【ネギま!】4番 綾瀬夕映萌えスレッド【第23章】
1 :
名無しかわいいよ名無し:
スレッドはage進行で!
ここは、文学、哲学、神社仏閣に空前飲料をこよなく愛する3-Aの見習い魔法使い、
「ちっこいし」 「頭回るし」 「体力(が)ある」(評: 朝倉和美)
高速思考とアイテム『世界図絵』を片手に未知の驚異と冒険の新世界に挑む少女、
綾瀬夕映嬢の萌えスレッドです。
「少なくともあなたは間違っていないと思うですよ、ネギ先生。」
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2 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/06(木) 00:03:00 ID:ot5PHC2I
3 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/06(木) 00:26:48 ID:DH5V12RY
私のやろうとしていることは
厳密にはスカトロなどとは言えません
強いて言うなれば革命・・
世界中の人々の意識を根底から覆す
誰の糞も流れない『食糞革命』・・とも言えるでしょう
そしてこの革命によって・・
第1点
「現に今食料難で苦しんでいる人々を
この『食糞』という新たな力によって
助けられるかもしれない」こと
第2点
「未来思想である食糞はこの革命の帰結として
不幸な肥溜めを回避しようとしているらしい」こと
以上の2点を踏まえても尚食糞を止めねば
ならない論理的根拠・・の様なものは提示できるですか?
_r
,.'´ `ヽ
i ||ハハハ||
| § ゚ x゚§
夢はときに途方もなく彼方の記憶を連れ戻してくる、と僕は常々思っている。
でも、そのどこまでが夢で、どこまでが嘗ての記憶であったかを、夢から覚めた自分は、もう忘れている。
少年は足下に転がる糞を発見した。
落ち葉に覆われた中庭の芝生に乗っていた糞は、出したての熱を既に失い、干からびつつある。
少年がしゃがんで手を翳すと、その影の中で色までもが失われた。
太陽が雲に入り、明るかった地面がふいに沈み込む。
誰かに糞のことを伝えようと思うが、木の袂の長椅子でうたた寝をしている祖父しか見あたらない。
開いた口から涎が垂れている。
仕方なく、少年は落ち葉を一枚拾って、その先っぽで糞をつついた。
糞は思いの外軽く、コルク栓のようにコロコロ、芝の上を転がった。
暫くすると太陽が雲から顔を出し、再び眩い光りが周囲に満ち、まるで地面が内側から迫り上がるような感じで膨らんだ。
少年は瞼を閉じ、眩しさになれるのを待ちながら、光の刺激を喜んだ。
「何をしているの?」
声がしたので慌てて目を開けると、昨日父親とキスをしていた女が、中庭の先から落ち葉を踏みしめながら、ゆっくりと近づいてきた。
少年は慌てて起きあがったが、足下が痺れ、よろめいてしまう。
強い黒目と浅黄色い肌との合間で女の白目が際立ち、一瞬、恐怖を覚えた。
女は両膝に手をつき、腰を屈め、ヌッと少年の前に顔を突き出した。
「何して遊んでいたの?」
「踏んだよ、うんこ」
女は少年に指さされた方の足を退けた。
糞はぺちゃんこに潰れ、茶色の軌跡が靴を追うように芝の上へと描かれていた。
「誰かが野グソをしたの?」
少年が訊いた。
女は足を退けた場所を見下ろし、その茶色い物が糞である事を確認すると、たぶんね、と同意してみせた。
「わざわざ芝の上にまで入ってきて、糞を漏らした?」
「そうね」
「野グソ、はじめて見た」
糞で遊んでいたのかな、と女が尋ねる。
「こうやって」
少年は持っていた葉っぱで糞をつついた時の動作を真似してみせる。
「こうやって、葉っぱでやったの。
そうしたら転がっちゃった」
落ち葉を女の方へと翳す。
「ねえ、糞も出される前は人の体の一部だったんだよね?」
女は胸元の開いたドレスを着て、そこから大きい、しかも柔らかそうな胸が見せつけるような美しさで覗けている。
アジア系の顔立ちだが、体付きの豊満さはヨーロッパの女性達にも見劣りしない。
「15の頃から急に胸が育ち始めたの。
それまではまな板のようだったわ」と父親に話していたのを少年は聞いたことがある。
女は干からびた葉を受け取ると、そうよ、と呟いた。
好奇心に急かされた少年は長椅子で寝ている祖父を指さし、しかも僅かに興奮しながら、
「おじいちゃんのお腹の糞もひり出されたら、もうおじいちゃんの一部じゃなくなる?」
と訊いた。
「人の体から離れたものは、もう人体の一部ではないと言えるわね」
「僕がひりだした糞も?」
確認を求める。
女は微笑みながら頷く。
