【Rozen Maiden】雛苺萌えスレ12.1【ローゼンメイデン】

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223名無しかわいいよ名無し
一方謀った方は喜色満面、俺の元にやってきて

「ヒナカッタノ!ヒナユーショーナノ!ウニューハヤクヨコスノ!チャンマ、チャンマ!!」

「流石だよ。ここまでお前が薄汚い下衆な根性を持っているとは、俺も思わなかった。」

「ウニューハヤクヨコスノ!キコエナイノ?オマエノロマナノ!」

「だが、頭の中身は、俺の方がちょっとばかり勝ってるようなんだな。」

「アタマ?ドーデモイイノ!クレナイナラジブンデウニュートリニイクノ!!」

「まあ待てよ。お前の背中の松明、針金でタオルを押さえてあるんだが、タオルがだいぶ燃えてるだろ?すると針金が緩くなって・・・」

「チャ?」




「襟に落ちてくる。」

その言葉と同時に、火のついたタオルは糞苺の背筋に断罪の一撃を叩き込んだ。

「それ、お前も走り回って来い!」
「ギャアァァーーーーッ!アヅイノ!アヅ、アヅ、ウンビャアアアアアアア!!」

ついに全ての糞苺が炎に包まれた。先ほど謀られた方は恨みに目を血走らせ、一息に釘を引き抜くと歯をがちがちと鳴らしつつ怨敵に向かって走ってきた。手には角材を携えている。
「優勝者」の儚き夢に踊らされた方は必死で逃げる。
二つの火達磨があちらこちら走り回って、実に馬鹿らしい。

「オマエウラギッタノ!ゼッタイ、ゼッタイユルサナイノ!」よったよった、へっほへっほ。
「ダマサレルホウガワルイノ!カッタノハヒナナノ!ヒナ、ヒナ、ヒナーー!」よったよった、へっほへっほ。

おそらく心の汚い亡者たちが落ちる地獄というのは、こんな感じの不毛な争いが永久に続いている所なのだろう。
2匹の糞苺はしばらく走り続けていたが、同時に崩れ落ちるように倒れ、腿に傷を受けた方はそのまま事切れた。
だが、最後まで残った方はまだしぶとくも生きている。