んでくる社長。
「起きてるざんす。もう少しそばに…ち、違う。もう少し強くして欲しいざんす」
【裏カジノ編・50点固定イベント】
終業後のお説教が終わった後の雑談。
書類の整理も終り、デスクで向いあって、コーヒーを飲んでる社長と主人公。
大の月・小の月 の覚え方の話題。
西向く士 で二・四・六・九・十一と覚えてますと言う主人公に、
「こういう覚え方もあるざんす」
左手で握りこぶしを作り、手の甲に出た筋を数える方法を話してくれる社長。
人差し指の筋?のところが1月、その隣のへこみ?が2月、3月が中指で、
中略…7・8月は小指を2回数えて、戻って9月、10月、11月、12月が中指の筋。
???な主人公。社長は主人公の左手掴むと、
「こうざんす」
自分の握りこぶしに浮き出た出っ張りで教えてくれる社長。
【裏カジノ編・60点固定イベント】
普段はあまりお酒を飲まない主人公。
しかしこの夜は社長の晩酌に付き合い、飲みすぎてそのまま寝てしまった。
「しょうがないざんすね…。ほら起きる!部屋で寝ろっ!」
酔って寝ぼけた主人公は社長に抱きついてしまう。
ソファに押し倒される社長。おまけに寝言で「社長…。社長…。隆さん…」
どうしたものかと考えていたら無意識に主人公の髪を撫でていることに気づいた社長。
「さ…、さっさと起きろっ…!!」
そんな自分にびっくりして思わず大声で怒鳴ってしまった社長。
は、はいっ…!と寝ぼけながらも飛び起きて自分の部屋に戻る主人公。
翌朝。昨夜の出来事を全く覚えていない主人公はのんきに社長のネクタイを結んでる。
社長は主人公の顔を見れてない。
【裏カジノ編・70点固定イベント】
居間のソファに寝そべって本を読んでいる社長。
お腹の上に猫のを乗せて片手で撫でている。
ちよっと鉄雄君が羨ましい主人公。
社長の耳元でごはんができましたにゃ〜と囁いてみる。
「バ〜カ」
本から目を離さないままと主人公をデコピンする社長。
翌日。「2つ買うと割り引いてくれたざんす…」
鉄雄君と主人公にチャームを買ってきてくれた社長。
猫とおそろいで微妙な主人公。
【おまけモード・学園編】
お祭り好きの生徒たちが簡単な仮装をしてハロウィンを愉しんでいる。
エスポワール学園は人生への実践性を尊ぶ気風の故、
生徒が先生の監視の目を潜り抜ける行為を大目に見ている。
その一方、先生の生徒への教育・指導は厳しいものにもなる。
たとえば物理の板倉先生の追試は「トイチ」と呼ばれ、
追試の合格点が試験後の日数を経る毎に高くなっていく。
問題数も増えるため、本試験で板倉先生が目標とする点数をクリアするのが
1番生徒にとって容易いため、物理の追試者はめったに出ない。
また、美人の一条先生の古典の追試験を受けようと目論んだ男子生徒たちが
2度と落第点を取らない「知の爪紅」といった補習授業もある。
「どんな補習だったんだよ?」とやっかんだ生徒が質問しても彼の生徒は
黙して語らなかったというから、よほど厳しいものであったのだろう。
「板倉先生!トリックオアトリート!」
女生徒の嬌声が物理準備室に響く放課後。
「もし、イタズラを選んだらどうするの?」
キャンディを渡しながら生徒をからかう板倉先生。
「先生、ヤーラシー!キャハハッ…!」にぎやかに去っていく後ろ姿を見送る。
「村岡先生!トリックオアトリート!」
「補習の最中ざんす」
「ツマンなーイ」「ノリが悪いなぁ」不満げに去っていく女生徒達。
「生徒の本分は勉強ざんす」
意に介さずに 補習を続ける村岡先生。補習が終わりプリントを回収する。
最後まで残っていた主人公が先生にハッピーハロウィンと挨拶する。
「台詞が足りないざんすね」
トリックオアトリート…。小さな声で返す主人公。
「よく出来ました」
村岡先生から小さな箱を渡された。
「気をつけて帰るざんす」
顔を赤くして教室を出て行く主人公。