「漏れたら、もう僕ではなくなる?」
少年は潰れた糞に視線を落とした。
それが誰かの腹の中に収まっていた時のことを思いながら、もはやこの糞が誰の体へも戻れないことに少年は強い興味を覚えている。
女はしゃがみ、少年の円らかな瞳を覗き込む。
幼い二つの目が、未知なるものを前に、輝いた。
少年も女の目を覗き返す。
相変わらず恐怖心は消えなかったが、同時に少年は、目眩にも似た感覚を覚え、その瞳の黒さと深さに飲み込まれそうになる。
この目は生きている、と少年は思った。
女の黒目の中で何かが蠢いている気がしてならない。
ゆっくりと、艶めかしく、しかも渦を巻くような動き。
「そうじゃないわ」
女が優しく告げる。
「食べたら、また体の一部になる」
「糞を、食べる?」
少年は急いでしゃがんで、糞を見つめた。
「そうすればまた糞は人の体に戻れるの。
同じ人の体に、あるいは別の誰かの体に。
そうやって何度も何度も出しては食べ、出しては食べを繰り返せば、糞はやがて人と真に一つになれるのよ」
少年の口はぽかんと開いたままで、言葉が続かない。
女の黒い瞳の中でさらに艶めかしく何かが渦巻いているのが見えた。
その渦の中心に小さいが深い底なしの穴があった。
昼寝をしている祖父もそのうち漏らし、しかしその糞はまた人の体へと戻る。
人に食われることによって、と少年は思った。
姉の、父の、まだ見ぬ母の、あらゆる人の糞を食らえば、彼らと一つになれる……。
再び、太陽が雲に入ったせいで、周囲から波が引くような感じで、光りが撤収しはじめる。
女の顔面からも輝きが退き、黒目を縁取っていたあの光りの輪が、まるで照明がすとんと落ちるような勢いで、消え去ってしまった。
「アヤセ!こっちだ」
サロンへ通じるガラス壁の向こう側に少年の父親が現れ、女を手招きした。
アヤセと呼ばれた女はおもむろに立ち上がると、少年の頭をさすってから、静かにそこを離れた。
まもなくガラス壁の向こう側で女と少年の父親が向かい合った。
見つめ合うわけでも話し込んでいるわけでもなく、額縁に入れた一葉の写真のよう。
少年は不意につまらなくなって中庭に視線を戻した。
色を失った淡い灰色の中庭が、光りの死骸で埋まっているように思えた。
太陽は分厚い雲にすっぽりと入ってしまい、今度はいつ顔を出すのか、もう出さないのか、さっぱり分からない。
風が出て、マロニエの木に残っている僅かな葉がカサカサと寂しい音を上げて揺れた。
少年の祖父は既に死んでしまったかのようにぐったりとしている。
だらりと垂れ下がった腕の先は芝生に届いており、蟻が一匹、手の甲をはい回っていた。
少年は指先で老人の額を圧してみる。
反応がないので、今度は掌でもう少し、頬の辺りを、音が出るほど強く叩いてみた。
開いていた口が貝のように閉じたかと思うと、もぐもぐと動きだし、それからゆっくり、瞼が開いた。
「おじいちゃんはどうして漏らしてしまったの?」
少年が訊ねると、老人は答える代わりに屁を漏らして見せた。
あの糞を漏らしたのも祖父だろうと少年は考えていた。
そのことを誰かに打ち明けたくて、辺りをもう一度振り返った。
サロンの窓辺でアヤセの尻に父親が口づけていた。
これまでに目撃したどの情事よりも、さらに倒錯している。
少年は見てはならぬものを目の当たりにした衝撃で動けなくなった。
アヤセが少年の視線に気がつき、顔を振り向けてからゆっくりと微笑んだ。
にも関わらず、感情の一切見えない冷たい眼球は、まるで別の次元の入り口みたいに、ぱっくりと口を開けてそこにある。
少年は女の不気味な視線から逃れるように顔を老人へと戻し、
「うんこは漏らしたらもうその人の一部ではなくなるんだよ。
知ってた?」
と慌てて質した。
老人の、すっかり老いた灰色と青色の混ざり合った目が少年の甲高い声を辿ってとろとろ動き回る。
少年は息を呑み、舌なめずりしてから、さらに声色を高くして言う。
「でも、安心をして。戻れるんだって。
糞はみんな食べてしまえばまた人の体に戻れるんだってさ」
「誰が、言った?」
弱々しい声だ。
少年の祖父は目を閉じる。
あの人、黒い目をした女の人。
サロンの方を振り返ると、そこには誰の姿も、父親も、あの妖艶で不可思議な女もいなかった。
「あいつ、人間じゃない。言うことを信じちゃならないよ」
少年は驚き、人間じゃないの、と聞き返してしまう。
老人は起きあがろうとしたが出来ず、代わりにまたしても大きく放屁してしまった。
発作のようなオナラが収まるまで、少年は祖父の様子を見守った。
「全く……夫婦して突然姿を見せたと思ったら……ドールマスターの件といい今回の件といい……母親だと名乗れない?
