クレイモアのジーンさん大好きスレ 2

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調子に乗らせてもらっていいかな。
もしジーンさんが北の戦乱で生き残り、けれど戦士としては再起不能だったとしたら。


−6年後−

ジーン「クレア、少し話さないか」
クレア「おい、そんな体であまり歩き回るな。皆を心配させるだろう……
    まあ、とにかく座れ」
ジーン「そうだな、それでは失礼するよ。
    クレア……私は正義の味方に憧れていた。
    バカ高い報酬などで縛り付けるのではなく、何の見返りも受けず、ただ感謝される。
    誰一人、死なせることなく、な」
クレア「! それは、テレサと同じ……」
ジーン「おや、そうだったのか。奇遇だな。
    しかし、そういうのは歳を取るごとに難しくなっていく。
    こう見えて私は、訓練生時代が長くてね……すっかり組織の掟に、がんじがらめにされてしまった。
    だから、ミリアの作戦が有り難かった。もう一度夢を見られる、とね。
    しかし結果はこのざまだ。もう私には、正義の味方になる資格は無い……」
クレア「それなら……私ではダメだろうか」
ジーン「……どういう意味だ?」
クレア「私がお前やテレサの代わりに、正義の味方になってやる。だから心配するな。
    お前の思いは、共に持ってゆく」
ジーン「ああ、そうか。成る程な。
    うん……それはいいな…………安心、した」
クレア「ジーン? 眠いのか? ……ジーン??」

それきり、ジーンの目蓋は、二度と開くことはなかった――――


とあるゲームのアレンジなんだけどね。
これも一つの理想だと思うんだ。