【ネギま!】4番 綾瀬夕映萌えスレッド【第20章】

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114名無しかわいいよ名無し
夕映「待ちなさい!」

ネギ「夕映さん?」

夕映「先生は勘違いしています」

ネギ「・・・・」

夕映「うんこは生活に必要不可欠なのです!」

ネギ「それは知ってます。排泄行為は

夕映「ならば何故うんこを食べないのですか?」

ネギ「あのですね・・・

夕映「反論できず、都合が悪くなるとそうやって誤魔化すのですか?」

ネギ「聞いてくだ

夕映「うんこを漏らすこと、ウンコを食すことは紛れもない愛なのです!」

ネギ「夕映さん、それはちが

ぶば!ぶ、ぶぷぅ〜、ぶ!ぶりょーーーー!!!!!

夕映「やはり反論できないじゃないですか」

ネギ( く・・臭すぎる!! )

夕映「これ以上の議論は無駄です。うんこの鮮度も落ちますし・・・」

がつがつ!!!むしゃむしゃ!!!

夕映「おほぉ〜!んまぁいです!」

ネギ(もうどうしようもないか・・・)
カモ「兄貴はよくやったさ、今日はこれまでだ)

夕映「うんこは哲学です。もう少し勉強をしてください、先生・・・それでは」
115名無しかわいいよ名無し:2006/06/13(火) 16:38:13 ID:c42XVQ/7
辺りが騒々しくなって、廊下を行き来する人の足音が穏やかではない。
気心の知れたはずの同僚が、人の顔を見るような見ないような曖昧な目付きをして、急に足を速めて前を通り過ぎてしまう。
変な少女が、入り口の衝立の陰から顔を覗けて、部屋の中をちらちらと見廻して、すっと消えた。
窓際の机に向かっている教師の足下で、茶碗の割れる嫌な音がした。
部屋の隅の席にいた刀子先生がちょっと顔を上げたけれども、そのまま自分の前に拡げているファッション誌のエビちゃん特集を読み続けた。

さっき始業のベルが鳴って、出かけていったばかりなのに、もう二三人の教師が職員室に戻ってきた。
時間が空いているのでぼんやり待っている僕達に向かって、口々に「駄目だ、駄目だ」と云った。
「授業なんかできやしない」
「相当数の生徒が扇動されているみたいですね」
「策動派の手口としては、こうして置いて、次に一月の学期始めの給食費不納を扇動にくるんだそうですよ。
 それが学校側の一番怖れる所ですからね」
「まさか。それに生徒達だって、そうそう夕映さん一派の云いなりにはならないでしょう」
「いや、扇動だけではないんです、殆ど脅迫に近い事をやっています」
 そこへ今度は瀬流彦先生が帰ってきて、忌々しそうに出席簿を投げ出した。
「なんてこった……教師までもが教室の中で生徒を扇動するんじゃ、取り締まりのつけようもありませんよ」
「なんですって。それは本当の話ですか」
「ええ、何でも僕の前の時間に、一時間つぶしてやったらしいです。
 生徒達が云うには、先生は教壇の上から云われたのでなく、『僕達が協議したい』と云ったら、先生が『それなら自分は教師としてでなく、諸君の先輩として相談にあずかろう』と云って、教壇を下りてこられましたと云うんです」
「誰がやってるかは解っているというのに、何故学園長はそんな連中の授業を差し止めないのだろう」
「ううん、ならこういうのはどうですかね」と一人が急に小さな声をした。
その途端に、所用でと或る先生を待つため、そっぽを向いたままで部屋の隅の椅子に掛けていたのどかさんが、そうっと顔をその仲間の方に向けかけた。
誰かが、ささやくような声で、「アンテナ、アンテナ」と云った。
それっきり仲間の話は途絶えて、外の廊下をばたばたと走る足音が、タバコの煙で黄ばんだ職員室の天井に、不気味な木霊を返した。