……せっかく息子に会えたというに……たった数日で発つつもりだと……」
老人が何事か呟きながら屁をするたび、尻からガスの漏れる音が響き渡る。
やがては気体ばかりか流動的固体までが入り交じる、ような音。
老人は突然動かなくなった。
ついに漏らしたか、と思い、少年は老人のケツの辺りへ手をさし伸べる。
「糞は体に戻ったりはせん。それは異端者らの考えだ。
漏らしたら便器で用を足されたものだけが肥だめに溜められ、あるいは水洗処理される。
それ以外のものはみな野グソと成り果てるのだ」
少年は慌てて手を引っ込めた。
それからバツの悪さを誤魔化すように聞き返す。
「じゃあ、ためしにおじいちゃんのウンコを食べてみてもいい?」
「お前は誰だ」
頭をぐったりとさせたまま言う。
「え?ぼくだよ」
老人は思い当たると、僅かに口を緩ませてから、なんだ、お前か、と呟き、今度はまるで幻と向かい合うように、相変わらず瞼を閉ざしたまま、語り始めた。
お前には迷惑を掛けっぱなしだった。
でも、もう、これ以上心配をかけることもないだろう。
わたしはもうすぐ、お前のところに行く。
きっと、お前の傍に。
ああ、さっきも、また眠りからさめながら、いつもの夢を見ていた。
というのか、夢の世界はつねに思いがけない記憶を私の深淵から拾い上げてくれる。
どんな夢だったか、だって?忘れてしまったな。
ただ、これが奇妙なことに、いつも見ている夢だということだけは分かるんだ。
現実をなぞるような、淡い記憶。
最後の部分だけがまるで蜃気楼、一つのイメージとして、幻の尻尾みたいに、頭の隅っこに残っている。
ほら、あれだ。
二人で新婚旅行に魔法界へ出かけた時、エバン大陸の奥地にあった湖の辺りの、一本の大木に、数え切れないほどのヌエが翼を休めてただろう。
はるばる、魔界からやってきたヌエたちだ。
何もない、枯れた土地の中ほどに聳える大きな木に必死で掴まって、我々の乗った大陸横断鉄道を恨めしそうに眺めていた。
見て、ヌエよ、とお前が言って、わたしが急いでそっちを振り返ると、そこにはヌエという言葉からですら到底想像も出来ぬ、奇妙な光景が待ち受けていた。
夕日に染まった大地に、ヌエたちに占拠された木は異様な姿、あれは例えるならば戦場の兵士だな、何十キロと歩き続けてきた伝令、
あるいはご自慢のマントを被って夜な夜な女のところへ出向いていた私の祖父、氏の報せを届ける冬の郵便配達夫、もしくは私の早くに亡くした弟、などを想像させる佇まいだった。
悲しみを抱えながら、わたしたちを見送るあの孤独な影に、わたしは思わず見とれてしまったものだ。
あの一瞬のイメージが、その後、わたしの中に焼き付き離れなくなった。
豊かであったのか、そうでなかったのかは分からぬが、肉体が老いていくのを理解しつつ、頭の奥の方では泡沫の夢を楽しんでいた。
痛みや苦しみも、朦朧とする意識の中で薄れ、こうやって現世にまどろんでいると、夢の中で見るこれらの記憶がどこかで反転して、私を夢の世界へ取り込んでしまいそうな気にもなる。
その時には、この現世こそが泡沫の夢と成り果てるのだろう。
こうやって、眠りから目覚めようとするたび、途方もない、実際にはこれまで生きてきた人生の中で経験したり想像したり願ったりしてみた出来事の一部を、反芻しているように思えてならない。
でも考えてもみれば、お前もわたしも世界も全部が夢の中で繰り返されている事象に過ぎないのかも知れない。
どちらが夢でどちらが現実なのか、こうしてるとほんとうに分からないな。
さめつつある夢の中だけでしか、見ることの出来ない残像のような、人生の記憶というものがあって、今はそれを楽しんでいる、というところかね。
そこには妻であるお前がいて懐かしい大切な思い出をこうやって分かち合うことが出来ている。
眠りからさめながら見る夢は、薄い羽で空を飛ぶような儚さと危うさがあるけれど、
でも同時に、その、記憶の際の上でしか見ることのできないものこそが、確かなもの、と呼べるのであろう。
少年は途中から退屈になって、祖父の声を音楽のように聞き流し、大樹へと視線を移した。
太陽はまだ雲の中に姿を隠したままである。
枝のあちこちで、翼を休めているヌエの姿が、分厚い雲を背負いながら、見えていないのにはっきりと見えていた。
気配がしたので振り返ると少年の父親が前屈みになって長椅子に横たわる老人のオムツを変えようとしている最中だった。
老人がいつ話し終えたのか少年には分からなかった。
