【Rozen Maiden】雛苺萌えスレ11【ローゼンメイデン】

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92名無しかわいいよ名無し
まだ眠そうな顔をしている雛苺が話しかけてきた
「ねーえ、ジュン」

「何だよ」

「雛ね、ジュンが、だーい好きなのよ…

アリスゲーム、が、終わっても…」


途切れ途切れにそこまでいうと、雛苺はジュンの腕の中でまた規則正しい寝息を立てた

「おい、寝るんじゃねーよ雛苺」

うとうとしている雛苺を揺すって起こす

「お前、巴も大好きだって言ってたよな?」

「うん、ヒナ、トモエもだーい好き…」
「で、その巴を半殺しにしたよな?」
「うゆ、ちがうの、それは…」

「うるせえよ!ウン百年も生きてきた呪い人形の癖して『どうなるか分からなかった』なんて言い訳は通らないぞ!
 それにお前、巴が苺大福持ってきたらそっちに飛びつくんじゃないか。結局僕や巴が好きなんじゃなくて食い物が好きなだけだろ!」

「そ、そんなこと…ない…の…」
「そうかな?さっきだってぐっすり寝てて、おやつだって呼んだら起きてきやがって。お前は寝るか食うしかないんだよな!」
「お前は何にもしないでぐうたら三昧、家の食費は削られていくばかり、それに水銀燈みたいなのは襲ってくる、
 それどころか今だって真紅を通して僕の力を吸い取ってるんだろ!僕の幸せな暮らしを奪うだけの豚め!」

ちょうど階段の降り口に差し掛かった
「お前には少しお仕置きが必要だな・・・」

雛苺を抱きかかえた手を脇腹に回しブランコのように揺する。雛苺の目線は階段の一番上から一番下までを泳ぐ形になった

「ひゃ、こわいの、やめて!やめてなの!」
「止めない。そーれ♪」
93名無しかわいいよ名無し:2007/09/02(日) 17:38:40 ID:3vsPBepv
雛苺は綺麗な放物線を描いて、階段の中ほどの踏み板に頭から激突した
「ぶ!!!!」

そこで軽くバウンドし、体の正面から1階の床に叩きつけられた。踏み潰された蛙のようだ
「うびゃー!!いだいー、いだいのー!あたまいだいのーー!」
雛苺はあまりの激痛にのた打ち回っているが、右足が動かない
右股関節が割れたようで、腕と左足だけで暴れまわるので壊れたおもちゃの様にびったんびったんと跳ね回り、自分で腹を床に叩きつけている
見れば頭は左側半分が陥没するように砕けて、髪の毛のくっついた欠片が振り乱されて踊っている
なんて汚らしい人形だろう
「ははは、こりゃ面白いや」

騒ぎを聞きつけて真紅たちが顔を出した
「雛苺・・・!いったい何の騒ぎなの?」
「こいつ、おやつだって呼んだら食い意地に任せて走り出してさ、階段を踏み外してこんなになっちゃった」
「チビ苺は脳みそもチビだったですね。可哀想ですけど、もう手の施しようがないです。諦めろですぅ」
「ぢんぐうぅーだずけでなのーー!ヒナこわれちゃたのーー」
欠片混じりの髪を顔の前に垂らしたまま、ハイハイをして雛苺が真紅に迫る。その姿はオカルト映画にしか見えない
「これだけ派手に壊れては無理ね。ただでさえローザミスティカを持たない欠陥状態だったのに」
「残念だったなあ。お前の体はゴミに出すか。」
ドレスの襟を掴みあげると、左目が外れて落ちた
「見ろ、お前はもうジャンクなんだよ、仕方ないだろ?」
「ひどいの、ジュンのばかやろーなのお!」
「僕のせいじゃないって。お前みたいな出来損ないは最祖からこうなる運命だったんだよ。」
雛苺を庭に連れ出すと、ストーブの灯油をかけて火をつけた
「髪とドレスは焼いちゃわないとな。体は燃えないゴミだな」

「いぎゃああああああ!!ジュン、やめてなのおおおおお!!あづい、いだい、うびゃーー!!」

火達磨になりながらまだ動いている、醜い雛苺
「危ないなあ、火事になるだろ!」
竹箒の柄で,肩と股関節を突くと、ガシャッ、と子気味いい音とともに間接が砕けた
雛苺はびいびい泣き叫びながら、身動きひとつとれずに焼かれていったのだった


おわり


>>90の設定が面白いので、そんな感じで書いてみた