翌朝、お腹の加減が悪いのでトイレに引き篭もった後、学園に出かけて行ったら、尻の穴がひりひりした。
玄関から職員室に行く間の壁際や、廊下の曲がり角に、あまり見慣れない風貌の男達が佇んでいて、その前を通る人の顔をじろじろと見送った。
職員室の入り口の真正面にタカミチが立っていたから、会釈をしかけたのだけれど、向こうでは急に知らない顔をしてそっぽを向いてしまう。
考えてみると、タカミチは策動派の一人なのである。
段々物騒な事になってきたと思いながら、自分の席に着いて一休みしていると、瀬流彦先生が「伊集院先生が殴られたのをご存じですか」と話しかけてきた。
僕がびっくりする顔を見て、彼は話し続けた。
116名無しかわいいよ名無し:2006/06/13(火) 16:38:45 ID:c42XVQ/7
「伊集院さんが僕達と話しているところへ女生徒が入ってきて、校友を一人紹介したいと云うから、伊集院さんがでかけて行ったんですよ。
 行かなきゃよかったんですけどね」
「まぁ立場上、行かないという訳にもいかなかったでしょう」と話の仲間に入ってきた別の一人が云った。
「新館で会ってみると、いきなりその校友が、『我々のやっている運動に反対するとは許し難い、今後は我々の邪魔になるような言動をしないと云う誓約書を書け』と云うのだそうです。
 そういうと同時に、暫く席を外していたさっきの女生徒が、忽ち硯箱と用紙とを掲げてそこに現れたそうです」
「面白そうな話ですね」
「面白くなんかないですよ。
 それで伊集院さんが断ったところが、初めは日本刀を持ち出して構えてきたそうですが、結局、胸ぐらをつかんで殴ってきたらしいんです」
「伊集院さんはどうしたんですか」と僕が話に腹を立てて尋ねた。
「伊集院さんはあの通り人のできた方ですから、なにもしなかったそうですよ。
 殴られたところをハンカチで拭いて、平気な顔をして帰ってきました。
 殴られたといって笑っているんだけれど、聞かされた僕達の方が憤慨してしまいました」
「その女生徒というのは何者ですか」
「それが、学園長の親族なんだそうです。馬鹿げた話ですよ」
「ネギ先生、あなたも用心しないと今に襲われますよ」と別の一人がいった。

気が付いてみたら、今日も所用とやらで職員室に入り込んでいたのどかさんが、向こうの椅子に掛けたままアホ毛を立てて、アンテナを張っていた。
僕達の話を無理に聞かないような顔をして、時々超然と天井を眺めている。



次第に旗色が悪くなってきた。
四十幾人の教員達が、長年食べ慣れた給食の配給を止められる事になった。
更には昼食時の脱糞までをも強要された教員達が、腹を立てて集会した。

畳が無暗に敷いてあって、部屋だか廊下だか解らない所を通っていったら、突き当たりに垂れているカーテンの裏の、がらんとした板敷きの部屋に、先生方が腰を掛けていた。
大きな部屋の真ん中にガスストーブを一つ据えて、その周りに四十人ばかりの先生が、面白くない顔をして着席した。
ストーブに一番近い席でも2メートル以上離れている。
寒っぽくて、足が冷え込んで、ひとりでに体が竦んでしまう。

時々、カーテンの裏に人の佇む物音がした。
その度に、立って話している人は言葉を切り、皆の目は一斉に入り口の方に注がれた。
色んな意見が唱えられるけれども、皆捉え所のない憤りに駆られて、場の雰囲気が物騒になるばかりだった。

外が変にうるさく、また水音もするので、立ち上がって見たら、窓の直ぐ傍に便所が備えられていた。
生徒達が用を足す度、水が流されてにわかに騒がしくなる。

「綾瀬夕映とは何者です。単なる学内の一生徒じゃありませんか。
 その一生徒が我々教員の昼食を束縛し、のみならず、学園長に取り入り、策謀教員及び生徒と通牒して、遂に学園全体を扇動するに至ったのです」
喉に湿布を巻いた先生が、絞め殺される様な声を絞って叫んだら、急に回りがざわめいてきた。
「綾瀬夕映は」と、湿布を巻いた先生が再び口を開けた。
「自分の部屋に、スカトロ原理主義過激派の面々を呼び入れて、その前で我々に対して、脅迫に類する応対をしました。
 我々に向かって、食糞して貰わなければならない、と云うのです。
 給食は今後一切廃止する、代わって食糞・飲尿を義務づける、我々教員は脱糞して新鮮な糞を提供する義務がある」
「なんて事を言うのか」
新田先生がいきり立って、絶叫紛いの声を張り上げた。
外の便所で一斉に水が流されて、しばらくの間、お互いの声が聞き取れなかった。
117名無しかわいいよ名無し:2006/06/14(水) 01:24:20 ID:Kp6jT44O