「そんなことしても、もうおそいよ」
少年が忠告すると、父親は、どうしてだ、
と老人の腰巻きに手を添えながら、聞き返した。
「だって」
そこまで言うと少年は一度口を噤み、指先で老人の尻をそっと圧した。
「とっても臭いじゃない。もうおじいちゃんの糞は漏れちゃったんだもん」
父親は少年の真意を測りかね、その幼い顔を見つめ返した。
「食べさせてあげたらいいのに」
少年がそう続けた。
「何だって?」
「だって、そうすればおじいちゃんは漏らさなかったことになる。
糞はひり出される前に戻るから」
「今、お前、戻るからって言ったのか?」
「糞は食べたら体の一部に戻れるんだよ」
「何でそう思う?」
「だって」
少年はアヤセと呼ばれた女の事を口にしかけたが、止めた。
だって、ともう一度繰り返した後、
「あの人は糞を食べるんだ」
と言い直した。
「あの人って?」
父親の青い瞳が僅かに動いた。
「お父さんとキスしてた」
「え?」
「スカトロマニアって言うんだよね、ああいう人」
父親は笑いだしたが少年は笑わなかった。
その時、長く、雲の中にもぐり込んで姿を隠していた太陽が、すっと顔を出した。
中庭の壁が一斉に輝いた。
光りの死骸で埋め尽くされていた中庭を楽園へと戻した。
眩さに少年も父親も目を細めたが、その僅かに数秒後、長椅子でぐったりしていた老人が強いうなり声を上げた。
閉ざされていた瞼が見開かれ、マロニエの木を睨み付けている。
「ああ、飛び立つのか」
少年の祖父は身を硬直させながら声を振り絞った。
父親が慌ててしゃがみ込み、起きあがろうとする老人を支える。
老人は肘をつき、樹木から目を逸らさず、ああ、ああ、と繰り返した。
「見ろ。飛び立つぞ」
言われるままに少年が樹木を振り返ると、無数の光りの筋を浴びながら、ヌエたちが一斉に羽ばたきを始めていた。
そして、僕の耳元にバサバサと羽音が響き渡る。
広げたその翼はヌエの体よりもずっと大きく、それら何十、あるいは何百、何千、何万というヌエたちが一斉に翼を広げたものだから、
不意に四角い空を背景に、巨人の如き一体の鳥影が立ち上がった。
どこまでが夢で、どこまでが現実の記憶であったか、僕はやはり区別をつけられずにいる。
ただ、夢と現世の際に立ち上がった活動写真の如き光景だけは、現実よりも確からしい趣をして、寝覚めの頭へ焼き付いていた。
「おはようございます、先生」
のどかさんの囁きが耳をくすぐった。
あまりに不意だったので、僕はどぎまぎと寝ぼけ眼を泳がせながら「おっおひゃようございまひゅ」と口にする。
そう返しつつ、ウェールズ帰郷を前にエヴァ師匠の別荘で修行へと励んでいたはずが、知らぬ間に寝入っていたことに気がついた。
途端に、周囲が盛大な笑い声で沸き返った。
ただ愉快というよりは、愛でるような感情の込められた。
降ってわいた哄笑に僕は再び驚かされてしまった。
きょろきょろとアヒルのように周りを見わたすと、そこには夕映さん、アスナさん、木乃香さんといった面々が、満面の笑顔を列ね腰を下ろしていた。
僕を囲うみたいな並びをしていたものだから、何だかじわりと包囲されている心持ちになってきた。
例えるならば動物園の動物達、見せ物としての生き物――。
「ございまひゅやて、かわいいな〜ネギ君」
「まったく、何寝ぼけてんのよ……」
口々に言葉を投げてくるが、僕の目を見てはいない。
反応が欲しいわけではないのだろう。
「のどかなんて恋人を見守るみたいな顔して見つめちゃってさー」
ハルナさんの茶化しでのどかさんの頬が真っ赤に染まった。
そんなつもりじゃないんですー、と言って恥ずかしそうに僕から目を逸らす。
僕もどういう顔をしていいか分からず夕映さん達の側へ目線を泳がせた。
その一連の動作が我ながら白々しいものに思え、離れた席から舞台を眺めるかのように作り物めいてもいた。
皆がそれぞれの役割を演じる中に僕だけが一観客でいる。
ゆっくりと、緩慢な動作で劇は続けられる。
僕の心には何も響いてこない。
魔術仕掛けの太陽ばかりが目に眩い。
夜が明けたのなら一度師匠の館へ戻ろうか、と思う。
「にしても。休みに入ってから……夕映の胸、何だか大きくなってない?」
9 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/06(木) 01:44:53 ID:DH5V12RY
ハルナさんの言葉に僕は"はっ"とさせられた。
夕映さんは軽く頷いてから手を胸に当てる。
「私の母は今ぐらいの歳から急に胸が膨らんできたそうです。
とすれば、私もこれからが成長期だと言えるのかも知れません」
母親の言を思い返しているのだろうか。
のどかさんがそれを恨めしそうな顔で見ている。
「のどかが恋人なら、さしずめ夕映は母親と言ったところアルネ」
クー師匠の相づちはやはりどこかズレていた。
のどかさんがそれを聞いて嬉しそうに笑っている。
夕映さんはその顔をちらりと横目に認め、しかし僅かに冷笑を浮かべながら、
「血の繋がりというものは強固です。
夫の家に嫁いだ妻が、夫とその親族とを囲む目に見えない隔たりを感じとり、血の繋がりには勝てないと悟った……などという話も聞きますです」
と返した。
夕映さんはそのまま、顔をそろそろと僕へ向けてくる。
こちらの瞳を覗き込むかのようなその目が、朝日を逆光にして、きらりと輝いた。
距離感の無い、とても近い視線。
同時に、僕は、目眩と恐怖感をおぼえる。
その目に見覚えがある、と僕は思った。
夕映さんの黒目の中で何かが蠢いている気がしてならない。
ゆっくりと、艶めかしく、しかも渦を巻くような動き。
「じゃあそろそろエヴァちゃんの館へ戻ろっか?"夕飯"の支度もしなくっちゃだし」
アスナさんが皆に声を掛ける。
それでようやく、空の傾きに映えていた太陽は朝日ではない、夕日だったのだと気がついた。
ゆえスレのSSはまじで神だな
11 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/07(金) 01:53:02 ID:NRGKhuhE
ネギ 「では、この問題わかる人?」
一同 「はいはいはい!!!!!」
ネギ 「それでは、え〜っと。はい刹那さん」
夕映 「molです」
ネギ 「あ、あのゆえさん。刹那さんを指名したんですけど・・・」
夕映 「あ。す、すみません。排泄と聞こえたのでつい」
木乃香「せっちゃん、ウチの料理、おいしい?」
夕映 「うん、この味は最高です!」
木乃香「・・・せっちゃんに聞いたんよ?」
夕映 「すみません。雪隠と聞こえたのでつい」
刹那 「・・・・・・」
12 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/07(金) 22:15:17 ID:NRGKhuhE
_r
,.'´ `ヽ
i ||.ハハハ|
/ §^ x^§、 ひねり
_, ‐'´ \ / `ー、 ますよ
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ カモさん
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
ヽ、 ー / ー 〉
`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-
/ ̄ ̄ `ヽ ‐'´  ̄ ̄`ヽ
{ ヽー- .._災___.. -‐/ ノ
ヽ | ノ| ./ /
| / (;;;;) ノ / ぶりゅぶりゅぶりー
ノ r .(;;;;;;;) ヽ \
`〜'´ .(;;;;;;;;;;) `'〜'
_r
,.'´ `ヽ
i ||.ハハハ|
/ §^ x^§、 一本グソ
_, ‐'´ \ / `ー、 ですよ
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ ネギ先生
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
ヽ、 ー / ー 〉
`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-
/ ̄ ̄ `ヽ ‐'´  ̄ ̄`ヽ
{ ヽー- .._災___.. -‐/ ノ
ヽ | ノ| ./ /
| / i;;;i ノ / ぶりゅぶりゅぶりー
ノ r i;;;i ヽ \
`〜'´ i;;;i `'〜'
14 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/11(火) 21:53:23 ID:Hu9Or3+b
0.012kgの炭素12に含まれる原子と等しい数の構成要素を含む系の物質量。
人
(__)
(__)
,.'´ `ヽ
i ||.ハハハ| 私のスレが復活したです!
/ §^ x^§、
(( ( つ ヽ、
. 〉 とノ i )) −=≡ ●●●●●●●●●●●
(__ノ^(_)
ちょっと前まで21章だった気がしたが、時の流れは早いものだな
17 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/15(土) 04:35:21 ID:CZ5HINQI
魔法を唱えた後の倦怠感
19 :
名無しかわいいよ名無し:2007/09/15(土) 22:37:26 ID:SWZ5F9ge
_r
,.'´ `ヽ
i ||.ハハハ|
/ §^ x^§、 パンツ脱ぎ切らないとウンコできません!
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
ヽ、 ー / ー 〉
`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-
/ ̄ ̄ `ヽ ‐'´  ̄ ̄`ヽ
{ ヽー- .._災___.. -‐/ ノ
ヽ | ノ| ./ /
| / (;;;;) ノ / ぶりゅぶりゅぶりー
ノ r .(;;;;;;;) ヽ \
`〜'´ .(;;;;;;;;;;) `'〜'
_r
,.'´ `ヽ 私には刹那さんや明日菜さんの様な
i ||ハハハ|| 戦闘力はありません
| § ゚ x゚§ そういう私が役に立つには・・・
人
(__)
(__)
,.'´ `ヽ
i ||.ハハハ| これしかないですね
/ § ゚ x゚§
(( ( つ ヽ、 ブリブブブブ
. 〉 とノ i )) −=≡ ●●●●●●●●●●●
(__ノ^(_)
泌尿器科でいろいろ検査したんだろうな
でも完治しなかった。
22 :
age進行で:2007/09/16(日) 22:56:26 ID:Iiitakkf
|┃≡
|┃_γ
|┃' `ヽ
ガラッ.|┃|ハハハ||
.______|┃ ゚ x゚§ 漏るです・・・
| と l,)
______.|┃ノーJ___
_γ
,.'´ `ヽモグモグ
i ||.ハハハ||
| §^々^§ 修学旅行のときはスカトロで
(| っ●o 人気もスカッと絶頂でした
只く/_|〉只
●))し'ノ
コロコロ ブリッ
人
(__)
(__)
,.'´ `ヽ
i ||.ハハハ| ところが恋する魔法使いになったら
/ §^ x^§、 プッシュされたのに、人気は下降しました
(( ( つ ヽ、
. 〉 とノ i )) −=≡ ●●●●●●●●●●●
(__ノ^(_)
_γ
,.'´ `ヽ
i ||.ハハハ|
/ §^ x^§、 < 糞闘せねば!さあ、食べましょう!
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
ヽ、 ー / ー 〉
`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-
/ ̄ ̄ `ヽ ‐'´  ̄ ̄`ヽ
{ ヽー- .._災___.. -‐/ ノ
ヽ | ノ| ./ /
| / (;;;;) ノ / ぶりゅぶりゅぶりー
ノ r .(;;;;;;;) ヽ \
`〜'´ .(;;;;;;;;;;) `'〜'
23 :
保守のためage進行で!:2007/09/16(日) 23:02:54 ID:Iiitakkf
_r
,.'´ `ヽ
i ||ハハハ||
| § ゚ x゚§
//\ ̄ ̄旦\
// ※\___\ <ブリュ
\\ ※ ※ ※ ヽ
_r
,.'´ `ヽ
i ||ハハハ||
| § ゚ x゚§実が出ました
//\ ̄ ̄旦\
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,.'´ `ヽ
i ||ハハハ||
| § ゚ x゚§とりあえず最後まで出しますか……
//\ ̄ ̄旦\
// ※\___\ <ブリュリュリュリュッ ブニュッニュニュッ
\\ ※ ※ ※ ヽ ジョロロロロロ・・・・・・・